ほとんどのボスが弱いFF5において、ギルガメは最も考察しがいのあるモンスター。第二世界終盤という攻略状況、何度も戦える特殊性、1度のチャレンジで81910ギルもの報酬と、面白い条件が揃っている。
ギルガメ戦の基本事項
ギルガメのステータス
種族 | アンデッド |
---|---|
弱点 | 冷 |
吸収 | 炎、雷、毒、地、風、水 |
無効 | 聖 |
Lv | 57 |
HP | 32768 |
攻撃力 | 115 |
防御力 | 40 |
魔法防御 | 55 |
連戦が基本
ギルガメは、その他のボスとは違い、一度倒せば良いというわけではない。ギルガメ出現スポットを歩行する限り、何度でもエンカウントするので、複数回の戦闘を想定しておく必要がある。
ギルガメ出現スポットは、12~13マス程度あり、エンカウント率の体感が40~70%なので、5回以上の戦闘は覚悟しておくべきだろう。
また、ギルガメのエンカウント判定は、ギルを拾った瞬間にあるので、1度のチャレンジで12~13回のエンカウント判定がされることになる。
例えば、10240ギル拾った後に、引き返しても、全くエンカウントはしない。さらに、ギルガメが出現する部屋の扉より外に出ると、再び10ギルからやり直しになる。
カウンター
ギルガメが強く感じているプレーヤーは、とにかく攻撃の手を休めない人が多い。ギルガメは、攻撃に対してカウンターでダメージを与えてくるので、丁寧に攻撃していきたい。
弱点を突いた強力な攻撃をした後にパーティーの状態を見ながら、次の攻撃をする。また、回復が必要なら、回復と攻撃を同時にするのではなく、回復してパーティーの状態が整ったら攻撃が基本。
ゴーレムやブリザガが揃っている場合、ギルガメは大して強くないので、攻撃と回復にメリハリをつけてみよう。これで、ほとんどのプレーヤーが攻略できるはずだ。
隊列は後列
正攻法で倒す場合、ギルガメに有効な攻撃手段は、ブリザガもしくはレクイエムになるので、パーティー全員が後列で戦闘に臨むのが理想。
パーティー全員が後列状態でゴーレムを使えば、驚くほど弱体化する。
ギルガメに有効な攻撃手段と回復
ブリザガ
ギルガメが眠るギルの洞窟は、バル城に到達した段階から行ける。しかし、ギルガメに対して最も有効な攻撃手段であるブリザガが手に入るのは、ムーアの村に到達してからだ。
そのため、正攻法で倒すなら、第二世界クリア目前までストーリーを進めるべきだろう。ただし、氷のロッドの数に余裕があるなら、ムーア到達前にブリザガを連発することも可能。
しかし、氷のロッドの場合、リフレクを利用したデルタアタックが使えず、両手持ちで2本装備しなければ、属性強化状態にはならない。更に、連続魔の対象にもならないので効率で劣る。
氷のロッド
氷のロッドには、冷気属性の攻撃を約1.5倍にする効果がある。氷のロッドを装備したブリザガとそうでないブリザガでは、ダメージに大きな差が出てくるので、ぜひ用意しておきたい。
レクイエム
レクイエムは、属性強化なしのガ系と同等のダメージ倍率を誇る攻撃手段なので、アンデッドの対ギルガメにおいては、十分なダメージソースになる。
黒魔法と同様に魔力依存の攻撃なので、召喚士もしくは、召喚士マスターを継承したすっぴんのレクイエムが最も強力。また、召喚Lv5のアビリティをセットした状態でも同様の威力のレクイエムを放てる。
ブリザガではなく、レクイエムを使う意味は、消費MPだろう。ギルガメは連戦になるので、レベルが低いうちは、少しでもMP消費を抑えたい。
アイスブランド+フレイムタンの魔法剣「ブリザガ」乱れ撃ち
こちらは、ある程度レベルが必要な攻撃手段だが、1度の攻撃でかなりのダメージを奪える方法。通常攻撃に対しても、乱れ撃ちに対しても、カウンターの回数は同じなので、まとめてダメージを与えられる手段が有効。
格闘+リボンの剣の舞
踊り子もしくは、すっぴんで可能な戦法。1発のダメージ倍率ではFF5で最高クラスの戦法で、ある程度のレベルがあれば、かなりのダメージになる。
アイスブランドを両手持ちして剣の舞を使ったダメージがカンストするようなら、素手による剣の舞に切り替えた方がよい。逆に、レベルが低いうちは、アイスブランドを両手持ちした剣の舞の方が強いかもしれない。
踊り子に格闘をセットする場合、前衛かつ低HPで、耐久力に不安が残る。
Lv57のゴブリンパンチ
ゴブリンパンチは、敵とのレベル差で威力が変化する特徴がある。相手と同レベルで放った場合にダメージが激増し、ギルガメと同じLv57で放つと、軽く9999ダメージを出せる。
この段階で最もダメージを出せる装備は、ブラッドソード+エクスカリパー。更に、力だすき、リボン、パワーリストになる。
アビリティの格闘もしくは、モンクのマスターを継承した「すっぴん」が上記の装備でゴブリンパンチを放てば、9999に達する。
また、グレートソード×2や備前長船×2などの市販品を利用しても9999ダメージを期待できるので、レベルを揃えて、パーティー全体で後列からゴブリンパンチを放つ戦法もありといえばアリ。
幸い、ギルガメはEXPがゼロなので、ギル稼ぎのために何度も戦う必要があるなどの明確な目的があれば、この戦法で繰り返してみるのもよい。
リフレクトリング
ギルガメ相手に最も効率的にダメージを与えられる方法が、ブリザガのデルタアタックを連続魔で放つ方法。1度の攻撃で最大で19998を奪える方法で、ブリザガでカンストを狙えるなら、攻撃役は2人いればよいことになる。
デルタアタックを使うためには、全員をリフレク状態にする必要があるので、手間を考えるとカーバンクルかリフレクトリングになる。
連戦の必要があるギルガメ戦では、いちいちカーバンクルを使うのが面倒なので、リフレクトリングを用意しておくべきだろう。
リフレクトリングは、バリアの塔に出現するリフレクドナイトのドロップか、エクスデス城に出現するリフレクドメイジのレア盗むで入手可能。また、カーバンクルからも通常盗むで1個手に入る。
リフレクトリングを装備すると回復手段が気になるところだが、戦闘中は青魔法のホワイトウインドで回復できるし、移動中は普通にケアルガで回復可能。
ゴーレム
強いパーティーには必要ないが、比較的、低いレベルで倒すなら、ゴーレムがあると心強い。後列かつ防御重視の装備なら、かなりゴーレムの盾を維持できる。
ちなみに、フレイムシールドorアイスシールド、源氏の兜、ボーンメイル、源氏の小手なら、後列状態で350~400程度まで、ダメージを抑えられる。ボーンメイルを装備しても、ホワイトウインドなら普通に回復可能。
レビテト
ギルガメは、ファイナルアタックで地震を放ってくるので、レビテトは必須。アンダグランダ程度の地震とは違い、パーティー全体に4000程度のダメージを与えてくる。
金の髪飾り
バリアの塔の宝箱から1個入手可能だが、MP消費を半減する効果があるので、ブリザガ役に装備させておくと地味に役立つ。
連続魔
連続魔によって飛躍的に撃破スピードが速まる。ABP999を稼ぐ必要はあるが、バル城地下の石像でABP稼ぎができるので、習得が無理というわけでもない。
また、連続魔でも黒魔法でもカウンターの回数は同じなので、総被ダメージが減少する。
かばう+まもり
ギルガメは、カウンター、通常攻撃も含め、物理攻撃しかしないので、「かばう+まもり」戦法が使える。
すっぴんがモンクのアビリティを継承(カウンター)している場合、守り状態がカウンターにより解除されてしまうので、ナイトを1人用意するのがよい。
この方法で、スリップダメージを除く、全ての攻撃を防げるので殴り放題だが注意点として、守りを使うキャラの直前のキャラは攻撃しないようにしよう。
守りを使うキャラのATBゲージが貯まった状態で、直前のキャラがギルガメを攻撃し、カウンターをもらってしまうと、守り担当のキャラがコマンド待機状態になるため、その瞬間のみ守りは発動しない。
また、亀の甲羅のステータス異常を防ぐため、ボーンメイルもしくは、リボンが必要。ボーンメイルを装備する場合、戦闘中の回復が難しくなるので、注意しておきたい。
分身
忍者のアビリティである分身は、かなり有効な戦法。例えば、ブリザガ担当のキャラを1人用意し、残りは延々と分身を使い続けた場合、ほとんどダメージを受けないで倒せる。
最初のターンは分身を張る必要があるため、攻撃役にも分身をセットしておき、4人が分身状態になってから攻撃を始めるとよいだろう。
攻撃役に分身をセットすることを考えると、ブリザガやレクイエムで攻撃するのがおすすめ。
ホワイトウインド
ボーンメイルやリフレクを無視できる有効な回復手段なので、ギルガメ戦では役立つ。第一世界でラーニングしていない場合、エクスデス城に出現するアレイジを操ると、簡単に覚えられる。
融合
攻撃手段にブリザガを採用する場合はMP消費が非常に激しい。ギル稼ぎをする場合などは、エーテルもすぐに尽きてしまい、都度エーテルを購入していたのでは、面倒だし、そもそもギル稼ぎの意味がない。
そのため、MPを回復する際には、扉の外に一度出て、アンダグランダ戦を利用し、融合で回復する。
ギルガメ攻略の目標レベル
ギルガメを倒すだけなら、上で紹介した分身+レクイエムの戦法で、どんなにレベルが低くても倒せる。しかし、連戦する必要があったり、ギル稼ぎスポットとしての有用性が高いので、効率を突き詰めたい。
撃破効率を考える上でのポイントは、ブリザガのデルタアタックのダメージだ。理想は、ブリザガ4発で倒せる8192ダメージ以上。
召喚士に「氷のロッド/司祭の帽子/光のローブ/リフレクトリング」を装備させ、アビリティの黒魔法Lv5以上をセットした場合、Lv40程度から8192ダメージに達することができるようになる。
「ブリザガ」デルタアタックのダメージ推移
Lv15 | 3000ダメージ程度 |
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Lv20 | 4600ダメージ程度 |
Lv25 | 6000ダメージ程度 |
Lv30 | 6000ダメージ程度 |
Lv40 | 7800~8400ダメージ程度 |
Lv50 | 9200~9600ダメージ程度 |
※ 条件「氷のロッド/司祭の帽子/光のローブ/リフレクトリング」、「召喚士に黒魔法Lv5」。試行回数が少ないので、ダメージに多少の誤差あり。
2人をLv40程度にするのは簡単
パーティーのレベルを上げるのが面倒かと思うかもしれないが、封印城クーザーのシールドドラゴンを利用すれば、簡単にレベルアップが可能。
シールドドラゴンは、ヒュプノクラウンを装備した操るで簡単に倒せる。また、ブリザガ役のレベルが高ければよいので、面倒なら2~3人戦闘不能にして、1~2人のみのレベル上げをする方法もある。
ABP稼ぎが必要なら、バル城地下の石像を利用するとよいだろう。
ギルの洞窟のギル稼ぎの効率
第二世界まで限定なら、間違いなく、この時点で1番の効率を誇る。しかし、第三世界のフェニックスの塔に出現するチャムキュビアのリフレクトリングを盗む方法と比べた場合、どちらが上かは微妙。