FF5のジョブである吟遊詩人のアビリティ「うたう」の効果や入手場所です。愛の歌やレクイエムが予想以上に役立ち、愛の歌は、なんとあのオメガにも効いてしまいます。レクイエムも対ギルガメに効果的な戦法として確立されています。
FF5「うたう」について
「うたう」は、吟遊詩人のアビリティです。吟遊詩人のジョブは、第一世界のクレセント周辺にある森にいる黒チョコボから手に入れることができます。
歌うは、MP消費なしのアビリティで、覚えた歌によって様々な効果をもたらします。歌は、各地にいる吟遊詩人から教えてもらったり、色々な場所で手に入ります。
歌うには、大きく分けて、2つのタイプがあります。ひとつが戦闘中、歌い続けて、少しずつ効果を高めていくもの。もうひとつが、魔法と同じようにターン毎に使えるものの2種類です。
前者は、戦闘中、行動不能になってしまうので、どちらかといえば後者のタイプの歌うの有用性が高いです。ちなみに、レクイエムも愛の歌も後者に該当します。
「うたう」効果と入手場所一覧
うたう | 入手場所 | 効果 |
---|---|---|
体力の歌 | クレセントの吟遊詩人と会話(第一世界~) | 味方全体にリジェネ |
愛の歌 | イストリーの吟遊詩人と会話(第一世界) | 敵全体にストップ |
誘惑の歌 | リックスで元バッツの家のオルゴールを聴き 吟遊詩人と会話(第一世界) | 敵全体にコンフュ |
レクイエム | ケルブの北門右で踊り狂うウェアウルフと 会話(第二世界~) | アンデッドに大ダメージ+ スリップ(敵全体) |
素早さの歌 | サーゲイトのゼザの部屋の日記を調べる (第二世界~) | 歌い続け味方全体の 素早さを上昇 |
魔力の歌 | 古代図書館の屋上の学者と会話 (第三世界、BHに飲み込まれるまで) | 歌い続け味方全体の 魔力を上昇 |
力の歌 | クレセントでピアノを弾き吟遊詩人と会話 (第三世界) | 歌い続け味方全体の 力を上昇 |
英雄の歌 | クレセントでピアノを弾き吟遊詩人と会話 (第三世界、要ピアノマスター) | 歌い続け味方全体の Lvを上昇 |
おすすめの歌うと入手方法の補足
体力の歌
味方全体にリジェネをかけた上で、次のターンから自由に行動できるので、意外に有能。歌うのアビリティをセットして、他にやることがないならとりあえず歌っておくのもよいだろう。
愛の歌
FF5の歌の中で1、2を争うほど有用。敵全体にストップという強力な効果で、意外なほど効き目のある敵が多い。
第一世界でいえば、ラムウやピュロボロスが該当し、2キャラほど愛の聖歌隊を作っておくと、全く攻撃が被弾しない状態を継続できる。
もちろん、ピュロボロスの面倒なFA「アレイズ」を無効化できる。また、ラムウの場合、愛の歌で倒すと倒したことにならない点は注意。
しかし、この特性を利用した上で、SFC版でラムウ99個にチャレンジしたりもできる。ラムウは経験値なしABP3なので、低レベル時のABP上げにも使える。
さらに、愛の歌はオメガにも効いてしまう。素早さの関係か?効果時間は短いが、戦略に組み込んでみるのもよいだろう。
オメガに愛の歌が通るという設定は意外に気に入っている。古代ロンカ文明の英知を結集させて完成したオメガだが、最恐の機神にもなると、人間の愛すら理解できるということなのか…深い、深すぎる。
最近、流行っている言葉のシンギュラリティ(技術的特異点)とは、まさにこのことではないだろうか?個人的には、文化的特異点の方が好きなのだが。
誘惑の歌
リックスで「思い出のオルゴール」を聴いた後に、吟遊詩人と会話すると手に入る。誘惑とは、郷愁、ホームシックの魔力のことを指しているのか?
確かに、リックスのBGMである「遥かなる故郷」には、そこにずっと留まっていたくなる魔力がある。
肝心の効果だが、敵全体にコンフュの効果があるので、そこまで確実性は高くないが、ハメ技として使える可能性もあろうだろう。
レクイエム
愛の歌と並ぶ、FF5の中の超優良メロディ。アンデッドに大ダメージ+スリップを与える効果があり、そのダメージ倍率が桁違い。
属性強化していない状態のガ系単発以上の火力を敵全体に出せる超威力で、対アンデッドに対しては、弱点属性、もしくはホーリー、属性強化したガ系単発などに次ぐダメージを叩き出せる。
特に対ギルガメにおいては、絶大な効果を発揮し、氷のロッドを装備しない状態のブリザガ以上のダメージをMP消費なしで叩き出せる。攻撃手段に乏しい第二世界では、かなり心強い。
第三世界では、再生機能のある厄介なボスである大海溝の「だんご三兄弟(トライトン&ネレゲイド&フォーボス)」に有効。
ちなみに、レクイエムのダメージは魔力依存なので、ブラッドソードやリボン、黒のローブを組み合わせると、かなりのダメージアップが可能。ただし、対アンデッドなのでブラッドソードでの攻撃には注意。
英雄の歌
英雄の歌を手に入れるためには、事前にピアノマスターになっている必要がある。ピアノマスターは、世界中のピアノを一度でも弾いた状態でなれる。
ピアノの在り処は、トゥール、カーウェン、カルナック、クレセント、ジャコール、ルゴル(隠し通路先)、ムーア、蜃気楼の町に、それぞれ設置されている。
いずれもエクスデスのブラックホールの被害は、受けない町なので、第三世界に入れば、いつでも入手可能。
古代図書館のテレポバグで愛の歌と誘惑の歌を入手
FF5には、第三世界のギードの祠で迷言を聞いた後にエクスデスに吹き飛ばされるという演出があります。その際に、たどり着く場所が、大賢者ギードが夢に描きつつも結局は発見できなかった古代図書館です。
その古代図書館内でテレポを使うと、なぜか先程のギードの祠の入口に飛ばされてしまいます。この仕様を利用して、本来は第三世界で行けない、リックスやイストリーに行ってしまおうというバグです。
愛の歌や誘惑の歌を取り逃したことがないので、自分では確認していませんが、情報によると取得可能なようです。また、ウォルスの配水塔でシヴァを取り逃している場合も取得可能です。
ちなみに、テレポでギードの祠に戻った後は、チョコボで蜃気楼の村まで行き、黒チョコボ入手。そして、黒チョコボでバル城に行き、ガラフの世界の飛竜入手と行動範囲を広げられます。
飛空艇については、本来であれば、バッツの世界からガラフの世界に行くためのワープゾーンがあった、バハムー島(バハムートの背中)にあるはずですが、消滅しています。
そのため、ストーリーどおり、ピラミッドクリア後でなければ手に入りません。ちなみに、このテレポバグを使えば、最初の石板を孤島の神殿にしたり、なかなか面白いです。
おまけ バグの副産物(ドルガン・クラウザーの故郷…)
テレポバグの副産物といいましょうか、ガラフの世界のルゴルとバッツの世界のリックスは、非常に近い位置に存在することが、わかりやすいかたちで確認可能です。
バッツの父、ドルガン・クラウザーは、ガラフの世界の人間ですが、出身はルゴルです。そんなドルガンがエクスデス監視のために残ったバッツの世界で行き着いた先がリックスのようです。
バッツの世界にあったエクスデス封印の地は、リックスから微妙に離れているので、単純に封印の地から近いという理由でリックスのたどり着いたわけではないようです。
個人的には、かつてひとつだった世界で近しい位置にあったリックスやルゴル周辺で培われた風土に、自身の故郷を想い、リックスにある種の郷愁を感じ取ったのかもしれません。もしそうなら、かなりロマンチックですね。