シャイニングフォース外伝、外伝2、ファイナルコンフリクトの転職のタイミングとレベル上げ。SF1は、レベル上げの楽しさを教えてくれた記念すべき作品。
転職のタイミング
基本的にはLv10で転職
ゲームギアの外伝作品は、初代SFと同様、難易度が高くないので、最も早いタイミングであるLv10で転職を行ってしまっても問題ない。
むしろ、リターンによるレベル上げをしないプレーヤーの場合、多くのキャラに該当する転職後Lv1~Lv5の成長期の恩恵をいち早く受けた方がスムーズに攻略できる。
転職を引き延ばすと中盤が辛くなる可能性があり、丁度、中盤に転職後の職業しか装備できない武器が販売され始めるからだ。
そのため、中盤に登場する強力な武器の恩恵を受けるためにも、転職は早い方がよい。特に武器依存傾向が強い、主人公や弓兵は転職が早い方が活躍する事が多い。
能力を限界まで高めたい場合はLv20で転職
各キャラの能力を限界まで高めたい、じっくり派のプレーヤーは、Lv20で転職した方が当然、キャラは強くなる。
しかし、レべル10で転職した場合とレベル20で転職した場合の能力差は、各能力数ポイント程度に落ち着く場合が多い。
本当に能力を限界まで高めたいなら、レベルアップ時の能力吟味が必須。また、外伝2とFCは、転職後レベル21以降の能力上限が設定されているため、レベル10で転職しようが、レベル20で転職しようが、吟味なしの場合、最終的な能力値は同じになる。
転職しても能力は下がらない
初代のSF1では、転職時に各能力約1割程度能力が減少する。しかし、以降の作品では撤廃されたようで、転職のデメリットは一切なくなった。
魔法習得速度
SF1では、転職前と転職後のレベルアップの回数が魔法習得に関係した。そのため、転職を遅れさせる事で、通常攻略よりも早いタイミングでの魔法習得が可能だった。
しかし、ゲームギアの外伝作品では、魔法習得はレベル値で固定されているため、転職を引き延ばしても魔法習得が早くなる事はない。
また、外伝1のみ転職をレベル11以降に引き延ばす事で、魔法を重複して習得するというバグがあった。(バグによる悪影響はなし)
レベル上げの際の注意点
経験値の入り方
SFシリーズの経験値の入り方は、各敵に設定された経験値上限Lvよりも、敵を倒したキャラのレベルが低ければ低いほど、経験値を多く入手できる仕組み。経験値の上限は50。
また、敵を撃破できなかった時の経験値は、上記の経験値上限Lvとの差に加え、敵の最大HPを100%とし、HPを減少させた%が大きいほど経験値が多くなる。つまり、最大HPの低い敵の方が未撃破時の経験値は高くなりやすい。
ヒールやオーラを使えるキャラは、ヒールやオーラを使用する事でも経験値を獲得可能。特にオーラは1度に複数キャラを回復できるので、回復魔法での最大経験値25を得やすい。
ヒールの場合は、瀕死状態の味方を回復させた方が経験値は多くなる。ちなみに、ヒール、オーラ共にHPが減っていないキャラに使用しても最低9~10程度の経験値は入る。
また、モンクや僧侶などの回復魔法を使用できるキャラは、薬草や「回復の実」、「恵みの雨」を使用する事でも、その他のキャラより多くの経験値が獲得できる。
「白のリング」のオーラ2も、モンクや僧侶とそれ以外のキャラでは、経験値の入り方が違う。
このように、幻想水滸伝やFEシリーズをはじめとしたS・RPGによくあるタイプの経験値システムを採用しているが、その他のゲームとは違う点がひとつある。
それが、転職前Lv11~Lv20と転職後Lv1~Lv10の経験値の入り方が一緒という点。具体的には、転職前Lv13なら転職後Lv3と同様、転職前Lv17なら転職後Lv7と同様という感じだ。
このことからわかるのが、例えば、転職前Lv17までまともに経験値が入る敵が相手の場合、その時点で転職すれば転職後Lv7までいっきにレベル上げが可能という点。
このテクニックを駆使すれば、転職前Lv15くらいまで経験値が入る敵が出現する中盤に、いっきに戦力強化が可能。
ちなみに、SF1のタオはこのテクニックを使ってバストーク採石場のマスターメイジを相手にレベルを上げれば、ブレイズ4の早期習得も相まって、鬼のように強くなった。
転職後Lv21以降のレベル上げ
外伝1と外伝2/FCで、転職後Lv21以降のレベル上げの意義が大きく違う。まず、外伝1の場合、成長力は鈍化するが、各キャラ少しずつ強くなっていく。
また、一部バリーのように上昇能力が固定化されるキャラもいて、レベルを上げれば上げる程、強力なキャラに成長する。
さらに、フレーベルや強化バズーなど、取得経験値上限レベルが転職後Lv95の敵が複数存在するため、非常にレベルを上げやすい。
一方、外伝2とFCは、下で説明している転職後Lv21以降の能力上限により、ほとんど意味がない。
また、成長パターンも、転職後Lv21以降はほとんど能力上昇は見られなくなり、各キャラによって転職後Lv50以降や転職後Lv80以降に少しずつ成長し始める。
加えて、外伝2では取得経験値上限レベルが転職後50以上の敵はイオム(本体)のみと非常にレベル上げがしにくくなった。
そのため、外伝2やFCでは、転職後Lv21以降の育成はコンフィグモードの「レベル選択」を使用する場合に限定されているといっても過言ではないだろう。
ちなみに、外伝作品(FCは未確認)では、能力値の上限が引き上げられ、例えば、攻撃力は99以上になると??表示に固定されるが内部値はしっかりと上がっている。
確か、SF2の攻撃力の最大値は200だったはず。外伝1のバリーについては、「139+26(必殺の剣)」で150以上の値になるまでは確認。
【外伝2/FC】転職後Lv21以降の能力上限
レベル上げをする場合に注意したいのが、外伝2とFCに設定されている、転職後Lv21以降の各能力の上限値。
外伝2とFCでは、この上限値のせいで、Lv99時の最終能力値は固定化される。そのため、レベル10で転職しようが、レベル20で転職しようが最終的な能力値は同じになる。
ただし、ひとつ例外があり、初期加入時に転職前のキャラのみ(外伝2ムサシも含む)、転職前Lv1~転職後Lv20の間に、能力の吟味をしっかりとすれば、上記で説明した上限値を超えて成長する。
一例を出すと、外伝2のグラハムは「レベル選択」でLv99にした場合と比べ、吟味ありで転職後Lv20(Lv20転職)にした方が、攻撃力の値がかなり高くなる。
ちなみに、コンフィグモードの「レベル選択」による能力吟味でも限界値を超えるかは不明。私が試したのは、外伝2でゲーム中のレベルアップ時に吟味して限界値を超える事を確認。
外伝2各キャラ転職後Lv21以降の上限値
キャラ名 | HP | MP | 攻撃力 | 防御力 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
シュウ | 90 | 50 | 60 | 65 | 30 |
ナターシャ | 72 | 90 | 45 | 55 | 40 |
アーロン | 70 | 0 | 65 | 70 | 30 |
クレイド | 81 | 0 | 60 | 60 | 32 |
アンジェラ | 77 | 0 | 63 | 60 | 30 |
ビル | 70 | 60 | 63 | 60 | 35 |
セイン | 65 | 90 | 48 | 55 | 40 |
グラハム | 80 | 0 | 60 | 60 | 35 |
チェスター | 80 | 0 | 62 | 60 | 32 |
マリアン | 70 | 75 | 52 | 57 | 32 |
サラ | 65 | 90 | 50 | 55 | 38 |
ランドルフ | 79 | 0 | 62 | 60 | 31 |
バリー | 80 | 0 | 63 | 60 | 31 |
ガメス | 70 | 0 | 64 | 73 | 30 |
ムサシ | 70 | 0 | 55 | 70 | 28 |
ハンゾウ | 70 | 65 | 60 | 70 | 28 |
テディ | 85 | 0 | 95 | 70 | 30 |
ニック | 77 | 45 | 57 | 63 | 31 |
FC各キャラ転職後Lv21以降の上限値
キャラ名 | HP | MP | 攻撃力 | 防御力 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
イアン | 88 | 60 | 60 | 62 | 30 |
ミード | 78 | 0 | 63 | 60 | 30 |
ペイジ | 70 | 0 | 65 | 70 | 29 |
ハウエル | 72 | 88 | 46 | 55 | 40 |
ナックル | 70 | 60 | 63 | 60 | 35 |
ソネット | 80 | 0 | 60 | 60 | 33 |
シンシア | 65 | 90 | 49 | 56 | 39 |
ルブラン | 78 | 60 | 62 | 60 | 38 |
キッド | 80 | 0 | 63 | 59 | 31 |
シルビア | 81 | 0 | 60 | 60 | 32 |
ジュリア | 82 | 0 | 61 | 58 | 30 |
エリック | 84 | 0 | 62 | 60 | 30 |
ミント | 70 | 94 | 50 | 56 | 37 |
モートン | 73 | 58 | 70 | 59 | 34 |
サスケ | 70 | 70 | 60 | 62 | 35 |
リディオン | 69 | 0 | 64 | 73 | 30 |
コジロウ | 82 | 0 | 61 | 65 | 30 |
マックス | 86 | 60 | 62 | 60 | 32 |
【外伝共通】能力の吟味
各キャラの能力を最大限に高くしたいなら、レベルアップ時の能力吟味が必須。
能力の吟味は、特に難しい事をするわけではなく、レベルアップ直前のキャラで中断し、高い能力が出るまでリセットを繰り返すというもの。
ちなみに、SF1で設定されてたレベル毎の各能力値のキャップ(能力上限値)が撤廃された事により、外伝作品、SF2では、吟味による最終的な能力上昇が顕著。(SF1では吟味しようがしまいが転職後Lv20時点の能力値は似たり寄ったりだった)
また、エミュレーターでも使っていない限り意味のない情報だが、外伝1と外伝2/FCの乱数の進み方は微妙に違い、外伝1は中断後にロードしない限り、乱数は進まなかった。
一方、外伝2とFCは単純に時間経過で乱数が進み、SFC時代のドラクエやFFと一緒。ただし、必殺判定や命中判定、回避判定に使われる乱数は時間経過では進まなかった。
更に、外伝2のFCのコンフィグモードの「レベル選択」では、時間経過による乱数の進みが鈍い印象を受ける。カーソル移動も併用すると進みやすい?
【外伝2/FC】ステータスアップアイテム使用時の注意点
外伝2とFCでは、上に書いた通り、転職後Lv21以降の能力上限値が決められている。
そのため、能力上限値に達する前にステータスアップアイテムを使用してしまうと、無駄になってしまう。ただし、能力上限値を突き詰めようとしているプレーヤーに限る。
外伝2とFCでステータスアップアイテムを使用して能力を最大限に高めたい場合、能力の吟味を使用し、転職後Lv20の段階で、能力上限値を突破している能力もしくは、Lv99になってから使用するのがセオリー。