「ぜになげ」は、土のクリスタルとして入手できる侍のアビリティ。その威力を検証してみると、なぜ4番目のクリスタルに設定されているのかを納得。剣の舞、調合とチート級アビリティが揃うロンカの秘宝の中でも、確かな存在感を放つ。また、低レベル時はガードオファにも注目。
ぜになげの特徴
ぜになげの威力
「ぜになげ」のダメージは、Lv×150に基本ダメージ1500を加えると算出できる。物理攻撃や魔法攻撃と違い、ダメージにブレがなく、常に一定のようだ。
力や攻撃力によるダメージの変化もなく、唯一関係するのが敵の物理防御。敵の物理防御が1上がる毎に、150ダメージずつ減少する。
Lv1の時点で、属性強化したホーリーと同等の威力なので、「ぜになげ」がいかに高威力なのかがわかるだろう。
物防0 | 物防1 | 物防2 | 物防3 | |
---|---|---|---|---|
Lv1 | 1650 | 1500 | 1350 | 1200 |
Lv2 | 1800 | 1650 | 1500 | 1350 |
Lv3 | 1900 | 1800 | 1650 | 1500 |
Lv12 | 3300 | 3150 | 3000 | 2850 |
ぜになげのギル消費
「ぜになげ」のギル消費は、敵1体あたり、Lv×50ギルになる。仮に、Lv20のキャラが6体の敵に対して「ぜになげ」を使った場合、6000ギルを消費する事になる。
ぜになげの仕様
「ぜになげ」のダメージは敵の物理防御が高まるにつれて、低くなる。しかし、通常の物理攻撃とは少し違い、睡眠状態の敵に使っても状態異常が解除されないし、プロテスによるダメージ軽減もない。
かといってシェルによるダメージ軽減もなく、後列によるダメージ低下もしない。また、「ものまね」による発生時は、ものまねを使用したキャラのLvが参照され、消費ギルも同様。
ガードオファと相性抜群
通常プレイでは、イマイチ、パッとしない青魔法のガードオファ。敵の物理防御を半減させる効果があるが、FF5のボスで物理防御の高いモンスターは、魔法攻撃が有効だったりする事が多い。
そのため、あえてガードオファを使い、ガードを崩すという必要性が少ない。しかし、元々が高威力な「ぜになげ」の場合、それをする価値が大いにある。
敵の物理防御によっては、ガードオファを1回あてるだけで、数千ダメージの変化が見られる。また、「ぜになげ」は、レベルに応じて、消費ギルが高くなる仕様上、低レベル時に最も有用性が高まるアビリティといえる。
特に、レベル~30くらいまでの有用性が非常に高く、更にガードオファを組み合わせる事で、対象となる敵が増え、磨きがかかるだろう。
逆に、単体でHPの高いボスが多くなる第二世界終盤(エクスデス戦)くらいからは、その有用性に陰りが見え始める。
加えて、ガードオファの命中率は、敵とのレベル差によって決定すると思われるので、敵のLvが高くなる第三世界においては、中々あたらなくなる。
しかし、ガードオファと同じ効果があり、なおかつ必中の「亀の甲羅割り」の調合があるので、どうとでもなるが。
レベル別ぜになげ攻略
ピュロボロスVSレベル10のレナ
土のクリスタルを入手し、ようやく侍が解禁となった。「ぜになげ」戦法解禁の相手は、ピュロボロスがおすすめ。
ピュロボロスは、1度に6体相手にする必要があり、1体1体がFAでアレイズを使ってくる。通常攻略の場合、何らかの手段でFAを封じなければ厄介な相手だが、「ぜになげ」なら一瞬で終わる。
ピュロボロス1体につき500ギル×6の3000ギルの支払で、ご退場願える。物理防御がゼロなので、大ダメージを与えられ、完全にオーバーキル。
レベル10のレナのぜになげで、いきなり3000ダメージを叩き出し、鮮烈なデビューを飾る。この強烈な印象が、ヌルゲーマーたちに「あっ、これからは銭投げで、いいやっ!?」と思わせてしまう。
ちなみに、レベル41のバッツは7650ダメージを叩き出す(爆笑)
タイタンVSレベル10のレナ
タイタンは、ピュロボロスと違い、物理防御が10と少し硬い。そのため、今回はぜになげに加えて、ガードオファの出番。
レベル10のレナでは、ぜになげ1発で倒せないので、ガードオファを2回決める。すると低レベルのレナでも1撃で倒せるようになる。しめて500ギルなり。
ギルガメッシュ1VSレベル1のガラフ
まさに「ぜになげ」攻略の真骨頂のようなステージ。友を追いガラフの世界にワープしたバッツたちは、エクスデスに捕まってしまう。それを知ったガラフが単身エクスデス城に乗り込む場面。
レベル1ガラフの快進撃が見られ、レベル1にもかかわらず、ギルガメッシュ1に対して1500を超えるダメージを叩き出す。
このカウンター「撤退」が発動するまでの残HP設定といい、ぜになげのダメージといい、絶妙すぎる。何か、低レベルで第二世界に突入してしまったユーザーに対しての救済策のような気も?
しかも、レベル1なので50ギルという、初めてのお使いのお駄賃レベルの金額で撤退願える。50ギルの賄賂に満足するギルガメッシュという絵面は、想像すると、かなり面白い。
ギルガメッシュ2VSレベル10のレナ
エクスデス城のギルガメッシュとは違い、今回は意外に硬い。しかし、ここでもガードオファが有効なので、本気モードに入る前にガードオファを連続で当て、いっきにぜになげで片付ける。
ぜになげは一見すると物理攻撃だが、プロテスを貫通するので、健闘むなしくギルガメッシュは沈む。
また、ガードオファと「ぜになげ」の相性をよく確認できる戦闘。レベル10のレナの場合、そのままでは900程度のダメージになる。しかし、ガードオファ1回で1950ダメージ程度。2回で2550ダメージ程度と決まる度にダメージが跳ね上がっていく。
ティラザウルスVSレベル20のファリス
ギルガメッシュ2より、更に硬いモンスター。普通の「ぜになげ」だとイマイチ効果は薄いので、ガードオファで防御力を下げてやろう。
レベル20のファリスだと、ガードオファ1回で3000ダメージ程度を叩き出すので、2発も決めれば沈む。通常は、ファイラで丸焦げになるモンスターだが、たまに金の力に頼るのも新鮮だ。
飛竜草VSレベル1のガラフ
この戦闘も「ぜになげ」と非常に相性が良い。飛竜草、飛竜花共に物理防御が0なので、レベル1のガラフでも1650程度のダメージを狙える。
飛竜花復活の度に鮮やかな「ぜになげ」で再び倒れる、を繰り返していると、いずれ飛竜草のスタミナも尽きる。
レベル1のキャラ1人で完封できてしまい、あらためて「ぜになげ」の異常さを実感する。
アトモスVSレベル10のレナ
高HPに高耐性なので、低レベルで戦うと、意外に骨のあるモンスター。しかし、ガードオファと「ぜになげ」のコンビネーションなら、2回目のコメットまでには倒せるだろう。
ガードオファ役を高レベルにしてしまっているが、比較的、低レベルのパーティーであっても、ぜになげ役を2人、3人にしていけば、十分に2回目のコメットまでには倒せるはず。
クリスタル×4VSレベル10のレナ
クリスタル×4は、とにかく攻撃というようなプレーヤーにとっては、かなり強いボス。4体全員が発狂モードになった時の破壊力は凄まじいの一言で、かなりの高レベルでも全滅の可能性がある。
しかし、「ぜになげ」とガードオファの時間差戦法で低レベルでも華麗に倒せる。クリスタル×4で一番厄介なのが、防ぐ方法がないアクアブレスを放つ水のクリスタル(右)。
他は、ファイガとエアロガをリフレクで、ファイガをフレイムシールドor炎の指輪で、アースシェイカーをレビテトで防げる。
加えて、侍のダイヤ装備で、物理攻撃も大幅に軽減でき、ボーンメイルなら完全にシャットアウトできる。つまり、右のクリスタルさえ倒せれば、どんなに低レベルでも勝ちは確定する。
そのため、発狂モードぎりぎりまで、ぜになげでHPを削り、右のクリスタルのみにガードオファを使い、いっきに倒す。速やかに倒す必要があるので、ヘイスガも必要だろう。
ギルガメVSレベル10のレナ
忍者のアビリティである分身の状態さえ保てれば、全滅はない。低レベルの場合、通常はココからレクイエムで崩していく事になるが、ぜになげの場合、そのままでは倒せない。
レベル10のレナが満足にダメージを与える為には、最低3回以上ガードオファを決める必要があるので、亀の甲羅×毒消しの調合「亀の甲羅割り」でガードオファの代用をするのもおすすめ。
防御力を下げた後に、ゴーレムの残HPが最大かつ残りの3キャラが分身を使えば、カーソル記憶状態なら、決定ボタンの固定だけで倒せる。どんなに運が悪くとも、2回目のゴーレムが切れるまでには倒せる。
レベル10のレナが「ぜになげ」担当なので、消費ギルは大した事はないが、攻略後には大量のギルが手に入るので、全く問題ない。
カーバンクルVSレベル10のレナ
カーバンクルは、物理防御50と「ぜになげ」の天敵。しかし、ケアルラを使うターンは、別モンスターに入れ替わり、物理防御が低いので、レベル10のレナのぜになげでもダメージが通る。
また、ガードオファも有効で、リフレク状態の為、デルタアタックを使う必要はあるが、効き目はある。しかし、入れ替わった状態のカーバンクルに当てなければ意味はない。
と思ったが、入れ替わった時はリフレク状態ではないので、普通にガードオファを使うだけでOKだった。レベルも1なので、決まりやすいだろう。
この入れ替わってもガードオファ状態が維持するという設定は、なかなか面白い。
防御面は、ボーンメイル+リボン+調合のドラゴンシールド(エーテル×竜の牙)で、全ての攻撃を完封できる。バイオのスリップダメージは防げないが、バイオ吸収によるHP全回復があるので、余裕で耐えきれる。
戦法としては、コマンド待機状態にしておき、カーバンクルがケアルラを使ったターンだけ、ぜになげをしていれば、いずれ倒せる。
もっと簡単に倒したい場合は、ケアルラを使った瞬間にスリプルを決めれば、ぜになげでは睡眠は解除されないので永眠する。
しかしながら、ぜになげで睡眠が解除されないところを見ると、ぜになげのダメージは精神的なダメージなのか。つまり、賄賂による良心の呵責という説は意外にありえるのか?
こいつらに良心があるかは、甚だ疑問だが…。
エクスデスVSレベル20のファリス
レベル66とガードオファが当たりずらく、防御力もそこそこ高いので、「亀の甲羅割り」で代用すると良い。これを2発当ててやると、レベル20のファリスならスムーズにダメージを与えられる。
どれだけスピーディーに発狂モードを迎えられるかがポイントで、発狂モード後は、リフレクと分身でエクスデスの攻撃をシャットアウトできる。
低レベルの場合、ここら辺から「ぜになげ」戦法の意義が少しずつ失われてくる。
メリュジーヌVSレベル20のファリス
物理防御90という鉄壁お姉さん。レベル40のバッツですら、素の「ぜになげ」では0ダメージ。こんな相手にこそ、ガードオファ×ぜになげの有用性が証明できるのではないだろうか。
ストーカーVSレベル20のファリス
ブレイズによる反撃があるので、全体攻撃は御法度。と、思いきやスリプルが効きやすいので、眠りこける間に、ぜになげで倒せる。
まぁ、ぜになげが強烈というよりかは、スリプルの効果が異常という気もしなくはないが…。
ミノタウロス、全てを知る者
いずれも物理防御は低いので、ミノタウロスは分身と「ぜになげ」で簡単に倒せる。全てを知る者もバーサク(力の杖)と分身と「ぜになげ」で脆くも崩れ去る。
だんご三兄弟VSレベル20のファリス
3体まとめて倒す必要があり、物理防御が悲しいほど低いので、まさに「ぜになげ」で倒すべき敵。第三世界のボスでは、最も「ぜになげ」が有効な相手ではないだろうか。