FF5の侍は固有アビリティの「ぜになげ」でプレーヤーに強烈な印象を植え付ける。彼のせいで、FF6のセッツァーに絶望した人も多かったとか?専用装備の刀は、それなりの確率でクリティカルを発生させるので強い。その効果音の中毒性にやられるプレーヤーは多数。
ナイト | モンク | シーフ | 白魔導士 | 黒魔導士 | 青魔導士 |
バーサーカー | 魔法剣士 | 時魔導士 | 召喚士 | 赤魔導士 | ものまねし |
魔獣使い | 風水士 | 忍者 | 狩人 | 吟遊詩人 | |
侍 | 竜騎士 | 踊り子 | 薬師 |
侍の詳細
侍の専用装備である刀は、一定確率でクリティカルを発生させる効果を持つ。クリティカルの発生率は、意外に高いので、パーティーの攻撃の要になるジョブだろう。
また、装備面では、ナイトのような重装備が可能で、ダイア装備が店に並ぶ頃には、かなりの鉄壁を誇るようになる。ステータスは、力と体力が高く、ナイトやモンクと似た物理アタッカータイプ。
固有アビリティの「ぜになげ」は、ライトユーザーからヘビーユーザーにまで広く知れ渡る。反則的な威力を持つ全体攻撃で、どう考えても消費ギルが少なすぎる。
当時は、侍の「ぜになげ」がピュロボロスに決まった瞬間に、「あっ、これでいいや!?」と、悪魔のささやきになびくプレーヤーも大多数いたとか?いないとか?
また、ジョブ特性として「しらはどり」が常時発動している状態になり、物理攻撃を一定確率で回避する。
最後に習得するアビリティである「いあいぬき」は、MP消費なしで敵全体に即死攻撃を放つ効果を持つが、習得に必要なABPが540で、それまでにも280ABPが必要のため、覚えるまでが大変。
効果そのものは、幅広いモンスターに効き目があり、なかなか使えるアビリティなのだが、やはり、4つめのクリスタルかつ、ジョブマスターに必要なABP820はキツイ。
ジョブマスターした時に「すっぴん/ものまねし」に継承される「しらはどり」には、命を助けられる事も多い。
侍のステータス
力 | +19 |
---|---|
素早さ | +2 |
体力 | +19 |
魔力 | -12 |
侍のアビリティ
みねうち(10ABP)
通常攻撃に麻痺の追加効果を上乗せして攻撃。麻痺の状態異常は、FF5の中では微妙な状態異常なので、それほど有用性は高くない。
また、「みねうち」は力や攻撃力依存の物理攻撃のようだが、混乱状態や「あやつる」状態を解除しない特徴がある。何となくイメージとしては理解でき、芸が細かい。
さらに、二刀流状態で「みねうち」をすると、エフェクトは1発目しか発生しないが、2発目で殴っても、混乱や操るが解除される事はない。
「みねうち」でも武器の追加効果はしっかりと発揮され、この部分は「ためる」よりは、優秀のようだ。
ぜになげ(30ABP)
侍の代名詞ともいえるアビリティ。ギルを払う事で、敵全体に強力な物理攻撃を加える。常軌を逸した破壊力で、Lv1のキャラであっても物理防御0の相手に1650ものダメージになる。
そこからレベルアップと共に+150ダメージの補正が入り、敵の物理防御×150ダメージが減少していく。基礎ダメージが非常に高いので、多少、物理防御が高いくらいの相手なら大ダメージを狙える。
また、物理防御の高い敵には効力が薄れるが、青魔法のガードオファや調合の亀の甲羅割りを利用すれば、物理防御を下げられるので、上手く組み合わせたい。
>> ぜになげの有効活用術
しはらどり(60ABP)
侍のジョブ特性でもあり、一定確率で敵の物理攻撃を受け止めて回避できるアビリティ。
常時発動しているので、思いがけない時に命を救われる事も多い。ただし、「しらはどり」は、アビリティとしてセットするというよりかは、侍のジョブマスターで、「すっぴん/ものまねし」に継承してこそ、有効活用できる。
かなたなそうび(180ABP)
刀の装備が可能かつ力が侍と同じになるアビリティ。他の〇〇装備のアビリティに比べて、少ないABPで習得できるのは良いが、有効活用できるジョブは少ない。
まず、侍のジョブを手に入れるタイミングでは、刀がそれほど輝く武器というわけではない。刀は、正宗や雨の叢雲が手に入る終盤に効果を発揮する装備で、アタッカーならその頃には、ひとつくらい力の高いジョブをマスターしているはずだ。
そうなると「すっぴん」の方が刀を有効活用できるので、あえて「かたなそうび」をセットする必要がない。
そのため、侍でABPを稼いだキャラが、忍者のジョブチェンジした場合などの限定的な使い方になる。
いあいぬき(540ABP)
一定時間、力を蓄えて、敵全体に即死攻撃をするアビリティ。MP消費なしの全体即死攻撃は、FF5において貴重な攻撃だが、発生までに時間がかかる点と、習得にかなりのABPが必要な点から、積極的に使われるようなアビリティではない。
個人的には、レベル上げの際に役立った感じで、第二世界のエクスデス城に出現するブルードラゴンやイエロードラゴン相手に使っていた。
また、ラストフロアでのABP稼ぎの時にも役立ち、キングベヒーモス、ベルフェゴール、ゴーキマイラ、ネクロマンサーなどに対して効果を発揮するので、第二階層にピッタリのアビリティ。
残念ながら第二階層に出現するムーバーには効果はないが、それでもかなりの短縮を図れるはず。
エルメスの靴や正宗、シーフやシーフをジョブマスターした「すっぴん/ものまねし」などを上手く組み合わせてやると、タメ時間も気にならなくなる。
他にも、バル城地下の石像に対しても有効。しかし、バル城に到達した時点で、侍のジョブマスターをしてるプレーヤーは少ないだろう。効率を考えると、2人から3人が「いあいぬき」を習得し、それなりに素早さの高いジョブが必要。
また、ストーリー攻略においては、ムーアの大森林のボスであるクリスタル戦で絶大な効力を発揮する。運が良ければ、1度に4体を仕留められる可能性もある。
ただし、これまたムーアの大森林までに侍をジョブマスターしているかどうかが問題になる。
侍と相性の良い他ジョブのアビリティ
両手持ち
侍の固有装備である刀は、一定確率でクリティカルが発生する。そのため、両手持ち状態でクリティカルが発生すれば、かなりの大ダメージを期待できる。
乱れ撃ち
乱れ撃ちの最中にも刀のクリティカル判定はあるので、その分だけ期待値は高くなる。乱数が偏った時には、割と4連続クリティカルなんかも発生したりする。
青魔法
青魔法のガードオファが「ぜになげ」と相性が良い。敵の物理防御を下げた状態で、「ぜになげ」を打ち込めるので、無理やり大ダメージを狙える。
ただし、パーティーに青魔法を使えるキャラがいればよいだけ。
格闘
侍は元々、物理アタッカー向けのジョブなので、モンクとそれほど力の差はないが、それでも微妙に差が開いているので、確かな効果は感じられる。
クリティカルの発生までを加味すれば、意外に効果的な組み合わせなのかもしれない。ただし、あくまでもダメージにこだわるなら両手持ちの方が圧倒的に強力。
防御を犠牲にせずに、ダメージを底上げしたい時に活用するとよいだろう。
二刀流
それなりのABP稼ぎを要求されるが、強力な刀があるなら、二刀流は強い。また、中盤に有効な組み合わせとして、ダンシングダガーと刀の二刀流がある。
剣の舞が発生した時にクリティカルが発生すれば、カンストダメージも夢ではない。ただし、忍者のジョブマスターが前提なので、「すっぴん」に強力な武器を二刀流させて、ラミアのティアラを装備させ、「おどる」をセットした方が強いが。
まぁ、忍者のジョブマスター以降、侍のジョブマスターを目指す場合のロマン砲として覚えておくとよいだろう。
侍のおすすめ装備
正宗
高い攻撃力に隠し効果の「さきがけ」があるので、非常に強力。第一の石板での解放候補なので、侍の株がいっきに上がる武器。