FF5の黒魔導士のジョブは高い魔力と強力な黒魔法が特徴。全ジョブ中2番目に高い魔力で放つ攻撃魔法はボス戦の攻撃の要。炎のロッドや雷のロッドで気軽にファイラやサンダラを属性強化できるのも魅力。ファイガ、ブリザガを強化すると単体への威力はフレアを凌ぐ。
ナイト | モンク | シーフ | 白魔導士 | 黒魔導士 | 青魔導士 |
バーサーカー | 魔法剣士 | 時魔導士 | 召喚士 | 赤魔導士 | ものまねし |
魔獣使い | 風水士 | 忍者 | 狩人 | 吟遊詩人 | |
侍 | 竜騎士 | 踊り子 | 薬師 |
黒魔導士の詳細
黒魔導士は、全ジョブ中2番目の魔力と、その魔力を使った強力無比な黒魔法が特徴。ゲーム中は、常にアタッカーとして頼りになる存在。
FF5の黒魔法がアタッカーとして確固たる地位を確立する理由には、3色ロッドの存在があるだろう。(炎のロッド、氷のロッド、雷のロッド)
FF5には、属性強化という概念があり、特定装備をした際に、対象の属性が1.5倍に強化される仕様。そして、3色ロッドは、最も手軽に属性強化が可能なアイテムで、序盤のカルナックで購入が可能。
そのため、ラ系以降の攻撃魔法の有用性が異常に高く、ガ系に至っては、最強黒魔法であるはずのフレアを凌ぐダメージになる。
黒魔導士を扱う上で、属性強化を知っているのといないのとでは、その使い勝手に天と地ほどの差があるため、ぜひ覚えておこう。
習得アビリティは、魔法系ジョブの特徴に漏れず、使える魔法や魔力、MPが少しずつ増えていくもの。また、最後に覚えるアビリティのMP30%アップは、見掛け倒しなので、無理して覚える必要はない。
Lv3以降の黒魔法を購入してからは、大活躍してくれるので、パーティーに最低ひとりは黒魔導士のスペシャリストが欲しい。
黒魔導士のステータス
力 | -9 |
---|---|
素早さ | ±0 |
体力 | -2 |
魔力 | +31 |
黒魔法Lv〇の魔力上昇値(すっぴんと比較)
黒魔法Lv1 | +16 |
---|---|
黒魔法Lv2 | +19 |
黒魔法Lv3 | +22 |
黒魔法Lv4 | +25 |
黒魔法Lv5 | +28 |
黒魔法Lv6 | +31(黒魔導士と同じ) |
黒魔導士のアビリティ
くろまほうLv1(10ABP)
黒魔法のLv1が使えるアビリティ。ファイア、ブリザド、サンダーが黒魔法のLv1に該当する。
Lv1の黒魔法が購入可能になってすぐのカーラボス戦でサンダーが役立つくらいなので、白魔法のLv1に比べると有用性は低い。あくまで、通過点ととらえるべきだろう。
ファイアやブリザドに至っては、購入しなくても特に問題はない。
また、黒魔法Lv〇のアビリティは、セットすると黒魔導士の魔力とMPを引き継ぎ、Lvが上昇すると共に黒魔導士の魔力とMPの数値に近づいていく。
くろまほうLv2(20ABP)
黒魔法のLv2が使えるアビリティ。ポイズン、スリプル、トードが黒魔法のLv2に該当する。
FF5ではスリプルが非常に強力な効果を有しているため、比較的、有用なアビリティだといえるだろう。スリプルで眠らせて、魔法攻撃で殴り続けるのは、あまりにも有名な戦法。
また、スリプルは単体、全体への切り替えが可能なので、この点もグッド。ポイズンは、特殊な戦法を使わない限り、積極的に利用する事はないだろう。
くろまほうLv3(30ABP)
黒魔法のLv3が使えるアビリティ。ファイラ、ブリザラ、サンダラが黒魔法のLv3に該当する。
FF5のラ系魔法は、3色ロッドの存在より、他シリーズよりも有用性が高くなっている。第一世界、第二世界の一部のボスに有効な攻撃手段のため、黒魔法Lv3のアビリティを覚える意義は大きいだろう。
「なげる」の習得により、やや霞むが、必要ABPに大きなアドバンテージがあるので、黒魔法Lv3の方が使いやすさで優る。
くろまほうLv4(50ABP)
黒魔法のLv4が使えるアビリティ。ドレイン、ブレイク、バイオが黒魔法のLv4に該当する。
あえて目標にするようなアビリティではないが、バイオは比較的ダメージが大きく、ポイズンロッドで気軽に強化が可能なので、地味に強い。
ブレイクも、通常モンスター、ボス共に意外な奴に効いたりするので、覚えておいて損はない。どちらにしても、通過点といえるだろう。
くろまほうLv5(70ABP)
黒魔法のLv5が使えるアビリティ。ファイガ、ブリザガ、サンダガが黒魔法のLv5に該当する。
「すっぴん」の魔力アップに召喚士マスターの継承を利用するなら、黒魔導士のアビリティはココまでで十分。
FF5のガ系の威力は、3色ロッドの併用により、フレアのダメージを凌ぐ。そのため、最終的な攻撃魔法は、それぞれ弱点を突いてブーストをかけられるガ系が圧倒的に有利。
デスは代用できる手段が多いし、アスピルは「りゅうけん」がある。そもそも、MP回復手段には青魔法の融合があるので、黒魔法Lv6はどうしても覚えなければならない魔法ではない。
最後に覚えるLv6のアビリティ「MP30%アップ」も、上昇値こそ大きいが、MPの上限を底上げする意味が乏しい本作においては、是が非でも覚えたいアビリティではない。
くろまほうLv6(100ABP)
黒魔法のLv6が使えるアビリティ。フレア、デス、アスピルが黒魔法のLv6に該当する。
蜃気楼の町にて、満を持して登場する割に、黒魔法としてはそれほど役立たない。そのため、ABP効率を突き詰めたいなら、ひとつ前の黒魔法Lv5までで十分。
黒魔法Lv6とMP30%アップに必要な550ABPを黒魔導士に稼がせるくらいなら、フレアを有効活用できる魔法剣士、もしくは、その他のジョブに稼がせた方が良いだろう。
MP30%アップ(450ABP)
MPを底上げできるアビリティで、白魔導士が覚えるものよりも効果が高い。しかし、MPを底上げして役立つ場面は少ないので、特殊なプレイをしない限り、お世話になる事はないかもしれない。
また、習得に必要なABP450は、かなり多く、アビリティの効果を考えると対価に見合わない。利用価値としては、レベル上げをする時や、低レベル時にMAXMP以上の消費MPが必要(マイティガードなど)な魔法を放つくらいだろう。
ただし、レベル上げ時においては、青魔法をセットして融合を使った方が、より効率的。
黒魔導士と相性の良い他ジョブのアビリティ
なげる
かなりナイスな組み合わせ。黒魔導士の高い魔力を利用して忍術を投げられるので、モンスターに大ダメージを与えられる。
各忍術のダメージ倍率は、ガ系を全体に使った場合よりも高いので、かなり強力。魔力を突き詰める場合、召喚士+「なげる」の方が効果は高いが、召喚に比べ、黒魔法の方が使いやすいので、一概に召喚士がベストとは言えない。
また、黒魔導士に「なげる」のアビリティをセットした場合、忍者にはできないロッド装備が可能。雷遁の術は雷のロッド、火遁の術は炎のロッドで強化可能なので、これをやってしまうと手が付けられなくなる。
非常に有用な組み合わせなので、ぜひ覚えておこう。
連続魔
999という膨大なABPを注いで習得するだけあって、その効果は折り紙付き。おそらく、このアビリティを最も有効活用するのが黒魔導士。
ただし、アビリティLv4までで十分な黒魔導士に連続魔をセットできる機会があるかどうかはわからない。
地形
MP消費なしで、比較的ダメージの大きい全体攻撃ができるので、MPの節約に使える。黒魔導士は、ボス戦までMPを温存したい事が多いため、地形との組み合わせは意外に良い。
また、地形で発生する攻撃の中には、魔力依存のものも多いので、魔力の高い黒魔導士にピッタリ。さらに、属性強化可能な地形技が多い、地属性と風属性を大地の衣とエアナイフで、それぞれ強化できる。
もちろん、ウィザードロッドでも代用可能。
うたう
使えるダンジョンは限定的だが、黒魔導士の高い魔力で、レクイエムを放つと強力。また、白魔導士と同じように、やる事がないターンに愛の歌や誘惑の歌で足止めするのもよい。