どくろイーター相手に半狂乱になりながらABP5を稼いだプレーヤーは多数。個人的にFF5の中でも非常に印象深いモンスターなので、倒し方と考察を紹介。ナッツイーターの悲しき宿命。増殖した時、皆さんはどれくらい驚いた?
FF5のどくろイーター
どくろイーターは、同じくFF5で初登場したナッツイーター系のモンスター。人畜無害かつABP2をプレゼントしてくれるナッツイーターとは違い好戦的。
出現場所は、第一世界に存在するジャコールの洞窟。訪れられるようになった段階では、寄り道ダンジョンなので、スルーしてしまうプレーヤーもいるかもしれないが、基本的にはかなり印象的なモンスター。
出現と同時に4桁ダメージを叩き出す「まえば」を放ったかと思えば、すぐに逃走する事もある。撃破or逃走にかかわらず、ABP5を獲得できるので、レベル上げ好きは高揚感を覚えるはず。
もちろん、レベル上げ大好きっ子の私も、なんとか「どくろイーター」をレベル上げルーティーンに組み込めないか頭を悩ませたものだ。
ただ、ジャコールの洞窟の性質と、どくろイーターという名前を踏まえて考えてみると、盗掘行為の末、行き倒れてしまった輩の頭蓋を喰らう動物という事で、非常に不気味だ…
おそらく、ジャコールの洞窟の盗掘防止のための罠と財宝の誘惑が生み出した特異な進化ではなかろうか。個人的には、ナッツイーターが、頭蓋を食料にするうちに変化していったのだと思っている。
年月経て、すっかり荒れ果てたジャコールの洞窟。トドメの一撃とばかりに、バッツたちに残りの宝箱も盗掘され、どくろイーターの餌もなくなる。
FF5の後に発売されたナンバリングタイトルでは、どくろイーターの登場はなし、ナッツイーターはFF14で再登場を果たしたようだ。やはり、どくろイーターは絶滅してしまったのか?
電撃鞭が妙に印象深いのはコイツのせい?
私の中で、ジャコールの洞窟で手に入る電撃鞭は、異常に記憶に残っている。
小学生時代からはっきりと認識していた事は今でも覚えていて、ジャコールの洞窟とセットで電撃鞭を思い浮かべるくらいだ。
その理由で大きいのが、どくろイーターなのではないだろうか?コイツに怯えながら、洞窟の奥に進み、電撃鞭を手に入れた時の記憶が脳裏に焼き付いているのかもしれない。
そこから派生して、フォークタワーに出現するフレアーから電撃鞭を99個盗むという苦行を達成した際に、至上の悦びを覚える(笑)
どくろイーターの倒し方
素早さの高さがとにかく厄介
どくろイーターをレベル上げやABP稼ぎのルーティーンに組み込む場合に厄介なのが、「50」というゴキブリ並の素早さ。
シーフをジョブマスターした「すっぴん」が「リボン/忍びの衣/エルフのマント(くない)」などを装備して、ようやく同レベルに達する。
幸いリボンは、カルナック城脱出時の宝箱から1個手に入れる事ができるので、1人なら対策可能。
さらに、コンフィグでバトルスピードを6に設定し、アビリティの「けいかい」、「せんせいこうげき(要セット)」を用意しよう。
また、初期ステータスの関係上、ファリスがどくろイーター狩りに最も向いていそうだ。
「ちけい」の鬼火が非常に有効
対どくろイーターにおいて、攻防一体の技として活躍してくれるのが「ちけい」により発生する鬼火。
第一世界を攻略する程度のレベルでは、ダメージこそ期待できないものの、追加効果の混乱により、自滅を誘える。また、混乱中に「乱れ撃ち」も有効な戦法だ。
使用キャラのレベルが高くなってくると、鬼火の発生確率が低くなってしまうが、「かまいたち」、鍾乳石、落盤のいずれも、レベル次第で、どくろイーターの装甲を貫通する。
「みだれうち」で確殺
乱れ撃ちは、必中かつ対象の防御を減少させてダメージを与える効果を持つので、物理防御「90」、回避率「90」という屈指の防御性能を無効化できる。
素早さ強化をしたファリスに、「みだれうち」を使わせるのが、最も簡単な撃破方法だろう。
「大地のハンマー」、「デスシックル」の「ねらう」
wikiによると、どうやら斧は対象の物理防御を1/4にしてダメージを与える武器特性を持っているらしい。
ある程度のレベルが必要かと思うが、大地のハンマーやデスシックルを装備した「すっぴん」に「ねらう」を使わせるのも良いだろう。
稼ぎルーティーンに加える場合、エフェクトの短さが重要になってくるので、ある程度のレベルからは、「みだれうち」よりも、こっちの方がよさそうだ。
「ぶんしん」で逃走を狙う
どくろイーターは、いずれ逃走するので、経験値を取得せず、ABPを稼ぎたい時にも便利。
そんな時は、忍者が習得するアビリティ「ぶんしん」が使える。リボンを装備していないキャラは、被弾してしまう事もあるので、「エルフのマント」、「マンゴーシュ」、「ゴールドシールド」などを上手く組み合わせよう。
「しらはどり」も有効だが、土のクリスタルを入手して、ガラフが離脱した後に、ABP稼ぎをする事になる。深刻なラスエリ症候群の御仁にとってみれば、味方間で総取得経験値やABPに差がつく事が許せないのではないだろうか(笑)
「あやつる」も有効
ヒュプノクラウンがあれば非常に有効な倒し方になるが、ヒュプノクラウンが手に入らない、第一世界の段階では、イマイチ信頼性に欠ける。
「あやつる」に成功すれば、「得意技(まえば)」により確殺。
魔獣族なので「なだめる」も有効
ナッツイーター系のどくろイーターは、魔獣種族なので魔獣使いが習得するアビリティの「なだめる」も有効。
ただし、素早さが非常に高いので、「なだめる」担当のキャラも、相応の素早さにしておかなければ、早々に麻痺が解除される。
どくろイーターに魔法は御法度だが?レベル上げでは!?
どくろイーターは、魔法を喰らうと6体に増殖する特殊なモンスター。
そのため、魔法は御法度だが、ひねくれたハスプレーヤーにとっては、火に油を注ぐかたちになる。
どくろイーターが6体に増殖すると、経験値も6倍になる。また、FF5では、各モンスターテーブル毎にABPが割り振られているので、残念ながらABPは5のまま。
さらに、どくろイーターはエリクサーをドロップするので、6体に増殖させてから倒すと、エリクサー稼ぎが捗る。
増殖した後の倒し方だが、炎のロッドを装備した火遁の術か、雷のロッドを装備した雷遁の術がおすすめ。
低レベル攻略で、どくろイーターを増殖させる事はないと思われるので、おそらく、属性強化した忍術なら、高い魔法防御を貫通できるはず。
どくろイーターはレベル上げに使えるか?
どくろイーターの増殖を見て、レベル上げ大好きプレーヤーは期待感を覚えるが、結果、ブラックフレイムを利用したレベル上げ及びABP稼ぎの足元にも及ばない事に気づく。
どくろイーターの方が一体当たりのEXP、頭数がやや多い。しかし、ブラックフレイムは場所を選べば、100%5体出現なので、効率に大きな差が出てしまう。
5ABPは貴重だが、結局、1戦闘辺りの時間が短いブラックフレイム狩りに回数で差を付けられてしまう。
そもそも、どくろイーターをABP稼ぎに利用するのは、経験値を抑えてABPを獲得したい時なので、増殖させる意味がない。
第三世界でのジレンマ
ガラフの世界でエクスデスを倒し、タイクーン城に戻ってきたバッツたち。
第三世界は、2つの世界が融合した真の姿なので、ジャコールの洞窟も存在する。第三世界では、バル城の地下と繋がっており、召喚獣のオーディンを入手するために訪れる事になる。
その際にも、どくろイーターと戦う事になるが、第一世界の時と比べ、装備が格段に充実している。
正宗のさきがけによる先制攻撃、リボンを人数分揃える事も容易だ。また、ボーンメイルやヒュプノクラウンも入手済みなので、防御や行動妨害についても選択肢が増えた。
このように、第三世界に入って、ようやく、対どくろイーター戦の準備が万端になった感じだが、時すでに遅し…
この段階でABP5は、決して効率的な稼ぎではないし、ジャコールの洞窟を少し進むと行けるバル城の地下は、屈指のABP稼ぎスポット。
どくろイーターからのプレゼント
どくろイーターからのプレゼントは、ABP5やドロップアイテムのエリクサーなどではない!!(笑)
「みだれうち」の物理防御貫通効果
最初の頃は、「みだれうち」に防御力の減少効果がある事は知らなかった。しかし、どくろイーターに対して使用する事で、乱れ撃ちは敵の物理防御を減少させて、ダメージを与える事を理解する。
まぁ、その段階では、防御力の減少ではなく、防御無視だと思っていたが。
「フレア」の魔法防御貫通効果
黒魔法のフレアには、対象の魔法防御を減少させてダメージを与える効果がある。そのため、魔法防御の高いモンスターに対しては、属性強化したガ系のダメージを上回る事もある。
フレアの魔法防御貫通効果は、小学生の頃から有名だったので、乱れ撃ちとは違い、どくろイーターに使用して気づいたわけではないが、その効果をはっきりと確認できたのは、どくろイーターのおかげ。
余談ではあるが、黒魔法のフレアには、せっかく魔法防御貫通効果があるのだから、リフレクも貫通させればよかったと思う。
そうすれば、魔法剣フレアやロッドで属性強化したガ系などと差別化を図れた事だろう。
ボーンメイルの有用性
確か、ボーンメイルの耐性について気になったのが、どくろイーターに「まえば」を喰らったからだったはず。
ボーンメイルは、毒も混乱も両方防ぎ、物理防御も高いので、対どくろイーター戦にはピッタリの防具。加えて、リボンに混乱無効効果がない事も初めて知る。
どくろイーター戦でボーンメイルを装備できるのは、第三世界なので、結果的には後の祭りだが、ボーンメイルが想像以上に優秀な防具である事を知れたので、良しとしよう。
FF5の奥深さ
どくろイーターが魔法を受けると増殖する事は上で紹介した。この仕様を初めて見た時は、驚きと共に、何と奥深いシステムなのだろうと舌を巻いたものだ。
このように、どくろイーターはプレーヤーに対して、「きづき」を与えてくれる貴重なモンスター。
愛・齧歯目