ゲーム音楽の名曲と神曲まとめ 厳選BGM集

ファミコン、メガドライブ、スーパーファミコン、プレステなどなど現在にいたるまで脈々と受け継がれているコンシューマーゲーム文化ですが、1985年この世に生を受け物心ついた頃にコントローラーを持っていた私は、家庭用ゲームにおいてはとても良い時代に生まれました。

ファイナルファンタジー、ドラゴンクエスト、テイルズシリーズといった有名タイトル黄金期の恩恵を一身に受けた世代で、そんな時代を生きた私からすればヌルイくて寒いゲームを連発する昨今のゲーム業界の体たらくは目に余る、というのが正直なところです。

そんな戯言はさておき、コンシューマーゲーム黄金世代ともいえる、1980年代生まれの私がゲーム音楽をまとめると、どうなるのか?という感じでお伝えしていきたいと思います。参考までに私のゲーム音楽の嗜好を書いておくと、ファイナルファンタジーのボス戦に代表するようなバリバリにかっこよくアップテンポな感じの曲、いわゆるべべべべ系、バッキバキ(笑)です。(Perfumeあーちゃん風)

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サルバト~レサルゲッチュ

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でろでろ道中ネオ桃山マッギネス3雪姫きらきら道中

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ファンタジア(PS版)デスティニー(PS版)

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< その他 >

ごきんじょ冒険隊デアラングリッサーバトルドッジボール2パワプロ11パワプロ5シャイニングスコーピオン極上パロディウスブレスオブファイア4アークザラッド3ボンバーマン3ロックマン2ロックマンロックマン3スターオーシャン2高橋名人の大冒険島ロックマンDASHスーパーワギャンランドフェーダドラえもん2 SOSおとぎの国超サイヤ伝説超武闘伝超武闘伝2ティアリングサーガぽん太とヒナ子の珍道中新桃太郎伝説パロディウスだバトルドッジボールアークザラッドアークザラッド2三國無双4ミスティークアークまもるクンは呪われてしまった探偵神宮寺三郎 夢の終わりに爆ボンバーマン

ガチャメカスタジアム サルバト~レ

サルゲッチュの外伝作品のため知名度はそれほどでもないが、音はかなり良い。従来のサルゲッチュシリーズの愉快で楽し気なイメージを良い意味で裏切る曲が多く、今作はクールに決めている。

『メガブレイク』、『ファイナルバトル』などは、その代表例だ。また、『ピポトロンのテーマ』や『奪われたディスク』は、サルゲッチュのイメージとはかけ離れたものになり、とても斬新。

各キャラのテーマソングにも良いものが多く、天才児の内に秘められた孤独を表現している『ハルカのテーマ』や、お年頃の女の子の日常が描かれているような『ナツミのテーマ』が、お気に入り。

シリーズお馴染みの愉快な曲も、もちろんあって『ピポサルのテーマ』は、何か馬鹿げているがついつい聴いてしまう。また、ボートステージの音楽は、とにかく愉快な曲で、ここまでの楽しさは、『パロディウスだ』のホットリップスのテーマ以来で、あまりの楽しさにアナログスティックを折りそうなくらい回してしまうだろう。

ピポサルのテーマ(0:00) 主題歌 奇抜系
サルバトーレのテーマ(2:07) オープニング画面 良曲 癒し系+なごみ系
トビトンボ(11:25) トビトンボステージ なごみ系
ボート(16:09) ボートステージ 良曲 愉快系(特)+疾走系
メガブレイク(32:16) メガブレイク(ステージ)
ナツミのテーマ(41:00) ナツミのテーマ 良曲 愉快系
チャルのテーマ(45:50) チャルのテーマ(ウイルスチャル) 奇抜系
ハルカのテーマ(48:12) ハルカのテーマ 良曲 セツナ系
ピポトロンのテーマ(53:00) ピポトロンのテーマ 奇抜系
奪われたディスク(57:57) イベント 奇抜系
ファイナルバトル(1:01:53) グリッドコア(ボスバトル) 良曲 奇抜系

サルゲッチュシリーズ、メインタイトルからの派生作品で、シリーズお馴染みのガチャメカを使った運動会をプレイしていく感じのゲーム。ミリオンモンキーズの前作にあたる作品だが、私はミリオンモンキーズの後にプレイすることになり、そんな経緯があるからかサルバト~レのボリュームアップのような形で次作を作れなかったものか?と残念な気持ちになった。システム面は太鼓判を押せるほどで、シリーズのシステムを踏襲した上でパワーアップさせるのならば、落としどころとしては完璧なのではないだろうか。これにサルゲッチュ3のバケルギアシステムを組み込んでさらに飛躍したサルゲッチュをぜひ見たかった。欠点としては、ボリュームが非常に少ない点で、取ってつけたようなコレクション要素もマイナス。

幻想水滸伝2

ハイレベルな音質はPS屈指。サントラは4時間を超大作で、PS音源を使いこなし、どの曲も完成度が高く総合力抜群。特に印象深いのが王都グレッグミンスターのBGMで、タイトルの『さらに栄えし美しき黄金の都』のとおり、前作に比べて確実なパワーアップを感じられる。栄華を極めた巨大都市の賑わいを存分に表現した曲は、凄まじいインパクト。

『救出』はゲームをプレイした人なら誰もが印象に残っているはず。永遠の腐れ縁コンビ、ビクトールとフリックが活躍する場面で流れることが多く、彼らの雄姿に頼もしさを感じる曲。

バトル曲では、重要な局面での戦闘に良い音楽が多い。前作から続く、因縁の敵を2つの紋章の力で断ち切る場面で流れる『gothic Neclord』は、曲とシチュエーションの良さが相まって、盛り上がりも最高潮に。悪の権化ルカ・ブライトとの一戦で流れる『追いつめる』は、18対1の数的不利をものともせず、凄まじい反撃を見せる狂皇子に度肝を抜かされることになるので、覚えている人も多いだろう。

全編を通じて、静かで優しい曲が強いイメージで、白鹿亭の『静けさの中に』や占領下グリンヒルの『囚われた街』は、とても聴き心地が良い。また、地味に好きな曲なのが『王者の行進』で、ハイランド王国の統制や厳格さが表現されているようだ。

極めつけは、幻水名物108星のその後で流れる『エンディング・マーチ~我らは常にいつならん』。大戦の後の虚しさを表現したような曲で、讃美歌や挽歌のイメージが非常に強い。大作をやり終えた達成感と虚無感に曲調がリンクするようで心が揺さぶられる。

働かざる者食うべからず(0:15:37) ビクトールの砦(町村) 愉快系+なごみ系
「故郷へ」郷愁(0:40:05) キャロ(町村) セツナ系+なごみ系
王者の行進(0:46:14) 王国軍テント(王国軍サイドのイベント) 軍歌系
救出(0:49:29) 処刑台からの救出
トゥーリバーの3部族共闘戦
ジョウストンの丘での和平交渉決裂からの救出
(イベント)
希望系
回想~ストリングスバージョン(0:59:40) 崖から飛び降りた後の回想(イベント) セツナ系
静けさの中に(1:04:33) 白鹿亭(町村) 良曲 癒し系+なごみ系
あの丘に登ろう(1:07:40) 占領前、解放後のミューズ(町村) 愉快系+なごみ系
なごみの時間(1:49:25) 初期の本拠地(町村) 良曲 なごみ系(特)
昔話(1:53:04) アナベルの昔話~ハーンとゲンカクの回想(イベント) セツナ系+癒し系
囚われた街(2:31:45) 占領下のグリンヒル(町村) 良曲 癒し系+セツナ系
さらに栄えし美しき黄金の都(3:08:37) グレッグミンスター(町村) 神曲 奇抜系+希望系
魔物たちとの対決ふたたび(3:14:58) 前作の戦闘曲(バナー~トラン共和国国境までの山道) 良曲 バトル系
追いつめる(3:22:27) ルカ様(ボスバトル) 良曲
gothic Neclord(3:34:57) ネクロード(ボスバトル) 準神曲 奇抜系
鉄人登場【前奏ありVer】(4:07:12) 料理バトルのエンディング 希望系
光のない戦場(4:22:08) 後半の戦争(イベント) 荘厳系
エンディング・マーチ~我らは常にいつならん
(108人のその後)~Coda(4:31:11)
108星その後 神曲 癒し系+希望系
戦争(4:32:59) 前半の戦争(イベント)
Chant~あなたと出会い生をうけ、
あなたを失い死を知った(4:34:27)
ジョウイとの一騎打ち後半の曲(イベント) 癒し系

がんばれゴエモン でろでろ道中おばけてんこ盛り

シリーズの中でも総合力抜群の作品でサントラの評価も高い。曲のタイトルが、とても独特なネーミングセンスで『当社比2.2倍の難度』、『地図に載ってないで』などはツボった。

ゴエモンらしく和テイストを重んじた曲が多く、特に『さすらい道中カッパ旅』、『再見』、『生えてきちょる』は、その他に比べて完成度が高く、シリーズの醍醐味のひとつ「旅」の楽しさが表現されているのも良い。

各ステージの最終面にあたる城ステージは和テイストを弱め、正当系のカッコよい音楽で攻めてきているがイマイチ伸びにかけ、それを見事に修正したのが『熱烈ホーニーマン』、『水にも潜れます』。城ステージではないが、このイメージで作ればもっと完成度は高まったかもしれない。

ウマ夫(03:10) はぐれ街道(ステージ) 和系
次いってみよう(9:40) 奇抜系
人類への警鐘(10:40) かねつき峠(ステージ) 和系
さすらい道中カッパ旅(21:00) カッパ街道(ステージ) 準神曲 愉快系+和系
再見(21:55) カエル山(ステージ) 良曲
カエルそしてカエル(23:22) 竜宮エリア夜ステージ 奇抜系+和系
生えてきちょる(44:10) かいわれ道中(ステージ) 良曲 和系
当社比2.2倍の難度~ガンコオヤジ~(47:28) 迷い谷(ステージ)
熱烈ホーニーマン(55:20) 雲のとりで(ステージ) 和系
水にも潜れます(57:40) 空中庭園(ステージ) 良曲
ウキウキラプソディ(58:33) 浮世町(町村) 和系+愉快系

コンシューマーゲーム黄金期にその名を刻んだ名作がんばれゴエモンシリーズの集大成。というのも、個人的に雪姫救出絵巻~でろでろ道中、までが『がんばれゴエモンシリーズ』の正史だと考えており、ファミコン作品は前身、創設期ととらえているし、その後の新世代襲名などはお話しにならない。唯一、派生作品として認めているのもファミコンの外伝シリーズくらいのもので、私にとっては『がんばれゴエモンシリーズ』の最後を飾った作品なのだ。正直ゲーム内容はスーファミの三部作や前作であるネオ桃山幕府の踊りと比べると力不足は否めないが、それでも十分に黄金期のがんばれゴエモンシリーズの体裁は保たれている。

スーパーロボット大戦α

バンプレストオリジナルに名曲が多い作品で、特筆すべきは『TIME DIVER』。αからスターダムに駆けのぼり、シリーズを代表する超人気キャラクターになったイングラムのテーマ。

さらに、その彼の後釜になったレビのテーマである『MARIONETTE MESSIAH』も名曲。また、当時すでにシリーズお馴染みとなったサイバスターの『疾風熱風サイバスター』は、安心感すら感じるほどだ。

版権作品では、ガンダムWに名曲が多く、完全に原曲を食ってしまっているものもいくつか見受けられる。個人的な思い入れが強いガンバスターの『トップをねらえ~FlyHigh~』も完成度が高く、印象に残っている。

さらに、αにはマップBGMにも神曲が存在して、それが『この星の明日のために』。自軍フェイズで流れるBGMだったと思うが、非常に洗練された名曲で、困難を突き進む勇者をイメージしたかのような曲。

STAND UP TO THE VICTORY(①24:36) ヴィクトリーガンダム
JUST COMMUNICATION(①28:00) ガンダムW
RHYTHM EMOTION(①29:35) ガンダムW
WHITE REFLECTION(①31:31) ガンダムW(OVA作品) 良曲
トップをねらえ~FlyHigh~(②10:32) ガンバスター 良曲
運命の矢(③13:33) 超時空要塞マクロス 荘厳系
EVERYWHERE YOU GO リュウセイのテーマ(R-1)
MARIONETTE MESSIAH レビのテーマ 良曲
TIME DIVER イングラムのテーマ(R-GUNパワード) 神曲
THE ARROW OF DESTINY ゼ・バルマリィ系の幹部クラス(ボスバトル)
疾風熱風サイバスター サイバスター 良曲
この星の明日のために 自軍フェイズ 神曲 荘厳系+希望系

テイルズオブファンタジア(PS版)

作中に音楽家『サクラバ』としても登場する本作を担当した作曲家のひとり『桜庭統(もとい)』氏だが、ゲームミュージックにおける彼の最高傑作といっても過言ではない作品。自身も元バンドメンバーという作曲家の影響かロック調の曲が多いイメージ。

オープニングで、シリーズ人気ナンバー1キャラであるダオスとの一戦で流れる『DECISIVE』は、多くのプレーヤーの耳に残っているはず。ハイテンポなロック調が噛み合うのか、バトル系には名曲が多く、通常戦闘の『TAKE UP THE CROSS』、ボス戦闘の『FIGHTING OF THE SPIRIT』は、いずれも神曲。

PS版のファンタジアに限っては、バトル曲で最高峰のロマサガ3に匹敵するレベルで、個人的には歴代ベスト3に入るのではなかろうか、と思っている。

バトル曲でたたみかけてきたかと思えば、現代トーティスで流れる『HARMONIUS MOMENT』のように綺麗で透明感のある曲も存在する。『HARMONIUS MOMENT』は、フィールド・町村系では屈指の名曲で、これ以上で思い浮かぶのは、クロノトリガーの『みどりの思い出』くらいか。

また、フィールド音楽にもロック調を採用し、未来のフィールドで流れる『FINAL ACT』などは完成度が高い。本作の乗り物であるレアバードだが、こんなところにもキメの細やかさが表れていて、テーマの『AVIATORS』は、まさに開かれた活路と言わんばかりの希望溢れる曲。スクウェア乗り物系の音楽と比べても何ら遜色はない。

夢は終わらない~こぼれ落ちる時の雫(よーみ) 主題歌 良曲
DECISIVE オープニング戦闘、ダオス(ボスバトル) 神曲 バトル系
HARMONIUS MOMENT 現代トーティス(町村) 良曲 なごみ系+愉快系
OPEN FIRE 12星座の塔(ダンジョン) 勇猛系
AVIATORS レアバード(乗り物) 良曲 希望系
TAKE UP THE CROSS 通常戦闘 神曲 バトル系
THE SECOND ACT 過去フィールド
FINAL ACT 未来フィールド 準神曲 勇猛系
EUCLID ユークリッド(町村) 良曲 希望系
FIGHTING OF THE SPIRIT ガルフビースト、リリスなど(ボスバトル) 神曲 バトル系+勇猛系
RIDGE RACER マッハ少年の本気(未来) BGM系

テイルズオブシリーズ最初にして最後の名作。後にゲーム好きなら誰もが知るくらいの一大シリーズになったのは語るまでもないが、あまりにもこの初作が偉大すぎるため、ファンタジアありきで評価されてしまうというジレンマを後継作に残した。デスティニー、エターニアなど後継作の中でも割と初期の頃の作品は良作といえるものも多いのだが、父親や兄弟が偉大すぎるといのも気の毒なものだ。また、シリーズの特徴としてファンタジアが満点とするならば、その後の作品は少しずつ劣化していくという特徴を持っており、とても印象的なシリーズでもある。このような経緯のある作品だが、そんな本作も初登場時は早すぎたゲームとして話題になっており、こちらのPS版はリメイク作品で、最初はスーパーファミコン用のソフトとして発売されていて、スターオーシャンなどと共にスーファミのスペックに不釣り合いなソフトとして記憶に残っている。個人的にはこのリメイクにてファンタジアは完成したと思っており、数多くのリメイクを経験する作品だが、やはり最初のPSリメイクが圧倒的な仕上がりである。

がんばれゴエモン ネオ桃山幕府の踊り

がんばれゴエモンシリーズの魅力といえば和を重んじたサウンド。本作は、和を極める意味で、シリーズ最高峰といえる完成度になっている。特に「逢いたくて未練階段」は、とても印象に残っていて、私の中のゴエモンサウンド・ベスト1。

こんぴら山の石段を延々と上る場面で流れるBGMで、まるで壁のような急勾配の石段の険しさを表現するような曲調。しかし、そのタイトルは「逢いたくて未練階段」と、地上と山頂を繋ぐ石段を恋路に例えた曲のようだ。タイトルを知って二度楽しめる名曲で、曲名を知ってから全く見方が変わってしまった。

フィールドBGMには、旅の楽しさを存分に表現したような曲が使われ、特にお気に入りは「ヤマトナデシコタビノハナ」。「深々揺々白い影」では、恐山の恐怖と不思議が表現される荘厳な曲。また、物語の要所となる各城ステージも、かなり音にこだわっていることがわかる。

その他に、気に入っている曲としては、懐かしの皿女を彷彿とさせるツラミとのボスバトルで流れる「ハートブレイクコロリン」。通常とは、また違った意味の疾走感が癖になる一曲。

ふじやま道中は旅のはじまり(05:48) 街道(はぐれ町~富士山) 和系
殿様救出大作戦(11:23) 大江戸城(ダンジョン) 和系
ヤマトナデシコタビノハナ(18:18) 大和(フィールド) 和系+愉快系
逢いたくて未練階段(21:17) こんぴら山の石段(ダンジョン) 神曲 和系(特)
あなたの後ろに郷土玩具(24:47) おもちゃ城(ダンジョン)
ハートブレイクコロリン(26:58) ダルマーニョ、ツラミ(ボスバトル) 和系+奇抜系
火炎狐に氷の刃(33:57) てんぷる城(ダンジョン) 奇抜系
雪どけは祭りとともに(38:50) おまつり村(町村) 和系+なごみ系
深々揺々白い影(40:06) 恐山(ダンジョン) 和系+荘厳系
熱血マン(43:15) サブまりん城(ダンジョン) 和系
カブキング(48:00) ゴージャスミュージカル城(入口~そげん町まで) 和系+奇抜系

がんばれゴエモンシリーズは数あれど、ここまでの完成度を誇った作品は他にないだろう。がんばれゴエモンシリーズの黄金時代を築いたスーファミ三部作に続く、がんばれゴエモン4の冠をつけるとしたならば、間違いなくこのネオ桃山幕府を選ぶ。個人的にはがんばれゴエモンシリーズの完成形とまで思っているのだが、このレベルの完成度でGC、Wiiなどの後継機に作品を引き継げなかったのが残念である。外伝2で「ママうえ」の名言を残したコリュウタが新たなるゴエモンたちの足として登場したり、道中のボスとしてコナミ版・番町皿屋敷(笑、のツラミが登場したり、終盤でペモペモ星人の像が登場したりと、相変わらずファンの心をくすぐる要素が満載だ。本気なのか、ふざけているのか、わからないシリーズ恒例のノリも健在なので、スーファミ世代からのファンも違和感なく入り込める作品となっている。

スーパーロボット大戦IMPACT

本作は、改造システムの変更により、シリーズでは普段活躍しない機体が大活躍するゲームだった。そして、サウンド面でも新鮮な顔ぶれが目立つ。そんな中、大健闘だったのが飛影で「LOVEサバイバー」、「飛影見参」共に申し分のない完成度。特に、「飛影見参」のアレンジが素晴らしく、原曲を聞くと、大胆に手を加えたことがわかる。

劇中で大活躍する隠しユニットのG3ガンダムのBGMに採用される「いつか空に届いて」は、本作で最も安定感のある曲ではないだろうか。そのはずみか、スパロボ影薄キャラとして有名なバーニィも精神コマンドの奇跡のおかげで獅子奮迅の活躍を見せてくれた。

個人的なお気に入りは、ザンボット3のBGM「行けザンボット3」で、癖になる奇抜さと愉快さで、ついつい何度もグラップコンビネーションを放ってしまう。また、主人公の勝平ボイスがサルゲッチュのスペクターと同じ声なのも、この溺愛とは無関係ではなさそうだ。

マップ音楽にも、適度なBGM感の良曲が多く、「勝利者への機構」、「互いの最終手段」がイチオシ。本作のサウンドは、スパロボシリーズの中でも安定感が高く、他シリーズに比べると、まとまりがある。

マシンロボ・炎(①00:00) マシンロボ クロノスの大逆襲
LOVEサバイバー(①10:37) 飛影(飛影以外のユニット) 良曲 勇猛系
飛影見参(①13:35) 飛影 良曲 奇抜系
超獣機神ダンクーガ(映画)BGM(①18:00) ダンクーガ(断空光牙剣)
YOU GET TO BURNING(①20:00) ナデシコ
行けザンボット3(①24:02) ザンボット3 奇抜系+愉快系
聖戦士たち(①31:30) ダンバイン(ハイパーオーラ斬り) バトル系+勇猛系
いつか空に届いて(①32:43) ポケットの中の戦争 良曲
嵐の中で輝いて(①34:49) 第08MS小隊
アニメじゃない(②00:00) ガンダムZZ
Trust you Forever(②12:32) Gガンダム 希望系
白銀の堕天使(②34:00) ヴァイスリッター
流れゆく硝煙(③02:43) 各部オープニング
招かれざる異邦人(③05:30) BGM系
愚か者たちの帝国(③10:07) 敵増援 BGM系
静かなる戦術(③21:10) BGM系
勝利者への機構(③24:34) 自フェイズ 良曲 BGM系
互いの最終手段(④00:00) 自フェイズ 良曲 BGM系

サルゲッチュ

作中で流れるBGMは、サルゲッチュの世界観を体現するようなラインナップで、愉快でテンポの良い曲ばかり。どちらかといえば、BGM色が強められていて、ステージギミックを支える影の存在として活躍してくれる。このため、突出した曲は少ないイメージで、ほとんど好みで選ばせてもらった。

万里の旅路を遠足気分で楽しめる「てくてくバンリ」。戦車ガチャメカに乗って我を忘れるカケルを表現したパニックサウンドの「サルテックファクトリー(そと)」。サルバトーレの「ボート」に次ぐ愉快さの「ウエスタンむら」あたりがお気に入り。

各曲を尖らせるのではなく、ゲーム全体での調和を重視した内容だが、ひとつだけ圧倒的な曲があり、それが「ラストバトル」。

幾多の対決を経て、好敵手となったスペクターとのバトルで、正真正銘のラストバトル。そこにはヒトとサルとの対話が描かれているようであり、正統系バトルサウンドの中に、切なさ混同している。また、曲の中に作中で流れる別の曲をアレンジした部分も見受けられ、プレーヤー自身も冒険の終わりを噛みしめることになるだろう。

てくてくバンリ てくてくバンリ(ステージ) 愉快系
からくりキャッスル からくりキャッスル(ステージ)
サルテックファクトリー(そと) サルテックファクトリー(ステージ) 奇抜系
ウエスタンむら スペクターランドのウエスタンステージ 愉快系
スカイTVタワー スカイTVタワー(ステージ)
ラストバトル スペクター(ボスバトル) 神曲 バトル系+セツナ系

FF黄金期の影に隠れたスクウェアロープレ作品の良作。ドラクエ4のオムニバス形式のストーリーを思い起こさせるような内容で、複数の主人公で異なる時代の冒険を体験していく。それぞれの主人公編には独自のシステムが採用されていて、例えば幕末を体験する『おぼろ丸』編と現代を体験する高原編ではまるでシステムが違う。そして、最終章で一同が集い、本格的なRPGを体験するような感じだ。このようにそれぞれの時代の主人公を体験するストーリーになるが、主人公ごとの作り込みの差が激しく、なぜか幕末編だけが異常に作りこまれており、レベル上げあり、隠し要素ありの一個のゲームとして独立できるレベルのボリュームとなる。RPGの中でも珍しいタイプのシステムを採用しているため荒削りな部分も多く、もう少しまとめてバランスを追求しても良い気がする。ストーリーは、物語は必ずしもハッピーエンドでは終わらない、悲劇のヒーローを地で行く感じで、特にオルステッド編の堕ちていく勇者という設定がお気に入り。

ポケットモンスターSS・HG

サウンドに関しては最高峰のリメイク作品といっても過言ではない。圧巻なのは、コレをDSでやってしまっている点で、アドバンス以降の携帯機の音源は、非常に扱いが難しい。

そんな中、この完成度なので、相当な実力者がリミックスを担当したのだろう。発売当時は、「DS音源も研ぎ澄ませば、ここまでになるのか!!」と舌を巻いたものだ。

どの曲も素晴らしいアレンジだが、特筆すべきは「戦闘フロンティアブレーン」だろう。コズミックなパンクロックというイメージの曲で、凄まじい疾走感がある。この曲が、後に発売されるブラック&ホワイト2の「戦闘チャンピオン アイリス」の布石になったのではないだろうか。

原作でも、ひときわ目を引いた「戦闘チャンピオン」だが、満を持す感じはそのままに、よりたっぷりとした重厚感が備わった。

戦闘ライバル ライバル戦
戦闘トレーナー(カントー) カントー地方のトレーナー戦 バトル系
戦闘ロケット団 ロケット団系トレーナー戦 バトル系
戦闘チャンピオン ワタル、レッド(ボスバトル) 準神曲 バトル系
戦闘フロンティアブレーン フロンティアブレーン(ボスバトル) 神曲 疾走系(特)
戦闘ホウオウ ホウオウ(ボスバトル) 和系+奇抜系

スーパーマリオRPG

海外でも人気の高い「森のキノコにご用心」なども収録されている本作だが、任天堂とスクウェアのコラボにしては音楽が大人しい感じ。しかし、バトル系の曲は、流石にスクウェアコラボというだけあって、印象に残るものが多かった。そんな中でも「対ちょっぴり強いモンスター戦」は、奇抜な中にも、しっかりと感じる強敵との対峙。繰り返し聴くことを想定された強烈なBGM感が癖になる曲で、マリオRPGの中では圧倒的。

楽しい冒険 愉快な冒険 オープニング 愉快系
対モンスター戦 通常戦闘 BGM系+愉快系
対ちょっぴり強いモンスター戦 通常ボス戦闘 良曲 バトル系+追復系+BGM系
対武器ボス戦 スターピース持ちボス戦闘 バトル系+BGM系
僕らの楽園~モンスタウン モンスタウン(町村) 奇抜系
対カジオー戦 カジオー第一形態(ボスバトル) バトル系+奇抜系

コラボレーションはこの作品に学ぶべし、そう断言できるくらいの完成度を誇るゲーム。作中では終始マリオをFFが影で支えるという感じで、非常に統制のとれた内容。かと思えば、隠し要素のクリスタラーがFFファンの心をくすぐったりと、細部まで繊細な作り込みがされている。マリオキャラクターの愛らしさ取っつきやすさに、FFシリーズの王道なRPGシステムが融合された感じで、単なるキャラゲーではなく予想以上にやり込むことができる。

がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス

がんばれゴエモンシリーズらしい旅の楽しさを表現するような曲が多い。曲づくりは丁寧に行われているが、最後の最後でSFC音源を乗りこなせなかったイメージ。案外、このような作品の音楽が次世代機のリメイクで化けるのかもしれない。

お気に入りは「ばってん街道のBGM」で、怖いもの知らずの江戸っ子が険しい旅路を切り開いていくかのような曲。また、シリーズの持ち味でもあるコミカルさを全面に出した「ふじみ街道のBGM」は物凄く愉快で、こちらもお気に入り。バーチャ地獄のBGMは、お馴染みのつづら六助が再登場するインパクトに、曲の奇抜さや無気力感が相まって印象に残っているプレーヤーも多いのでは?

琉球リゾート(3:53) 琉球リゾートのBGM 奇抜系+愉快系
ばってん街道(10:56) ばってん街道のBGM 良曲 バトル系
いなば峠(21:58) いなば峠のBGM
ふじみ街道(32:15) ふじみ街道のBGM 愉快系(特)
ねぶた街道(37:50) ねぶた街道のBGM
むつ街道(38:55) むつ街道のBGM
バーチャ地獄(54:24) バーチャ地獄(からくりランド)のBGM 奇抜系

がんばれゴエモンシリーズが乗りに乗っていた時代に出された作品で、個人的にゲームバランスや操作性はシリーズ中随一だと思っている。SFC初参戦となった雪姫救出絵巻で見出した可能性を伸ばし、同時にアラ取りを行った感じで、前作に比べてスピーディーな操作性もかなり好みだ。雪姫の難易度をやや難しいにするなら、このマッギネスは普通程度になっており、よりライトユーザーが入り込みやすくなっている。もちろん、シリーズお馴染みのギャグテイストも健在だ。リアルタイムプレイではないので私はわからないが、満を持して登場した助っ人のからくり忍者サスケに歓喜したユーザーも多いのでは?

スーパードンキーコング ディクシー&ディディー

グラフィックもさることながら音質も素晴らしい作品。間違いなく、SFCアクションの最高峰だろう。曲づくりは、その音質を最大限に活かそうとする工夫が見受けられ、音が徹底的に研ぎ澄まされている。

曲というよりかは、BGMとして聴き心地が良いものばかりで、とげとげタルめいろのBGMである「Stickerbrush Symphony」などはあまりにも有名で今さら語るまでもないだろう。また、ディディ&ディクシーの愉快さを体現したような「Snakey Chantey」などと、ダンジョンの不思議や恐怖を表現したような「Mining Melancholy」を比べた時の緩急も本作の魅力ではないだろうか。

Snakey Chantey(①0:00) ラトリーに大へんしん(ステージ) 愉快系
Stickerbrush Symphony(①9:50) とげとげタルめいろ(ステージ) 良曲 なごみ系+BGM系
Mining Melancholy(①16:15) タルタルこうざん(ステージ) 良曲 奇抜系+BGM系
Hot-Head Bop(②5:50) ねつききゅうライド(ステージ) 良曲 BGM系
Disco Train(②9:10) どくろコースター(ステージ) 奇抜系

スーファミアクションの最高峰といえるのがスーパードンキーコングシリーズで、その中でも2はサウンド、グラフィック、ゲーム性が高次元でまとまっており、スーファミ中期~後期を支えた作品のひとつであろう。スーパーファミコンの能力を限界まで引き出しているのではないか?と思わせるほどのサウンドとグラフィックはその他のアクションゲームを圧倒し、シリーズの持ち味である滑らかな操作性も健在だ。基本的にアクションゲームの質は、ゲーム機の性能に比例するように伸びていくと思っているが、このゲームはそんな概念を払拭し、64、プレステといった次世代ゲーム機のソフトと比べても遜色がない。GCやプレステ2で、ようやく追いついたといったところか?

ごきんじょ冒険隊

黄金期のスクウェアサウンドに耳が慣れてしまった人に、ぜひ聴いてもらいたい作品。お子様向けなグラフィックとは裏腹に、パワフルで洗練された音楽が多数収録され、当時のトップ層とは、まったく別のベクトルで、同等の完成度にまで仕上げられている。性質の異なる2種類の戦闘曲が非常に印象に残っていて、「通常戦闘」は、約3分半しっかりと作り込まれた名曲。強烈なインパクトと個性を持つ曲で、これが通常戦闘というのだから凄まじい。

もう一方は、「ボス戦1」で、BGM感を最大限に研ぎ澄ませて、聴けば聴くほどに味わいが深まるスルメ曲といったところか?聴き始めは、通常戦闘がお気に入りだったが、今ではすっかり逆転してしまった。「裏山」も、山系ダンジョンのBGMとしては、FF6の「霊峰コルツ」に匹敵する名曲で、山の荘厳さを1部、ハイキングの楽しさを2部で表現している。また、その繋ぎも非常に上手く、しっかりと曲として完成度を保っている。

通常戦闘(16:35) 通常戦闘 神曲 奇抜系(特)
ボス戦1(20:25) 通常ボス戦闘 神曲 BGM系(特)+バトル系
商店街(34:32) 商店街 愉快系
ピクニック(46:01) ピクニック(イベント) 良曲 愉快系
裏山(1:17:52) 裏山(フィールド) 準神曲 荘厳系+愉快系

シャイニングフォース 神々の遺産

本作で最も印象的な曲といえば「メインテーマ~はるかなる時の旅人」。エンディングはこの曲をバックに、冒険を共にした仲間たちと、激闘を繰り広げた好敵手が交互に紹介されていくことになる。短めのエンディングなのだが、子供ながらに憎い演出に魅了されてしまい、数十回、いや100回は見ただろう。シャイニングフォースの勇猛さを表現しつつも、冒険の終焉を予感させる切ないメロディが混同していて癖になる。

また、「好敵手」は、VSミシェエラドールで初めて聴くことになるが、インパクトのある曲なので、その強さ以上に印象に残っているプレーヤーは多そうだ。「本陣のテーマ」は、激戦続きのシャイニングフォースにとって、ひと時の癒しを与えてくれる曲で、ホーム感が満載。

好敵手 VSミシェエラドール、VSバルバザークなど(マップ) バトル系
聖戦 ウランバートル外周、VSコロッサス(マップ) 良曲 勇猛系
戦い熾烈なり 船上(マップ)
本陣のテーマ 本陣のBGM 軍歌系
悪魔の息吹 VSダークソル(マップ) 良曲 バトル系
メインテーマ~はるかなる時の旅人 エンディング(スタッフロール) 良曲 セツナ系

世間がスーパーファミコンで話題になっていた時期に突如我が家に舞い込んだメガドライブ。別名ジェネシスの名前通り私のRPGの起源となった作品である。非常に思い入れの強い作品で、子供の頃は何時間プレイしたか不明なほどやり込んだ。幼稚園児の私でも簡単にプレイできる取っつきやすさが魅力のひとつで、難易度もかなり控え目に作られている。同ジャンルではファイアーエムブレムなどが有名だが、このシリーズとは比べ物にならないほどシャイニングフォースは簡単だ。作中で印象的だったのが中盤の要所であるドラゴニアでのカイン戦で、記憶のなくした兄との激戦は敵の強さも相まって衝撃的だった。

ソニックザヘッジホッグ

癖になる疾走感が魅力のアクションゲームだが、音楽は割としっかり聴かせるイメージ。そんな中でも「STAR LIGHT ZONE」がお気に入りで、ゲームセンターのUFOキャッチャープレイ時のBGMとして覚えている人も多いのではないだろうか?「SCRAP BRAIN ZONE」は、冒険の末にたどり着いたスクラップ工場の危険を表現したかのような曲。

GREEN HILL ZONE(00:07) ステージ1のBGM
SPRING YARD ZONE(02:18) ステージ3のBGM
LABYRINTH ZONE(03:11) ステージ4のBGM
STAR LIGHT ZONE(03:59) ステージ5のBGM 良曲 愉快系
SCRAP BRAIN ZONE(05:30) ステージ6のBGM

ラングリッサー(MD版)

生粋のメガドライバーの私にとっては、かなり心地良い曲が多い作品。曲からは製作陣営の成功への貪欲さがビシビシ伝わってくる。メガドライブ音源という限られた領域での作り込みが素晴らしく、なぜ旧世代機でこれだけの音が作れて、高性能機であの程度の音しか作れないのかが不思議である。

戦闘パートでは、各ステージ毎に複数ある音源から味方フェイズ用、敵フェイズ用が割り当てられる。どの曲もBGMとして繰り返し聴くことが強烈に意識され、シリーズの伝説となったレディン率いる光輝軍の活躍を讃えるかのような曲ばかり。また、ニューゲームから程なくして流れる「サウンドセレクト13」は、本作の時代背景にそぐわない愉快な曲で、このノリは後の作品にも受け継がれることになる。

サウンドセレクト13 各ステージ準備画面(プロローグ) 愉快系
サウンドセレクト6 2(サルラスへ)、3(襲撃)、6(バルディア城の攻防)、7(砦の勇者)、9(ワースの激流)、13(石像の町)、16(暗闇の中で)、18(ヴェルゼリア)の味方フェイズ BGM系
サウンドセレクト7 1(王城脱出)、4(死霊の森)、8(追撃)、10(湖上の城)、11(ダルシス城)、14(ウルフ・パック)、17(強襲)の味方フェイズ 良曲 BGM系+勇猛系
サウンドセレクト8 2(サルラスへ)、3(襲撃)、7(砦の勇者)、8(追撃)、10(湖上の城)、11(ダルシス城)、13(石像の町)、17(強襲)の敵フェイズ 良曲 BGM系
サウンドセレクト9 5(帝国軍親衛隊)、12(ツイン・キャッスル)、15(竜の咆哮)、19(幻術師)の味方フェイズ 良曲 BGM系+勇猛系

デアラングリッサー

SRPGらしく洗練されたBGM系の曲が多いイメージ。ラングリッサーシリーズは、裏技を使うことで、何度でもステージにチャレンジできるのが定番だが、この仕様とBGMがマッチして、かなりの長時間を遊ばせてもらった。バブリーな「イメルダのテーマ」、大物感が漂う「エグベルトのテーマ」、なぜこのクラスの敵に専用BGMが?な「モーガンのテーマ」と、キャラテーマには面白いものが多い。

「ダークプリンセスのテーマ」は、一変して正当系で攻めてきた良曲。「敵援軍1」、「味方6」、「味方援軍2」などは、研ぎ澄まされたBGM感で、聴けば聴くほどに良さがにじみ出てくる。個人的に印象に残っているのが「味方援軍3」で、エルウィン覇道ルートのネオグロリアで流れる曲。覇道の末の虚しさが表現され、迎え撃つ勇者と神に感慨覚えたプレーヤーも多そうだ。

イメルダ イメルダのテーマ 奇抜系
エグベルト エグベルトのテーマ 奇抜系
モーガン モーガンのテーマ BGM系
エンディング2 各キャラその後
ショップ 戦闘準備画面 愉快系
ダークプリンセス ダークプリンセスのテーマ 良曲
敵援軍1 敵の増援時 BGM系(特)
味方3 味方フェイズ BGM系
味方6 味方フェイズ BGM系
味方援軍1 味方の増援時 BGM系
味方援軍2 味方の増援時 良曲 BGM系
味方援軍3 味方の増援時 セツナ系

MDのラングリッサー2のリメイクとしてSFCでの登場となった。デア、ラング2と両方プレイしてみたが、リメイクで大幅ボリュームアップとなっており、原作にはなかったルート分岐にマルチエンディングも加わった。2では基本的に光輝軍目線でのストーリーが展開されたが、今作ではルート分岐として帝国ルート、エルウィン闇堕ちルート、エルウィン天下統一ルートなどなどバラエティに富んだストーリーが用意されている。原作通りシェリーらと共にボーゼルやベルンハルトを討つのも良いし、ルートによってはエストやオストなど人外の者どもと肩を並べて戦うことも可能だ。

第二次スーパーロボット大戦α

前作αを踏襲したためオキニの音も多いが、ガンダムWの「LAST IMPRESSION」に無駄に長い前奏が入ったりと、気に入らない部分も多々あった。そんな中で大健闘したのがガオガイガー系モブキャラ衆(笑)に割り当てられた「発進!」。バンプレストのお家芸であるヒーローっぽい曲づくりが最大限に発揮されていて、ヒーロー系の曲に弱い私は完全にやられてしまいました。

また、色々な音で楽しませてくれたのがブレンパワードで、本作の参戦作品の中でも非常に印象が強い。「IN MY DREAM」は、完全に原曲を食ってしまっていて、申し訳ないが歌が入らない方が良い。この音をBGMにした、チャクラエクステンションの演出が最高で、宇都宮比瑪の声優さんである村田秋乃さんもサイコー。

発進! ガオガイガー系(ビッグボルフォッグなど) 良曲 希望系(特)+勇猛系
IN MY DREAM ブレンパワード系 神曲

第三次スーパーロボット大戦α 銀河の終焉へ

αシリーズ初登場となったガンダムSEED勢が大健闘。その中でも特筆すべきは「Realize」で、違う意味での原曲クラッシャー。また、この曲は流れる場面が良すぎて、苦戦するキラをアスランが後継機を携えて助けに来るシーンで流れる。アスランの心境を体現するような曲で、序盤は自らが属する組織への葛藤や友との対話。そこから、密かに望んでいたライバルとの共闘に高鳴る鼓動という感じで繋がっていく。アスラン・ザラの胸中を想像しながら聴くと、めっちゃドキドキします。

続いて、「THE GUN OF DIS」。クォヴレーの後継機であるディス・アストラナガンのBGM。もう、アインソフオウル使用時のイングラムとクォヴレーが重なる演出と「回れ、インフィニティ・シリンダー」や「時の流れを垣間見よ」の台詞は、αファンは昇天もので、天に召されそうになる(笑)。多少思い出補正が入っているかと思いますが、普通に良曲です。

LAST IMPRESSION(43:10) ガンダムW 希望系
GUNDAM出撃(45:45) ガンダムSEED 勇猛系
Invoke(47:10) ガンダムSEED 良曲
Realize(48:51) ガンダムSEED(後継機) 準神曲 セツナ系+希望系
THE GUN OF DIS(02:09:45) ディス・アストラナガン 良曲
INVISIBLE AS(02:16:52) ASアレグリアス

スーパーロボット大戦の人気シリーズであるαシリーズの最後を飾った作品。第二次αは散々なデキだったが、第三次αは良い意味でαシリーズを踏襲しており、完全に持ち直している。古くからの参戦作品の復活も多く、無理にストーリーに絡ませるとバランスを崩すため露出を控え目にするという選択を余儀なくされているが、Fからのファンとしてはガンバスターの復活などは嬉しいものだ。また、イデオンに関してはしっかりと本筋に絡み、イデEndなるものをやってのけたくらいだ。強いていうなら、ダンバインシリーズの復活やイングラム、アストラナガンの再登場を希望といったところか?

テイルズオブデスティニー(PS版)

あまり印象に残った曲はないが、桜庭統氏が担当するバトル系の曲は、外れ知らず。中でも「Lion lrony of fate」は名曲で、この人が担当したゲームは、ボスバトルより通常バトルの方が良い、もしくは上位ボスより下位ボスの方が良い、という逆転現象がよく見受けられるため、余計に印象的だった。

Tales of Destiny(①02:02) タイトル画面 癒し系
Bare its fangs(①09:31) 通常戦闘(前半) バトル系
Surprise attack(①19:20) 通常戦闘(後半) 良曲 バトル系
Lion lrony of fate(①31:50) リオン戦ダイクロフトなど(ボスバトル) 準神曲 バトル系

PSリメイク版のファンタジアと比べてしまうと見劣りするが、そのファンタジアのリメイクを作るための礎となったことを考えれば、十分に価値のある作品。ゲームは普通に良作になっており、シリーズで一番好きなキャラであるリリス=エルロンの初お披露目があったりする。リオン=マグナスも好きなキャラクターで、パッと見はあからさまな女子人気を狙った設定ではあるが、後の作品でジューダスという偽名で登場し見事な二面性を披露する。デスティニーのリオンも2のジューダスのどちらも魅力的で、このタイプのキャラを好きになるのは珍しいので印象的だった。

がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め

「うぉーかー工場」は、ゴエモン・シリーズ屈指の名曲。個人的にはナンバーワンをあげたいくらいで、イントロからハイテンポで駆け抜 けるサウンドで、和を完全に昇華している。この一曲だけでは異次元の完成度なので、うぉーかー工場でいきなり流れて驚いたユーザーも 多そうだ。

うぉーかー工場(31:36) うぉーかー工場(ダンジョン) 神曲 和系(特)+勇猛系

ランドストーカー 皇帝の財宝

サウンドは素晴らしいデキで、割としっかりとしたサントラが発売されていることからもうかがえる。サントラには「トレジャーハンター・ライル」のアレンジVerが収録されていたり、グミ村のBGM「邪神の宴(解放前)」、「陽気に騒ごうウッホッホ(解放後)」が繋ぎを意識された状態で収録されたりと、ならではの楽しみ方ができる。

フィールド移動に重きを置いた作品のため、フィールドサウンドには良曲が多く、初期のフィールドの「財宝を求めて」はライルの冒険心が表現されている。バーラ着港後から流れる「トレジャーハンター・ライル」は未知なる大地に到達した胸の高鳴りを躍動感たっぷりに表現しているメガドライブ音源の中でもかなりの名曲。オープニングで流れる「ラビリンス」は最終ダンジョンの地下大迷宮でも流れ、粋な計らいを感じた。

財宝を求めて 前半のフィールド 良曲 勇猛系
トレジャーハンター・ライル 後半のフィールド(バーラ着港後から) 神曲 希望系
ラビリンス オープニングデモ、地下大迷宮(ダンジョン)

メガドライブのアクションゲームの中でもかなり思い入れのある作品で、いまだに現役でプレイさせてもらっている。当時にしては斬新な立体マップ構造になっており、メガドライブの表現力の関係でやや背伸びと受け取れる部分も多数存在する。最近のゲームのように視点移動などというシステムは存在しないので、場合によっては完全な手探りでマップを進んで行くこともあり、特に中盤のグリンメイズの森には驚かされたプレーヤーも多いことだろう。しかし、ややメガドライブの性能に見合わないという部分が、逆にそれなりの難易度や、やり応えをプレーヤーに提供してくれていて、偶然の産物で良作化したのかもしれない。

スーパーマリオギャラクシー

「パープルコメット」は、次世代機音源の見本といえるくらいハイレベルな名曲。収録曲の中でも圧倒的なはずだが、なぜか「ウィンドガーデン」や「フローターランド」の方が評価が高い。「パープルコメット」の完成度、総合力は、もはや好み云々で語れるレベルではなく、ここら辺も最近のゲーム音楽低迷とは無関係ではなさそうだ。良い作品を突き詰めても、それを正確に評価できる消費者がいなければ、虚しいだけである。

ちなみに、次世代機限定なら「パープルコメット」は、パワプロ11の「通常: 全日本選抜 予選(サクセス)」と並ぶくらいの総合力。基本的にマリオギャラクシーは、wii音源の目新しさはあるものの、ゲーム音楽としての曲の完成度は、中途半端な作品が多い。しかし、レトロゲーム音楽の王者スクウェアですらデキていない、次世代機の性能を発揮させた上での音づくりは「パープルコメット」からもわかるとおり、任天堂が圧倒的上手い。

パープルコメット(②00:00) 神曲 希望系(特)
うさぎを追いかけろ!(②18:09) 愉快系

スーパーマリオカート

やはり「レインボーロード」は外せないだろう。ここから幾多の難コースを生み出した名物ステージの元祖。宇宙空間をカートで駆け抜ける疾走感を表現したような曲で、まるで流れ星のようだ。「レインボーロード」は、後のシリーズでも登場するが、音の仕上がりは、初代が圧倒的ではないだろうか?

バニラレイク バニラレイクのBGM なごみ系
バトルゲーム VSモードのBGM 勇猛系+BGM系
レインボーロード レインボーロードのBGM 神曲 希望系+BGM系

カエルの為に鐘は鳴る

この作品の音楽を語る上で絶対に欠かせないのが「王子の冒険」。ゲームボーイサウンドのナンバーワンの座において「グリーングリーンズ」と熾烈な争いを繰り広げる名曲で、BGM色を強めたグリーングリーンズとは正反対のしっかりと聴かせる曲。GB作品の音源にしては、かなり作り込まれた曲で、それなりのボリュームだが、決してだれることはない。何か、冒険の達成感や苦難などが凝縮されたようなメロディ。

また、ようやく、ライバルとのわだかまりも解け、元凶であるデラーリンを討つ場面で流れる「デラーリン戦」も名曲。リチャード決死の攻撃によって見出した勝機に勇気を貰い、冒険の終焉に切なさを感じるといった、相反する感情が交錯する一曲。

王子の冒険 ミルフィーユ王国周辺(フィールド) 神曲 希望系
デラーリン戦 ラストバトル 勇猛系+セツナ系
エンディング スタッフロール

小学生低学年の頃に私の周囲でとても流行っていた作品。小学生の頭には丁度良い謎解き要素が備わっており、今になってプレイしてみてもゲームバランスはかなり秀逸だと感じた。また、キャラの感情を表現するのに不用意なデカ文字テキストを使うという古風なスタイルは実はかなり好きだ。赤ずきんの「オジサマ」の迷言もかなり気に入っている。全く話は変わるのだが、任天堂往年のキャラクターが暴れ回る、大乱闘スマッシュブラザーズというタイトルがあるが、その作品で本作の主人公とそのライバルであるサブレ王子とリチャード王子をぜひ使ってみたい。

星のカービィ スーパーDX

「グルメレース」は、もう全国の運動会に採用してほしいほど好き。サルバトーレの「ボート」、パロディウスだの「ホット・リップスのテーマ」、スト4の「ダルシムのテーマ」なんかと一緒に聴くと、とっても愉快な気持ちになれる。

激突グルメレース グルメレース 神曲 愉快系(特)

スーパーロボット大戦F~F完結編

次作にあたるαに比べると、プレステ音源を使いこなしているとはいえないので、音重視ならサターン版がおすすめ。特にサターン版の「出撃準備」は、素晴らしい名曲。プレステ版と比べ、音に奥行きが加わり、透明感あふれる心地良い音色が癖になる。ステージ間のインターミッションに採用される曲なので、次ステージへの期待感が止めどなく溢れてくるようである。

出撃準備(02:10) 出撃準備画面(インターミッション) 神曲 希望系+勇猛系
FLYING IN THE SKY(17:10) Gガンダム 希望系
エルガイム~TIME FOR L-GAIM(19:05) エルガイム

初めてプレイしたスパロボシリーズで、まだまだ初心者には敷居の高さが感じられるところも懐かしい。アニメーションカットなどという親切機能は備わっていなかったので、後半ステージの膨大な敵数を前に唖然とした記憶がある。特にゲスト軍の親玉であるゼゼーナンとの一戦は何時間かかったのかわからないほどの長期戦となった。イデオンガンのチート性能はこのような点を見越しての実装だったのか?

風来のシレン2 鬼襲来シレン城

今回の冒険の拠点となる「ナタネ村」のBGMは素晴らしい完成度。人里離れた山奥の秘境の荘厳さ、宿の持っている癒しや団らん、日本の伝統的村社会の和などなど、様々な要素がミックスされた「すぎやまこういち」渾身の一曲。「ババさま~祈祷~村祭り」も好きな曲で、3部構成のうち、最後の村祭りパートが良い。キララの別れと夏に終わりをかけたような曲で、村祭りの愉快さと晩夏の切なさ、虚しさが混同したような曲。

ナタネ村(①02:31) ナタネ村(町村) 神曲 癒し系+なごみ系+和系+荘厳系
森~鼻歌まじりで森を行く(①03:38) 最初のダンジョン 和系+愉快系
ババさま~祈祷~村祭り(①47:55) 村祭りのBGM(上記曲の一部が村祭りパート) 良曲 和系+愉快系+セツナ系

ドラゴンクエスト1・2(SFC版)

FFかドラクエかで聞かれれば、音はFFの方が好み。しかし、ドラクエ2とドラクエ6だけは、自分の中で別格の存在。SFCリメイクは、全ての面が大幅にパワーアップした良リメイクなので、音に関しても、あえてファミコン版を選ぶ必要性はないだろう。

この作品をプレイして思ったのが、「すぎやまこういち」さんは、愉快な曲を作らせると、本当に外れ知らずだということ。それと、完成度を保った上で、音をコンパクトにまとめるのが抜群に上手い。これこそが、ゲーム音楽で最も重要な部分ではないだろうか?

そんな中でも特に好きなのが、2の通常戦闘曲である「戦い」と2のエンディングである「この道わが旅」。「戦い」は、表現力の素晴らしい曲で、インパクトもさることながら、モンスターとの邂逅から攻防、優勢、劣勢といった戦いの局面が次々と浮かんでくる。

「この道わが旅」は、エンディング曲の中でも屈指の名曲として知られるが、個人的に私の住んでいる地域の子供たちには思い入れの強い曲。メッセージ性が非常に強い曲で、何かエンディングなのに、これから旅が始まるかのような印象の曲。

まぁ、ここから数々の作品を世に輩出したので、その通りといえばその通りだが。個人的には、そのメッセージは、すぎやま氏から子供たちに向けられて発信されているような気がする。

街の人々(04:18) 1の町 愉快系
広野を行く(05:50) 1のフィールド セツナ系
遥かなる旅路(26:11) 2のフィールド(一人旅) 良曲
戦い(27:27) 2の通常戦闘 良曲 奇抜系+バトル系
街の賑わい(29:00) 2の町 良曲 愉快系
魔の塔(33:34) 2の塔系ダンジョン 奇抜系
この道わが旅(37:35) 2のエンディング 神曲 希望系+セツナ系+なごみ系

ドラゴンクエスト3 そして伝説へ・・・(SFC版)

ドラクエとオーケストラには密接な関わりがあるが、ドラクエ3の音楽は、特にオーケストラ色が強いのではないかと感じる。「王宮のロンド」は、王室の重厚感や気品が存分に表現されている。「冒険の旅」は、ドラクエシリーズ屈指の名曲で、FFでいうところの「ビッグブリッヂの死闘」、「バトル2(FF4)」にあたるような曲。他には「勇者の挑戦」なんかも有名だが、勇者の挑戦は、ゾーマのインパクトと知名度だけが独り歩きしてしまっているような状態。悪い曲ではないが、曲としての完成度は、ハッキリ言って「冒険の旅」の方が圧倒的に上である。

王宮のロンド 城(町村) 良曲 荘厳系
冒険の旅 フィールド(上の世界) 神曲 荘厳系+勇猛系

原作は最も愛されたドラクエ、などと表現されることもある名作中の名作で、発売当時は学校や会社を休んでプレイする人があらわれるほどの社会現象を巻き起こしたらしい。たかがゲームにそこまで入れ込むなんて、などと思われるかもしれないが、本当にこの当時はそこまでする価値を見出せるゲームが多かった。この作品は原作をSFC向けにリメイクされたものだが、ここまでの完成度を誇るリメイクは、ドラクエ1・2、もしくはPS2版のドラクエ5くらいのものだろう。特にグラフィックはスーファミ後期の作品だけあって、スーファミ最高峰といえるレベルに仕上げられており、ドット絵の極致と言っても過言ではないくらいだ。

バトルドッジボール2

「竜騎兵団ウォリアズステージ」は、さすがバンプレストと感じる一曲。ヒーロー軍団の快進撃を思わせる曲調で、なにかルール無用でコート上空を飛び回るナイトガンダムチームを彷彿とさせる。「ガンダムヒーローズステージ」は、私の持っているニュータイプのイメージとはかけ離れた曲で、逆に印象的。F91やνガンダムといったニュータイプ後期のスタイリッシュな機体のチームだが、どちらかといえば無骨なオールドタイプを彷彿とさせる曲。そんな意味で、ZZはピッタリなのかもしれないが。

ガンダムヒーローズステージ F91+ZZ+ν 勇猛系
モンスターパワーズステージ ゼットン+べムスター+ウルトラキラー 奇抜系
GREATライダーズステージ RX+ストロンガー+ZO
竜騎兵団ウォリアズステージ ナイトガンダム 準神曲 希望系

前作はドッジボールゲームの代名詞といえるくらい有名な作品だが、本作はからっきし。プレイしてみると、それにも納得という感じで、とにかくゲームバランスが悪く、前作のような爽快感が全くない。ちなみに、スパロボシリーズでもお馴染みのゲシュペンストが登場しており、中にギリアム・イェーガーが入っていたりする。

実況パワフルプロ野球11

「通常:全日本選抜 予選(サクセス)」は、歴代パワプロの中でも、圧倒的な名曲。一流選手に囲まれて野球をできる主人公の高揚感が表現されているようだ。また、幾多の強豪チームを打ち破って、世界ナンバーワンを目指すサクセスストーリーを体現するかのような希望溢れる曲でもある。「通常:帝王大学一軍(サクセス)」は、名門帝王大学の厳格なイメージとは真逆の愉快な曲。新入生の弾けるような期待感を存分に表現したかのような曲で、鬼監督による、あの厳しい練習が嘘のよう。

通常:帝王大学一軍(サクセス) サクセスモード 準神曲 愉快系+希望系+BGM系
通常:全日本選抜 予選(サクセス) 全日本選抜モード 神曲 希望系(特)
PRIDE(東野純直) 主題歌 神曲

本作は、マルチプラットフォーム。私はGC版のプレイとなり、パワプロ5と並び歴代パワプロの中でも1番ハマった作品。個人的に11はパワプロの完成形だと思っており、12は11と大差のないあこぎな商売だし、後の次世代機用のパワプロは余計な要素が入り込みすぎて、そもそもパワプロですらない。パワプロ君というのは人の想像力を最大限にかきたてる素晴らしいキャラクターだと思っていて、パワプロ君にユニフォームを着せて、背番号や打率、防御率を表示すれば、後はプレーヤーが勝手に脳内で実在選手を作り上げてくれるのだ。そのため、髪型を付けたり、過度な表情を付けたりするのは邪道中の邪道で、ゲームのコンセプトからかけ離れている。パワプロの体裁と、このコンセプトに基づいた表現の限界を追求した先がこのパワプロ11であり、これ以上表現の自由を追求した段階でパワプロではなく、想像力の乏しいゆとり世代特有の人間にしか受けないゲームに成り下がってしまう。

実況パワフルプロ野球5

私にとっての夏メロであり、懐メロでもあるパワプロ史上の名曲中の名曲が収録されている。その名もズバリ「夏」で、サクセスの夏パートで流れるメロディだ。物凄くメッセージ性の強い曲で、ゲームをプレイした人なら、何かを感じ取っているはず。青春は有限、夏の短さ、厳しい合宿などなど、夏の出来事が走馬燈のように駆け巡る切なくカッコいいメロディ。ゲーム中のキャラクターには、この曲にピッタリな「漢」がいて、お察しのとおり、鮫島先輩である。上層部の気まぐれで、ドラフトから漏れ、野球部を去っていく、先輩の背中。そんな鮫島粂太郎のテーマ曲。

サクセス~夏 神曲 セツナ系(特)

私をパワプロファンに導いてくれた作品で、サクセスモードには、とにかくハマった記憶がある。自分が作成した選手がイチローや古田(ヤクルト)、前田(広島)といった名選手と共に試合に出場するのがたまらなく楽しかった。パワプロのキャラクターはパワプロ君という、どのキャラも大差のない風貌をしているのだが、なぜか自分の作った選手には思い入れがあって、勝手に脳内でどんな容姿なのかという設定が出来上がってしまうのが凄いところだ。サクセスにはシリーズの名物であるダイジョーブ博士なるシステムが存在し、半々程度の確率で大幅パワーアップか、大幅パワーダウンかの賭博にチャレンジすることができる。おそらくは日ハムの大谷君あたりは2回ほどダイジョーブ博士に成功しているのだろう(笑

ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー

4大レース本戦で流れるBGMは、かなりの名曲。レース後半、シャイニングスコーピオンのボディの色が変化した後の逆転劇には最高にマッチする。また、本作のモデルになった爆走兄弟の名に相応しい曲でもあるだろう。

4大レース 4大レース本戦 神曲 希望系

極上パロディウス

パロディウスシリーズは、世界中で愛されるような往年の名曲がアレンジされるかたちで収録されている。そのアレンジが、素晴らしいというか、凄まじいというか、かなり耳に残るものになっている。基本的に、愉快で楽しい曲調が多いので、楽し気な曲が好きな私の耳に残る作品が多かった。そんな中でもイチオシは「スペースヒットパレード」。ヒットパレードの名前どおり、愉快で楽しい時間が凝縮されたような曲。楽しい時間はあっという間を体現するかの如く、凄まじい疾走感に見舞われる。また、いくつかの曲を繋げた作品になるが、その繋ぎの巧さには脱帽。

走れ走れそれ走れ(21:45) ステージ4のBGM 愉快系
スペースヒットパレード(24:10) ステージ5のBGM 神曲 愉快系+奇抜系
パロパロダンシング(37:30) ステージ7のBGM 愉快系+奇抜系
リカ・オン・ザ・ビート(39:50) ちちびんたリカのテーマ 奇抜系

パロディウスシリーズの中で1番好きな作品。おしゃべりの界王様と一緒にゲームをプレイする、というコンセプトも捨てがたいが、やはりバランスは極上。当シリーズには名物キャラクターの「ちちびんたリカ」という敵キャラがいるが、このキャラを初めて見た時のインパクトといったら物凄いものがあった。基本的に制作陣の悪ノリが目立つ作品だが、それがむしろ持ち味になっており、SFCシューティングの中でもかなり印象に残った作品。

大乱闘スマッシュブラザーズ

各キャラクターの専用ステージには、各タイトルのシリーズからこれぞ、という名曲を採用しているので総合的に音が良い作品。そんな中でも、「ハイラル城ステージ」は素晴らしい。個人的に、SFCになってもゼルダの伝説シリーズは、音がパッとしなかった。音の並びは確かに良いものが多いのだが、何か物足りない、消化不良感を覚える。それを完全に昇華したのがスマブラ64Verのハイラル城ステージ。勇猛果敢なリンクを体現するような名曲で、何か満を持した感が凄い。次いで、「ヨッシーアイランドステージ」に採用される音楽もかなりの名曲。この愉快な音楽をバックに激闘が繰り広げられている、という意外性が癖になる。ただし、意外にもテンポはかなり良い。また、マスターハンド戦で流れる「終点」は、繰り返し聴くことを意識したBGM色がかなり強い作品。個人的には、かなり聴き心地が良い。

コンゴジャングルステージ コンゴジャングルのBGM
ハイラル城ステージ ハイラル城のBGM 準神曲 勇猛系(特)
ヨッシーアイランドステージ ヨッシーアイランドのBGM 良曲 愉快系
ヤマブキシティステージ ヤマブキシティのBGM 勇猛系
メタ・クリスタル ストーリーモードVSメタルマリオ 良曲 奇抜系
終点 ストーリーモードVSマスターハンド 良曲 BGM系

スーパーロボット大戦MX

それほど音楽のレベルが高い作品ではないかと思うが、宇宙のジュドーといざゆけロボット軍団は、珍しさもあって耳に残った。一部、インパクトの音源をリメイクするかたちで利用しており、静かなる戦術や勝利者への機構などIMPACTの項目で紹介した曲もあるが、アレンジ力不足で曲の良さがダメになってしまっている印象。

第二次αに続く作品で、前作に比べ幾分良くなっているが、まだまだ全盛期の完成度と比べると程遠い。今作の問題点としてはオリジナルキャラクターに魅力がなく、物語の本筋に絡む主要メンバーも含まれるので、ある意味では致命的だ。グラフィックについては第二次αのような違和感は見られず、素直に良い進化を遂げたと認められる部分。参戦作品では、個人的に新鮮味を感じるキャラクターやロボットが多く、テンカワアキト操るブラックサレナ、隠しユニットとして参戦したディジェSE-R、エヴァンゲリオンのユニゾンキックの演出、F完結編のイデオンを彷彿とさせるゼオライマーのメイオウ攻撃(MAP)といくつか思い入れがある。ストーリーは新シリーズということもあるが、どこか異世界に迷い込んでしまった感じで違和感が残るかたちになった。また、スパロボシリーズのファンとしては、隠しユニットの数や要素に物足りなさを感じる。

曲名 説明 ランク タイプ
いざゆけロボット軍団 グレンダイザー+ゲッターG+グレートマジンガーの合体技(決戦大海獣より) 愉快系+希望系
宇宙のジュドー ガンダムZZ

スーパーロボット大戦GC

基本的にそれほど音楽に思い入れのある作品ではないが、ライジンオーのドリームシフトが耳に残った。また、エースパイロットととしてではなく、あどけなさの残っている頃のアムロが参戦しており、赤い彗星や哀戦士など懐かしい曲に力が入っている印象だ。これらの曲は、旧作で何度も聴く曲だが、これまでのものとはまた違ったアレンジになっており、できも悪くない。

どちらかといえば外伝的な印象を受ける作品で、グラフィック、参戦作品などは一風変わっているといった感じ。戦闘マップで機体全てが表示されるのではなく、一部のみ表示される演出はどこか昔のスーパーロボット大戦を彷彿とさせるようだった。操作感は悪くなく、資金稼ぎなどのために繰り返しプレイするのが苦にはならないのだが、そもそも繰り返しプレイしたくなるような味が感じられない。戦闘画面もメインシリーズを楽しんできたユーザーには違和感を感じる部分が多く、さらにオリジナルキャラクターもどこか物足りない印象。操作性やエルガイム参戦、初代ガンダムにスポットライトを当てられているためアムロに初々しさを感じるなど、印象深い部分もあっただけにもったいない。

曲名 説明 ランク タイプ
ドリームシフト ライジンオー 希望系
赤い彗星 ガンダム
哀戦士 ガンダム

ブレスオブファイア4 うつろわざるもの

特に目立った曲があるわけではないが、リュウ編のボス戦でかかるバスターソードは普通に良曲だし、本編中に何度も遭遇して笑わしてくれるカーンの曲なんかも耳に残った。ウインディアは街や村の音楽としてはかなり好きな部類の曲で、その他のゲームのものと比べても遜色がない。

私が最も愛したブレスオブファイアシリーズで、当シリーズは決して駄作というわけではないのだが、1~3の全て今一歩、何かが足りないRPGとなっている。そして本作4なのだが、戦闘システムに大幅な変更が見られ、仲間同士の連携を意識したものとなった。もしかすると、その連携こそがブレスオブファイアに足りなかったものなのかもしれない?その戦闘システムと前作から引き継がれたコレクター要素、魅力的なメイン、サブキャラクターに数ある伏線と、それらの要素が私の感性を刺激したのだろう。やり込み時間だけを見ればかなり上位に食い込んだゲームで、数百時間はくだらない。

曲名 説明 ランク タイプ
いくさするかみ(0:21:17) フォウル編のボス戦闘 奇抜系+癒し系
バスタードソード(0:28:28) リュウ編のボス戦闘(前半) 良曲 バトル系
漢~おとこ(0:48:20) カーン(ボスバトル) 奇抜系+愉快系
サウザンド・ウインズ(1:11:54) ウインディア(町村) なごみ系
「滅」(めつ)【destruction】(1:47:22) アスタナ丘の上の基地内部(ダンジョン) 癒し系+奇抜系
暴帝のうたげ(1:53:01) アンフィニ(ボスバトル) 奇抜系

幻想水滸伝

2の音楽と比べると見劣りしてしまうものの、戦士の村やキーロフにはなかなかの良曲が採用されている。2で神曲指定のグレッグミンスターはこの作品が初出だが、やはり2の音質あってこその曲ではないだろうか。

私は幻想水滸伝2でシリーズのファンになったので、この作品は2の後にプレイすることになった。しかし。2から1とプレイすることによって、2の序盤でジョウイに忍び寄る怪しい影が本作で仲間になる守銭奴『カゲ』であったり、フリックの愛剣オデッサとは恋人の名前だったりしたことがわかり、1~2とプレイした人とは違った意味のサプライズが得られたので、これはこれで良かったと思っている。また、2で活躍したルックやフッチが幼さ残る感じで登場したり、相変わらず腐れ縁のフリックとビクトールがいたりと、1と2は非常に繋がりが意識されている。

曲名 説明 ランク タイプ
始まりのテーマ 名前入力画面 希望系
ロックロックランド ロックランド(町村) 愉快系
遥かなる山 山系ダンジョン(虎狼山など) BGM系
踊る少女 キーロフ(町村) なごみ系
集いし戦士たち 戦士の村(町村) 良曲

がんばれゴエモン 雪姫救出絵巻

ステージ6フィールドの『おいでやす』は結構有名な曲らしい。特にステージ6、7あたりは旅の楽しさを存分に表現してくれる曲が多く、ステージ9の牢獄脱出時にかかる曲はまさにおおとりもの、クライマックスといった感じで場面にマッチしている。

アクションゲームとしてはやや難しいくらいの難易度で、ライトユーザーがなかなかのやりごたえを感じられるレベルである。次作の奇天烈将軍マッギネスと共に、アクションゲームとして評価したがんばれゴエモンではかなり好きな部類だ。このゲームの魅力は旅の楽しさをゲームを通じて教えてくれるところではないだろうか。話は変わるが小学生時代にやたら全国の地名に詳しい奴がいたのだが、どうやらゴエモンシリーズ影響らしい

曲名 説明 ランク タイプ
おいでやす(27:34) ステージ6(フィールド) 和系
男の手ぬぐい(31:04) ステージ7(フィールド) 和系
お江戸でSWING(35:52) ステージ9(ぷりずんぶれいく) 愉快系

がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由

全体的にがんばれゴエモンらしさを感じない曲が多く、その中で個人的にらしさを感じ取れたのがリストに掲載している曲だ。特にサッカスの森はヤエちゃんっぽいサウンドに仕上がっており聴き心地も悪くない。

前作のシステムが不評だったのか、従来通りのシステムに戻されている。しかし、マンネリ感は否めず、ゲームとしてはやらされている感があり、がんばれゴエモンシリーズ黄金期らしからぬデキ。また、シリーズの持ち味であるギャグテイストは明後日の方向に行ってしまっていて、昔からのファンは違和感を覚えたのではないだろうか。この状態からネオ桃山では見事に軌道修正されていて、今考えてもよく戻したものだと拍手を送りたい。

曲名 説明 ランク タイプ
クバーサ街道(①12:25) クバーサ街道(ダンジョン) BGM系
サッカスの森(②12:03) サッカスの森(ダンジョン) 和系+なごみ系

シャイニングフォース2 古えの封印

良曲、名曲というよりは耳に残った音がいくつかあった。それがリストに掲載している光の伝説と遥かなる旅の呼び声だ。特に遥かなる旅の呼び声はお気に入りで、まるでボルカノン神の荒々しさが表現されているようである。

クライマックスが送るファン待望のシャイニングフォースシリーズ第二弾。前作がかなりの良作に仕上がっているため、二作目が落ち込むよくあるパターンが心配なところだが、前作とはまた違った良さがある。キャラグラフィックの担当者が変えられたのか、前作とは全く違ったタイプの絵になっているが、これはこれで嫌いじゃない。前作ではカインが敵の軍勢で一番記憶に残ったキャラだが、今作にもオッドアイという狙いに狙ったキャラが存在する。前作に比べてコレクター要素が格段に増えており、これはRPG好きとしては素直に認めるところだろう。

曲名 説明 ランク タイプ
光の伝説 フィールド 希望系
はるかなる たびのよびごえ ボルカノン山など(ダンジョン)
グランシールのわかものたち 転職前キャラの戦闘
戦え 古えの光とともに 転職後キャラの戦闘 良曲
キャラバンがいく キャラバンのBGM BGM系+軍歌系

スーパーマリオランド2 6つの金貨

スーパーマリオの外伝的な位置づけの作品だが、意外にも良曲が多い印象。特に、最初のステージとスペースゾーンステージはなかなかの仕上がりだ。いずれの曲もそのステージをしっかりと表現しているのが良い。基本的にスーパーマリオシリーズにはそれほど記憶に残る曲が少ないので、そのような意味では非常に印象的な作品。リストに掲載されている以外にも楽しげな曲が多い。

子供の頃に友達の持っていたゲームボーイを奪って没頭していた記憶がある(笑。小学生の私にはなかなかの難易度で、最終ステージのワリオ城にかなり手間取った記憶が

曲名 説明 ランク タイプ
メインテーマ 最初のステージ 良曲 愉快系
スターコース(SPACE ZONE) スペースゾーン(ステージ2) 良曲 BGM系

アークザラッド3

アークザラッドらしく戦闘曲に良曲が多い。序盤の通常戦闘で流れる「戦闘1」は、アレクたちの平凡な日常と迫りくる敵の脅威の境界線が曖昧なイメージ。まるで狩りのように、あくまでもライフワークとしての戦闘を彷彿とさせる。前作までとは違い、使命感が希薄な序盤の主人公たちには、まさにピッタリ。

「戦闘7」は、ゲームの中でも強敵に採用される曲。イントロのドラムは、まるで迫りくる強敵の足音のようで、そこから凄まじい聖戦が始まっていく。「アカデミー」は、アカデミーの威厳や規律を表現しているような荘厳な曲。

戦闘1 通常戦闘
アカデミー アカデミー関連イベント 良曲 荘厳系
戦闘7 フィアークリムゾンなど(ボスバトル) 準神曲 荘厳系

ボンバーマン3

BGMを意識して作られている曲が多く、繰り返し聴いても飽きず、どこか奇抜で不思議な曲ばかりなので、飽きるどころか洗脳されていく(笑)。そんな中、BGMの中で特に秀逸なのが、VSモードのBGMで、起爆装置を握る手にも力が入る。

友達とバトルモードに明け暮れていた日々が懐かしい。ルーイの導入によって、可愛らしさと手軽な面白さが際立った作品。

曲名 説明 ランク タイプ
M17 バトル VSモードのBGM 良曲 奇抜系+BGM系
M07 BGM2 エリア2全般のBGM(アチアチスター) 良曲 奇抜系+BGM系
M0B BGM6 エリア6全般のBGM(バグラーシップ) 奇抜系+BGM系
M04 セレクト3 ステージセレクト画面のBGM 奇抜系+BGM系

不思議のダンジョン2 風来のシレン

和製トルネコという感じのゲームで、サウンドにも和を重んじたものが多い。どの曲もそれなりの曲になっていて、個人的な好みとしてはダントツに特殊モンスターハウスでかかる曲だ。高難度ダンジョンのみの限定ハウスのため、落ちているアイテムにも良いものが多く、そんなプレーヤーのワクワクを存分に表現してくれている。

一作目の評判が良かったのか、トルネコに続く不思議のダンジョンシリーズの二作目として発売され、後に一大シリーズになったのは言うまでもないだろう。個人的に不思議のダンジョンシリーズでは一番プレイした作品で、高難易度ダンジョンも比較的ライトユーザー層のプレイを意識して作られているのが良い。

曲名 説明 ランク タイプ
杉並の旧街道 杉並の旧街道(ダンジョン) 和系
化物小屋 特殊モンスターハウスのBGM 愉快系

ロックマン2 dr.ワイリーの謎

ファミコンソフトの中でもかなり音に力が入っている作品で、耳に残る曲が非常に多い。バブルマンステージは普通にカッコよい曲だし、クラッシュマンステージは合間に入る効果音が印象的。ワイリーステージは、この音源を元にして曲が作られるほど有名なBGMで、なかなかの良曲に仕上がっている。

ロックマンシリーズのメインタイトルの中では1番のお気に入りアクション。まだ、弱点属性を突いたゴリ押しが可能になっている作品で、爽快感のあるプレイが可能となっている。1はやや高難度になっていて、3は爽快感が2ほどではない、このようなことからアクションとしてのバランスも2が完成されているような気がする。

曲名 説明 ランク タイプ
METALMAN STAGE メタルマンステージのBGM
BUBBLEMAN STAGE バブルマンステージのBGM
CRASHMAN STAGE(7:56) クラッシュマンステージのBGM(ぽっ~ぽ~♪♪) 奇抜系
FLASHMAN STAGE(10:22) フラッシュマンステージのBGM
WOODMAN STAGE ウッドマンステージのBGM BGM系
Dr.WILY STAGE1 ワイリーステージ1(おくせんまん) 良曲

ロックマン

曲名 説明 ランク タイプ
ELECMAN STAGE エレキマンステージのBGM

ロックマン3 dr.ワイリーの最期

ファミコンのロックマンメインタイトルの中では1番音にこだわられている作品で、非常に良曲が多い。リストには特に秀でたものを挙げてみたが、これ以外にも気になる曲がたくさん収録されている。

子供の頃に私の周囲で爆発的な人気を誇っていた作品で、上級生がプレイしているのを見て、やりたいと言い出せず指をくわえて見続けていたのを覚えている。

曲名 説明 ランク タイプ
MAGNETMAN STAGE マグネットマンステージのBGM 良曲 追復系
SNAKEMAN STAGE スネークマンステージのBGM
SPARKMAN STAGE スパークマンステージのBGM
Dr.WILY STAGE2 ワイリーステージ2のBGM BGM系

スターオーシャン セカンドストーリー

通常戦闘曲は聴けば聴くほど良さがにじみ出てくるような曲で、膨大なやり込み要素というゲームの特徴とマッチする。戦闘系の曲が多く、十賢者は各グループごとに専用曲を用意する気合いの入れようだが、はっきりいってこの程度の曲を乱発するなら、十賢者専用のめちゃくちゃカッコ良い1曲を作るのに集中すべきだったのでは?

比較的評価の高かったルシフェル戦などでかかる「The incamation of devill」もスクウェア黄金時代のバトル系(特に割とタイプが似ているロマサガ3の四魔貴族・本体戦)などと比べてしまうと、圧倒的な差を感じる。

当作のサウンドを担当しているのが「桜庭統」氏で、かなり有名なゲーム音楽作曲家だが、テイルズオブファンタジアの「THE SECOND ACT」や「FINAL ACT」という、かなりの名曲の作曲も担当した。これらの曲はどれもフィールド音で、このことからも割とフィールドやダンジョン系の作曲に向いた人なのではないか?とも感じた。

ただ、通常戦闘曲の「Stab the sword of justice」だけは圧倒的な仕上がり。不思議なことにファンタジアの曲のトップ3までには間違いなく入る「TAKE UP THE CROSS」も通常戦闘の曲で、神曲といっても言い過ぎではないが、これも彼が担当している。さらに、ファンタジアの同じくトップ3までに確実に入る「FIGHTING OF THE SPIRIT」、これは特定のボス戦の曲だが、こちらは別の人が作曲している。

こんな事実から、ゲーム中では特別な意味があるボス戦の作曲は苦手なのかだろうか?などと想像を巡らせてしまった。まあ、これを意識してその他の彼が関連しているゲームの曲を聴いたわけではないし、ヴァルキリープロファイルの「未確認神闘シンドローム」などもあるので、断言はできないが・・・

前作はスーファミでの登場となったが、ゲームの構想が親機の性能に見合っていない感じで、PSに鞍替えすることによってようやく完成した感がある。スターオーシャンシリーズの中で1番やり込んだ作品で、このゲームを語る上で膨大な数のアイテムコレクションは外せないだろう。また、ピックポケットには各キャラクター固有のアイテムが設定されていたりと、ファーストプレイのみではとても遊び尽せないボリュームのやり込み要素がある。

曲名 説明 ランク タイプ
Stab the sword of justice 通常戦闘 良曲

高橋名人の大冒険島

1面のアクションパートでかかる曲がこのゲームの代表曲と呼べるレベルの良曲になっている。基本的に愉快で楽しい、BGMを意識した曲が多いので、プレイの邪魔は決してしない。

SFCアクションの中でもサクッとできる感じのゲームとなっている。前作までに比べると難易度も控え目に設定されており何度かプレイすれば必ずクリアできるだろう。最後の最後に某有名アクションゲームの最後を彷彿とさせるギミックを見せつけられて唖然とさせられたユーザーも多いのでは?(ク○パ)

曲名 説明 ランク タイプ
Follow Wind ステージ1アクションパート BGM系+愉快系
the lsland of Everlasting Summer ステージ2-1 BGM系+愉快系

ドラゴンクエスト4 導かれし者たち(PS版)

これまでプレイしたドラクエのメインタイトルでは一番印象の薄い作品。ドラクエキャラクターに強い個性が反映されているというのがイマイチ馴染めなく、世間ではそれがきっかけになって数多くの四コマが作成されたりもしたわけだが、個人的には思い入れのあるキャラクターもいない。また、オムニバス形式のストーリーもあまりドラクエにはマッチしないように感じた。

曲名 説明 ランク タイプ
勇者の故郷 5章フィールド せつな系

ドラゴンクエスト6 幻の大地

ドラクエシリーズの中でも割と音が好きな作品。オープニングのドラゴンクエストマーチは色々な作品に採用されているが6のものが一番好みだ。通常戦闘は2の戦闘曲を彷彿とさせるようなインパクトのある曲になっていて、戦闘の中に様々な局面が表現されているようである。空飛ぶベッドはドラクエシリーズの乗り物の曲で1番のお気に入りになっており、重力から解き放たれた瞬間の喜びが存分に表現されている。

我が家に初めて舞い込んだドラゴンクエストで、初プレイはドラクエ5だったものの、実際に購入してプレイしたのはこの作品が初めてだ。それだけに思い入れの強い作品となっており、発売当初は丁度冬休みの時期で睡眠時間以外を全てこのゲームに注いだ思い出が。今でこそ時間を忘れてゲームをすることはなくなったものの、このドラクエ6は朝起きてスーファミの電源を入れて、気がつけば夜の9時、10時ということがざらにあった。思えば、何かに没頭するというのは私の場合この時代のゲームのみだったような気がする。

曲名 説明 ランク タイプ
序曲のマーチ タイトル画面
木漏れ日の中で 町のBGM 良曲 なごみ系
勇気ある戦い 通常戦闘 奇抜系
空飛ぶベッド 空飛ぶベッド(乗り物) 良曲 愉快系+希望系

幻想水滸伝3

サウンドに関しても前作に比べるとかなり見劣りしてしまう。強いて選ぶとすればボス戦の戦闘曲がなかなか良曲であるのと、個人的な好みとしてリザードクランとカラヤクランが冒険の序盤に会談する時の音が好きだったりする。

幻想水滸伝2があまりにも偉大すぎたためか、ファンの絶望感を一身に受けた作品。個人的には独特な世界観なんかが好きで、ルックやササライ関連の話題を掘り下げていった部分も悪くない。しかし、問題なのが2のエンディング後から数十年後という時代設定で、ファンの知らない間に好きなキャラクターがオジサン、オバサンになってしまうという始末である。2プレーヤーにとってはにっくきカラヤクランのルシアが族長になっていたり、2の戦争イベントに名前だけ登場したビッチャムも宿星入りを果たすという大躍進を遂げたり、と相変わらずの伏線満載だ。個人的にもったいないと思ったのが炎の英雄関連のイベントのボリュームが少なすぎる点で、登場させてしまっても良かったくらいだ。また、ユーバーが人外から程遠いいたって普通の人っぽくなってしまったのも残念。

曲名 説明 ランク タイプ
あゆみ寄り カラヤクランとリザードクランの休戦協定(イベント)
行く手を阻む者 ボス戦闘 バトル系
明るい農村(③4:48) チシャの村(町村)

ラプソディア

それほど突出した曲はないものの、どの音もそれなりの仕上がりになっている。その中でも4主人公の幼少期の回想時の戦闘、テラナー平原での戦闘がお気に入りだ。テラナー平原は単なるレベル上げスポットなものの、大草原で対峙した勇者と怪物の攻防という感じの曲で、壮大さが感じ取れる。

幻想水滸伝の外伝的な位置付けの作品で、幻想水滸伝4前後の時代設定となっている。個人的に外伝作品として非常に評価しており、特に序盤の物語である4の敵役であった海賊ブランドやペック、義賊エドガー、キカ関連のストーリーが秀逸で、最初からエンジン全開でスタートする。ただ、中盤から終盤にかけて明らかなパワーダウンが感じられ、まあ当時の作品としてはそれなりにストーリーも練られているのでご愛敬としよう。評価ポイントとしては上に挙げた序盤のストーリーと、さらに戦闘システムがある。幻想水滸伝にシミュレーションRPGシステムを導入したものだが、正直ここまでのレベルに昇華できるとは驚きだった。完全に新境地を開拓した感じで、後の作品に引き継がれなかったのがとても残念である。このシステムを使って幻想水滸伝ファンが1番気になる謎のひとつであるハイイースト動乱を描いてほしかった。

曲名 説明 ランク タイプ
昔、ラズリルという街で(1:23:20) ラズリル裏通りの戦闘(チビ4とチビスノウ) 良曲 希望系
大草原の攻防(1:36:23) テラナー平原(ダンジョン) 良曲

幻想水滸伝5

幻想水滸伝シリーズにしてはあまりパッとした曲がない印象だが、幻想水滸外伝をプレイしているユーザーならニヤッとすることができる深き薄明の森のサウンドがとても耳に残った。なんだかとても心地良い曲でBGMとして秀逸だ。

3、4と低迷する幻想水滸伝に一筋の光明が。そんな感じの作品となっているのが幻想水滸伝5だ。人気までは取り戻せなかったようだが、3や4に比べて随分楽しめる作品になっていると思う。ただし、冒険の舞台であるファレナ女王国はジョウストン都市同盟、ハイランド王国や赤月帝国とは地理的に離れているようで、そこまで1、2との関連性は見られない。ただし、1、2に続きゲオルグ=プライムが女王騎士という割と主要なメンバーとして登場しており、このおっさんはどこにでも出てくるようだ(笑。そのうち黒き月の騎士についても明かされるのだろうか?。とある祝いの席でミルイヒ=オッペンハイマーこと赤月帝国の花将軍の名前も出てきたりする。この人については変な意味で名がとどろいているようだ。また、夜の眷属ゼラセ、剣王リヒャルト、ギルドの魔弾の射手キャザリー、謎のエレシュなどなど中二病心をくすぐる魅力的なキャラクターも多く登場する。

曲名 説明 ランク タイプ
深き森、迷い森 深き薄明の森(ダンジョン) 癒し系

ロックマンDASH 鋼の冒険心

ひとつだけ思い出に残っている曲があって、それがエンディングテーマの『あなたの風が吹くから』で、エンディングの最中に唐突にかかる。長かったこれまでの冒険の思い出を噛みしめながら聴く曲は否が応にも好きになってしまう。また、曲自体も個人的にはなかなか好みだ。

ロックマンシリーズの派生作品で、フリーランニングという従来のロックマンメインタイトルには見られなかった柔軟性を追求した作品となっている。プレステのアクションゲームの中でもかなり好きな作品になっていて、サルゲッチュシリーズとコレ、というくらいプレイさせてもらった。世界観が秀逸で、冒険の舞台となるカトルオックス島はずっとそこに留まっていたくなるほどの居心地の良さがある。そんな居心地の良さがカトルオックス島の表の顔ならば、裏の顔は地下に存在するS級ディグアウターも真っ青な入り組んだダンジョンだ。最深部には島の存在意義に関する謎が隠されており、この表と裏のバランスが絶妙なのだ。島の人々との交流で癒され、いざダンジョンに潜ると、どこから何が出てくるかわからないバイオハザードのような緊張感がある。ロックマンは割とお子様向けの容姿をしているが、この描写でダンジョン探検のドキドキ感をしっかりと演出しているのは素直に凄いと思う。ちなみに、このダンジョン探索のドキドキ感を完全に薄れさせてしまったのが次作で、3作目にいたってはプロジェクト立ち上げの段階で頓挫してしまったようだ。しかし、3のプロジェクトを除いてみると、どうにもファンの意見で作り上げるゲームという耳を疑うような体たらくなプロジェクトのようなので、頓挫してしまって良かったと思っている。ファンの意見に耳を傾けているようではクリエイターとして失格であるし、どうせ初作を超えることはないのだから・・・

曲名 説明 ランク タイプ
あなたの風が吹くから エンディングテーマ

スーパーワギャンランド

FCワギャンランド2から正統進化を遂げた「ボスバトル1」が素晴らしい。短い曲ながらも、いっきに駆け抜ける疾走感は、本当に癖になる。サルバト~レ「ボートレース」、スト4「ダルシムのテーマ」、星のカーヴィ スーパーDX「グルメレース」など愉快系の曲の中では、歴代最高峰のひとつだろう。

また、「決戦Dr.デビル」は、ワギャンランドの様相からは想像できないくらい正統派のボスバトル音楽を表現している。ワギャンは、基本的に愉快で楽しい音楽が多いので、疲れている時でも、邪魔にならずBGMとして聴ける。

LAND BGM4(3:20) ステージ3などのBGM 愉快系
LAND BGM6(5:50) ステージ5などのBGM 愉快系
LAND BGM3(8:29) ステージ11などのBGM 愉快系
ボスバトル1 モザイク当て、数字探し(ボスバトル) 神曲 愉快系(特)+BGM系+疾走系
ボスバトル2 神経衰弱、しりとり(ボスバトル) 愉快系
決戦Dr.デビル Dr.デビル(ボスバトル) 良曲 バトル系

星のカービィ

まさに驚愕のパフォーマンスで、GBの性能をここまで引き出している作品には滅多に出会えない。サウンド面ならばGB史上、十指には確実、三本の指、トップ争いにも十分に絡むレベルではないだろうか?やはり代表曲は、カービィのファンなら誰もが知っている「GREEN GREENS」で、ここから幾多のアレンジを生み出していった。また、ついつい乗せられてしまうBGMとして「やきいもシューティング」は、かなりお気に入り。

人気シリーズ初代だが、この頃は主人公のカービィに主人公像が押し付けられておらず、変な生物がゲーム画面で暴れまわるという印象だった。パッケージの描写なんかを見ても、とても物語の主人公を務めるキャラクターには見えず、○に適当な手足をつけたような感じだ。初代パッケージのカービィの何とも言えない表情はジワジワとくる(笑

曲名 説明 ランク タイプ
GREEN GREENS ステージ1のBGM 準神曲
CASTLE LOLOLO ステージ2のBGM 良曲
FLOAT ISLANDS ステージ3のBGM 奇抜系
Mt.DEDEDE デデデ大王(ボスバトル) 奇抜系
やきいもシューティング カレー、やきいも状態のBGM BGM系+奇抜系

フェーダ ジ・エンブレム・オブ・ジャスティス

戦闘BGMとして繰り返し聴くことを強烈に意識した曲が多い。「LOOP」、「CHOP」などは繰り返し聴くほど良さがにじみ出てくる感じで、BGM系のゲーム音楽が好きな人は、おそらく気に入るだろう。「カウンターアタッカー」は、ややBGM感を弱めて、正当系のボスバトル寄りのアレンジという印象。そして、驚いたのが、四提督ラセツのテーマ曲「FAR EAST HURRICANE」で、まさかこの作風のゲームで和系の音楽を聴けるとは思わなかった!アレンジも上手いので、お気に入りの曲のひとつ。

シャイニングフォースとのキャラクターデザイン担当者繋がりでプレイしてみた。シャイニングフォースの世界観の特徴である 亜人種と人間の共存が、描かれており、シャイニングシリーズのファンならば親近感を覚えるだろう。また、リブラ値という一風変わったシステムを導入しているが、こちらは私には合わなかった。

曲名 説明 ランク タイプ
バルフォモーリア オープニング
カウンターアタッカー 戦闘BGM BGM系
スナイパー 戦闘BGM BGM系
TOMBOY トム関連のイベント せつな系
FAR EAST HURRICANE VSラセツステージのBGM 和系
LOOP 戦闘BGM 良曲 BGM系(特)
CHOP 戦闘BGM 良曲 BGM系(特)
ALLEGRO 戦闘BGM BGM系

ドラえもん2 SOSおとぎの国

当作の曲を担当したのは「森彰彦」という方で、以前ブログで同氏が音楽を担当した「ごきんじょ冒険隊」の話題を出したところ、その記事をたまたま読んだ方がご丁寧に曲名付で教えてくれ、それがこの作品を知るきっかけとなった。森彰彦さんの曲の特徴は尻上りと、大胆な変化で、こと変化に関しては驚きのテクニックを持っている。

当作でもそれが発揮されている曲が多く、「竜宮城最深部」、「勝負雲の上の巨人」なんかは、かなり面白い変化をする。また、「ボーナスステージ」には、さりげなく「ドラえもん」を連想させるメロディなんかが表現されていて好みだ。「森彰彦」氏は、1998年にお亡くなりになられ、31歳という若さだったようです。

当作が遺作となってしまったようだが、この方の変幻自在のテクニックを次世代機でも聴いてみたかった。ここ最近、次世代機で出されたゲーム音楽は、大胆な変化こそするが、まとまりが皆無であることが多く、これではテクニックとはいえないだろう。

曲名 説明 ランク タイプ
やんちゃな亀 浦島太郎ステージ1 愉快系
不思議のかたまり竜宮城 浦島太郎ステージ3など 愉快系
ボーナスステージ ボーナスステージBGM 愉快系+希望系
竜宮城最深部 浦島太郎ステージ4など 奇抜系+和系
勝負雲の上の巨人 ジャックの豆の木ステージ5など 良曲 希望系

ソーサルキングダム

ラストバトルの曲がメガドライブ音源で頑張っている感じで、曲の名前も格好良いバトルらしい。また、リストには挙げていないが、ボス戦の曲はSHIT!という名前になっており、なんというかこのネーミングセンスがツボった。

この作品は小さな頃に一度プレイしたことがあって、その後すぐに他のゲーム欲しさに売ってしまったという経緯がある。かなり昔の記憶なので当然作品名などは覚えておらず、大人になってからもう一度プレイするため、インターネットの検索機能を駆使したことがある。この作品で思い出に残っているのが敵をタコ殴りにして進んで行くというシステムで、敵にタコ殴りにされるか、敵をタコ殴りにするかの、際どさが魅力だ。MD+タコ殴り、メガドライブ+タコ殴り、などと強引な検索ワードで探した記憶がある。実はラングリッサーとはご近所さんで共にメサイヤの作品だったりする。

曲名 説明 ランク タイプ
BEAT OF EMOTION ラストバトル バトル系

ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説

孫悟空と修行は切っても切り離せない存在のためか修行シーンでかかる音楽は良曲が多い。また、バトル曲には耳に残るものが多く、特に通常戦闘曲は覚えている人も多いのではないだろうか。

まだバンダイが単体でも力のあった頃の作品でドラゴンボール人気に乗じてかなりの売り上げを記録したソフトになっている。割と知っている人の多いゲームになっていて、リストに挙げている通常戦闘曲を聴くと、とても特徴的なので当時を思い出す人もいらっしゃるのではないだろうか。原作のパワーバランスを比較的忠実に再現しており、そのためか悟空以外のキャラが後半は全く使えない。悟飯は最大レベルまで上げて大猿化すればかなりの戦闘力になるが、最大レベルにアップするためには膨大な経験値が必要で、大猿化するためのアイテムである月と尻尾はかなりのレアアイテムになる。また、原作ではスーパーサイヤ人になった孫悟空がフリーザを圧倒する様が描かれているが、本作でもそれが再現されており、非常に弱い最終ボスとなっている。なぜか、この当時には覚醒していなかったはずのベジータが隠しボスとして悟空達の前に立ちはだかる。また、ベジータは逃げる敵に対して追い打ちをかける性質を持っており、原作通り弱い敵にはよく吠える奴だ(笑

曲名 説明 ランク タイプ
通常戦闘曲 通常戦闘BGM 奇抜系
界王星での修行 界王様との修行BGM
宇宙での修行 宇宙船での修行BGM
ナメック星フィールド ナメック星フィールドBGM
フリーザとの戦闘 驚きなさいよぉ~~ バトル系

ドラゴンボールZ 超武闘伝

耳の残る曲が多く、特にベジータとピッコロのテーマはお気に入り。2もそうだが、製作者連中はベジータとピッコロがお気に入りなのだろうか?これらのキャラクターはとても力が入った音作りがされている。VS隠しセルはバトル前にサタン登場の演出があったりもするが、この曲を聴くにはかなり苦労する必要がある。

当時のドラゴンボール関連ゲームは良く売れた。超サイヤ伝説とは全く違う方向性の格闘ゲームジャンルの作品になっている。オープニングのクレジットが取り払われて、すぐさま悟空とピッコロが試合を始めるという粋な演出が記憶に新しい。また、サタンを見るため何度もプレイし、そのたびに18号の『やる気あんの?』を聴かされたプレーヤーも多いのではないだろうか。当時の記憶で覚えているのが嘘コマンドで、記憶に残っているものとしては特定コマンドを入力することによってセルが相手を吸収できるというものだ。ただ、通常悟空のみメテオスマッシュは隠し技として本当に存在する。

曲名 説明 ランク タイプ
ピッコロのテーマ ステージ1
ベジータのテーマ ステージ2
20号のテーマ ステージ4
18号のテーマ ステージ5
サタンのテーマ 隠し演出

超武闘伝2

上、X、下、B・・・、当時を知っている人ならこの裏ワザコマンドを聴けば当時の記憶がよみがえるはずだ。ゲームは前作に比べて、どこかこじんまりとしてしまった感じで、1作目が売れての2作目によくあるパターンだ。

相変わらずこのシリーズはベジータのテーマに良いものが多く、サイヤ人の誇りが表現されたような感じで、ベジータにお似合いだ。逆にピッコロのテーマは好きだが、ピッコロらしさはあまり感じなかった。

曲名 説明 ランク タイプ
ベジータのテーマ(7:51) ベジータのテーマ
ピッコロのテーマ(14:18) ピッコロのテーマ

ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記

決して音が悪いわけではないのだが、イマイチ印象に残る曲がないという印象。しかし、イル村の曲だけは別格で、伝説の剣士ヨーダの強さが表現されている。

某ファイアー○エムブレムを彷彿とさせる描写とシステムで物議をかもしだした問題作。しかし、ゲーム内容は正統派のシミュレーションRPGとなっており、前述の某ファイアー○エムブレムよりはずっと好きである。とにかくキャラクターに個性的な面々が多く、キャラゲーといった側面も持っているだろう。クリア後に対人戦を意識したデッキを組めるようになっているのだが、それまでには膨大な時間と労力が必要で、良い状態でデッキを組めたユーザーが日本に何人いるだろうか?というレベル。

曲名 説明 ランク タイプ
剣士の村 イル村のBGM 奇抜系

ぽん太とヒナ子の珍道中 友情編

GB音源にしてはかなり作り込まれているステージ2のお祭り峠がかなりの良曲。正直、このレベルの無名アクションにこのレベルの良曲が入っているとは思わなく大発見であった。

とある女の子から紹介されたゲームで、GBのかなり古い作品となっている。タヌキのぽん太とスズメ?のヒナ子のコンビネーションで進んで行くアクションゲームで、クリア時間によって真のエンディングか、ノーマルエンドかが別れる、なんちゃってマルチエンディングが採用されていたりもする。

曲名 説明 ランク タイプ
お祭り峠 ステージ2 良曲 和系

デンジャラスシード

おそらくアーケード版からの移植かと思われるが、メガドライブのシューティングゲームとなっている。メガドライブのゲームでも割と遊んだ記憶がある作品で、小学生が問題なく楽しめる丁度良い難易度なのでクリアも容易だった。

曲名 説明 ランク タイプ
STAGE 1、8 サウンドセレクト01
STAGE 1 BOSS、STAGE 9 サウンドセレクト02
STAGE 2 BOSS、STAGE 10 サウンドセレクト04
STAGE 3 BOSS、STAGE 11 サウンドセレクト06
ラストステージ サウンドセレクト13

まじかるタルるートくん(MD)

メガドライブのアクションゲームの中でかなり好きな作品で、キャラクターが可愛らしいゲームが好きなのも相まって、お気に入りとなっている。とっても可愛らしいタルが画面狭しと暴れまわる爽快感があり、難易度はかなり抑えて作られているため、誰でもクリアできるだろう。ゲーム中のいたるところに隠し部屋があり、原作でお馴染みのキャラが色々と話してくれる。ラストボスは『ざけんじゃ・ねえぞう』ではなく、タルのライバルであるライバーとなっている。

曲名 説明 ランク タイプ
ステージ2 愉快系
ステージ3 森パート 愉快系

新桃太郎伝説

風神、雷神戦やダイダ王子戦など惜しい曲が多い印象。リスト入りを果たした七夕の村のサウンドは、妙に耳に残っている。

少しずつ同社から発売される桃太郎電鉄シリーズに圧倒されていき、最近の子供達は名前すら知らないのではないだろうか。その桃太郎電鉄シリーズも先日、開発終了となってしまった。桃太郎伝説シリーズの中でも珍しく大勢の仲間を引き連れての鬼退治が可能な作品で、仲間の中には改心した元鬼軍勢の一員も含まれる。個人的には桃鉄シリーズのにっくきお邪魔キャラであるスリの銀二がお気に入りで、正義の盗みと包丁二刀流で鬼退治に貢献してくれる。

曲名 説明 ランク タイプ
村祭り 金太郎の村 和系+愉快系
希望の都 希望の都 愉快系
嵐の海戦 潜水艦での戦闘 奇抜系
天の川 七夕の村 癒し系

パロディウスだ 神話からお笑いへ

パロディウスらしい秀逸アレンジが目立つ。ホットリップス戦はパロディウスシリーズボス戦の中でもかなり好きなステージで、音楽の良さも関係しているのだろう。ステージ6は生粋の日本人ならば好きになるはずである(笑

スーファミ初のパロディウスシリーズでグラフィック、サウンド共に大幅パワーアップしている。極上に比べるとバランスは見劣りするが、それでも悪ノリ愉快なシューティングというジャンルは、この時すでに確立していたようだ。

曲名 説明 ランク タイプ
ホット・リップスのテーマ(12:34) ステージ3のボス 良曲 愉快系(特)
軍艦マーチで今日もフィーバー(16:45) ステージ6のBGM 愉快系

バトルドッジボール

当時はかなりプレイした人も多いだろう。バトルドッジボールといえばこの作品を指しており、続編が出ていたことを知る人はかなり少なそうである。ドッジボールの爽快感を最大限に高めたゲームで、ドッジ弾平にマジンガーゼットやガンダムの着ぐるみを着せてドッジボールをするといえばわかりやすいだろうか(笑。また、本作の最終ボスであるダークブレインはスーパーロボット大戦シリーズにも登場していたりもする。

曲名 説明 ランク タイプ
仮面ライダー 月面ステージ
グレートマジンガー 溶岩ステージ

フェリオス

溶岩、氷河と過酷なステージを戦い抜いたプレーヤーにとってオアシスを連想させるのがステージ6の曲で、ステージはキモイ生き物が巨大な岩石を投げてきたり、吸血コウモリが決死のダイブをしてきたりと忙しないステージだが、音楽の聴き心地は抜群だ。

アーケードゲームからメガドライブに移植された作品で、アーケード版の高難易度は随分抑えられており、遊びやすい難易度設定になっている。何を隠そう、我が家にとってはメガドライブ初のソフトで、確か本体に同梱していたのではないかと思う。シューティングとしての評価も個人的にはそれなりに評価しており、サクッと遊べるゲームという感じだ。

曲名 説明 ランク タイプ
地獄の番犬 ステージ6のBGM なごみ系

アークザラッド

一部の戦闘曲を除き、過度な演出を避け、大人しいイメージの曲が多い。しかし、バトル曲という芯は、しっかりと残されている感じで、何か物静かながら凄まじい使命感に燃える男「聖櫃の勇者」アークの活躍を讃えているようにも感じる。

また、本作の戦闘曲は、ストーリー性が高い。ゲームの内容という意味でのストーリー性ではなく、戦闘を表現するというストーリー性だ。

一通り聴いてみるとわかるが、本作の戦闘曲は、敵との邂逅、様子見、打ち合いなどなど、戦闘における工程がしっかりと描かれていることがわかる。特に「戦闘1」、「戦闘5」、「戦闘6」などは、ハッキリそれがわかる。

「戦闘2」の場合は、意気揚々と冒険に旅立つ若き勇者をイントロで表現し、サビでは冒険の苦難を表現しているようだ。オープニングのチュートリアル戦闘にピッタリの曲。

このようにストーリー性の高い曲が多いかと思えば、門下に迫る敵軍勢「戦闘4」のように、イントロからトップギアーで駆け抜ける曲もある。

また、「戦闘7」は、アララトスの遺跡ダンジョンのBGMだが、この曲のBGM感や中毒性は素晴らしい。このように、流石は「音と光のRPG」と豪語するだけはある完成度になっている。

戦闘1(05:55) トヨーケの森など 良曲
戦闘2(09:18) シオン山雪原(オープニング)など 良曲
戦闘4(19:33) パレンシア城門(ククル加入時の戦闘)など 良曲 追復系
戦闘5(25:26) ニカラスの森など
戦闘6(26:33) ルワジの森など
戦闘7(28:23) 遺跡ダンジョンなど 良曲 BGM系(特)

PSのRPGでかなり好きなシリーズで、初作なのでまだまだ実験段階と見受けられる部分が多数存在する。しかし、その発展途上な感じが魅力的でもあり、世界観もロマリア帝国の支配下にあり、陰鬱としているのだが、その感じもまた嫌いではない。ゲームとしての未発達と、帝国支配に甘んじる世界観が絶妙にマッチすることで誕生する閉塞感が一種の箱庭感を演出している。本シリーズの持ち味といえば、戦闘時にキャラクターが行動に合わせて喋る部分だが、基本的に良い声優ばかりなので感情移入してしまうユーザーも多かったはずだ。また、作中でアークの喋る蹴散らせが『ケツ出せ!!』に聞こえてしまうというネタは、ファンの間では、もはや語り草。

アークザラッド2

前作は、戦闘BGMに重きを置いた作品だったが、本作はそれが少し弱まった感じ。「タイムバトル」なんかは、前作戦闘曲のアレンジで、現代テイストになっているが、前作の方が好き。

そんな中でも個人的なイチオシだったのが「戦闘6」。割と、何気ない通常戦闘で流れるような曲だったと思うが、死と隣り合わせのハンターが、戦闘に対する恐怖に麻痺してしまったような淡々とした感じが良い。

フェーダのLOOPやCHOPなどと絶妙にマッチしそう。そんな意味では、SRPGらしい一曲と言えるだろう。また、下剋上がテーマのキメラ研究所壊滅作戦のロマリア編のホームであるクズ鉄の町で流れる「屑鉄町」は、とても耳に残る奇抜なメロディだ。

「エルクのテーマ」は、満を持して登場したヒーローという感じのあからさまな曲だが、キャラの頼もしさの関係で、個人的には幻想水滸伝2の「救出」に軍配が上がる。ストーリーの魅せ方も幻水の方が、1枚も2枚も上手だろう。

「モンジ」は、まさに任侠。モンジ親分のテーマ曲だが、後に追加で発売されたサントラで、ようやく収録された経緯があったような?

戦闘2(08:13) アルディア空港~ロマリア飛行船甲板、偽ガルアーノ、ガルムヘッドなど 疾走系
エルクのテーマ(09:27) エルクの登場シーン(リーザ救出)など 荘厳系
戦闘6(33:51) 路地裏、幽霊屋敷など 良曲 BGM系+追復系
屑鉄町(38:53) クズ鉄の町 奇抜系
タイムバトル(42:36) 1の戦闘4のアレンジ
モンジ モンジ親分のテーマ

シリーズで一番ハマった作品で、モンスターゲームという別売りのソフトをオークションで購入してまでプレイした記憶がある。前作とはセットと言えるレベルで、特にやり込みプレーヤーは前作から育成を考えなければならない。2で完璧なデータを作り上げるために1でレベルアップの吟味やバグを利用した素早さカンスト、低レベルクリアなど多数の制限を強いられたユーザーも多いだろう。また、チョンガラの店にコンバートされる宝箱の中身も曲者となっており、当然それを前提としたアイテム入手個数の突き詰めをしなければならない。このようにやり込み要素ばかりを追いかけた記憶のあるゲーム。総プレイは200時間はくだらない。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト2

その疾走感、流星の如く。「戦闘チャンピオンアイリス」がSS・HGのフロンティアブレーンを抜き、凄まじい疾走感で未プレーヤーを虜にする。流れ星が落ちるまでの刹那の戦闘。限界を超えた死闘が走馬燈を体験させる。などなど、色々な解釈ができる名曲で、そんな中にポケモンバトルの楽しさを表現するメロディなんかがあるのも良い。最後も秀逸で、物語の終幕を感じさせる。

戦闘チャンピオンアイリス アイリス(ボスバトル) 神曲 愉快系+疾走系(特)

まもるクンは呪われてしまった

YO-KAI Disco 冥界入口ステージ 準神曲 愉快系+奇抜系

ミスティークアーク

曲名 説明 ランク タイプ
闘う君のひとみは、いつも美しい 通常戦闘 良曲 バトル系

真・三國無双4

SWORDSMEN IN THE PLAIN(行軍) 関羽千里公など 準神曲 勇猛系

ガントレット(MD版)

名曲揃いのテルプシコラ勢の中でも、最高傑作といえるほど、音の完成度が高い作品。その中でも、「Sortie」は、私の中のメガドラサウンドナンバーワン。

MARCH in the DARK ウォータータワー(ダンジョン) 良曲 勇猛系
Sortie【ソーティ】 ファイアタワー(ダンジョン) 神曲 勇猛系(特)
Transparent Obstacle ウインドタワー(ダンジョン) 良曲

爆ボンバーマン

オープニング オープニングデモ 良曲 BGM系(特)
グリーンガーデン(03:48) ワールド1 準神曲 なごみ系+セツナ系(特)
ブルーリゾート(06:49) ワールド2 BGM系
ホワイトアイス(10:18) ワールド4 良曲 BGM系

探偵神宮寺三郎 夢の終わりに

EMOTIONS 準神曲

ポケットモンスターRSE

戦闘 野生ポケモン 通常戦闘 良曲 バトル系+BGM系

UNDERTALE

ほとばしる才能。そして、ゲーム音楽に対するあくなきリスペクトを感じる「MEGALOVANIA」が圧倒的。生粋の日本人として、クールジャパンあらため大和魂に、その才が宿らなかったことが少し残念。およそ2015年に完成した曲とは思えない完成度で、ゲーム音楽低迷期に燦然と輝く一輪の花。SFC時代からの派生としては、落としどころとして100点満点ですね。最近のクリエーターは、この曲に学ぶべきことが多いはずです。

MEGALOVANIA Sans戦 神曲 バトル系

ロックマン2 ザ パワーファイターズ

偶然、見かけたWebサイトで音楽が紹介されていたのが出会いのきっかけ。サイト上でも「ナパームマン」と「ファラオマン」のBGMが紹介されていて、まさにピンポイントで良曲のみをピックアップしていた。その後に全曲を聴いてみたが、明らかにこの2曲が突出している感じで、各曲の品質の差が激しい作品として妙に印象的だった。ロックマンFC時代の往年の名曲が多数アレンジされるかたちで収録されているが、「ナパームマン」をココまでの完成度に仕上げるとは驚き。

ナパームマン ナパームマン 神曲 勇猛系+追復系
ファラオマン ファラオマン 良曲 奇抜系

ベアナックル2 死闘への鎮魂歌

「古代さんアナタは天才ですか?」と言わせんばかりの、古代祐三の最高傑作。正直、MD音源で、ここまで音の総合力が高い作品を出せるとか、意味がわかりません。突き抜けた曲は存在しないが、良作クラスの音源が多数収録されている。「Never Return Alive」は、前作の「Attack the Barbarian」を見事にアレンジし、古代ワールド炸裂。

個人的には、非常にテンポの良い「Ready Funk」や「Wave 131」、「Go Straight」がお気に入り。私は、基本的に作曲家軸ではなく、ゲーム軸で音楽を探すので、古代祐三の全盛期の作品に出会うのが、かなり遅れてしまったが、思わぬサプライズをプレゼントしてもらったので、これはこれで良かったと思っている。サントラの総合力に関しては、全ゲーム中、ベスト10に入る勢い。

Go Straight(06:37) ステージ1-1 良曲
Never Return Alive(14:06) ボス戦闘 良曲 奇抜系
Ready Funk(22:13) ステージ2-2、3-2 良曲
Dreamer(23:59) ステージ3-1、3-3
Under Logic(29:19) ステージ4-1 良曲
Wave 131(37:05) ステージ6-1 良曲 BGM系
Jungle Base(40:10) ステージ6-2
Back To The Industry(43:45) ステージ7-1
Expander(45:21) ステージ7-2 奇抜系
Little Money Avenue(55:18) 未使用曲 良曲 BGM系

ベアナックル 怒りの鉄拳

ベアナックル2に続き名盤。「Attack the Barbarian」は古代氏の最高傑作なのではないか?というくらい好き。個人的には、噂に名高いアクトレイザーのフィルモア以上です。何か想像力を掻き立てられる曲で、プロレスの攻防を彷彿とさせる。序盤はグラウンド技の応酬で、お互いに小手調べをしているようなイメージ。そこから徐々にヒートアップしていく様子が描かれている。フィニッシュホールドまでは描かれておらず、逆にこれがBGM感を研ぎ澄ませて繰り返し聴ける。ちなみに、ベアナックルは一切プレイしていないので、未プレイ状態かつファイナルファイト系のアクションゲームという事前情報のみで、ここまで想像させるのは凄いと思います。

Fighting in the Street(02:27) ステージ1 良曲
Attack the Barbarian(07:18) ボス戦闘 神曲 奇抜系、BGM系(特)
Moon Beach(13:56) ステージ3 良曲
Keep the groovin’(18:55) ステージ4
Violent Breathing1(29:27) ステージ7

バッドオーメン

まず驚かされるのが、バッドオーメンがブロック崩しゲームであるということ!!曲から入ったので、普通にシューティングゲームだと思ってました。メガドライバーなら知る人ぞ知るテルプシコラ・ドライバの作品で、ガントレット並に使いこなされてます。中でも「気道」は短いながらも、かなりの名曲で、全体的にしっとりと大人しい雰囲気の曲が多い中、ガッツリと突き抜けてきました。曲名や曲調から死地に見出した活路という感じの曲で、この曲をBGMにオープニングをやってほしいくらいです(笑)。別にイントロダクションの曲が用意されていますが、スパロボIMPACTの「流れゆく硝煙」のようなかたちでも十分に使えると思う。おそるべしテルプシコラ(崎元氏)。

イントロ(00:00) イントロ セツナ系
気道 AirPassage(10:04) ステージ4 準神曲 勇猛系
草原(15:35) ステージ7 良曲

ストリートファイター4

「Morning Bay Stage Vietnam」をモンスト×ウル4コラボのサガットステージで聴いてストリートファイター4に興味が出る。ストリートファイターシリーズの衰退は聞いていたが、いざサントラを聴いてみると、低迷が嘘のようなハイレベルの完成度に驚かされた。各キャラテーマにも名曲が多く、イチオシはエレナとダッドリーのテーマ。また、ケンのテーマもレトロ時代から知っているファンにはたまらないアレンジになっている。ザンギエフのテーマも普通にカッコイイですね。それにしても、モンスト×ウル4コラボでは、数あるステージテーマの中から「Morning Bay Stage Vietnam」をよくピンポイントで選んだなと思う。選曲センスが抜群で、後のスト5コラボでも見事に「神月ステージ」を選んでますからね。

Theme of Ken SF4 Arrange(06:56) ケンのテーマ 勇猛系
Theme of Chun-Li SF4 Arrange(11:03) 春麗のテーマ 良曲
Theme of Zangief SF4 Arrange(14:50) ザンギエフのテーマ 良曲
Theme of Guile SF4 Arrange(16:46) ガイルのテーマ
Theme of Dhalsim SF4 Arrange(18:44) ダルシムのテーマ 準神曲 愉快系(特)
Theme of Dee Jay SF4 Arrange(26:15) ディージェーのテーマ
Theme of Dan SF4 Arrange(33:09) ダンのテーマ 愉快系
Theme of Dudley SF4 Arrange(42:51) ダッドリーのテーマ 良曲 BGM系
Theme of Makoto SF4 Arrange(44:49) マコトのテーマ 良曲 疾走系
Theme of C.Viper SF4 Arrange(46:42) クリムゾン・ヴァイパーのテーマ
Theme of Juri SF4 Arrange(53:35) ハン・ジュリのテーマ
Theme of Yang SF4 Arrange(59:00) ヤンのテーマ 良曲
Theme of Poison SF4 Arrange(01:00:44) ポイズンのテーマ
Theme of Elena SF4 Arrange(01:06:40) エレナのテーマ 準神曲 BGM系
Snowy Rail Yard Stage Russia 良曲
Cruise Ship Stern Stage Europe モンスト×ウル4コラボ(バイソンステージ)
Beautiful Bay Stage Vietnam 奇抜系
Morning Bay Stage Vietnam モンスト×ウル4コラボ(サガットステージ) 準神曲
Blast Furnace Stage Russia 奇抜系

制服伝説 プリティファイター

「森彰彦氏」繋がりで発見。ごきんじょ冒険隊と音の使い方が似ているので、すぐにピンと来た。「東京」と「愛知」が突出していて、東京はバトル系サウンドでバブル全盛期で表現したという感じ。愛知は、とても愉快なイメージで、こち亀の御堂春をイメージしてしまう。

東京(07:04) 赤坂樹里ステージ 良曲 バトル系
愛知【名古屋】(09:10) 紺野警子ステージ 良曲 愉快系

セクシーパロディウス

前作までに引き続き、相変わらずアレンジがめちゃくちゃ上手い。全体としては、愉快で楽しいイメージの曲が多く、マイムマイムのアレンジである「ラブリー乙姫」には、思わず丸美屋のCMを思い浮かべて、ニヤッとしてしまう人もいるのではないでしょうか。

過去には「スペースヒットパレード」などの名曲も出している当シリーズなので、疾走感あふれる曲も見逃せない。中でも「DEPARTURE FOR SEXY」は、かなりの名曲。パロディウス・シリーズの音源は、繋ぎが非常に上手く、急制動からの急加速に、心が揺さぶられる。大胆な繋ぎにもかかわらずに、決して曲全体のバランスが崩れない。これは、最近のゲーム音源にも取り入れてほしい技術だ。こと繋ぎに関しては、森彰彦氏の音楽に匹敵するレベルではないだろうか?

また、個人的に印象に残ったのが「はコンデDANCE」。とっても奇抜な音楽に洗脳されてしまいそう(笑)。極めつけが「マニアック・オブ・シューティング」で、収録曲の中でも圧倒的に長い力作となっている。私がもっとコナミ・クラシックに詳しければ、思うところがあったのではないか?なんて思う。しかし、単純に曲としての完成度も高いので、コナミ・クラシックを知らずとも十分に満足できる。

まさに、パロディウスシリーズの正統進化といえる音源なので、当シリーズのファンには素直におすすめできる。しかも、私が大好きな「ホットリップスのテーマ」まで、再集録されていて、至れり尽くせり。

ラブリー乙姫(10:51) 乙姫(ボスバトル) 愉快系
ペンキ’nペンギン(19:32) とうとうペンギン(ボスバトル) 愉快系
シューティングスターのテーマ(20:40) シューティングスター空中戦
DEPARTURE FOR SEXY(21:52) ブラックバイパー空中戦 良曲 勇猛系
Let’s sing!(23:16) ミッション5 空中ステージ 愉快系
はコンデDANCE(35:14) はコンデクレーン(ボスバトル) 愉快系+奇抜系
マニアック・オブ・シューティング(48:30) スペシャルステージ 良曲 希望系

魍魎戦記MADARA

破壊のシンフォニー(18:12) 八大将軍戦(ボスバトル) バトル系
MA-DA-RA 後半フィールド 良曲
炎の回廊(26:03) ダンジョン3
ABY’S PYRAMID(27:15) ピラミッド(ダンジョン) 奇抜系
Snow lsland(32:13) 雪のステージ セツナ系
ミロク帝 最終決戦(38:47) ミロク帝(ボスバトル) 良曲 バトル系

悪魔城伝説

「Beginning」なんですが、まさかこのレベルの曲にファミコン音源で出会えるとは思いませんでした!!文句なしに神曲ですね。コナミがゲームサウンドにおいて一時代を築き上げた事を証明するかのような完成度です。VRC6を使っているゲームは、基本的に良曲揃いですが、悪魔城に関しては、別格だと思います。

「Clockwork」も評価が高かったのですが、個人的にはイントロトラップに釣られている感が否めなかった。この系統なら個人的にライブアライブの「PURE ODIO」や幻想水滸伝2の「gothic Neclord」の方が圧倒的に上だと思いますね。

それよりもお気に入りが「Mad Forest」。一瞬でロックマンにマッチすることを理解しました(笑)。VRC6で、ファミコン時代のロックマンシリーズをリメイクしたら、めちゃくちゃ良くなりそう。私としては、3のマグネットマンステージをぜひVRC6で再現して欲しいです。

「Demon Seed」は、まさにVRC6を体現するかのような曲で、質感まで連想してしまうリアリティは凄まじい。個人的には、鎖が擦れる場面を連想してしまいます。「Dejavu」は、セクシーパロディウスの「ちゅーちゅーポルカ」で、まさに既視感を感じました。

「Big Battle」は、音の並びだけだと、不器用というか、コテコテのボスバトルって感じなんですが、VRC6の実力なのか、コナミの音づくりの巧さなのかわかりませんが、意外に好きです。基本的に、こんな音の並び方をした曲はあまり好きにならないんで印象的でした。

Beginning(2:46) 教会、町、墓場ステージ 神曲 勇猛系
Mad Forest(8:26) 森ステージ 良曲
Stream(14:07) 水道橋ステージ
Demon Seed(20:45) ドラキュラ城地下ステージ
Dejavu(22:17) ドラキュラ城本館ステージ
Big Battle(27:41) ドラキュラ第2形態(ボスバトル) バトル系

ザ・スーパー忍(PC-8801mk2SR)

SUNRISE BLVD(03:10) ステージ2-1
MAKE ME DANCE(04:35) ステージ2-2
LIKE A WIND(06:34) ステージ3-1
NINJA STEP(08:04) ステージ4 良曲
OVER THE BAY(14:33) ステージ7

アクトレイザー

フィルモア(04:22) フィルモアステージAct1、2 準神曲 荘厳系
ブラッドプール~カサンドラ(07:29) ブラッドプールステージAct1~2、カサンドラステージAct1 準神曲 荘厳系
人々の誕生(25:57) クリエイションモード

イース1・2(PCエンジン版)

オープニング(00:00) オープニング
FIRST STEP TOWARDS WARS(04:40) 草原 良曲
PALACE OF DESTRUCTION(10:26) 神殿地下 良曲
TOWER OF THE SHADOW OF DEATH(14:35) ゲームの塔
NOBLE DISTRICT OF TOAL(24:32) トールの聖域
ICE RIDGE OF NOLTIA(29:13) ノルティア氷壁
SUBTERRANEAN CANAL(35:21) 地下水路 良曲 勇猛系+疾走系
COMPANILE OF LANE(38:22) 鐘撞き堂 準神曲 疾走系
DON’T GO SMOOTHLY(41:20) 終盤イベント
TERMINATION(43:43) ダーム戦(ボスバトル)

ヴァーミリオン

Statts(04:22) スタッツの村
ERIAS(19:31) 町(都市系) 良曲 奇抜系
Dungeon(29:34) 洞窟(ダンジョン)
Village A(34:33) 町(集落系)
Light Song(37:35) ユルジス救出後(町村)
Dungeon2(40:00) 洞窟(ダンジョン)
Last City(46:59) アーネスト国(町村)

奇々怪界 月夜草子

Bridge Over Kappa River(23:37) ステージ4 浅橋 良曲 和系

奇々怪界 謎の黒マント

Boss Fight1(09:40) 豆頭(ボスバトル) 和系
Battle with Black Mantle(31:53) 黒マント(ボスバトル)

ベアナックル3

The Poets I(17:10) Alternate Stage 7 良曲 奇抜系
Happy Paradise(31:06) ステージ4-1 良曲 奇抜系