ティアリングサーガのキャラ「リー」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。対戦育成では早期加入が大前提(☆守りの杖)のため、マルジュと共に重要な魔道士系キャラ。
リーの人物像
ウエルトに上陸したばかりのリュナン軍にとって戦力増強は急務だった。そんな状況を踏まえると、魔法と回復をバランスよくこなせる司祭のリーがヴェルジェで選ばれても、何ら不思議はないだろう。
リーは、ヴェルジェの神官で、トーラスの少女であるプラムに癒しの術を教えた師でもある。
マップ1をクリアした後の選択肢でリーを選んだ場合は、愛弟子プラムに「☆守りの杖」を託す事になる。
初期Lvが高く、成長率が低い、典型的なお助けキャラで、ある意味ガロよりも、よっぽどジェイガンっぽい。
通常攻略においては、クリアする事には、すっかり忘れ去られている地味キャラ。しかし、対戦では意外に重要ポジションで、マルジュと魔道士系キャラのナンバー2の座を奪い合う事になる。
リーの能力
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 0% | 10% | 10% | 5% | 15% | 20% | 10% | 35% | 0% |
初期能力(Lv15) | 0 | 9 | 11 | 3 | 13 | 3 | 12 | 25 | 5(初期) |
司祭(上限) | 15 | 20 | 22 | 18 | 22 | 30 | 20 | 60 | 5(初期) |
覚えるスキル
初期 | なし |
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支援効果
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
プラム | 4% | 5% | マップ2戦闘中にリーを仲間にした状態でプラムが村長の家を訪れる (マップ2クリア後に「☆守りの杖」入手と共に支援効果発生) |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
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★(遭遇戦4のリグリア砦) | ★(モースの塔) | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟) | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
マップ1をクリアした後のヴェルジェにおける仲間キャラ4択の1人。初期Lvが高く、序盤はダメージを軽減されにくい魔法系の武器を扱えるので、加入してすぐ即戦力として使える。
また、リーのクラスである司祭は魔法と杖の両方を使え、「遠癒しの杖」が初期装備なので、序盤攻略の安定度が増す。
さらに、マップ2でプラムが「☆守りの杖」を入手でき、使い方次第では攻略難度を激減させられる。対戦を前提としない攻略なら、どんどん使っていけるので、ある意味、ナロンを加入させるより楽かもしれない。
ただし、ナロンがクラスチェンジでなるゴールドナイトの名声には勝てないのか、ナロンが選ばれがち。
また、リーもナロンもホームズ隊で、もう1度加入のチャンスがあるが、その際にはライネルも選択肢に加わるので悩ましい。
しかし、リーもナロンも、それぞれ違ったメリットを持つので、リー/ナロン/ライネルの中から、誰を選ぼうが、そこまで大きな変化はないだろう。
対戦評価
完璧に育てたリーを実際に対戦で使った事がないので、あくまでも予想になってしまうが、意外にデッキに差を生み出せるキャラではないだろうか。
対戦を前提としたキャラ育成をする場合、魔道士系キャラは4グループに分けられる。Aグループ「エリシャ」、Bグループ「マルジュ/リー」、Cグループ「メリエル/リシュエル」、Dグループ「アフリード/ティーエ」。
Aのエリシャは最優先キャラで、Bのマルジュとリーはどちらかを選んで育成。Cグループは「☆オーラレイン」の取得の有無により地形撃破数が大きく変化する。そして、Dグループは育成が間に合わないグループ。
エリシャの能力は、どのデッキでも差が付きにくく、Dグループも育成が間に合わないので差が付かない。
さらに、Cグループも「☆オーラレイン」を入手せずに、第二回編成でホームズ隊に配置するのがセオリーのため、意外に差が付きにくい。
そう考えると、Bグループに該当するマルジュとリーを丁寧に育成する事により、アドバンテージを生み出せる可能性がある。
そして、ライバルに差を付けるための育成のポイントになってくるのが、遭遇戦3(イスラ海賊)、遭遇戦2(トーラス山賊)、マップ11、マップ22、マップ23、マップ24での地形撃破数稼ぎだ。
ただし、魔導士系キャラを仕上げられるのは、せいぜいエリシャを含む2人が限界なので、リーorマルジュの2択になってくる。
リーとマルジュを比べてみると、支援効果の面で、ややマルジュが優れている。ただし、まともに機能しそうな支援効果がメルとメリエルくらいで、そのうちメルは1デッキ16人の中に残れるか非常に微妙なキャラだ。
リーの対戦に向けた育成方針
リー(☆守りの杖)orナロン(第一回編成前)orライネル
通常攻略においては、あまり選ばれないキャラだが、対戦を前提としたデータづくりでは重要。
マップ1をクリアした後のヴェルジェの4択で、リーを選んだ場合、「☆守りの杖」を入手可能できる代わりに、ナロンにリュナンとの支援効果を発生させられなくなり、ライネルの加入もあきらめる事になる。
対戦を前提とした場合、この選択肢については、リーを選ばざるを得ない。なぜなら、対戦において、ナロンやロファールに「☆守りの杖」を使う戦法があまりにも有効だからだ。
必殺化した「☆サリアの槍」を持ったナロンやロファールに一方だけが「☆守りの杖」を使える状況は、著しくバランスを崩壊させる。
その意味で、「☆守りの杖」は、絶対に外せない選択肢といえるだろう。また、プラムが場に出ていると、優先して狙わざるを得ない状況を作れるので、主力への被弾を一時的に防げる。
遭遇戦3の海川or森林の地形撃破数をリーに稼がせる
リーの習得スキルを確認するとわかるが、シゲン(クラスチェンジ前)と同様にレベルを上げてもスキルを覚えない。
そのため、遭遇戦3(イスラ海賊)の海川or森林の地形撃破数をリーに稼がせる選択肢もある。ただし、「☆サリアの聖書」入手前に育成するので、能力の吟味は大変。
支援効果やユニットタイプを見る限り、海川マップと森林マップのどちらの適正も大差ない印象を受けるが、海川の方がマップ数が多い。
しかし、森林マップにおいては、機動力の関係でナロンやロファールがやや動きにくかったりするので、その分、リーに活躍の機会が回ってくるかもしれない。
この事からも、一概にどちらの地形撃破数を稼ぐべき、という決めつけはできないだろう。
また、遭遇戦3の地形撃破数をリーに稼がせる場合、マップ12、13の海川の地形撃破数もリーに稼がせる事になる。
マップ22、23でエリシャのおこぼれをマルジュorリーに配分
マップ22、23は、草原と森林の地形撃破数を大きく稼げる貴重なシナリオ。しかし、地形撃破数稼ぎの最優先キャラとしてエリシャが存在するので、おこぼれをもらう事になる。
その場合の配分は、マルジュorリーになり、エリシャと同じく「イビルサンダ」を利用して稼ぐ事になる。おそらく、3人目に回ってくる事はないだろう。
また、これらのマップでリーorマルジュに地形撃破数を稼げる場合、エリシャの稼ぎが終わってからではなく、エリシャが討ち漏らしたモンスターも積極的に狙っていこう。
エリシャと同様に、MagとSklの値を調整しておくと、スムーズにイビルサンダ稼ぎが可能。
>> Mag、Sklの調整についてはエリシャの項目で詳しく説明
マップ24で海川の地形撃破数をリーに稼がせる
マップ24の地形撃破数は、エリシャに稼がせるのがセオリー。しかし、マップ22、23と同様に、エリシャのおこぼれをリーに稼がせる選択肢もある。
また、リー以外にも、マルジュ、メリエル/リシュエル(☆オーラレインを取る場合)などの候補が考えられる。
しかし、注意が必要なのは、山岳と城内の地形撃破数。第二回編成でリーをリュナン軍に配置する場合、山岳の地形撃破数稼ぎは遭遇戦2(トーラス山賊)、マップ11で「イビルサンダ」を利用して行う事になる。
その場合、クライスの山岳の地形撃破数があきらめる必要がある。また、遭遇戦2の山岳の地形撃破数をマルジュorリーに稼がせるか、クライスに稼がせるかで、遭遇戦2を攻略するタイミングが異なる点にも注意したい。
城内の地形撃破数は、26-2に登場するダークソルジャーのアーキスを利用しイビルサンダ稼ぎをする。
これは実践していないので未知数だが、兵種撃破数をフルに稼がせたアーキスなら、かなり健闘してくれるのではないだろうか?
また、最善を尽くすなら、アーキスへの被弾を防ぐため、26-2でイビルサンダ稼ぎをするキャラの歩兵系の兵種撃破数を意図的に稼がせない方法もある。その場合、該当キャラの歩兵系の兵種撃破数稼ぎはマップ35の闘技場を利用する事になる。
さらに、マップ26-2での城内の地形撃破数稼ぎを十分に行うため、レティーナも加えた、召喚役2名体制のイビルサンダ稼ぎも良いかもしれない。
ただし、エンテに加え、レティーナも召喚役にする場合、Lv8で覚える「召喚」により、ブラードで習得する地形系スキル枠がひとつ減る事になる。
リーの地形系スキルはどれを習得させるか?
リーは初期習得スキルもなく、レベルアップによる習得もないので、地形系スキルはフル習得可能。
「剣闘士」は荷が重すぎるので、「剣闘士」と「破邪」を除く、「○○の戦士」6つを覚えさせるとよいだろう。
上で紹介したように海川、森林、草原の地形撃破数を稼がせる場合、当然、それに該当した「海の戦士」、「森の戦士」、「草原の戦士」は重要になってくる。
また、ナロンやロファールが弱体化する城内、山岳、辺境も重要だ。
LUKプラス、MHPプラス、スーパープルフが必要
リーは初期Lvが高く、成長率が低いので、どんなに頑張ってもレベルアップだけではLuk、MHPが最大値に達しない(スーパープルフを使っても)。
そのため、レベルアップで最大限に吟味したとしても、「LUKプラス」が1個、「MHPプラス」が2個、「スーパープルフ」が1個、必要になる。
また、成長率が低いのでレベルアップが吟味がかなり大変なキャラだ。特に、地形撃破数稼ぎの関係で、「☆サリアの聖書」入手前にレベル上げをした場合が顕著だ。