ワードプレス テーマ変更 検索順位 Cocoonはアクセス数に影響ある?

ワードプレスのテーマ変更は、どのくらいアクセスに影響を与えるか?「Cocoon」に変更後のアクセスの変化から考えます。

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ワードプレスのテーマをCocoonに変更

「夢と金」をある程度の期間ご覧になっている方なら気づいたかもしれません。当サイトは、3月くらいにワードプレスのテーマ変更をしました。

「Cocoon」という無料テーマです。このテーマが予想以上に優れものでして、今後、新サイトの立ち上げは、Cocoonに任せておけばよいな。ってくらい気に入っています。

しかし、運営期間がある程度以上のサイトは、ワードプレスのテーマ変更により、アクセス数減少の可能性があるようでした。ココが気になって、非常に迷っていたんですよね。

とはいっても、アクセスの減少が致命傷になるほどのアクセスがあったわけでもないので、思い切ってテーマ変更をしてしまいました。

変更するテーマの候補は、CocoonとLuxeritas(ルクセリタス)で最後まで悩みました。しかし、Cocoonのサイトを覗いてみると、制作者の「わいひら」さんのサポートが異常に良い、という事でCocoonを選びました。

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Cocoonにテーマを変更した後にアクセスが急激に減る!!

ワードプレスのテーマをCocoonに変更して、アクセスの推移を観察していました。2~3日後まではいつも通りだったのですが、その後に急激にアクセス数が下がります。

検索順位も全体的に落ちている感じで、「やっぱり、きてしまったかぁ~」という感じでした。

しかし、色々と調べてみると、このアクセス数の減少はCocoonが原因ではないんです。アクセス数の減少や検索順位の低下の理由は、Googleによる検索エンジンのアルゴリズム変更でした。

不運にも絶妙のタイミングで、Googleがアップデートしてたんですね。単純にアルゴリズムの変更でサイトの順位が落とされたというだけでした。

UVは下がったけどPVは上がった

結果的に、検索エンジンのアルゴリズムに嫌われた影響をCocoonが相殺してくれたかたちになりました。Cocoon変更後に顕著だったのが、PVの増加です。

PVが変更前の1.5倍から2.0倍くらいになっていて、Cocoonにテーマ変更する事により、様々なアクセスアップ機能をデフォルトで使えるようになったのが大きいです。

関連記事の表示

最近のワードプレスのテーマになら、ほどんとデフォルトで付いている機能です。しかし、私が以前、使っていたテーマには付いてませんでした。

この関連記事の表示は、予想以上に効果があるようでして、ページ間の移動が増えました。これに関しては、Cocoonのおかげで勉強になったので良かったです。

おそらく、関連記事の表示があるテーマからCocoonに変更していた場合、その有用性に気づく事はできませんでした。

検索順位の低下から見たアクセス数の減少は妥当な数字

検索順位におけるクリック率は、1位と2位、3位では雲泥の差がある事は周知の事実です。これを踏まえると、アルゴリズムのアップデートにより低下した検索順位から見たアクセス数の減少は妥当な感じです。

そんな意味で、当サイトにおけるワードプレスのテーマ変更によるアクセス数(UV)の変化は、ほとんどなかったのではないかと思います。

わいひらさんが言っていた「テーマごときはSEOにほとんど影響しない」。私のサイトに限っては、まさにこの言葉通りだったと思っています。

というのも、私がサイト運営を始めた数年前に比べて、近年のGoogleは、ページ内容を評価する能力が相当上がってます。

以前は、ドメインパワー(サイトパワー)による横暴がまかり通っていた感じでしたが、近年は個別ページ毎の評価がよりしっかりと行われるようになったと感じています。

まぁ、ゲーム業界に限定すれば、「GameWith」や「Game8」によるドメインパワーの横暴が許されているような状況ですが…。

ただし、GameWithに関しては、モンストなどのスマホゲームの攻略に限っては、普通に使いやすかったと思います。

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テーマをCocoonに変更する際に気になった内部施策

以前、使っていたテーマからCocoonに変更するにあたり、内部施策面でいくつか気になっていた事がありました。

「All in One SEO Pack」を削除

無料で使えるSEOツールの定番プラグインです。しかし、無料版の「All in One SEO Pack」にできる事は、ほぼ全てCocoonに備わっている機能です。

そのため、metaタグの重複などが気になり、思い切って削除してしまいました。その影響なんですが、現在までのところ、ほとんどないと思います。

カテゴリーページのインデックス

これもかなり迷ったのですが、以前までのテーマではカテゴリーページはnoindexでした。しかし、Cocoonでは、カテゴリーページのカスタマイズが容易にできるので、有効活用したいと思い、インデックスさせる設定に変えました。

この場合に気になるのは、ページ内容の重複による検索エンジンの評価が下がる点ですが、これも変更後にページ順位が落ちたような挙動は見受けられませんでした。

まぁ、Googleがこのくらいで評価を下げる程度の理解力ならば、ページの最初に目次を置くのもNGになると思いますんで、多分、大丈夫だと思ってましたけどね。

ただし、保険として、エントリーカード内に自動で抽出される、リンク先ページの冒頭文章は表示させない設定にしました。

構造化マークアップ

ここら辺になると、私は全くわからないんで、デフォルトで構造化マークアップに対応しているのは非常に助かります。

まぁ、現時点で構造化マークアップがSEOに大幅な影響を与える事は、あまり考えられないようですが、それでもちゃんとしてた方が気持ち良いですからね。

パンくずリスト

無料のパンくずリスト関連のプラグインに使いやすいのがないので、Cocoonにデフォルトで装備されてる機能は助かりました。

自分で一からカスタマイズできるほどの柔軟性はありませんが、それでも定番プラグインの「Breadcrumb NavXT」なんかよりは、圧倒的に使いやすい。

AMP

Cocoonは、AMPにも対応していますが、ネットの情報を調べる限り、AMPが原因でアクセスが減少した人が多かったので、今のところは使用せずに保留にしています。

これまでAMPに対応していないようなサイトがAMPに対応する場合、しっかりと調べた方がよいかもしれませんね。個人的には、ワードプレスのテーマ変更よりも傷が深くなりそうな印象を受けました。

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テーマとパーマリンク(スラッグ)とリンク構造は最初にしっかり決定しよう

ワードプレスのテーマ変更を経験してみての備忘録。

テーマは最初にしっかりと決める

これからワードプレスで新サイトを立ち上げる予定の方は、しっかりとテーマを決めるべきです。

私の場合は、結果的に影響は少なかったのですが、アクセスが大幅に減少する可能性もないわけではありません。

また、ある程度のアクセス数を獲得してしまうと、テーマ変更によるデメリットが発生した際の被害も大きいので、やはり、最初にしっかりとテーマを決めるべきですね。

ちなみに、無料テーマに限定するなら「Cocoon」は、かなりおすすめです。

パーマリンクとリンク構造をしっかり決める

どうせテーマをしっかりと選んだなら、パーマリンクとリンク構造も最初に計画を立てておきたいところです。

パーマリンクはドメイン右側の「/」以下に割り当てられる文字列(数字)の事です。ワードプレスは、無料ブログとは違い、これらを自由に変更できます。

しかし、ある程度、サイトを運営した後に変更するとページURLが変わってしまうので、検索エンジンの評価に影響を与える可能性があります。

「スラッグ」はパーマリンクを変更するためのワードプレスの機能を指すようです。

そのため、新しい記事を書く毎にしっかりと決めていきたいところです。また、同様にリンク構造も決めておきましょう。

特別なテーマを使ったり、特別な改造を施したりしない限り、リンク構造はワードプレスのカテゴリで決定します。

私は、この辺については素人なので、Cocoonのデフォルトの機能やカテゴリ関連の無料プラグインが、ディレクトリ構造に基づいたリンク構造を形成してくれるかはわかりません。

しかし、Cocoonの場合、マークアップにより、カテゴリの構造自体は検索エンジンに伝えているようです。

各記事から各カテゴリページに集まる内部リンクのSEO効果が、どの程度かはわかりません。

しかし、Cocoonのテーマは、関連記事の表示にカテゴリを使ってますし、パンくずリストからカテゴリページへの流入も狙えます。

また、ネットをスマホで閲覧する層が、かなり増えてきた事により、PC閲覧で言うところの右カラムや左カラムのメニュー項目の存在感がかなり希薄になっています。

そのため、パンくずリストや関連記事の重要性は、PC閲覧全盛時代に比べると、かなり高くなってきています。

このように、内部施策だけではなく、ユーザービリティにおいてもリンク構造やカテゴリは重要になってきているので、最初にしっかりと、どんなリンク構造にするか決めておきたいところです。

CSSは簡素に

今回、ワードプレスのテーマ変更を経験してみて思ったのは、スマホ閲覧層をメインにしたサイトなら、CSSはできるだけ簡素にした方がよいなと思いました。

というのも、スマホ閲覧の場合、相対的にデザインが苦手なサイト運営者が有利になります。なぜなら、スマホ閲覧にとって、装飾は邪魔でしかないから。

スマホ閲覧に求められるのは読みやすさなので、文字の大きさ行間などの基本的なデザインの方が重要です。

例えば、「夢と金」は、ヘッダーに画像を設定していません。これはPCで閲覧すると、かなり物足りなさを感じるのですが、スマホだとそうでもないんです。

このように装飾という意味でのCSSは、PC閲覧全盛時代に比べると、かなり優先度が落ちてきているので、今後の引っ越しの手間を考えれば、できるだけ簡素の方がよいです。