ドラクエ6のメタルキングヘルムを語る。衝撃のサタンジェネラルがドロップ。入手方法や確率。
メタルキングヘルムとは
ドラゴンクエストの天空シリーズにおける最強装備の一翼を担う存在。80年代生まれの冒険者たちにとっては憧れの武具であり、世界を救う事よりも、メタルキングシリーズを入手する事に心血を注ぐプレーヤーも多数いた!?
ドラクエ6では、前作に続く登場となったが、とある事情により、レア度という意味では、それほど印象に残る防具ではない。しかし、守備力という意味では、文句なしの最強装備。
特に呪文耐性が終わっている事が多い、人間系仲間キャラの耐性底上げには使える。
メタルキングヘルムの性能
守備力 | 70 |
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かっこよさ | 38 |
入手方法 | メダル王に小さなメダルを70枚わたす サタンジェネラルが1/256の確率で落とす |
装備できる仲間 | 主人公/ハッサン/アモス/テリー/ドランゴ/リップス/スライムナイト/キラーマシン2/レッサーデーモン/ボストロール/スライム/ホイミスライム/キングスライム/はぐれメタル/泥人形/腐った死体/スーパーテンツク |
備考 | ザキ系、ラリホー系、メダパニ系、マホトーン系にかかる確率を下げる |
メタルキングヘルムの思い出
冒険の佳境とメタルキングシリーズ
メタルキングシリーズは、中期ドラクエシリーズにおけるモノサシの一種で、ゲームの攻略度を確認する尺度になりましたよね。
当時は、ネットで攻略情報を調べる事もできませんでしたし、攻略本を手元に置いておける程の金銭的な余裕もありませんでした。
大体、この装備が手に入る頃には、冒険も佳境なので、「もう少しで終わるのかぁ~」なんて、子供ながらに感慨にふける事も多かったです。
そういった意味では「メタルキングの剣」も印象に残っていて、ドラクエ5では序盤のオラクルベリーでも入手する事が可能だったので、まさか「ムーアの城」の後半の宝箱に入ってるとは思わず焦燥感を覚えたプレーヤーも多そう。
「メタルキングの鎧」を除けば、残りは比較的目立つ場所での入手なので、「メタルキングの剣」を取り逃したと勘違いして、レミラーマや「盗賊の鼻」を連発したプレーヤーも多いのではないでしょうか?
こう考えると、やっぱりメタルキングヘルムをはじめ、このシリーズはプレーヤーにとって特別な装備で、時代的にはロト装備よりもずっと思い入れが深いです。
マウンティングの心地よさに酔う
私くらいの時代の子供って、ネット環境もそれほど整っていなかったので、少年ジャンプのドラゴンボールの展開をネタバレすると死にかけましたし(笑)、ドラクエやFFをいち早く攻略したプレーヤーは勇者になれました。
実は私、近所でもRPGをクリアするスピードがかなり速い方で、あまりの速さに先生に怒られた事もありました。
ただ、ドラクエ6では持ち前の長所を発揮するに至らず、なぜなら本作はクリスマスプレゼントに買ってもらったからです。
本作の発売日は1995年の12月9日なので、10日から2週間程度遅れてゲームを始めた事になります。そのため、周囲には既にクリアした友達も多かったですね。
それと、ドラクエ6の場合、夢見の洞窟のメタルスライムでのレベル上げにハマりすぎた事と、下レイドックの城に入る為の「貴族の服」のからくりがどうしてもわからずに、かなり時間を浪費した記憶があります。
ちなみに、貴族の服のからくりを教えてくれたのがY城君と、今でも鮮明の覚えてます。
サタンジェネラルがメタルキングヘルムを落とす
これ実は、ドラクエ6のかなりお気に入りな部分です。最後のダンジョンであるムーアの城の回復ポイントの付近に出現するサタンジェネラルが1/256の確率で、メタルキングヘルムをドロップします。
このように確率は低いのですが、本作にて初導入となった盗賊の盗む特性や、サタンジェネラルの高い経験値、そして、ムーアの城の2Fにある回復スポットのおかげで、数字ほど入手難度が高くないイメージです。
ドラクエ6では、攻略の速さでマウントを取る事に失敗したと書きましたが、その代わりにメタルキングヘルムのドロップ数でマウントを取る事に成功したのでした。
確か、私のデータの道具袋に15個くらいあって、色々な友人が褒め称えてくれた記憶があります(笑)。
小学校の高学年だったので、いきなりメタルキングヘルムの個数を自慢するのも嫌らしいという自覚はあり、さりげなく、道具袋をスライドさせて気づいてもらおうと必死だった記憶が(爆笑)
主人公はセバスの兜か?メタルキングヘルムか?
上記の通り、ドラクエ6では比較的簡単にメタルキングヘルムを増殖できます。例に漏れず、主人公の最強兜もメタルキングヘルムなわけですが、「伝説の武具を主人公に装備させないなんて何かに申し訳ない病」が発動。
このジレンマは、ドラクエ5の時にもあって、どう考えても「メタルキングの剣」の方が強いのに、あえて「ドラゴンの杖」を装備させてました。
思ったんですが、ドラクエ6の終盤の主人公に「セバスの兜」を装備させるプレーヤーとメタルキングヘルムを装備させるプレーヤーで、ある程度の性格がわかるような(笑)
個人的に私の周囲では、メタルキングヘルムを装備させるプレーヤーの方は、あまり小さな事を気にしない方が多かったような?
ただ、調べてみるとメタルキングヘルムよりも、「セバスの兜」の方が妨害系呪文に対する耐性は高いようですね。
その希少価値はメタルキングシリーズにあらず
この当時のドラクエでは、メタルキングシリーズは、増殖できない、もしくは増殖するのが非常に難しい、という事が多かったです。
ドラクエ5の「メタルキングの剣」なんかも、複数入手する場合はかなり面倒ですからね。「メタルキングの鎧」も、カジノの仕様変更により6では非常に面倒ですし、5でもメタルドラゴンからドロップするまで粘るのは大変です。
しかし、ドラクエ6には盗賊という職業が存在するので、パーティー4人が盗賊で挑めば、それなりに簡単に増殖できてしまいます。また、同エリアには「力の種」を集める際にお世話になるバトルレックスが出現するのも関係していると思います。
そのため、ヘビーユーザーになればなるほど、メタルキングヘルムが腐るほど余っているという状況は普通にありえます。
このように本来は希少価値が高いはずのメタルキングシリーズですが、ドラクエ6のメタルキングヘルムは、妙な仕様により、希少性のない不思議な最強装備なのです。