人気ユーチューバーのポチパパの批判や誹謗中傷に思う事。ドッグトレーナーの業界をプロ9割偽物論から語る。嘘と欺瞞にあふれるプロを見極める目を養おう。
人気ユーチューバーのポチパパこと北村紋義さん
以前、とても面白いユーチューブチャンネルがあると、ポチパパこと北村紋義さんを紹介した事がありました。
記事にした当時は、知る人ぞ知るユーチューバーという感じでしたが、いよいよ人気が爆発してきたようです。
ポチパパに関しては、話題性と質が伴ったユーチューバーだったので、いずれこうなるとは予測してました。もう、ユーチューブの動物愛護ジャンルにおいては、一大チャンネルといっても過言ではありませんよね。
相変わらず、ちょくちょく視聴させてもらっているのですが、今回もポチパパの周辺に関して思うところがあったので、記事にしてみました。
というより、ポチパパがUUUMに在籍していたのは驚きでした!?今は変わったみたいですけどね。
ポチパパはなぜ批判や誹謗中傷されるのか?
同業者からすると目の上のたんこぶ
上のリンクは、ポチパパちゃんねるの再生リストです。
これ多分、金儲けに比重を置く、同業者からするとたまったもんじゃないと思います。
ポチパパは、自身の培ってきたドッグトレーナーとしての技術を惜しみなく提供していて、各再生リストにて、howto動画を無料で公開しています。
私も結構視聴してるんですが非常に質が高い。同様の内容を有料で提供するドッグトレーナーも普通いそうです。
個人的には、「イタリアン カネ・コルソ」のトレーニング動画が衝撃的で、問答無用というか、素人でもポチパパの実力がわかってしまう凄まじい説得力があります。
つまり、あまりポチパパが有名になってしまうと、困ってしまう自称プロの方々が少なからず存在するという事なのです。
まぁ、私が籍を置いているネット業界で言えば、有料情報商材やオンラインサロン参加権を売っているゴ○インフォプレナーと同様の内容を無料で提供してしまうみたいな事ですね。
しかも、ポチパパの場合は、有料で売っても特段問題ないような内容の商品を無料で提供してしまうわけですから、同業者から圧力も大きいでしょう。
秋田犬保存会との確執
以前、ポチパパが動画でボソッと呟いていたのを聞いたくらいで、詳しくは知らないのですが、秋田犬保存会との間にも確執があるようです。
ただ、ポチパパの活動内容を見ていると、大方の予想はつきますが…
こういった弱者救済や動物愛護、宗教などを掲げる集団が、組織的かつ一定以上の規模になった時に必ず発生するのが利権です。
大小はあれど、利権に関しては100%発生すると考えて間違いありません。
そして、ポチパパは自分で「多分、考え方が犬なんでしょうね(笑)」と言ってしまうくらい、犬本位のポジションなので、既得権益層に対する忖度が、ほとんどないんだと思います。
こういった団体は、反発する者に対しては非常に厳しい顔を向けるのが常。ましてや秋田犬保存会という事で、伝統や文化を重んじる風潮からくる、村社会的体質も強そうです。
そのため、動物愛護に関わる既得権益層としては、ポチパパを村八分状態にしたいというのが正直なところではないでしょうか。まぁ、私の勝手な邪推なんですが。
さらに、ポチパパにとって秋田犬は、特別な存在でもあって、なぜなら秋田犬の「アキラ」や「大吉」は、ドッグトレーナー北村紋義の根の部分に深く関係しているからです。なので、どうしても譲れない想いもあるんでしょう。
それと、多分表面化していないだけで、ポチパパはこういった苦労をたくさんしていると思います。
ちなみに、秋田犬に関しては、日本からロシアのプーチン大統領に贈られた事からもわかるとおり、既に外交カードにまでなってしまっているので、それなりの利権がつき纏っている事でしょう。
善意の過剰要求
人間って、とても不思議なもので、元ヤンキーが善行を1つしただけで過剰に持ち上げたりします。また、田代まさしが何度も薬物依存で逮捕されファンを裏切っているのにも関わらず、一定数のファンが付いていたりもします。
その反面、日々、善行をする人に対しては、徹底的に粗探しをする性質を持っていたりもします。
ポチパパとアンチの関係もまさにコレで、それが顕著になった動画がコレです。
確か、N国党旋風の真っただ中で、立花孝志関連の話題について、ポチパパが発言した動画だったと思います。
動画のコメント欄にもあるとおり、本来、ポチパパのような活動をしているチャンネルが、政治的発言をするのはデメリットしかないと思います。
しかし、それを平気でやってしまうところからも、タブーに切り込む事に対して鈍感、臆さないタイプの人間である事がわかります。
結構、この動画を視聴してポチパパを批判している人は多かったと思いますが、私はむしろ信頼性が高まりましたね。
ポリティカルコネクトレスだか、コーポレートガバナンス改革だか知らないですが、誰もが世界の潮流に迎合する世界が面白いはずがありません。むしろ、気持ち悪い。
そんな意味で、この動画からはポチパパの人間性を垣間見れた気がして嬉しかったです。「俺が語りたいから語るんじゃ」的な(笑)。これぞ職人!?
むしろ、タブーに切り込む事を臆さない精神力って、真の動物愛護に最も大切な事ではないでしょうか。
そして、本題なのですが、ポチパパのような人に対して、善意の過剰要求をするのは、やめた方がいいという事です。
この行為は、結果的に才能を腐らせるので、かなり嫌いな行為なのですが、ポチパパはあくまでも動物愛護やドッグトレーナーのプロです。
かの名監督王貞治は「プロは人間じゃいけない」と申しましたが、このプロとは、野球のプロを指しているわけで、思想信条にまで口出ししているわけではないのです。
そのため、プロドッグトレーナーとしてのポチパパと、それ以外の北村紋義の評価は別個に考える必要があるでしょう。
ただ、上に書いたとおり、この発言が私のポチパパに対する信頼性の担保に繋がったという事実もあり、なかなか難しいところもあると思いますが。
簡単に言ったら、ポチパパの心意気やその技量を応援するなら、このくらいの発言は織り込んだ上で応援しようよ。って事です。
本当の意味での才能が、たかだかひとつの失言や暴言で潰れるのは、あまりにももったいないすぎます。
それと、この動画のコメント欄に沸いているアンチは、本来ポチパパのアンチではなく、立花孝志の信者です。立花さんの狂信者が、一番息巻いていた時期なので、取りあえず立花孝志を批判する相手は批判するがセオリーなわけです(笑)
そして、この人たちが非常に嫌らしいのが、ポチパパファンを装うという点ですよね(爆笑)。まぁ、最近はどっかの自称カリスマ床屋(爆笑)を筆頭に意気消沈しているようですが。
私は、保守界隈の動画を結構見るので、信者が特定の保守言論人に聖人君子や清廉潔白を過剰に求め、発狂する様を多数見てきました。
これが最も顕著なのが桜井誠に対する「口が悪い」(爆笑)という批判。そんなもん関係ねえよっ!?まぁ、この程度の評価基準の国民が大多数である限り、民主主義の行く末は暗黒でしょうね。
ただし、その反面、ネット民意の暴走には注目している自分もいます。これは使い方によっては抑止力にもなりうるので、ようは方向性だけは間違うな!?って事ですよね。
例えば、前回の記事でも書いたヒカキンに対しての善意の要求は全く問題ないと思っています。彼を筆頭にした人気ユーチューバーの大半は、有名税や社会貢献が全く足りていない状態ですからね。
そもそもポチパパの批判の割合は少ない
私の感覚として、ポチパパのユーチューブチャンネルの批判は、かなり少ない方だと思います。
再生数や高評価数を踏まえた上での低評価数の割合も低く、正直、この人の活動を批判できる領域にいる人って、そんなにいないと思います。
そして、その少数の批判の中に、どのくらい同業者から発せられたものが入っているのか、とても興味があります。
ポチパパに対する批判から学べる事
他人を代弁者にするからイライラする
保守言論、弱者救済、動物愛護などに携わっている人を応援するかどうかって、結局、その人の考えに共感できるかどうかだと思います。
しかし、その人を応援しているうちに、その人の考えが100%自分と一致すると思い込んでしまうんです。
その結果、少しでも自分と意見が食い違うと、烈火の如く批判してしまうのです。また、イライラしてしまうのも同様の症状に該当するでしょう。
以前、桜井誠さんが言っていたのですが、特定の政治運動を応援するかどうかは、「その人、その団体の方向性に6割から7割共感できるか」という意見は、非常に深い言葉だと思います。
さらに、この考え方に馬渕睦夫大使が言っていた「間接民主主義における政治家の役割とは究極的には全体の51%の納得する判断を下す事」を照らし合わせると、より深まります。
特に保守言論界においては、言論人と支持者との意見の不一致によって、トラブルが表面化する事も珍しくはありません。
プロ9割偽物論【ゼネラリズム】
今回は、これを1番語りたかったです。これは私が提唱するゼネラリズムにおける重要な考え方のひとつで、「プロを見たら9割は偽物だと思え!?」です。
実際、私はそれぞれの業界でプロと呼ばれる人たちの9割は偽物だと思うようにしています。私が在籍しているライティング業界なんて、まさにこの言葉がピッタリと当てはまります。
さらに、少し視野を広げるとWebライティングは、IT業界やネット業界とも近いポジションかと思いますが、この業界もまさにプロ9割偽物論がピッタリ当てはまる。
現在、話題を振りまくプロ棋士の「藤井聡太」さんですが、皆さんはこの方が彗星の如く表れた時に、何を思いましたか?
グローバリズムの左翼思想に染まり切った現代人の多くは、手放しで褒め称えたのではないでしょうか?
今でこそ藤井聡太さんは、本当の実力者である事が証明されつつありますが、私がこの方を初めて知った時に思ったのが「将棋界のプロはだらしないなぁ」というものでした。
実は、プロ9割偽物論は、ある一定以上の競技人口を誇るプロ競技においては該当しないと思っています。特に、日本における一大プロ競技であるプロ野球なんかは、非常に練度が高く、まさにこの業界に入ってくる人たちはスペシャリストの集まりでしょう。
以前、落合監督が「プロ野球界には入ってくるからには何か人よりも図抜けた才能が最低1つはある」みたいなニュアンスの事を梨田監督との対談の中で言っていました。
本来、ルーキーに業界を荒らされる行為は、既存のプロにとって屈辱以外の何者でもないはずであって、将棋を全く知らない私のような外野から見ても、その業界の練度を疑ってしまいます。
まぁ、ただ、プロ野球界ですら、大谷翔平のような怪物ルーキーの存在により、大波乱を巻き起こされる事もあったりするのがプロ競技の面白いところもでもあるわけですが。
私が言いたいのは、藤井聡太さんが本物か?偽物か?ではなく、プロを名乗る人物を見たら、疑う事を覚えろという事なんですね。
そして、ここでポチパパの話題に戻しますが、私はほぼ確信を持っていますが、ポチパパさんは1割側の人間だと思っています。
そりゃあ、ドッグトレーニングの素人なので、ポチパパが最良の選択か?はわかりませんが、本物のプロである可能性は高いのではないでしょうか。
そもそも、狂暴秋田犬相手に瀕死になりながらドッグトレーニングを学んだ人物なんて、このご時世にどれだけいるんでしょう(驚愕)。この経験値だけでも凄まじい説得力があります。
また、ドッグトレーニングの分野って、技量のモノサシが非常に曖昧なので、正直、眉唾な部分も多いのではないかと思っています。それこそ、プロ9割偽物論がピッタリ当てはまる可能性のある業界でしょう。
おそらく、プロの技量を持たずに似非プロを語る人間もたくさんいるはずです。
ポチパパは、こんな偽物の欺瞞を打ち抜く存在でもあるので、正直、カッコいいですよね。
ポチパパの既存勢力を恐れない姿勢を見ていると、かつてマネーの虎にて、高橋がなり社長が言っていた「あなたと組んで、この人たち、やっつけてやりてえな」を思い出します。
なんか、ポチパパが自分の技術を惜しみなく発信して、似非プロの欺瞞が少しずつ明るみに出ていき、慌てふためいているのを想像すると清々しい気分になってしまいますよね。
この人を見ていると、あらためて思うのですが、私が共感したり、応援したくなる人というのは、「分不相応な場所に胡坐をかいている輩を引きずりおろせる可能性を持つ人」なんでしょうね。