参政党 神谷宗幣 vs チャンネル桜(新党くにもり)水島社長 ときどき日本第一党 激動の保守

2022年のユーチューブをはじめとした保守系のチャンネルを視聴しての感想。彗星の如く現れた参政党によって、保守業界に大いなる波紋がもたらされた。

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激動の時代を迎える保守界隈

ここ最近は、考えてもいなかったような出来事が頻発していることもあり、それに伴い保守業界も激動の時代を迎えています。

やはり、その中でも大きかったのは、細かい菌の騒動とお注射。大陸でのドンパチでしょうね。

この2つの出来事は、保守論客としての能力が問われる、リトマス紙にもなったと思われます。

例えば、細かい菌やお注射なら言論統制に屈服し、口をつぐんだ時点で保守失格ですし、大陸でのドンパチの件では、誰が悪で誰が善だの、くだらない善悪二元論を展開した時点で保守失格です。

今回は、10年以上も保守業界を観察してきた私が、今回の業界再編について、いろいろと思うところがあったので、考えてみようと思います。

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保守業界は参政党vs諸派政党の構図?

現在、保守業界の大きなトレンドとして、参政党と『新党くにもり』や『N国党』、『日本第一党』などの諸派政党との対立構造ができあがっているようなイメージです。

参政党は、結党から間もない新しい党にもかかわらず、2022年の参政党で大躍進を遂げた政党です。参議院議員の神谷宗幣を有し、此度の選挙ではあわや2議席か?という勢いでした。私個人の予想では3議席もありうる?なんて予測していました。

現状を見ると、今後保守業界は参政党を中心に動いていきそうな様相を呈しています。先日も地方選挙で4連勝したらしいので、まだまだ勢いに陰りは見えません。

相変わらずまとまれない保守業界

この参政党の勢いに戦々恐々としているのが、その他の保守新党やN国党などです。特に、『新党くにもり』や『N国党』は、かなりの恐怖感を覚えているようですね。彼らの行動を見ていればわかります。

というのも、日本の保守新党を取り巻く環境というのは、なかなか厳しい状況となっています。

自民党は、構成員ややっていることをみれば、明らかに左翼政党であることが明白ですが、世間ではまがりなりにも保守政党として通っています。

そのため、保守勢力の大多数が自民党に投票し、残ったわずかな票を保守新党で奪い合う構図になっています。

つまり、保守政党は、増えれば増えるほど、壮絶な椅子取りゲームに勝ち残らなければならないのです。また、N国党は保守政党ではありませんが、こういった党も自民党からこぼれ落ちた票を虎視眈々と狙ってきます。

一例を出せば、参院選直前のつばさの党の黒川敦彦さんによる参政党に対する印象操作です。

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新党くにもりとチャンネル桜の水島社長の大惨敗

ここ最近、件の統一教会問題を絡めての、参政党に対するネガティブキャンペーンが熾烈を極めていますが、チャンネル桜の水島社長も果敢に攻めてます。

ちなみに、『新党くにもり』というのは、参政党と同じく保守新党のひとつで、母体は保守業界の超有名人『水島総』が代表取締役社長を務める保守系最大のネット番組であるチャンネル桜です。

ここ最近の水島社長の参政党に対する執拗な口撃を見ていると、『また始まったか…』などと思ってしまいます。保守界隈をある程度知っている方ならば、私の気持ちを理解できる人も多いのではないでしょうか。

古くは、『南京の真実に関する映画製作問題』、『桜井誠の乱』、『倉山満の乱』。『2014年の東京都知事選で起こった田母神事件(水島社長は選対本部長)』、『KAZUYAの乱』、『我那覇真子の乱』、『水間政憲の乱』などなど、とにかく揉め事には事欠かない組織で、保守界隈のトラブルメーカーと言っても過言ではないかもしれません。

2022年の参院選で大惨敗

『新党くにもり』や水島社長が参政党に恐怖を覚える理由はとてもわかります。

現状、新党くにもりが国政で大躍進するためには、参政党の打倒は絶対です。

2022年の参院選ですが、参政党に注目していたのはもちろん、新党くにもりの『安藤裕』さんにもかなり注目していました。彼や『長尾たかし』さんは、個人的にぜひ国政に返り咲いてほしい方々です。

安藤裕さんは、元自民党で、衆議院議員を3期務めた実力者になり、ある場所では若手のホープなどと言われていたこともあったようです。

2022年の参院選では、新党くにもりの目玉とした立候補したのですが、結果は大惨敗ともいえる得票数でした。自民のタレント議員や千両役者の山本太郎さんがうごめく激戦区ではあったものの、それにしても票数が少なすぎて、少しショックを覚えたくらいです。後藤輝樹とほぼ同数て…

比例区でも散々な結果だったので、おそらく、ここにきて保守界隈でのチャンネル桜の求心力が急激に衰えているのかもしれません。

東京三区を見てもみお吉侍(笑)こと『河西泉緒』さんが、10万票を超える結構な票を獲得していますからね。安藤さんの5倍以上です。

個人的には、参政党に比べ、細かい菌やお注射の件での効果的な発信が少なかったのが残念でした。チャンネル桜の番組内で藤和彦さんがかなり早い段階から細かい菌について警鐘を鳴らしたのは良かったのですが、そこから続かないイメージでしたね。完全に、参政党の松田学さんにお株を奪われた感じですよね。

余談ですが、この騒動で、私が好きだったハンティング動画を上げている、鹿先生がめちゃくちゃ有名になってたのはウケました(爆笑)。なんか、『私はこのチャンネル昔から知ってたぜっ』という感じで優越感に浸れました。

我那覇真子がチャンネル桜側にいればどうだったか?

参院選の結果をうけて、私が思ったのは、『我那覇真子の乱』にて、チャンネル桜を離反した我那覇真子がチャンネル桜側に残っていたらどうだったろうか?

彼女は、元チャンネル桜の沖縄支局のキャスターで、当時は『保守界隈のジャンヌダルク』ともてはやされた存在です。

非常に求心力のある女性で、凄まじい行動力と、沖縄訛りの方言や人懐っこい性格が絶妙な意外性や緩急を生みとても魅力的な女性です。外国人の片言に滅法弱い日本人なので、保守のおっさん連中はいちころでしょう(笑)

当時は、ジャンヌダルクは言いすぎだと思っていたんですが、ここにきてその名が板についてきたような気もします。

私は、保守運動の顔になれる存在と認めた人物が現在までに3人います。

ひとりが全盛期の『桜井誠(病のせいもあるのか?最近はだいぶ衰えた)』、もうひとりが『神谷宗幣(今が旬)』、最後に『我那覇真子』です。

運動の顔になれる存在ってのは、生まれ持った才能が必須で、よく言えばカリスマ性、悪く言えば客寄せパンダ的な要素が必須です。

例えば、私が尊敬する馬渕睦夫元大使ですが、保守界隈においては、他を寄せ付けない慧眼や大局観を持っておられます。しかし、決して運動の顔にはなりえないのです。これは水島社長も同様です。

水島さんは、頑固一徹の人で、頑なに自分の我を通そうとするからこそ、これまで内紛が絶えなかったわけですが、それによる人材流出からくる損失は、はなはだ大きいでしょう。

思えば、桜井誠、倉山満(宮脇淳子)、田母神俊雄、我那覇真子、水間政憲などなど保守界隈で割と名の通った人たちがチャンネル桜を去っていきました。彼らがもしチャンネル桜と良好な関係を続けていたのならば、かなり強大な集団になっていたでしょう。

ちなみに、私の意見としては、我那覇真子はいずれ国政に送り出さなければならない存在だと思いますね。タレント性という一点ならば、小野田紀美など、とっくに凌駕しています。

参政党の参院選

2022年の参政党の参院選をみていて思ったのですが、この政党は保守政党にはあまり見受けられないようなやり方をしていますよね。

私は以前より、保守政党のやり方に思っているところがあって、なぜ左翼運動の良いところを取り入れないのか?というものです。

日本の左翼は、思想の程度は著しく低いですが、人心掌握という点においては、明らかに保守よりも上です。

今回の参政党の選挙活動は、左翼運動の良い部分、つまり人心掌握や動員などなどをかなり取り入れているなというイメージでした。

おそらくですが、これは元参政党ボードメンバーの『篠原常一郎』さんが振り付けで一枚かんでいるような気がします。そう考えると、篠原さんは、共産党時代にかなり選挙対策をやったようで、実はかなりの選挙屋なのかもしれません。

ちなみに、おそらく皇室問題関連かと思うのですが、この篠原常一郎さんともチャンネル桜は袂を分かっています。かつては、チャンネル桜の討論番組にかなり出演していました。

ただ、保守が左翼の運動を真似るのは、時に諸刃の剣になりえて、大衆迎合になってしまうのが特に危険ですよね。日本のパヨクの運動なんかは、大衆迎合そのものなので、その風潮を持ち込まれると分裂を招きます。

その点、神谷さんなんかは、大衆迎合になりすぎないように、上手くバランスを取っているように思いました。

とはいえ保守が団結する必要はない

ユーチューブで、保守系の動画を見ていると、よくコメント欄に『○○さんと協力してください』などという文言を見受けられます。

しかし、私は保守だからといって一枚岩になる必要はないと思っています。必ずしも保守がまとまる必要はなく、ようは方向性さえ同じ方向を向いていればいいじゃないんでしょうか。

ただ、ウイグル人の造った太陽光パネルでせっせと商売し、日本の自然破壊を推進するような離れ業をやってのける輩もいるくらいなので、現状、保守の人たちが同じ方向性を向いているとはとても思えませんが(爆笑)

かつて桜井誠が言っていた言葉で大事にしている言葉があるのですが、それは『保守運動をやっている者は結局はひとり』というようなニュアンスの言葉です。

この言葉は、長年保守運動に携わってきた彼が言うだけあって、かなり核心をついていると思います。このタイミングで、西村斉、荒巻靖彦、新妻舞美などなどかつての友が相次いて離反した日本第一党なので、この言葉の重みを再確認している桜井さんではないでしょうか?

そもそも保守という人種が、クレバーに成功に対して進んでいける人たちなら、とうにチャンネル桜は参政党の全面バックアップをしているはずですし、桜井誠も参政党に合流しているはずです。

安倍晋三亡き今、こうした勢力が相互協力で、政界に進出し、高市早苗あたりを担ぐのが道筋のような気もしますがね。

でも、そんなの絶対に無理でしょ(笑)。

致命的なのは、現状に7割の国民が満足しているという点と、左翼を追求している自分に酔っていたい、伊藤貫さんがいうところのカウンターコンサバティブが、保守勢力の大多数を占めているという点でしょうね。

まぁ、今後の保守活動は、日本を変えるなんて無理難題に励むより、日本を貶めた勢力に鼬の最後っ屁をあびせるくらいの気持ちがよいんじゃないでしょうか?

ここ数年で、私の中に結論らしきものが出て、民主主義(現代に蔓延るなんちゃって民主主義)の枠内では日本を変えることは絶対に無理であり、むしろ、現状の日本国民の程度、民主主義という制度の限界を踏まえると、今の日本はよくやってるとさえ思うようになってきました。

欧米や欧州の気まぐれで天から突然降ってきた民主主義に日和見的に依存してきた日本のため、民主主義との相性が悪い割にはよくやってます。おそらく、日本は強い為政者のもとに集うような政治体制の方が力を発揮するでしょう。資本主義主導の民主主義やグローバリズムは、ある意味日本の良さがもっとも薄れる体制のような気がします。

そんな意味では、長期政権という疑似的な形で強い為政者になってみせた安倍晋三は個人的には凄いと思っています。

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皇室問題は保守の泣き所

参政党と同様に、今保守界隈で話題になっているのが皇室問題です。

T・KならぬK・K問題によって浮彫になった皇室の現状ですが、これは保守界隈に大きな分断をもたらしました。

私の皇室に対する考え

さて、私は、大東亜戦争以前に培ったナショナリズムと、第二次世界大戦以後、急速に導入されたグローバリズムが絶妙にミックスした時代である1980年代から2000年代初期に生まれたエンターテイメントをこよなく愛します。(1985年生まれ)

そして、これらの劣化が保守界隈との接点のきっかけとなっています。その原因については、私の優れた感性がグローバリズムの影響だと直感的に理解できましたが、それを言語化や理論化してくれたのが、桜井誠さんや馬渕睦夫大使、田中英道先生です。当時は、グローバリズムという言葉すら知りませんでした(笑)

特に美術史家の観点からグローバリズムを否定していた田中英道先生の発言の数々は目からうろこでした。貧富の格差という観点からグローバリズムや資本主義を否定する論客はたくさんいますが、アートの劣化という観点からグローバリズムや資本主義を否定する論客は、かなり少数派だと思います。

貧富の格差については、私が富む側に回るよう努力すればいいだけなので、それほど危機感はありません。むしろ、最善は能力(資本の過多ではない)の高さに応じて段階的に与える権利を拡大していってほしいとさえ思っている人間です。

しかし、美術が苦手な私(ただ、好きな物に対しての審美眼は半端じゃないです笑)にとっては、芸術やエンターテイメントは、どうしても受動的なものであり、私が努力しようがどうしようもありません。

ちなみに、80年代生まれの私の皇室に対するイメージをぶっちゃけると、私にとっての皇室は、いつだって烏合の衆である大衆をまとめるための手段という程度。

皇室、皇統が国民の拠り所になりえるならば重要という印象です。かつては、そうだったのだと思いますし、今でもある世代以上の方々からすればそうなのでしょう。

また、急激な変革の先には劣化が待っていることを知っているので、世界最古と言われる血脈をあえて途絶えさせる必要性が見当たらない。加えて、ゴミ左翼どもの謀略に乗るのが気に食わない

しかし、ある世代以下の人々にとって、皇室や皇統が希薄化しているのは紛れもない事実であり、今後もそれは確実に進んでいくでしょう。

そうなった時に、皇室が国民の拠り所になりえるのか?という疑問も残ります。現代の人々の多数派が皇室に抱いている感情は、敬意や畏怖というよりも、好意というほうがしっくりきます。

まぁ、開かれた皇室などと愚かな言葉が生まれる時代においては仕方がないことなのでしょう。

保守の先輩方から怒られてしまいそうな意見ですが、80年代生まれの私の皇室に対する考えはこの程度です。むしろ、全体的にみれば、私の世代、もしくはそれ以下の世代で皇室についてここまで考えている人間は、少数派ではないでしょうか?多分、他はもっと酷いと思います。

そもそも、私を含む、物欲満たされた日本に住む人たちに、皇室に神性を見出せといっても、土台無理な話なのです。全盛期の鳥山明の画力や全盛期のマイケルジャクソンのパフォーマンス、初代タイガーマスクの所作に神性を見出すのは容易なんですがね。

このとおり、私にとって皇室はそれほど大きな存在ではありません。ただし、大東亜戦争以前に培ったナショナリズムに皇室や皇統が多大なる影響を与えていることが、もっと具体的になり、その関係性を理解し納得できればその印象は大きく変わるかもしれません。

鬼滅の刃ブームに感じた疑問

ただ、少し前に起こった『鬼滅の刃』ブームを見ていると、あまり関係ないようにも思えます。

大衆が鬼滅ブームに沸くのは、毎度おなじみの出来事なので別にいいのですが、気になったのは保守界隈での『鬼滅の刃』の礼賛です。

私のように日頃から漫画やアニメの批評をしている立場からすると、『鬼滅の刃』は評価する部分はあるものの、礼賛されるような伝説的な作品とは到底いえません。

また、私が『鬼滅の刃』を評価するポイントというのも、IP力で、主役級のキャラクターたちのキャラクター力といえばわかりやすいでしょうか。

つまり、現代に蔓延る商業的な観点からの評価をしているにすぎません。また、文章がわかりやすく子供にも読みやすいという評価ポイントも、ツイッターなどにおける短文文化に迎合するような感じです。

さらに、『生殺与奪の権利を…』などの名台詞も、どこか糞インフォプレナーやインフルエンサーが多様しそうなコピーライティング的であります。

商業主義への迎合、言葉や文章を軽視する風潮、キャッチーで軽薄な軽量級などなど、およそ保守とはかけ離れた特徴を持った漫画のように感じました。鬼滅ブームをけん引したのは左翼的なムーブメントです。

そして、致命的なのが絵の下手さです。はっきり言って、吾峠呼世晴さんは、絵がプロの平均レベルにも達していないと思います。しかも、全体的に絵が下手になった現代の漫画家の平均レベルにすらです。

これについては、私は保守は『質を見極める者』だと思っていたので、かなり残念でした…

このような経緯から、少なくとも1980年代から2000年代に興隆したエンターテイメントの数々が備えていた高い品質に皇室や皇統はあまり関係していないのではないかとも思ったりしています。

なぜ、そのように言えるかというと、チャンネル桜の水島社長は、『我こそは真の保守だ』と豪語しております。加えて、過去には鬼滅の刃を礼賛しておりました。

もし、皇室や皇統が大東亜戦争以前に培ったナショナリズムとして、上記の年代のエンターテイメントの質を担保しているのであれば、真の保守ならば、そこから逸脱した『鬼滅の刃』という作品に対して何らかの違和感を覚えるはずなのです。

ちなみに、別に水島社長が真の保守ではないと言っているわけではありません。私が求めた品質が保守とは無関係かもしれない?という、いち考察です。

ただし、神道の『八百万の神』という概念は、とてもしっくりきて好きです。私が考える、どんな物事であっても一定以上に究めた時、そこに神性が宿る。これは案外、深層心理的に神道に通じているのかもしれません。

また、最近で言えば、初代タイガーマスクの佐山聡氏が貴闘力チャンネルでおっしゃっていた、『格物窮理』という考え方も興味深いですね。

朱子学の考え方のようで、もとは儒教の格物致知の概念が元になったようですね。日本人の『モノづくり精神』は、ここからきているのではないか?なんて説もあるようです。

一定の慧眼を持てば、初代タイガーマスクの動きに神性を見出すのは容易であり、その彼が格物窮理などと考えていたとはゾクゾクします。まさに格物窮理を体現するような動きですよね。現代プロレスに蔓延るただ派手に動き回るルチャリブレの猿真似などとは全く違う。

皇室に対しての違和感

私の皇室観を長々と語ってきたわけですが、件のKK問題において、私のように皇室に対して違和感を抱く、国民は少なくないと思っています。

また、KK問題はすべて、左翼の差し金やプロパガンダという保守側の論調は、あまりにも乱暴で、飛躍しすぎており、浮世離れしています。

多少は、左翼のプロパガンダ的な要素はあるのでしょうが、保守は現状の皇室についてしっかりと向き合うべきだと思いますね。

少なくとも、これまで保守が金科玉条のごとく掲げていた男系男子を維持するための策である『旧宮家の皇籍復帰』については、現状において軽々に持ち出せないのは、はっきりとわかってしまいました。

鬼気迫る勢いで、この問題を追及している篠原常一郎さんの『男系男子に自信がなくなっちゃって…』という言葉には、割と共感できる部分はあります。

ただ、私や篠原さんに比べて、保守の方々の方が皇室や皇統という言葉に感じる重みは、ずっと重いというのはわかります。

だって、もし篠原さんが保守の方よりも皇室や皇統に対して重みを感じているなら、過去に共産党に所属していたという事実は、在ってはなりませんからね。

しかし、共産党出身の彼だからこそ、既存の保守とはまた違ったアプローチができるというのも事実のような気がします。

現在、皇室問題が大きなターニングポイントであることは間違いないので、これまでの保守勢力がやっていた、皇室は聖域。右向け右ではなく、もっとリアルな何らかの方針を打ち出す必要があるのではないでしょうか。

ただ、チャンネル桜の水島社長の苦難も理解できて、なぜならチャンネル桜の支持者のコア層は、皇室や皇統を聖域とする人たちだからです。

新党くにもりが、参政党と明確な差別化を図る場合、正直、皇室問題に対する取り組み方くらいしかないかもしれません。確かに、参政党は皇室問題については、かなりふんわりした意見ような印象を受けました。

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新党くにもり(チャンネル桜)への素直な印象

ここまで参政党に肯定的な意見が多く、新党くにもりに否定的な多い論調でお送りしてきました。

しかし、別に私は参政党マンセー、水島ガーといったポジションではありません。水島社長の参政党ネガキャンが目に余ったので、自分の考えを記録しておくために、この記事を書いた次第です。

どちらかと言えば、新党くにもりの支持母体であるチャンネル桜や水島社長には割と好感を持っており、何よりいまだにチャンネル桜をよく視聴させてもらっています。

ニコニコ動画で視聴できる過去放送分も含むと、凄まじい知識の集合体であり、本来であれば無料で視聴できるレベルではないと思います。

また、そんなチャンネル桜を長年切り盛りしてきた水島社長の手腕については、素直に認めています。

ただ、私が水島社長を認めている部分というのは、『真の保守』云々ではなく、経営者としての才覚やカリスマ性といった部分です。

例えば、映画『南京の真実』の制作資金として、3億5000万円を集めたようですし、現状の保守御三家である『馬渕睦夫』、『伊藤貫』、『林千勝』先生方は、いずれもチャンネル桜に番組を持っています。

特に、西部邁先生亡きあと、日本の論壇において、ほとんど見受けられなくなった伊藤貫さんと視聴者とを繋げた功績は非常に大きいと思っています。

ただ、チャンネル桜の視聴者に一言あるとすれば、彼が真の保守がどうかは私にはわかりませんが、彼は決して聖人君子ではない、という点ですね。これだけは間違いありません。

保守の人たちの悪い癖で、自分の支持者に全知全能を求めるという癖です。

最後に、私は別に保守というわけではなく、左翼界隈に比べて、保守界隈には頭の良い人が多く、話のレベルも高いので、話を聴いていて面白いことが多いという程度の理由で、保守界隈を長年見てきました。

まぁ、左翼界隈の低レベルは、あのとおり、ひろゆきやホリエモン、成田悠輔程度が天才ともてはやされる業界なんで、お察しでしょう。左翼陣営の脳みそからみると、ヒカキンもトップエンターティナーです(爆笑)。聖人(笑)の逆鱗に触れてしまった『くぅねる遊ぶ』さん可哀そう。

『何やってんの、こいつ』の台詞の時のトーン、完全にガチやんけ(爆笑)。これは福島関連ツイートと共に、未来永劫語り継ぐべき!

本当に最後ですが、細かい菌やお注射、大陸のドンパチによって、保守勢力はふるいにかけられ、かなり多くの勢力が脱落しましたね。