ドラクエ6の破壊の鉄球の入手方法。装備できる仲間。有用性を検証。
破壊の鉄球とは
SFC版ドラクエ5で登場した武器。中期ドラクエシリーズにおいて共通するのが、最強クラスかつ全体攻撃が可能な武器というもの。
故にその他の最強クラスの武器としのぎを削る事も多く、「メタルキングの剣」や「伝説の武器」と、どちらを装備するか?悩まされたプレーヤーは多いだろう。
ドラクエ5では初登場かつ隠しダンジョンで入手可能な事から、その存在感を見せつけたが、ドラクエ6では転職システムの凶悪性により、全体攻撃や高攻撃力もかすんでしまっている。
破壊の鉄球の性能
攻撃力 | 125 |
---|---|
かっこよさ | 26 |
入手方法 | 欲望の町のカジノ交換所でコイン30万枚 エビルフランケンが1/4096の確率で落とす |
装備できる仲間 | ハッサン/アモス/テリー/ドランゴ/リップス/スライムナイト/キラーマシン2/レッサーデーモン/ボストロール |
備考 | 敵全体に攻撃 会心の一撃が発生しない |
破壊の鉄球の入手方法
カジノ交換所でコイン30万枚と交換する
ドラクエ6のカジノは、枚数5万枚程度の景品から入手難易度が激増する。ドラクエ5のカジノのように一発逆転が見込めないので、数千コインから1万コインをこつこつと貯めていくしかない。
50ドルスロットに250枚をかけてスリーセブンを当てても75000枚程度で、そもそもスリーセブンなんて、ほぼ当たらない。
これがキングになると25000枚に激減し、現実的な役であるプリンセスなら12500枚まで減少する。
ちなみに、実際に取り組んでみるとわかるが、かなりの苦行。エミュレーターを利用しても、かなり面倒な作業。まぁ、エミュの場合は、ポーカーでズル(笑)が可能だが…
また、カジノの景品には「メタルキングの鎧」があり、これも問題。アイテムとしての有用度は、「メタルキングの鎧」の方が圧倒的に高いので、鎧2個分になるコインを犠牲にして「破壊の鉄球」を入手するかの判断は厳しいところ。
「破壊の鉄球」は、ある種のエンドコンテンツに該当するが、純粋にカジノでの入手を狙う場合、その過程で得られるものがあまりにも少ないのが辛い。
これまでの実機プレイでは、カジノを使って「破壊の鉄球」を入手した事は1度もない。
エビルフランケンのドロップもしくは盗む
個人的には、1番おすすめの方法。エビルフランケンが「破壊の鉄球」を落とす確率である1/4096という数字を見てしまうと、途方に暮れてしまうかもしれないが、本作からは盗賊の職業特性である「盗む」が利用可能だ。
なんでも、盗賊4人パーティーで戦闘に臨んだ場合、0.2%程度の確率で盗めるらしい。ちなみに、0.2%という確率は、ゲームのレアアイテム収集が趣味のプレーヤーからすれば、絶望的な低さではない。
体感としては、FF4のレアドロップを入手するよりは楽なイメージだ。これまでのプレイでは、盗賊1~2人のパーティーで何度か入手経験がある。
また、エビルフランケンからの入手を目指す場合、キラーマジンガの「奇跡の剣」の収集や「ランプの魔王」を仲間にするための戦闘を同時にこなせるのがよい。もちろん、熟練度稼ぎやレベル上げも可能。
「あなほり」の特技を使用する
商人が習得する「あなほり」の特技を使用すると、極少確率で所持Gの半分のGを入手できる。
そのため、この特徴を利用し、大量のGを所持した状態で「あなほり」を使用し、Gとコインの直接交換により、30万コインを入手する方法もある。
しかし、一見すると画期的な方法に感じるかもしれないが、この方法もそれなりに大変。
仮に60万Gを所持した状態で、「あなほり」で30万Gを入手しても、15000コイン相当に過ぎない。この場合、最低でも20回程度は掘り当てる必要があり、かなりの苦行。
「あなほり」は、特定フロアで使用し続けていると、いずれGを入手できなくなる。しかし、画面を切り替えると、再び入手できるようになる。
上手く活用すれば、全く戦闘をこなさずに繰り返す事が可能だが、これが逆にマンネリに拍車をかける。むしろ、個人的には特定回数お宝を掘り当てた後は、1戦闘以上こなさなければ復活しない等の制限の方が組み込みやすかった。
ちなみに、「あなほり」で掘り当てられるモノの中には、使用フロアに出現するモンスターのドロップアイテムも含まれる。
そのため、隠しダンジョンのエビルフランケンが出現するフロアで「あなほり」を使用すれば、「破壊の鉄球」を入手できる可能性があるのかもしれないが、これまで1度も入手できた経験はない。
ちなみに、体感としては、「あなほり」でレアアイテムを入手できる確率より、所持Gの半分のGを入手できる可能性の方がかなり高い気がする。
注意点としては、1フロアで5回Gを掘り当てると画面を切り替えるまでGの入手は不可能になる点と、所持Gの上限は999999Gである点。
破壊の鉄球の有用性
誰に装備させるか?
まず、「破壊の鉄球」を装備できる仲間キャラから最強考察に残るメンバーを厳選すると、ハッサン、ドランゴ、キラーマシン2、ボストロール(かなり厳しい)辺りになる。
特に強力な仲間であるキラーマシン2が装備可能なので、最強武器のひとつとも言えるだろう。
用途としては、物理系特技のダメージ底上げとして期待でき、装備グループの観点から「隼の剣」や「吹雪の剣」がライバルになる。
キラーマシン2を複数体積むようなパーティーでは、武器が足りなくなりがちなので、「破壊の鉄球」に頼るのもよいだろう。
凶悪な特技が多数揃っているドラクエ6においては、会心の一撃が出ないというデメリットもほぼ気にならない。
全体攻撃の有用性
「破壊の鉄球」の全体攻撃というメリットは、特技が充実しているドラクエ6では、ほとんどない。全体攻撃武器に限定すれば、ブーメランや「刃のブーメラン」の方が圧倒的に有用だろう。
全体攻撃の意義を薄れさせる特技として、まず「輝く息」が挙げられる。誰でも手軽に全体に200ダメージ程度を与えられる特技で、消費MPはゼロ!!
また、「破壊の鉄球」は、敵全体に対して左側から順に攻撃する特徴があり、右に配置されていればいる程、与ダメージが少なくなる。
そのため、「輝く息」などのある程度ダメージが固定されており、ブレが少ない全体攻撃に比べると、大勢のモンスターを相手にした時に使いにくさが目立つ。
さらに、モンスターが2体の時は、「正拳突き」やムーンサルトに総ダメージで劣ってしまう事も多い。
モンスターが3体の時もムーンサルトとそれほど変わらない威力のため、あえて通常攻撃をする必要がない。「正拳突き」やムーンサルトを覚えた状態では、AI時も通常攻撃はせず。
また、「まわし蹴り」という武闘家が簡単に習得できる特技が、「破壊の鉄球」と似たようなダメージ計算になっている。こちらは全体攻撃ではなく、攻撃対象は1グループだが、対グループになら「まわし蹴り」で事足りるという考え方もできる。
あえて、「命令させろ」で通常攻撃を選択するなら、主人公の「ラミアスの剣」の追加効果やハッサンやドランゴの「吹雪の剣」の追加効果、もしくは、これらに剣技系特技を組み合わせるくらいのアドバンテージは必要だろう。
この考察は、あくまでも各キャラを鍛え上げた状態を想定しているので、低いレベルでは、ダメージ量がある程度固定されている特技の方に、より分がある。
パーティーの大幅戦力アップは実感できず
「破壊の鉄球」は、その入手難度を考えれば、終盤中の終盤での入手となる事が多い。
それもパーティーが相当強化された状態での入手になる事が多いため、装備したからといって大幅な戦力アップが見込めるわけではない。
ハッサンに装備させて、はぐれメタルの守備力貫通を目指す選択肢もあるが、もっと入手が簡単な上に攻撃力も高い「メタルキングの剣」が存在する。
ドラクエ6においては、上位の入手難度を誇るアイテムなので、そのコレクター要素の方が武器としての有用性よりも魅力が大きい。
有用性としては、攻撃力には目を見張るものがあるが、入手難度を踏まえると、決して有用性の高い武器とは言い難い。