種をたくさん集めて、お気に入りキャラを強くする。これは、ドラクエユーザーの多くが夢見た行為ではないでしょうか。そして、本作ドラクエ6は、その夢がより現実的なものになった作品でもあります。
その理由が本作から初導入となった転職システムです。盗賊に転職した場合の職業特性である「盗む」によって、種集めの難易度が劇的に下がりました。
ダーマ神殿到達前の種事情(力の種)
ドラクエ6をある程度やり込んだプレーヤーなら、ムドー撃破前に、力の種でパーティーを強化したいと考えるのではないでしょうか。
しかし、残念ながら、力の種のみ、ムドー撃破前にモンスターからドロップすることはできません。力の種をドロップするモンスターの中で、最も出現時期が早いのが、オークマンです。
オークマンは、モンストル周辺が出現地域となっているので、最速でも神の船を自由に動かせるようになってから戦うことになります。ただ、これはやり込みプレーヤーにとっては幸運なことなのかもしれません。
仮に、テンツクのうつくし草のように1/4096の確率で、ムドー撃破前に力の種をドロップするモンスターが存在した場合、プレーヤーにとっては大きな負担になってしまいます。
1/256の確率でも、盗賊を使わなければ、かなり厳しいので、個人的にはホッしています(笑)
守りの種について
ムドー撃破前に力の種を増殖させるのは無理ですが、守りの種なら可能です。月鏡の塔に出現するシャドーや、ムドーの城へ続く洞窟に出現するエビルポットが1/256の確率で守りの種をドロップします。
しかし、今度は、ムドー撃破前に、守りの種で守備力を高める意義を見出すのに苦労します。
ムドー撃破前の最強敵であるムドーは、物理攻撃より特殊攻撃主体のボスです。しかも、事前に精霊の鎧やプラチナメイル、ドラゴンシールドを入手しておけば、その時点で十分すぎる守備力を手に入れてしまえるのです。
力の種なら、メタルスライムの守備力貫通や、ハッサンの捨て身での超ダメージなど苦労が報われる瞬間があると思うのですが、報酬が守りの種ではチャレンジ意欲がそがれてしまいます。
ムドー撃破前の種ドロップモンスター一覧
モンスター名 | 落とす種 | 出現場所 |
---|---|---|
テンツク | うつくし草(1/4096) | シエーナ周辺 |
シャドー | 守りの種(1/256) | 月鏡の塔 |
悪魔の鏡 | 不思議な木の実(1/256) | 月鏡の塔 |
フレイムマン | 命の木の実(1/256) | 地底魔城 |
エビルポット | 守りの種(1/256) | ムドーの城に続く洞窟 |
ヒートギズモ | うつくし草(1/4096) | ムドーの城に続く洞窟 |
妖術師 | 不思議な木の実(1/256) | ムドーの城 |
バーニングブレス | 賢さの種(1/256) | ムドーの城 |
ブラッディハンド | うつくし草(1/256) | 下・ダーマ神殿周辺(エリアバグ) |
種をドロップするモンスターランキング
盗賊×4
種のドロップ確率は最高でも1/256です。そのため、盗賊の戦闘終了後にモンスターの所持アイテムを盗むという特性を利用することになります。この特性は、人数分効果があるので、盗賊4人パーティーが、種集めの理想になります。
また、盗賊の盗む判定は、出現モンスターに対して行われるので、必ずしも種をドロップするモンスターを最後に倒す必要はありません。確か、逃走したモンスターにも判定があるはずです。
力の種
順位 | モンスター名 | 確率 | 出現場所 |
---|---|---|---|
1位 | バトルレックス | 1/256 | ムーアの城 |
2位 | ディゴング | 1/256 | 海底 |
3位 | オークマン | 1/256 | モンストル周辺 |
1位は、サタンジェネラルのメタルキングヘルム、ブースカの山彦の帽子、ダークサタンのうつくし草が同時に狙えるバトルレックス。パーティーが育っているとレベル上げも同時にできるスポットなので、物語の進行度が終盤なら、間違いなくココがおすすめ。
強いて欠点を挙げるとすれば、狭間の世界なので、ダーマ神殿まで遠いという点か?2位のディゴングは、マーメイドハープで潜るだけなので、入手後はいつでも簡単に戦えるのがポイント。熟練度もレベル99まで問題なく稼げるので、熟練度稼ぎを兼ねて集めるのもよいだろう。
3位のオークマンは、最速で力の種を集めたい場合におすすめ。基本は、モンストル周辺で問題ないが、北の山ならエビルポット(出現率は低い)の守りの種も同時に狙える。
不思議な木の実
順位 | モンスター名 | 確率 | 出現場所 |
---|---|---|---|
1位 | イーブルフライ | 1/256 | 不思議な洞窟 |
2位 | 悪魔の鏡 | 1/256 | 月鏡の塔 |
3位 | 妖術師 | 1/256 | ムドーの城 |
1位はイーブルフライ。出現場所がスフィーダの盾がある不思議な洞窟と、やや行きにくい場所だが、熟練度稼ぎに制限がないので、終盤ならココ。
不思議な洞窟ならホーンテッドミラーの命の木の実も狙える。2位は、月鏡の塔に出現する悪魔の鏡。熟練度は稼げないが、シャドーの守りの種と同時に狙える。
3位の妖術師も熟練度は稼げない。妖術師はゲントの村やムドーの島周辺でも出現し、エビルポットの守りの種も同時に狙えるが、いかんせん出現率が低い。
守りの種主体で、副産物として不思議な木の実を狙うならよいかもしれない。マダンテの火力を高めるために重要な不思議な木の実だが、予想以上にドロップする敵が少なく、通常モンスターでは、上記の3体のみ。
命の木の実
順位 | モンスター名 | 確率 | 出現場所 |
---|---|---|---|
1位 | オンディーナ | 1/256 | 海上(外洋)、下・レイドック地下 |
2位 | リビングデッド | 1/256 | ガンディーノ周辺 |
3位 | フレイムマン | 1/256 | 地底魔城 |
1位のオンディーナは、場所に応じて用途が変わってくる。海上(外洋)ならオーシャンキング(出現率は低い)の力の種と同時に狙える。下・レイドックの地下なら中盤の熟練度稼ぎと同時に行え、ブラッディハンドのうつくし草の副産物もある。
2位のリビングデッドは、ガンディーノ周辺に出現し、特筆すべきような点はないが、熟練度稼ぎは問題ない。3位のフレイムマンは、熟練度稼ぎはできないが、序盤におすすめのドロップモンスター。
地底魔城フロアには、メタルスライム+シャドー+フレイムマン(出現率はやや低い)が同フロアに出現する場所があり、序盤のレベルアップに加え、守りの種も同時に狙っていける。
守りの種
順位 | モンスター名 | 確率 | 出現場所 |
---|---|---|---|
1位 | 呪いのランプ | 1/256 | ザクソン周辺 |
2位 | スライムつむり | 1/256 | フォーン城周辺 |
3位 | シャドー | 1/256 | 地底魔城、月鏡の塔 |
1位は文句なしにザクソン周辺の呪いのランプ。はぐれメタル狩りと同時に行えるのが大きく、ランプの魔人による力の種ドロップもある。
2位は、スライムつむり。魔術師の塔では上階に行かなければ出現しないので、フォーン城周辺がおすすめ。熟練度稼ぎも問題ない。
3位は、エビルポットでもよいのだが、シャドーにした。地底魔城で行えばメタルスライムが出現するので序盤のレベル上げが可能かつフレイムマン(出現率は低い)による命の木の実の副産物もある。
月鏡の塔で行えば、悪魔の鏡の不思議な木の実がある。熟練度稼ぎはできないが、状況に応じて使い分けるとよいだろう。
うつくし草
順位 | モンスター名 | 確率 | 出現場所 |
---|---|---|---|
1位 | ダークサタン | 1/256 | ムーアの城 |
2位 | ブラッディハンド | 1/256 | 下・レイドック地下 |
ドロップモンスターは少なく、内2体は1/4096の確率なので使いものにならない。残るはダークサタンとブラッディハンドの2体だが、主体的にうつくし草集めをする必要性があまりないので、問題ないだろう。
ダークサタンなら、バトルレックスの力の種やサタンジェネラルのメタルキングヘルムと同時に狙えておすすめ。ブラッディハンドも下・レイドックの地下なら中盤の熟練度稼ぎと一緒に行える。また、出現率は低いもののオンディーナの命の木の実も狙える。
種を使用するキャラ候補・種使用の注意点
成長しきるまで待った方がよい
ドラクエ6では、ステータス上限アップに伴い、最大レベルまで高めることにより、全キャラクターがかなりの数値まで上昇します。そのため、基本的には、能力が伸びきってから、種を使用した方が無駄が少なくなります。
ハッサンに力の種
種を使うことによるメリットを考えると、ハッサンに力の種が最もよさそうです。ハッサンは、人間キャラで最も早くはぐれメタルの守備力を貫通できるキャラです。力の上限500に対して、レベル99で400まで上昇を見込めます。
そのため、+100を上限に、あと少し足りない分を力の種で底上げする感じです。しかし、ドラゴンやバトルマスターで運用するつもりなら、上限近くまで到達するので、力の種を使う意味は、あまりありません。
最終的には、はぐれの悟り狙い、種狙いのため、盗賊で運用することが多いので、力の種をハッサンに利用するメリットは十分にあると思われます。ちなみに、はぐれメタルの守備力貫通は、力+武器攻撃力が500を超えた辺りから貫通するようになります。
キラーマシン2に種
最強を目指すなら、キラーマシン2への種使用は避けて通れません。キラーマシン2は、AI行動時に時々2回行動をする非常に強力なキャラですが、ステータスの総合値は、予想以上に低いです。
力が300、素早さ350、身の守り400と、育ち切ったランプの魔王などに比べると、明らかに劣ります。特に力の補強はしっかりと行っていきたいところです。
はぐれメタルに命の木の実
はぐれメタルを最終的なメンバーにするなら、種使用は必須です。特に悲しいほど低いHPによる事故死が多いので、命の木の実でHPを補強すれば、持ち前の完全耐性が際立ち、鉄壁を誇るでしょう。
また、どうせ強化するなら力の種や不思議な木の実も視野に入れたいところで、力を底上げすれば、キラーピアスによる打撃が強力になります。
さらに、MPを上げれば、レベルアップで修得するマダンテを活かせるでしょう。とても手間のかかるキャラですが、それと同じくらいロマンが溢れています。
主人公に不思議な木の実
ランプの魔王やキラーマシン2など最強クラスのキャラが揃ってくると、どうしても主人公の影が薄くなってしまいます。そうなってしまうと、マダンテをぶっ放して入れ替えなどが主な起用方法になってくるので、主人公に不思議な木の実はありだと思います。
キングスライムやバーバラなどのマダンテ向きキャラは、不思議な木の実なしでもMPがカンストします。ホイミスライムも賢者なら、カンスト付近まで行くので、あえて必要はありません。そのため、最終的な面子を考慮すると、主人公くらいしか使い道がないです。
バーバラに力の種
バーバラまで力の種が回ってくるかは疑問ですが、バーバラはパーティーから外せないため、力を強化してやるのもありです。ほぼ、固定装備になるグリンガムの鞭も強力な武器なので、意外に強力な打撃を持つキャラになってくれるかもしれません。
ただし、この娘は、基本的にマダンテをぶっ放して離脱というのが正しい使い方なので、どうしても余った時の使い道として覚えておくとよいでしょう。
「ランプの魔王」に種は注意
ランプの魔王は、最強のステータスを持つキャラなので、種の対象キャラとしても名前が挙がるのではないでしょうか。しかし、最大レベルで、かっこよさ以外はカンストするので、そもそも種が必要ないキャラです。
職業は無視してもよい
ドラクエ6は、職業毎にステータス補正が入ります。この際のステータス補正が関係して、特定の職業で種を使うと、無駄になってしまう、もしくは、特定の職業に転職させて種を使った方が得なのではないかと考えるかもしれません。
しかし、種で上昇するステータスも補正分が計算されていますので、どの職業で種を使っても、上昇値に変わりはありません。
リセット必至?
種を使った際の上昇値は、一定の幅の中からランダムで決定されます。そのため、高い値が出るまでリセットをし続ければ、種を無駄なく消費していくことができます。