ポケットモンスター エメラルド ジグザグマの「ものひろい」で古事記プレイ

レトロゲームを斜(はす)に構えてプレイするのが大好きな私ですが、個人的に評価が低かったポケットモンスターエメラルドも、実はハスゲーだったことを最近知りました(笑)。

なにやら、初代にあったようなバグてんこ盛りな仕様も最近発見されたらしく、エメループやザロクバグで検索してみると、新しいエメラルドの世界が広がっているかもしれません。

ついでに個人的なポケモンシリーズの評価に触れておくと、初代が圧倒的すぎたため、金銀、ルビーサファイアですっかりやる気をなくしてしまいました。

ポケモンシリーズは、少し変則的なプレイをしていて、初代は、ほぼリアルタイムだったのにもかかわらず、2作目がHGSSとかなり飛んでます。

HGSSのプレイでリメイク前の状態にも興味が出て、ここから金銀(クリスタル)、ルビーサファイア(エメラルド)、FRLGとプレイしていったのです。

初代の何が神だったのか?これは考えるまでもなくポケモンのラインナップで、初代151匹のバランスは本当に神がかっていると思います。

次作以降は、エーフィ、ブラッキー、ハピナス、ニューラ、バンギラス、チルタリス、ボーマンダ、サーナイト、ミロカロス、ゲッコウガなどなど、稀に魅力的なポケモンも見受けられますが、全体的なラインナップの差は、初代と比べると劣化が隠しきれません。

致命的なのがメガシンカで、これで初代ポケモンから辛うじて続いていた命脈も絶たれました。

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第三世代の有名人ジグザグマ

この第三世代は、「とくせい」という概念が初めて導入された世代でもありますが、当時を知る人達の間では「ものひろい」という凶悪な特性を持つ、ジグザグマが瞬く間に有名になったそうです。

私の場合は、サクッとプレイするつもりしかなかったので、御三家の中でとっても可愛らしかったアチャモで、ゴリ押しできるとこまでする精神で、ジグザグマさんを華麗にスルーしてしまっていたのです。

古風なポケモンマスター(笑)な私は32段階に増えた個体値+性格で、すっかり厳選にもやる気をなくしてしまい、初回はとにかくテンションの低いプレイだったような?

物語の途中で出会った、チルットの可愛らしさから、育ててチルタリスにするものの、実はあまり強くないらしい、という事実を知り、これにも萎えた記憶が…

ネットで特性の詳細を知る

このように、やる気なしプレイのため、特性の存在など、どうでもよかった私なのですが、特性の中にはフィールド上で効果を発揮するものもある事を知り、詳しく調べてみると「ものひろい」の効果が私の興味を引きました。

ジグザグマをはじめ、進化後のマッスグマなどが持つ特性なのですが、戦闘後に一定確率でアイテムを拾ってくる(各ポケモンの持ち物として)という、RPG好きならばトキめく効果です。

スターオーシャン2でいうところの「電波(スキル)」、ミスチーフ(トラウマ)という感じで、ルビーサファイアVerではレベルに関係なく「ふしぎなアメ」が10%程度の確率で手に入ることから、空きポケモンをジグザグマで埋めるユーザーを多数輩出した。

というのも、ポケモン個々に判定があるので、複数構成で序盤からレベル100なんてのも余裕なんですよね。

エメラルドの場合はさらにロマンがある

ものひろいのあまりの凶悪っぷりにゲームフリークも自重したのか、ポケモン商法特有の第三世代ハイブリッドVerになるエメラルドでは調整されるものの、ハスプレーヤーにガソリンを投下したような調整に終わる。

ルビーサファイアのように初期状態で「ふしぎなアメ」を手に入れることは無理になったものの、ジグザグマのレベルが21~30で3%程度、31~40で5%程度、41以降は10%で手に入ります。ちなみに、ものひろい発動(10%程度)後のアイテム判定のパーセンテージです。

万事を尽くして天命を待つ

これはハスプレーヤーの心得でもあるのですが、一定の到達段階において最善を尽くす、というプレイ方針でもあって、これをこじらせると、FF4の実機(アドバンス)でセシル(暗黒騎士)とカインの二人旅の最序盤にカインのレベル99とかをやっちゃう人間になります。(ある意味廃人)

ポケモンエメラルドの場合は、一定到達段階をジムバッチを1つも取らない状態と定義しプレイしてみました。そして、このジグザグマが良いのは、ゲーム最序盤の草むらに登場するという点で、初代でいうところのコラッタなんですが、コラッタ風情とは別格の存在です。

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ジグザグマ(マッスグマ)による古事記システム全容

まあ、全容というか、ジグザグマを5~6体確保して、それぞれをレベル21以上にしてから、ものひろいで「ふしぎなアメ」をかき集めるというものです。

現実的には10%の確率でふしぎなアメになる41以降にしなければ効率的ではありませんので、21以上からは不思議なアメを使いつつ、41以上にしてシステムをフル稼働させる必要があります。

4、5体のマッスグマが41以上になってくると、かなりの効率を発揮して、ほんと笑いが出るくらい不思議なアメを拾ってくるんですよね~

暇なのでサーナイトの厳選もしてみた

どうせならお気に入りポケモンのサーナイトの厳選もしてみようと、序盤の草むらで出現するラルトスの捕獲チャレンジ。まずラルトスの出現率が低すぎるのと、シンクロ、トレースと二つの特性を持っていてランダム決定のため余計に面倒です。

幸いこのラルトスのシンクロを使えば、フィールド効果で、出現ポケモンの性格を50%程度の確率で同じにできるので、特殊攻撃よりの性格厳選はまだ楽ですが、所詮100%ではなく、50%程度なので外すこともままあります。

さらに、凶悪なのが32段階という前作の倍になった個体値で、結局、一体目91、二体目71、三~五体目41にするまで、理想個体値はおろか、準理想なんて個体も一切出ませんでした。

あとで、エメループ関連の情報を調べると、どうやらアドバンスは乱数の偏りが酷いらしいので、もしかすると知らず知らずのうちに偏っていたのかもしれません。

一番良かったので、攻撃は無視の残りが25~31、2つくらい31の可能性がある個体程度ですからね。さらに、いやらしいのが、ふしぎなアメを70個くらい使って、レベル70台に乗せても、30か31かの判断ができないステータスもあると凶悪すぎ…

ぶっちゃけ、個体値ってポケモンをつまらなくしてる元凶でもあると思っていて、努力値のふり幅で差をつけるくらいで良いと思うんですけどね。

32段階の個体値を大規模な大会のあるようなゲームで導入するとか、運営は色んな意味でヤバい。最近はどうやらかなり改善されてきているようで、確かHGSSにも親の個体値を特定して引き継がせるアイテムがあったような?

はっきりいって、第三世代の厳選はまともにやる場合は狂気の沙汰で、ドラクエ、FFはレベル99が当たり前なヘビープレーヤーでも余裕でさじを投げるレベルです。

そんな意味では、エメループの発見は第三世代の寿命を延ばすという意見にも納得できます。ちなみに、育て屋を使ったとて、確率は上がるものの面倒なことには変わり有りません。

というか、「かわらずのいし」の性格固定効果が体感5割とショボすぎる…

エメラルドVerものひろい詳細(レアアイテムのみ)

名前Lv1~10Lv11~20Lv21~30Lv31~40Lv41~50Lv51~60Lv61~70Lv71~80Lv81~90Lv91~
ふしぎなアメ0%3%5%10%
きんのたま1%0%
おうじゃのしるし0%1%0%
ピーピーエイド0%1%0%
しろいハーブ0%1%0%
わざマシン44
(ねむる)
0%1%0%
ピーピーエイダー0%1%0%
わざマシン01
(きあいパンチ)
0%1%0%
たべのこし0%1%
わざマシン26
(じしん)
0%1%
タウリン0%3%5%10%
マックスアップ0%3%5%10%
げんきのかたまり0%3%5%10%
ポイントアップ0%3%5%
ピーピーマックス0%3%

手に入れたアイテムを売れ(錬金術)

レアアイテム以外にもたくさんの冒険に役立つアイテムが手に入って、システム構築後半になってくると、タウリンもかなり余ってくるので、どんどん売って錬金術に拍車をかけよう。

今回は、ジムバッチを1つも取らずにやっていますが、集まった資金はコインにして、強力技マシンと交換するのも良い。ハイパーボールもシステム構築の過程で腐るほど手に入り、げんきのかけら、かいふくのくすり、すごいキズぐすり、という豪華なラインナップなので、まず死ぬことがない。

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あとがき

まさにハスゲーとなったポケモンエメラルドでしたが、個人的には存分に楽しめたと思います。

まさか、最序盤に出てくるジグザグマがここまでの活躍を見せてくれるとは思わず、これが中盤くらいだったら、おそらくこのプレイは実現しなかったでしょう。

やはり凶悪なのが、ふしぎなアメで、どんどんレベルが上がるマッスグマにどんなトレーナーも紙屑のごとく、切り裂かれていきました(笑)

このマッスグマなんですけど、技構成が使いやすいものが多く、ノーマルプレイではとにかく攻撃技の総PPがものを言うので、かなり使いやすかったです。

極めつけが、「ほしがる」で、実はこのプレイをするまではどんな技か知らなかったんですけど、盗むなんですよね!!これによって「どろぼう」の必要すらなくなり、とにかく通常プレイでは完璧っぷりが目立ったジグザグマさんでした。

通常戦闘BGMが予想以上の良い

このプレイで気づいたんですけど、第三世代は通常戦闘BGMが良いですね。個人的には、あくまで通常戦闘なら第三世代が一番気に入りました。