プリズンブレイク5 評価レビューと感想 マイケルとティーバッグの立場が逆転!?

プリズンブレイク5の評価レビューと感想。シーズン5はティーバッグのセオドアによるバッグウェルのための作品です。彼の隠された衝撃の過去が明らかになり。仕舞には「殺しはよくねえ」なんて台詞が飛び出す!?

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プリズンブレイク5のエピソード

あのプリズンブレイクが8年の歳月を経て蘇る。前作シーズン4のファイナルブレイクでは、サラと息子を守るため命をなげうって2人を脱獄させた。

夫を失ったサラは再婚。リンカーンは相変わらず無茶ばかりしている。スクレは怪しい貿易関係の仕事に就き、シーノートは改宗してイスラム過激派に抵抗する。

ケラーマンは妻子を持ち、かつての血生臭い日々とは無縁の生活を送る。このようにマイケルと関係を持った人々は、思い思いの日々を過ごしていた。

しかし、ティーバッグのフォックスリバー出所をきっかけに物語は急速に動き出す。

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プリズンブレイク5の良かった点

ティーバッグのファンなら満足?

シーズン5に満足できるかどうかは、ティーバッグ愛でしょう。

私はティーバッグが特別好きというわけではありませんが、好きなキャラではあります。この程度の私でもティーバッグ補正で十分に見れる作品でしたね。

また、全話通してのティーバッグの使い方も意外に好きです。この人は第1話でフォックスリバーを出所するのですが、その後、何度が出演した後は、なかなかストーリーに絡んできません。

シーズン5は、オギュギア刑務所で一緒になった新たなマイケルの仲間たちとリンカーンを中心に、時折、かつての仲間たちが助けに来るみたいな感じでストーリーが進みます。

しかし、ティーバッグに関しては、待てど暮らせどマイケルと絡まないんです。そして、視聴者が痺れを切らしそうになるタイミングで、大胆に伏線を回収していきます。

話の作り方も、丁度、伏線を回収する1話前くらいに今作でのティーバッグのポジションがピンと来るようになっている感じで、その瞬間が1番面白かったですね。

それと、「利き手」って、最後あたりまで「聞き手」の事だと思っていた(笑)

良キャラのウィップ

シーズン5で登場したキャラの中でも、トップクラスの良キャラ。こいつは良い意味でとんでもない爆弾を抱えてるんですが、それはあえて言いません。

マイケルが世間的に抹消されてから、スクレに変わる新たな相棒として、世界中の刑務所で脱獄を成功させてきた。

実は、かなりの強キャラで遺伝子がそうさせるのか? 個人的には、シーズン1~2に登場したトゥイーナー以来の良若者キャラだと思ったり。

話数が少なすぎたので未知数ですが、最強考察にも名を連ねる?

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良キャラのジャ

この人、意外なほど良キャラでした!? オギュギア刑務所でマイケルと同房で、一緒に脱獄する事になる。

薬物ジャンキーで、起きている時間のほとんどを禁断症状に悩まされる。しかし、優れた頭脳を持ち、それをマイケルに買われて一緒に行動することに。

シーズン4までで言えば、マホーンの役柄を引き継ぐのかな? 度を超えたクイーンのファンで、ネットを悪用し、他人の口座を利用してクイーングッズを買いまくったのが収監の理由らしい。

シーズン5では、最も良い所に納まった人ではないでしょうか。

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プリズンブレイク5の気になった点

全9話

これは悩ましい問題ですよね。シーズン5は全9話しかなく、前作のシーズン4に比べ、半分以下の話数です。また、スタッフのストライキが原因で無理やり終わらせたシーズン3よりも更に少ないです。

そのため、ファイナルブレイク後編からシーズン5までの空白期間に関しては、ほとんど描かれる事なく、ちょっとした回想程度にとどまっています。

オギュギア刑務所も、ポセイドンの命令で、これまで数々の刑務所を脱獄してきたうちのひとつとして数えられており、シーズン5の舞台がオギュギアでなければならない必然性のようなものも感じません。

ただし、8年近い空白期間かつ全9話という悪条件なので、これを良作に仕上げるのは至難の業ではないでしょうか?

シーズン5は、メインストーリーにティーバッグが色濃く絡んできますが、無理難題に対して、せめて、プリズンブレイクの代名詞の1人でもあるティーバッグのエピソードくらいは完結させようというチャレンジだったのかもしれません。

まさに苦肉の策ではありますが、この条件下では正解のような気も?

マイケルの知略があまり発揮されない

プリズンブレイクの面白いところと言えば、主人公マイケル・スコフィールドの知略が冴えわたる部分です。

しかし、シーズン5では、あまりそういった場面は見受けられませんでした。刑務所の属性がフォックスリバーというより、SONA寄りなのも関係しているのでしょう。

警備体制は、SONA以下で、そもそも劇中でのイエメンは反政府の過激派テロ組織に乗っ取られる寸前ですからね。

マイケル自身もポセイドンの干渉に嫌気が差しているのか、俺は口出ししないでリンカーンに任せる(笑)みたいな事、ほざきますからね。

また、マイケルが身代わりになって砂漠でキュクロプスから逃れるシーンも、砂漠の殺風景がたたって、イマイチ理解しにくい演出でした。

加えて、キュクロプスに毒を喰らって砂漠を彷徨うハメになるんですが、かつてのマイケルならあり得ない失態じゃないですか!?

その反面、マイケルの息子のマイクが、才能の片鱗を見せ、ポセイドンに恐れを抱かせるシーンは良かったです。

吹替声優の衰え

これは長編ドラマが抱える避けられないジレンマなので、仕方がない部分もあると思います。

特に気になったのがシーノート。イエメンへの入国を手引きする存在のため、シーズン4に比べ、かなり出番が多いのですが、声の衰えは残念。

これはコアなファンであればあるほど気になると思います。それに、ケラーマンの声優さんも残念。

吹替版のケラーマンはトップクラスに好きなキャラなので、あの自信満々で横柄な態度をする(笑)彼がいなくなってしまった…。ただ、ケラーマンの声優さんの衰えは、シーズン4の後半から始まっていましたよね。

また、前作からずいぶん期間が空いてしまったせいで、様子や性格が変わったキャラも多い。シーノートも、信心深いキャラに変わっていて、かなり違和感があります(笑)。さらに、マイケルの白髪。

これは制作陣も気にしているのか、サラにわざわざ「白髪も素敵よ」なんて台詞を言わせてます。

そんな中、相も変わらず馬鹿やってるリンカーンに、声が全く衰えないティーバッグは視聴者に安心感を与えます。ただ、シーズン5の若本さんは、悪い癖(笑)であるアドリブが、少々過ぎるような?

ルカ・アブルッチの残念感

私は、ウィキペディアをある程度、読んでいたのでアブルッチの息子が登場する事は知っていました。

ルカがストーリーに絡み始めるのは、ずいぶん後の方なんですが、そういえばウィキペディアにアブルッチの息子が出てくると書いていたけど、いつ出るかな? なんて思いながら観ていました。

しかし、実はルカ自体は最初の方にも出演していて、「なんだ、こいつなのかよっ」という感じで、残念感が凄まじかったです。

あのアブルッチの息子なんだから、もう少し大物の感のあるキャストが良かったですね。

Hulu(フールー)なら無料期間中にプリズンブレイク・シーズン1~5まで全て視聴可能です。シーズン5はティーバッグファンなら買いです!?

事前に、下記の記事で紹介しているティーバッグ名場面を観てると、より彼に感情移入できるのではないでしょうか?

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