ロマサガ3のロアリングナイトはゲーム中で最も愛されたモンスター。戦闘後に全回復、脳死で連戦可能とレベル上げや技道場の為に用意されたような奴。聖王廟のつらいテストの行き方や受け方も紹介。
ロアリングナイトとは?
聖王廟の「つらいテスト」に出現するモンスター。テスト開始直後に戦闘する事になり、ロマサガ2のクジンシーを彷彿とさせる「ライフブレイク」が得意技。
ライフブレイクはLPにダメージを与える4連撃になっており、味方キャラの生命力が試されるバトルだ。
ロアリングナイト戦は、勝利or全滅に関わらず、戦闘終了時にパーティーが全回復する特殊バトル。その外見とボスBGMからは想像できないRPGにおける宿屋の店主的側面を持つ。
また、ロアリングナイトに勝利すると、先に進むか、戻るかの選択肢を選べ、戻るとパーティーが全回復した上で、再びロアリングナイトとの戦闘が可能。
この仕様のため、決定ボタンとキャンセルボタンを押しているだけで、連戦が可能となり、ロマサガ3最大の狩場として多くのゲーマーに知られる事となる。
ロアリングナイトのステータス
HP | 種族 | 得意 地相 |
斬 | 打 | 突 | 射 | 熱 | 冷 | 雷 | 状 | 状態 異常 |
閃き Lv |
成長 Lv |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2999 | 骸骨/不死 | アビス | 38 | 12 | 62 | 62 | 6 | 26 | 26 | 6 | 死/痺/眠/暗/吸/毒 | 20 | 25 |
つらいテストの行き方と聖王廟の試練の受け方
ランスの聖王廟で実施される「聖王廟の試練」は、オープニング直後は受けられない。四魔貴族(影)との戦闘が受けるための条件になっている。
戦闘未勝利でも参加可能
聖王廟の試練を受けるための条件は、四魔貴族との戦闘なので、四魔貴族(影)1~3戦目の仕様である「全滅でダンジョン入口へ(デスルーラ)」を利用すれば、戦闘未勝利でも参加可能。
また、フォルネウス、ビューネイ、アウナスの場合は、何らかの戦闘に勝利しなければ戦えないので、戦闘未勝利での試練参加を目指すならアラケスとなる。
さらに、アラケスとの戦闘を目指す過程で、魔王殿のオーガ道場、王家の指輪によるオーラム無限増殖などの恩恵も受けられる。
VSロアリングナイトまでの手順(アラケスVer)
- ミュルスから無料船でツヴァイクへ
- ツヴァイク街中の老人と会話してキドラント出現
- キドラントから無料船でユーステルムへ
- ユーステルム街中の老人と会話してランス出現
- ランスでアンナと会話し「アビスゲートのこと」を聞く
- ミュルスから無料船でピドナへ
- ピドナ旧市街から魔王殿へ
- 魔王殿の開かずの扉を調べ「指輪を…」のメッセージを確認
- ランスで聖王家当主と会話し「王家の指輪」を入手
- 適当に仲間を加入させパーティーを2人以上にする
- 魔王殿の開かずの扉を抜け魔王殿(深部)へ
- 最初の4差路の中央にあるワープに入る
- ワープ後の4差路を上に進むとアビスゲートへ
- 「すぐ閉じよう」を選ぶVSアラケス(影)
- 全滅すると魔王殿入口へ
- ランスで聖王家当主と会話し「はい」を選ぶ
- 聖王廟中央の棺を調べると階段が出現
- ロアリングナイトと会話すると「つらいテスト」を受けられる
ロアリングナイト戦の仕様
ロアリングナイト戦は、通常の戦闘やボスとは少し異なり、全滅もしくは主人公のLPがゼロになってもゲームオーバーにならない。
また、戦闘終了後にパーティーが全回復し、戦闘中に主人公以外のキャラのLPがゼロになった場合でも自動的に復活する。この仕様は、次の試練に進む場合も、戻る場合も変わらない。
攻略法
序盤すぐに来たりしない限りは、苦戦するモンスターではない。攻略法としては、仲間の数を増やし、主人公にライフブレイクが被弾する確率を低くする事が重要。
戦闘勝利までに主人公以外のキャラのLPがゼロになったとしても、戦闘終了時に回復する。仮に、主人公のLPがゼロになっても全滅にはならない。
パーティーが育っていない序盤に来た場合は、ゴールデンバットの固有技のマイダスハンドが役立つ。ロアリングナイトは石化耐性がないので、それなりに高い確率で即死させられる。
ゴールデンバットは、ピドナの武器工房で開発可能かつ序盤にラインナップされるので、入手も容易だろう。材料の棍棒はアケに売っている。
ちなみに、ロアリングナイト相手でもマイダスハンドの閃きは可能。全キャラが適正を持つので、誰が使っても問題なし。
また、ロアリングナイトは、打属性に弱いので、体術や斧による攻撃で大ダメージを奪える。逆に、槍の突系の技や弓による攻撃では、ほとんどダメージを与えられない。
ロアリングナイト道場の閃きレベル
上記の仕様やステータス、聖王廟の試練を受ける条件などを確認してみると、ロアリングナイトがレベル上げに向いている事がわかるのではないだろうか。
そこで気になってくるのが、ロアリングナイトの閃きLvだ。
閃きLv20は四魔貴族(影)クラスと渡り合うのに十分
ストーリーの攻略次第では序盤に戦う事も可能なので、ロアリングナイトの閃きLv20は十分に高いと言える。
このくらいの閃きLvで覚えられる技は、当面の目的である四魔貴族(影)撃破にも十分に貢献してくれる。また、WPを回復しつつ連戦が可能なので、技の極意習得にも非常に向いている。
以下のような技を閃く事ができれば、四魔貴族(影)とも対等に渡り合えるだろう。
武器 系統 | 技名 | 閃き難度 | 閃き適正 |
---|---|---|---|
剣 | 疾風剣 | 21(かすみ二段) 25(バックスタッブ) 26 | ユリアン/ハリード/詩人/ミカエル/モニカ/レオニード/ロビン/ロビン(太)/タチアナ/トーマス/ようせい/サラ/ツィーリン/少年/ポール/シャール/ヤンファン |
大剣 | ブルクラッシュ | 25(スマッシュ) 32 | ユリアン/ハリード/詩人/カタリナ/ウォード/ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/ミカエル/モニカ/レオニード/ロビン/ロビン(太)/タチアナ/トーマス/ようせい/サラ/ツィーリン/エレン/ボストン/ゆきだるま |
斧 | 大木断 | 14 | ユリアン/ハリード/詩人/カタリナ/ウォード/ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/トーマス/ようせい/サラ/ツィーリン/エレン/ボストン/ゆきだるま/少年/ポール/シャール/ヤンファン |
斧 | マキ割ダイナミック | 26(大木断) 30 | ユリアン/ハリード/詩人/カタリナ/ウォード/ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/トーマス/ようせい/サラ/ツィーリン/エレン/ボストン/ゆきだるま |
棍棒 | 削岩撃 | 23(骨砕き) 25(回転撃) 28 | 全キャラ適正あり |
棍棒 | マイダスハンド (固:ゴールデンバット) | 20 | 少年、ポール、シャール、ヤンファン以外適正あり |
槍 | ミヅチ | 22 22(二段突き) | 全キャラ適正あり |
槍 | 双龍破 | 24(ミヅチ) 28 28(二段突き) | ユリアン/ハリード/詩人/カタリナ/ウォード/ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/ミカエル/モニカ/レオニード/ロビン/ロビン(太)/タチアナ/トーマス/ようせい/少年/ポール/シャール/ヤンファン |
体術 | 短勁 | 14(集気法) 24 | カタリナ/ウォード/トーマス/ようせい/エレン/ボストン/ゆきだるま/少年/ポール/シャール/ヤンファン |
体術 | ナイアガラバスター | 27(空気投げ) 29(ジャイアントスイング) 29(逆一本) | ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/エレン/ボストン/ゆきだるま |
体術 | 練気拳 | 28(短勁) 30 | カタリナ/ウォード/ハーマン/ブラック/ぞう/ノーラ/トーマス/ようせい/エレン/ボストン/ゆきだるま/少年/ポール/シャール/ヤンファン |
閃きLv25のレッドドラゴン道場を上手く併用
聖王廟の試練に参加可能になると、「つらいテスト」だけではなく、「王者の試練」、「狩人の試練」にも挑戦できる。
右側の部屋で実施される王者の試練の近道では、初戦でレッドドラゴンと戦う事ができる。レッドドラゴンの閃きレベルは25で、魔王殿(深部)の巨人よりも高い。
しかし、レッドドラゴン戦はロアリングナイト戦とは違い、普通に全滅するし、何より強い。そのため、ロアリングナイトを利用して、ある程度能力を高めた後に、利用するとよいだろう。
回復が必要になったら、「つらいテスト」を受け、ロアリングナイトを倒して引き返す。
ロアリングナイトはどこまで使えるかの目安
ロアリングナイト道場の目安は、HPなら500、熟練度なら30程度だろう。このくらいの能力ならレッドドラゴンと対等に渡り合えるので、ひとつの目安になる。
また、単純にレベル上げが目的なら、ロアリングナイトやレッドドラゴンでお供レベルを最大値付近まで上げ、洞窟寺院跡のアスラ道場。水晶の廃墟のスライムシンボルを利用したオートレベルアップに繋げるとよいだろう。
つまり、ロマサガ3のレベル上げは、ロアリングナイト道場を中心に、アスラ道場、水晶の廃墟のオートレベルアップ以外は必要ない事になる。
ロアリングナイトはレベル上げにどのくらい向いているか?
RPGのレベル上げをこよなく愛する私から見ても、ロアリングナイトはゲーム史上屈指の狩場である。そこで、骨先生がどのくらいレベル上げに向いているのかを考察してみよう。
戦闘未勝利で到達可能な精神安定剤
中級者がロマサガ3でレベル上げをする際に気になるのが、「お供レベル」と「敵レベル」。お供レベルは全戦闘共通で、敵レベルは各敵シンボル毎に数値が設定されている。
敵レベルは、該当敵シンボルとの戦闘に勝利しない限り上昇しないが、お供レベルは敵シンボルLvが設定されていないボスのような相手に勝利しても上がってしまう可能性がある。
深刻なラスエリ症候群を患うプレーヤーは、特有症状である「お供レベル上昇≒宝箱未回収」というような異次元の発想に到達するので、とにかくお供レベルの上昇が気になってしまうのである。
加えて、ラスエリ症候群の分布図(笑)を確認してみると、やはりRPG中級者に突出して多い事がわかる。
つまり、戦闘未勝利状態で戦闘可能なロアリングナイトは、一種の精神安定剤と言えるのだ。
とはいっても、結局、ロアリングナイトとの連戦で、お供レベルは上がってしまうのだが…
王家の指輪によるオーラム無限増殖
アラケスとの戦闘を利用して聖王廟の試練に臨む場合は、その過程で「王家の指輪」が手に入る。
そのため、ヤーマスでのオーラム無限増殖が解禁された事になり、当面の攻略に必要な装備はこれで揃う事になる。
各技道場との連携
これこそがレベル上げの中心地たる所以だが、アラケス経由でロアリングナイトと戦える状況を作った場合、「魔王殿の巨人道場」、「王者の試練のレッドドラゴン道場」、「魔王殿のアラケス(影)道場」が開放される。
また、ロアリングナイト道場は、技閃きというよりかは、その性質上、技の極意習得に向いた道場と言えるだろう。
そのため、各道場で閃きを行い、技欄が一杯になってきたら、ロアリングナイトを利用して極意習得を繰り返すと、あっという間に技上手になれるというわけである。
さらに、ロアリングナイト道場は、能力値上昇にも向いており、王者の試練のレッドドラゴン道場と組み合わせれば、ゲームクリアを見据えたレベル上げを行える。
レッドドラゴンの成長Lvは32と非常に高いので、HP400~HP500を目安にして、ロアリングナイト道場と切り替えるとよいだろう。
ロアリングナイトとお供レベル
ロアリングナイトとの戦闘に勝利してもお供レベルが上昇しないと勘違いしているプレーヤーもいるようだが、実際にはお供レベルが上昇する。ロアリングナイト戦に勝っても上昇しないのは敵レベルである。
ただし、ロアリングナイトのような特殊シンボル(ボスなど)のモンスターは、勝利してもお供レベルが上がりにくくなっている。
お供レベルは、お供レベルに比べ戦闘しているシンボルの敵レベルが高ければ高いほど上昇しやすくなっている。逆に、敵レベルは、敵レベルに比べお供レベルが高ければ高いほど上昇しやすい。
しかし、特殊シンボルモンスターとの戦闘勝利時のお供レベル上昇判定では、敵レベルとお供レベルの差分による修正は行われず、基礎上昇確率のみが計算される。
このように、お供レベルの上昇を極力抑えつつ、レベル上げをできる事もロアリングナイトがRPG中級者に愛される理由となっている。
最終的にはアスラ道場に繋がる
ロアリングナイトとの戦闘に勝利しても、敵レベルは上昇しない事がわかる。しかし、状況再現などを使用しない限り、お供レベルは、少しずつだが確実に上昇してしまう。
ラスエリ症候群にとって最善とは、お供Lv、敵Lv共に全く上昇させずレベル上げをする事だ。しかし、それは難しいので、次善のお供Lvの上昇のみを許容し、敵Lvを上昇させない策を取る事が多い。
そして、ロアリングナイトとの連戦は、ラスエリ症候群にとっての次善にピッタリと合致する状況を作り上げられるのだ。
さらに、ロアリングナイトとの連戦に次ぐ連戦により、お供レベルが最大値付近まで上昇すると、洞窟寺院跡の悪魔系固定シンボルにアスラが出現するようになる。
アスラ道場に使われる洞窟寺院跡の悪魔系固定シンボルは、悪魔シンボルの敵Lvではなく、お供Lvが参照されて出現モンスターが決定する。
このようなお供Lvが関係する敵シンボルは、他にもいくつかあり、有用性の高いものとしては、最果ての島の水棲シンボルに出現する玄竜。レオニード城地下のゾンビシンボルに出現するポイゾンギアンなどが挙げられる。
【おまけ】レトロゲーにおける骨先生クラスの狩場
FF5のブラックフレイム×5
おそらく、RPGで最もお世話になった狩場だろう。ブラックフレイムを利用して、第一世界で全ジョブマスターを5回以上はやっている。
「よびだす+イフリート」や「なげる+雷遁の術」で、延々とABPを稼いだのは良い思い出。手軽さもロアリングナイトとほぼ同等。
クロノトリガーのタッタ×4
この狩場もロアリングナイトにかなり近い。ストーリーを無視して、時の最果てが利用可能になった時点で訪れると、かなりのレベル上げスポットと化す。
回復スポットである時の最果てを背にし、タッタ相手に回転レーザーや火炎車輪を放ちまくった記憶がある。
ドラクエ6のはぐれメタル
トルッカ南の祠周辺に存在するはぐれメタルには本当にお世話になる。また、ドラクエ6から力の上限が255から500に変更され、はぐれメタルの装甲を貫通する事が可能になった。
その結果、疾風突きにより乱獲される運命をたどる…
FF6のティラノサウルス
ライトユーザーに限定すれば、当時、最も有名だった狩場ではないだろうか?
強敵ではあるが、少しレベルを上げれば苦戦する程でもない。さらに、バニシュ×デスのバグ技も相まって、とにかく乱獲される。
戦い続けていると、幸か不幸かブラキオレイドスと邂逅し、チートアクセサリーのスリースターズの贈り物まである。
この狩場は、正式名称かどうかは知らないが、「恐竜の森」などと呼ばれ、人類の際限のない欲望に対しての警鐘の意味を込めて、作られたのかもしれない。
恐竜絶滅の真の理由は、6代目光の戦士らによる乱獲である。
ブレスオブファイア4のモクヅン+モクジン
地味にプレイ時間は数百時間はくだらないブレス4。その大半をモクヅン+モクジン狩りに費やす。
もはや「せんぎり→3連撃(アースラ)→散烈拳(サイアスorリュウ)」は合言葉。
SF2のミストデーモン
妖精の森のスペシャルステージに出現するミストデーモン。出現スポットを塞がない限り、毎ターン出現するので、中盤にも関わらず、いっきにゲームクリアクラスの能力を手に入れられる。
しかし、ココでの稼ぎが終わった頃には、ゲームへの熱意も冷め、ピーター(チーター)君によるゴリ押し戦法が使われるようになる(笑)
スターオーシャン2のイセリア・クィーン
狩場として使えるのは終盤だが、イセリア・クィーン撃破時の膨大な経験値とチートアイテムの「昂翼天使の腕輪」。魔剣レヴァンテインをドロップする性質は、狩場にピッタリ。
また、バブルローションを利用すれば即死が効いてしまう(笑)。この仕様により、無駄に戦い続けた記憶がある。