ティアリングサーガのキャラ「エステル」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。ラフィンとの相互支援効果が強力。「死生の技」による反撃の怖いキャラでもある。
エステルの人物像
ヴェルジェの領主マーロン伯の娘。マーロンの子供は、実の娘のエステルの他に、養子のラフィンが該当する。ラフィンとエステルは義兄妹のため、胸中も複雑のようだ。
ラフィンがシャロンと結ばれるルートの場合、なんとも言えない哀愁漂うキャラとして印象に残る。
ケイトはティアリングサーガの悲劇キャラとして名高いが、最終的にはサーシャたちと幸せに暮らすのだろう。しかし、兄をシャロンに奪われてしまったエステルはどうだろう?
エステルは、ラフィンにほのかな恋心を抱いてたようで、その気持ちのやり場に困り、兄に強く当たってしまう事もあった。
劇中の行動によっては、アーキスとの関係が発展しそうな素振りを見せる場面もあるが、結局は自然消滅。個人的には、アーキスとエステルが一緒になるルートもあってよかったと思う。
エンディングによると、故国復興のためシャロンと共に旅立つラフィンに代わり、エステルがヴェルジェの領主を引き受ける事になったようだ。
こうなってくると、ビルフォードの今後も気になるところなので、思い切ってエステルとビルフォードをくっつけてしまうのも面白そうだ(笑)
エステルの能力
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 30% | 30% | 35% | 18% | 15% | 45% | 25% | 50% | 0% |
初期能力(Lv2) | 4 | 4 | 4 | 4 | 0 | 5 | 3 | 21 | 7(初期) |
クラスチェンジ | +3 | +4 | +4 | +3 | 0 | 0 | +3 | +3 | +1 |
ルークナイト騎乗(上限) | 19 | 18 | 18 | 18 | 15 | 30 | 16 | 60 | 7(初期) |
ルークナイト徒歩(上限) | 18 | 17 | 17 | 17 | 15 | 30 | 16 | 60 | 4(初期) |
パラディン騎乗(上限) | 22 | 22 | 22 | 21 | 15 | 30 | 19 | 60 | 8(初期) |
パラディン徒歩(上限) | 20 | 19 | 19 | 19 | 15 | 30 | 19 | 60 | 5(初期) |
覚えるスキル
初期 | 城の戦士 |
---|---|
Lv14 | 死生の技 |
Lv20 | 素質 |
Lv28 | 疾風の技 |
支援効果
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
アーキス | 4% 2% | マップ4戦闘中にアーキスとエステルが会話した場合 マップ10クリア時にアーキスとエステルがリュナン軍にいる場合 | |
ラフィン | 8% | 15% |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(リグリア砦) | ★(モースの塔) | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟) | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
対戦でもそれほど重要なポジションにいるキャラではないが、通常攻略だともっと不遇。
早期に参加するにもかかわらず、同期参加の義兄ラフィンや黄金騎士ナロンの存在により、とにかく目立たない。極めつけがジークの加入で、これにより完全に命脈を絶たれる。
初参戦となるマップ2の山賊討伐では、騎士系キャラ多数参加により、エステルを初期配置から動かすのすら忘れてしまうプレーヤーも多数いたとか、いないとか?
正直、エステルに関しては、序盤から中盤にかけて、何か感情移入させてくれるイベントを用意しても良かったと思っている。
このように報われないキャラではあるが、クラスチェンジでなれるパラディンというクラスが珍しいのと、2週目は弱いキャラを使ってみたい願望により、物好きな方々には受けるのかもしれない。
また、成長力が平均的なので、レベルアップ時の吟味ありなら、強くしやすいキャラではある。ホームズ隊に送って、地道に育ててみるのもよい。
対戦評価
パラディンの安定した能力上限に「死生の技」が加わるので、手痛い反撃のあるキャラとして、相手にとっては意外に怖いキャラではないだろうか?
支援効果は少ないものの、対戦で重宝されやすいラフィンとの間に強力な相互支援効果がある。また、アーキスとの支援効果を活かすのは難しいだろう。
このように、それなりの見所があるキャラではあるが、1デッキ16人という枠との戦いになってくるだろう。
とはいえ、ラフィンが16人枠に組み込まれやすいので、そのお供としてエステルの参加は十分に考えられる。そのため、念のため、育てておきたいキャラだろう。
地形適正は、ラフィンとの兼ね合いが重要で、「草原の戦士」や「海の戦士」は外せなさそうだ。
おすすめ装備については、「ルナの剣」で相手の防御を崩したり、先制攻撃を仕掛けるよりも、「死生の技」を使って相手の攻撃を牽制する組み合わせの方が活きそう。
そう考えると、間接攻撃に対応できる「ジャベリン」や「ピラム」などが向いているのではないだろうか?「☆サリアの槍」も良いが、コレがエステルに回ってくる事は考えにくい。
エステルの対戦に向けた育成方針
ロジャーとの比較
エステルは、そこそこのステータス上限を持つパラディンが上級職。さらに、「死生の技」、「疾風の技」を覚えるので、総合力は決して低くはない。
かといって、16人のベストメンバーに残る確実性に乏しいのも事実。まずは、同じくパラディンのロジャーと比較してみるとよいだろう。
エステルの相方は、強力な相互支援効果が発生するラフィン。このラフィンは、サーシャやシャロンといった対戦で重宝されやすいキャラとの間にも相互支援効果を持つ。
一方、ロジャーの場合は、お互いに+15%の補正が発生するメルとの相互支援効果が強力だが、ロジャーを入れた上で、メルを入れる枠が残っているかは疑問だ。
習得スキルに関しては、6枠(初期の城の戦士含む)フル習得可能なエステルは地形系スキルにおいては有利。ロジャーは、地形系スキルで劣るものの、「大盾の技」を習得する分、防御に優れている。
能力値においては、それほど大きな差はないが、支援効果の関係でエステルに軍配が上がる感じか?
エステルは地形系スキルをフル習得可能
エステルは、初期スキルとして「城の戦士」を覚えているだけなので、「剣闘士」、「破邪」を除く、地形系スキルをフル習得できる。
フル習得可能なので、あまり気にする必要はないが、地形系スキルはラフィンとの兼ね合いが重要。
ラフィンが、クライスとの兼ね合いで、「辺境の戦士」を外す場合は、それに準じると良いだろう。
「剣闘士」との相性
エステルは、「☆サリアの槍」を装備可能かつ「死生の技」を持つので、闘技場との相性は悪くない。
「☆サリアの槍」は、ナロンやロファールが最優先なので、1デッキ限定の対戦なら、まずエステルに出番が回ってくる事はないだろう。
しかし、特殊ルールを自分たちで設ける場合、そうとも言えないので、保険として「剣闘士」を覚えさせるかどうか考えておくのもよいかもしれない。
その場合は、再びロジャーとの比較が重要になり、どちらかといえばロジャーの方が「剣闘士」に向いているといえるだろう。
初期状態でスキル枠が3つ(城の戦士含む)潰れているので、幅広い地形に対応できるオールラウンダーは難しい。その分、特化型のパラディンとして「剣闘士」を習得させ、エステルと使い分ける方法もある。
これなら支援効果の弱さも気にならないし、「大盾の技」も有効活用できる。
このように考えてみると、地形系スキルのフル習得を崩してまで、エステルに「剣闘士」を覚えさせる価値は、そこまで高くないように感じる。