ティアリングサーガのキャラ「ユニ」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。盗む+マンゴーシュ耐久が強力。剣闘士なら闘技場での番狂わせも?
ユニの人物像
ホームズ率いる私掠艦隊シーライオンの乗組員の1人。男の子か女の子かわかりにくいが、正真正銘の女の子である(笑)。
エンディングでマール王宮を訪れた際、ベネト市出身だとわかる。ちなみに、ベネト市はマールの北に位置するようだ。
劇中では多くが語られる事はないが、ユニの正体はベネト公国の貴族の娘である。14歳の時に、公都ベネト市がイストリアの侵略に遭い、ユニ以外の家族は殺されてしまう。
天蓋孤独となったユニは生きる希望も失い、ベネトを彷徨っていたところ、旅の吟遊詩人サムエルと出会う。その後は、サムエルに保護されるかたちでマールで暮らす事になる。
しかし、戦火はマールにまで広がり、ユニの身を案じたサムエルは、手下のナルサスにユニと手紙を預けグラナダのヴァルス提督を訪ねるように言った。
設定では、サムエルの父親はヴァルスになっており、マールの踊り子との間にできた子供らしい。サムエルの口添えもあり、ユニはグラナダに身を寄せる事になる。
ゼノとは、同じような境遇の者同士通じ合うものがあるのか、物語を通じて気持ちを深めていく。
クラスは盗賊だが、孤児になって仕方がなくというよりかは、ナルサスに盗みの技術を教わったようだ。
ユニの能力
武器 | 盗賊 | 剣 |
---|---|---|
兵種 | 盗賊 | 傭兵 |
Lv上限 | 盗賊 | 30 |
クラスチェンジアイテム | なし | |
加入方法 | マップ8開始時に仲間になる | |
初期装備 | 短剣 | |
専用装備 | なし | |
備考 | 上限値に達する為にスーパープルフ1個、MHPプラス1個が必要 | |
地形系スキル(汎用型1) | 辺境の戦士(成長)/城の戦士/海の戦士/山の戦士/森の戦士 | |
地形系スキル(汎用型2) | 辺境の戦士(成長)/城の戦士/海の戦士/山の戦士/疾風の技or剣闘士 |
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 0% | 45% | 40% | 5% | 20% | 35% | 25% | 35% | 0% |
初期能力(Lv1) | 1 | 7 | 12 | 0 | 2 | 7 | 6 | 18 | 5(初期) |
盗賊(上限) | 16 | 20 | 25 | 15 | 15 | 30 | 18 | 60 | 5(初期) |
覚えるスキル
初期 | 盗む |
---|---|
初期 | カギ開け |
Lv12 | 辺境の戦士 |
Lv28 | 連続の技 |
Lv35 | カリスマ |
支援効果
※1 ゼノとユニがいる状態でオークス祝賀会に参加すると発生するイベントで「ありがたくいただきます」の選択肢を選ぶ。
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
カトリ | 5% | 5% | |
ゼノ | 0% 15% | 10% 5% | 初期 ※1 ゼノとユニがいる状態でオークス祝賀会に参加する |
リーリエ | 5% | 5% | 遭遇戦4クリア時にユニとリーリエがいる |
地形移動コスト
クラス | 平 地 | 道 | 洞 窟 | 床 | 塔 | 森 | 川 | 浅 瀬 | 山 | 崖 | 荒 地 | 海/湖 | 砂 地 | 沼 | 城 壁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
盗賊 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 4 | 2 | – | – | 1 | 4 | 1 | 3 | – |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(リグリア砦) | ★(モースの塔) | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟) | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
加入当初は頼りないが、盗賊の専売特許である「盗む」に必要なパラメーターの伸びは悪くないので、すぐに役立ってくれる。
加入してすぐに第一回編成が訪れるが、闘技場での稼ぎや「☆力の杖」を視野に入れて、ホームズ隊に編成するのが基本。
戦闘力という観点では、更に優れたバドが存在するものの、あくまでも「盗む」を重視するなら、無駄にダメージを与えないユニの方が優秀。Powのステータスが成長しない点も、むしろメリットになる。
そもそも、サンダーソードの装備を前提にすれば、「連続の技」を習得するユニの方が、戦力としても優秀。
闘技場でのアイテム調達を積極的にすれば、Lv35で覚えるカリスマの習得も難しくはないので、終盤はマンゴーシュ辺りを装備させ他キャラの支援に徹するのも良いだろう。
通常攻略では貴重なスーパープルフを使うだけの価値も十分にあるだろう。
闘技場はユニが1番活躍できる場所なので、ブラードに到達次第「剣闘士」を習得させたい。さらに、スーパープルフを使うつもりなら、終盤の城内マップを見据えて、「城の戦士」を覚えさせると便利。
ユニを使う場合、強力な相互支援効果の発生するゼノもセットで運用するのが基本。
対戦評価
汎用性の高いカリスマと相手を無力化する「盗む」のスキルにより、対戦キャラの中でも上位に位置する。特に、騎乗不可マップや闘技場では輝く可能性が高い。
基本は、敵を倒すではなく、耐える事が主体のキャラなので、マンゴーシュやソードブレイカーとの相性が非常に良い。また、地形移動コストが低いため、海や川、湖に潜る事も可能で、耐久力に拍車をかける事もできる。
通常攻略では、サンダーソードと相性抜群だが、対戦では微妙。極限まで育てられたキャラ相手では、せいぜい盾削りくらいにしか使えないので、せっかくの回避率を下げてまで使用する武器ではない。
そのため、おすすめ武器は「ルナの剣」or「マンゴーシュ」になるだろう。
ユニを対戦で使う場合、ゼノが非常に重要になり、相互支援効果の有無で、耐久力に大きな違いが出る。しかし、悩ましいのが、各マップの出撃数で、スタメンが12人のマップにゼノが残れるか微妙なところ。
ユニの対戦に向けた育成方針
育成は第二回編成以降
ユニの育成は、Strが成長しないため、「☆サリアの聖書」をホームズ隊に持ってこれる第二回編成以降になる。これなら「疾風の技」を習得させる場合でも問題ない。
また、クリシーヌに「疾風の技」を習得させる場合は、ユニ、クリシーヌ共に、第二回編成以前に「盗む」を活用した闘技場でのアイテム調達が難しくなる。
この場合、ブラードでユニに地形系スキルを覚えさせた後、ユニに闘技場でのアイテム調達を担当させる方法もある。
その後、第二回編成以降にスーパープルフを使い、Lv31~Lv40の間でPowを+10上昇させ、残りを「POWプラス×2」で補う。
オークス祝賀会ではユニとゼノに支援効果を
オークス祝賀会では、ユニとゼノorアトロムとリーリエに支援効果を発生させられる選択肢がある。
リーリエはユニに比べると、対戦のスタメンに残れるか微妙なキャラなので、ユニとゼノに支援効果を発生させた方がメリットが大きい。
ユニが受けられる支援効果の中で、唯一機能しそうなのがゼノとの間に発生するものなので、ユニを使う場合は非常に重要だ。
「城の戦士」との相性
騎乗不可となる城内のマップでは、猛威を振るうソードマスターに対し、マンゴーシュやソードブレイカーを装備して牽制できる。
ナロンやロファールの脅威も薄れるので、支援効果の使い方次第では、かなり善戦できそうだ。そのため、「城の戦士」は、重要なスキルだと言えるだろう。
「水の神殿」では、王座付近に湖に潜る事で、耐久力に磨きがかかる。
「海の戦士」との相性
盗賊は海や川に潜れるので、「海の戦士」との相性も良い。特に「長い橋」や「橋をうばえ!」では、その移動コストの少なさが役立つだろう。
「山の戦士」との相性
城内のマップと同様に、1つある騎乗不可マップを意識して覚えさせたい。「救出作戦」には、扉も存在するので「カギ開け」のスキルとも相性が良いマップだ。
剣闘士との相性
盗賊は、「盗む」を利用したマンゴーシュ耐久が可能なので、闘技場との相性は良い。場合によっては、ナロンやロファールに勝利するような大番狂わせを演出できる。
しかし、攻撃力という意味では、期待できないので、複数積めば良いというものではなく、ユニorバドのどちらかに剣闘士を習得させるとよいだろう。
また、ユニとバドの上位互換としてクリシーヌが存在するので、闘技場でのマンゴーシュ耐久はクリシーヌに一任する選択肢もある。
ユニとバドの剣闘士との相性を比べてみると、カリスマという汎用性の高いスキルを習得するユニよりも、スキル欄が圧迫されているバドの方が、特化型ユニットに向いてそうだ。
バドが初期習得している「森の戦士」も、盗賊というクラスとの相性はそれほど良くないので、汎用性の高いキャラに育てるのは難しいだろう。
このことから、どちらかと言えば、ユニよりバドの方が剣闘士に向いているような気もする。
「森の戦士」との相性
もう1人の盗賊キャラであるバドが「森の戦士」を初期習得しているので、ユニにあえて覚えさせる必要性は感じられない。
また、スタメンに盗賊2人を採用するメリットも少なく、盗賊を2人採用するくらいならクリシーヌの方が役立ちそうだ。
森林の地形撃破数は、メリエルに優位性がある事も多く、その相方としてリシュエルが採用されやすい。そうなれば、リシュエルとの間に強力な相互支援効果が発生するバドの方が適任だ。
「草原の戦士」との相性
草原のマップには、いずれも海や川が存在するので、一見すると盗賊と相性が良い気もする。しかし、海や川の地形は乱戦スポットからは外れているので、活かすのはかなり難しい。
加えて、盗賊の移動力では、他キャラの進軍に足並みを揃えるのが難しく、孤立しやすい。そのため、「草原の戦士」との相性は悪い。
「疾風の技」との相性
ユニの対戦考察をしていて意外に面白そうだと思ったのが、「疾風の技」だ。ソードブレイカーを装備させて「疾風の技」を発動させれば、ソードマスター連中にとっては脅威ではないだろうか?
幸い、ソードマスターに「見切の技」を覚えるキャラは存在しない。ただし、気になるのが、クリシーヌに覚えさせた方が効果が高い点と、バドとの2択だ。
バドはユニよりも特化型ユニットに向いており、すでにいくつかスキル枠が潰れているので、地形系スキルを切り捨てる思い切りが持てる。
バドに剣闘士と「疾風の技」を覚えさせ、闘技場の耐久用キャラとして完成させるのもよいだろう。
ユニはカリスマ持ちなので、あらゆる地形で活躍できる汎用性の高いキャラとして育てたいが、「草原の戦士」と「森の戦士」については、効果が薄い。
「草原の戦士」と「森の戦士」を除外すれば、スキル枠に1つ空きを確保できるので、剣闘士や「疾風の技」もありうる。
また、比較対象を全キャラに広げてみると、ナロンやロファールが「疾風の技」を覚えさせる候補として真っ先に思い浮かぶが、ロファールは「疾風の技」まで覚えさせる余裕がない。
さらに、「疾風の技」を覚えさせるくらいなら「連続の技」の方が有用だ。ゴールドナイトやキングスナイトは、「☆サリアの槍」の使用が前提となり、「疾風の技」が発動する範囲で怖いのは「☆ブレンサンダ」くらいだろう。
エリシャもロファールやナロンと同様に攻撃の要として使われるユニットのため、ガチガチに装備を固められている場合も多い。その場合、先手を取るメリットも薄いだろう。
そう考えると、「疾風の技」を習得させる明確な目的を持つキャラは意外に少なく、ならばユニやバド、クリシーヌに覚えさせる選択肢は十分に現実的ではないだろうか?