ティアリングサーガ シゲン デュラハン キャラ紹介と育成方針

ティアリングサーガのキャラ「シゲン」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。ゾーアの魔剣士の二つ名はデュラハンの効果によるものか？

シゲンの人物像

ゾーアの魔剣士と呼ばれる凄腕の剣士。本当の名前はテオで、母であるゾーアの魔女カルラに名付けられる。父はゾーアの暗黒剣士シゲン。両親は古ゾーア人。

生まれた後は、イル村のヨーダに預けられ、ジュリアらと共に育った。

劇中では、シゲンの名付け親がホームズの父ヴァルスである事がわかる。しかし、「Jr」というような意味で父と同じシゲンと名付けられている事から、おそらく、ヴァルスがシゲン（父）の面影を見て、名付けたのではないだろうか？

シエラは恋人で、シゲンがガーゼル教国に在籍していた頃に出会う。シゲンは、15歳までイル村でヨーダに育てられ、両親の噂を頼りにガーゼル教国に向かう。

ガーゼル教国で目の当たりにしたのが、悲惨な差別に苦しむゾーア人たち。何の罪もなく、ただゾーア人というだけで差別を受ける人々の解放を誓い、ゾーアの戦士になった。「ゾーアの魔剣士」の誕生である。

そんな彼をガーゼル教国の人々は称え、次々に囚われたゾーア人たちを救っていく。シエラいわく、ゾーアの魔剣士は神に等しい存在だったらしい。

シエラもシゲンに助け出されたゾーア人のうちの一人で、深い関係になっていった。しかし、教皇グエンカオスのやり方に不信感を抱いたシゲンは、「自らのやり方でゾーア人を救う」と言い残しガーゼル教国を去る。

ちなみに、ガーゼル教国にいた時は、熱心な信奉者だったようだ。

父シゲンもゾーアの暗黒剣士として名を馳せたが、グエンカオスに利用された挙げ句殺されてしまう。

また、水の巫女であるメーヴェ（エンテ）を政治利用の為に軟禁し、光の賢者マイオスに水の神殿を追放されたメリエルとリシュエルの父ナリスを討ち取ったのもシゲン。

ナリスは水の神殿を追放された後、リーヴェ王国のバドウム国王の指示で、ゾーア人狩りに赴く。その中で、敵方の傭兵ゾーアの魔剣士に殺される。

メリエルとリシュエルにとって父の敵だが、親子関係が良好ではないためか、そういった物語は語られない。

父であるシゲンは暗黒剣士と呼ばれている。暗黒剣士という名称は、二つ名として使われる場合と、ダークナイトのような意味合いで使われる場合とに分かれるのかもしれない。

父シゲンの他にヨーダも暗黒剣士と呼ばれており、ヨーダの場合は二つ名の可能性が濃厚？一方で、ジークがケイトとの会話の中で、自分を暗黒剣士と表現するが、これはクラスや職業という意味合いが強そうだ。

ヴァルス提督の息子ホームズとは長い付き合いで、かつてヴァルスと義父ヨーダがイル島で激戦を繰り広げたのが交流のきっかけ。

シュラムの死神ヴェガとは、クリシーヌに恋人の敵討ちを頼まれたのがきっかけで仲を深める。

自分と父を置いてグエンカオスの手先に成り下がった母カルラを憎んでいたが、シエロ山内部の邪心の祭壇での戦いにより、真実を知る。カルラは実の息子に討たれ最期を迎えた。

シゲンの能力

肩書（二つ名）	イルの剣士/ゾーアの魔剣士
武器	剣士	剣
	ソードマスター	剣
兵種	剣士	傭兵
	ソードマスター	傭兵
Lv上限	剣士	20
	ソードマスター	40
クラスチェンジアイテム	勇者の証
加入方法	遭遇戦1（イスラ沼）までストーリーを進める
初期装備	☆デュラハン
専用装備	☆デュラハン
地形系スキル	海の戦士（初期習得）/剣闘士（LvUp）/城の戦士/草原の戦士/辺境の戦士/山の戦士

成長率と能力上限

	Str	Skl	Agi	Def	Mag	Luk	Wlv	MHP	Mv
成長率	30％	45％	40％	22％	5％	30％	30％	60％	0％
初期能力（Lv7）	7	12	14	5	0	5	10	25	5（初期）
クラスチェンジ （ソードマスター）	+3	+3	+2	+1	0	0	+1	+2	+1
剣士（上限）	18	22	23	17	15	30	19	60	5（初期）
ソードマスター（上限）	21	25	25	18	15	30	20	60	6（初期）

覚えるスキル

初期	連続の技
初期	海の戦士
Lv21	剣闘士
Lv28	飛竜の技
Lv38	疾風の技

支援効果

※1 「いいぜ…」の選択肢を選びジュリアとシゲンの相互支援効果を高めると、モースの塔で発生するシゲンとクリシーヌの相互支援効果が高まるイベントが発生しなくなる

※2 マップ14のヴェガとシゲンの決闘イベントを発生させるには、ヴェガとシゲンとクリシーヌがいる状態でマップ13クリア後のセネー海岸に行き、「ふーん」の選択肢を選ぶ。

※3 モースの塔5Fでシゲンとクリシーヌの会話を発生させるには、マップ29クリア後の選択肢で「ばかをいうな」を選ぶ必要あり

キャラ	与 え る	受 け る	条件
ジュリア	5％ 10％	5％ 10％	初期 ※1 マップ29クリア後の選択肢で「いいぜ…」を選ぶ
ヴェガ	10％	10％	※2 マップ14戦闘前のヴェガとシゲンの決闘イベントを発生させる
ホームズ	10％	0％
クリシーヌ	0％ 5％ 10％	4％ 0％ 4％	※2 ヴェガとシゲンの決闘イベントのフラグを立てる ※2 マップ14戦闘前のヴェガとシゲンの決闘イベントを発生させる ※3 モースの塔5Fでシゲンとクリシーヌが会話
シエラ	15％	10％	遭遇戦1～遭遇戦9 or マップ31でシエラを仲間にする
ヨーダ	5％ 0％	0％ 5％	初期 マップ30でヨーダを仲間にする

地形移動コスト

クラス	平 地	道	洞 窟	床	塔	森	川	浅 瀬	山	崖	荒 地	海/湖	砂 地	沼	城 壁
剣士	1	1	1	1	2	2	–	2	–	–	1	–	2	3	–
ソードマスター	1	1	1	1	2	2	–	2	–	–	1	–	2	3	–

想定地形撃破数

※1 （）内はシナリオナンバー

※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています

※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外

城砦	城内	平地	草原	森林	山岳	辺境	海川	闘技場
★（リグリア砦）	★（モースの塔）	★（30）			★（エリアル洞窟）	★（イスラ沼）		★（リグリア砦）

通常攻略評価

第二回編成以降はカトリに代わり、ホームズ隊の強制出撃ユニットになるだけあって、普通に強い。

成長力、スキル、初期能力と三拍子揃ったキャラで、専用装備の「☆デュラハン」は設定ミスを彷彿とさせる性能。

「☆デュラハン」の特殊効果により、WHPが続く限り不死身かつ第二回編成までは死んでも第二回編成直後にシエラを連れて戻ってくる。

そのため、加入から積極的に、こきを使う事で、通常攻略の難易度を下げられる。

ただし、シゲンが残念なのは、元々難易度が低いホームズ隊の専用キャラである事。トップクラスの強キャラである事には変わりないが、大勢の中に埋もれている事も多い。

通常攻略ではシエラを早期加入させるために、第二回編成まで（遭遇戦9）に戦死させておきたい。シエラはワープや暗黒魔法を使える便利なキャラなので、彼女がいると攻略の自由度も増すだろう。

あまり早く戦死させてしまうと戦力ダウンになるので、なるべくギリギリまで粘るとよい。

対戦評価

破壊されるか、WHPがゼロにならない限り復活し続ける専用装備の「☆デュラハン」が1番の特徴。また、支援効果は量も質も優秀で、上手く発生させられると、かなりのアドバンテージになる。

「☆デュラハン」の効果は、一見無敵に感じるが、特殊効果を除き武器性能が大した事がない点と、対戦ではソードブレイカーやシーフソード、「盗む」のスキルが猛威を振るう事を考えれば、意外なほど簡単に封じられる。

ヴェガやジュリア、クリシーヌ、ホームズなど、対戦でスタメンに残りやすいキャラとの間に強力な相互支援効果が発生するので、地形系スキルの選定には難儀する。

さらに、ジュリアorクリシーヌのどちらに支援効果を発生させるかの選択肢にも悩まされるだろう。

「☆デュラハン」装備中は、弓、槍、魔法攻撃に対して鉄壁を誇るものの、反撃する事ができないため、放置されやすい。また、攻勢に転じても、至って普通のソードマスターなので支援効果が重なっていない限り、特段怖い存在ではない。

かといって、リーダーにすると真っ先にソードブレイカーで「☆デュラハン」を壊されるだろう。重装備でspが犠牲になるため、意外に当てやすい。

相手にする場合、シエラ、ジュリア、ヴェガ、ホームズ辺りに固まられると厄介だが、ここら辺の戦力がメインなら、騎馬兵や飛兵によるヒット＆アウェイで簡単に対抗できそうだ。

このようにスペックは高いものの、イマイチ突き抜けきれないイメージのあるキャラ。

おすすめ装備は、「☆デュラハン」にルナの剣。マンゴーシュやソードブレイカーも考えられるだろう。どちらかと言えば、攻めよりは守り向きか？

シゲンの対戦に向けた育成方針

デュラハンの効果

シゲンの対戦考察をする場合、「☆デュラハン」の効果が重要になってくる。「☆デュラハン」は、WHPが続く限り、装備者を自動復活させる武器で、かなり凶悪な性能。

「★エリクサー」と同時装備した場合は、「★エリクサー」の発動の方が優先される。

これにより、シゲンは非常に耐久力のあるキャラになっている。「☆デュラハン」の武器としての性能は大した事はないが、確かなアドバンテージになる事は間違いない。

Hitの数値が50と、他の武器に比べ、かなり低めだが射程1の空撃ちはWHPを減らさないので、ある意味では自動復活と相性が良い。

「☆デュラハン」の特徴を踏まえた場合、真っ先に思いつくのが対戦でシゲンをリーダーにする方法。この場合、「☆デュラハン」を無効化する手段がない限り、延々と復活するシゲンと付き合わざるを得ない。

「☆デュラハン」を無効化する方法は、スキルの「盗む」やシーフソードを活用したり、ソードブレイカーを活用する方法。

特にソードブレイカーは、「☆デュラハン」を装備したシゲンにとって天敵となる。

また、闘技場で「☆デュラハン」は使えない。所持は可能だが、装備不可と見なされ、武器欄の1番上にあっても自動復活の効果は得られない。シゲンは、せっかく剣闘士をレベルアップで覚えるのに残念だ。

しかし、ソードブレイカーを加味しても、シゲンはロファール以上にリーダーに向いたキャラなので、スタメンとして主力に組み込めるような育成をしたい。

支援効果はジュリアorクリシーヌのどっち？

シゲンを対戦で使わない事はあまり考えられない。そのため、ジュリアとクリシーヌのどちらに支援効果を発生させるかは重要な選択肢。

どちらもシゲンのパートナーとして優秀なキャラで、支援効果そのものはジュリアの方が高い。しかし、クリシーヌはシゲンとの相互支援効果がなければ、ほとんど孤立無援状態になってしまう。

ソードマスターの能力上限に「盗む」のスキルが組み合わさったハイブリットキャラなので、こちらも捨てがたい。

ジュリアとの間に相互支援効果を発生させると、ヴェガも活きる。また、ジュリアはガロとの相互支援効果も強力。他にも、シゲンとペアにしやすいホームズのカリスマもある為、最終的にはかなりの支援効果を得られる可能性がある。

一方、クリシーヌとの間に相互支援効果を発生させると、「盗む」とマンゴーシュを使った耐久に磨きがかかる。

場合によっては、ロファールやナロンすら無効化する戦法なので、どうせなら、あらゆる場面で使えるようにしておきたい。このように、ジュリアもクリシーヌも非常に優秀なキャラなので、かなり悩ましい。

また、ジュリアとの支援効果を発生させる場合に注意したいのが、「☆ルクード」の取得方法だ。この武器を入手するためには、第二回編成でジュリアorヴェガをリュナン軍への配置が必要。

その結果、どちらかの山岳と城内の地形撃破数が疎かになる。城内は、マップ26-2やマップ37以降である程度の帳尻合わせが可能だが、山岳の地形撃破数稼ぎは絶望的。

そのため、予め、どちらで「☆ルクード」を取るか？ そもそも取らない？ 「☆ダクリュオン」の使用？ 等々を含めた可能性を検討しておきたい。

正直、どちらと支援効果を発生させるかについては、プレーヤーそれぞれで、どちらも正解になりうると言えるだろう。

遭遇戦3の海川の地形撃破数をシゲンに稼がせる？

遭遇戦3（イスラ海賊）では、大量の海川or森林の地形撃破数を稼げる。セオリーとしては、対戦でのマップ数が3（森林は2マップ）と多い、海川を選択する。

そして、ココで海川の地形撃破数を稼がせる候補としては、Lv20まで全くスキルを覚えないシゲンを筆頭に、アドバンテージが大きいナロン、同じくLv30までスキルを覚えないリーなどが考えられる。

さらに候補を広げると、マーテル、ホームズ辺りか？ ちなみに、ココでの地形撃破数稼ぎの候補は、一線級キャラである事が最低条件。

その意味ではヴェガも該当するが、同じような性質を持つシゲンがスキル枠の減少なしで稼げるので、あえてヴェガを選ぶ必要はなさそうだ。

また、ホームズもスキル枠を1つ犠牲にしてまで稼がせる価値があるか疑問で、攻撃を受ける際は剣装備が基本なので、結局は劣化ソードマスターという状況になりかねない。

リーはスキル枠の犠牲を防げるが、賢者や司祭の能力で、海川での無双は考えにくい。また、エリシャがマップ24で海川を★にできる点も見逃せないだろう。

そう考えると、シゲンはかなり上位の候補である事がわかる。しかし、1番のライバルがナロンで、ココで海川を稼がせたナロンに「☆サリアの槍」を装備させると無双できる可能性が高い。

非常に貴重なナロンのスキル枠をひとつ犠牲にしてしまうが、それでも海川の3マップで確かなアドバンテージを獲得できるのは大きいだろう。

また、遭遇戦3の地形撃破数は、シゲンに海川を稼がせるのがセオリーになっている節もあるので、奇をてらって海川ナロンというのはかなり面白い選択肢だ。

ただ、勝利条件が制圧なしのリーダー撃破のみである「海上船」でのリーダーシゲンは、面白い組み合わせだとも思ったり。

遭遇戦3で海川の地形撃破数を稼いだシゲンにソードブレイカーを当てるのは、なかなか大変そうだ。

ちなみに、遭遇戦3でシゲンに海川の地形撃破数を稼がせるなら、MAP12、MAP13、MAP27、MAP28でも海川の地形撃破数を稼がせるのが基本になる。

「城の戦士」との相性

城内マップをはじめとした騎乗不可マップでは、ソードマスター連中が主役なので、「城の戦士」はぜひ覚えさせておきたい。

リュナンやホームズのカリスマまで含めると、かなりの支援効果になる。

「山の戦士」、「辺境の戦士」との相性

「山の戦士」と「辺境の戦士」は、騎乗不可マップの安定度を高めるため、習得させておきたい。

装備している、していないにかかわらず、シゲンを場に出すだけでも「☆デュラハン」による牽制は利くので、相手に嫌がらせが可能。また、出撃数が少ないマップでもシゲンを出す選択肢は十分に考えられる。

どちらも重要度は同じような感じだが、「☆ルクード」を取得し、「☆ダクリュオン」を使わない場合、ジュリアorヴェガの山岳の地形撃破数が稼げないので、どちらかと言えば、「辺境の戦士」の方が重要かもしれない。

「森の戦士」、「草原の戦士」との相性

森林マップについては可もなく不可もなく、という感じだが、草原マップについてはスタメンに残れるか微妙なところ。

草原マップは元々、総出撃数の多いマップだが、ソードマスターを利用するよりかは、ヒット＆アウェイ戦法が可能なアローナイトやマムルークを起用した方が役立つ気もする。

また、シゲンやヴェガくらいなら出撃させる事は可能だが、ジュリアやクリシーヌ、ホームズまでとなれば、かなり出撃制限が厳しくなってくるだろう。

さらに、シゲンの移動力で味方の進軍についていけるか？ という不安も残す。しかし、増援スポットを巡るのにシエラが役立ち、シゲンとの間に強力な相互支援効果を持つ。これを考えれば全く不向きというわけでもない。