ティアリングサーガのキャラ「ミンツ」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。次世代のエース「サン」を加えた新生アーレス黒騎士団の副隊長。
ミンツの人物像
カナンのアーレス黒騎士団に所属していた黒騎士。この軍団は、カナンの三連星アーレス王子直属の親衛隊で、前大戦では無類の強さを誇った。元団長は、サンの母親であり、カナンの盾バルバロッサ将軍の娘シルヴァ。
ノルゼリアの悲劇によるアーレス王子亡き後は、各地に散り散りになる。オイゲンの話により、悪い噂が各地に流布されている事がわかるが、これはガーゼル教による情報工作。
ミンツもカナンで日に日に勢力を増すガーゼル一派に弾圧され、ゾーアの流刑地へ送られる寸前だったが、帝国第15兵団を率いるカナンの剣エルンスト将軍に救われる。
15兵団に配属され、南方の草原地帯の守備に就いていたところ、パブロフに捕らえられたレオンハートの部下レニーと出会う。
決死の覚悟で処刑されそうになっていたレニーを逃がし、捕まってしまうが、リュナンと出会った事で、ユトナ同盟軍に参加する事になる。
アーレス黒騎士団は、ガーゼル教による大弾圧により、騎士の大半がゾーアの流刑地送りになっていた。しかし、エリアル傭兵軍によるカナン王城奪回を契機に解放される。
そして、サリアに亡命していた元団長のシルヴァにより、黒騎士団は再建された。その後は、カナンのセネト王子率いる新生カナン自由軍の主力としてガーゼル勢力相手に快進撃を続ける。
エンディングでは、ミンツが副隊長に迎えられ、祖国復興を誓い、後にセオドラ率いるジュリアス竜騎士団と双璧をなすまでに。シルヴァの口添えで、レニーも迎えられる事になり、取りあえずは保護者という事のようだ。
階級は違えど、エルンストとは馬が合うようで、ミンツが軽口を叩ける仲。バルト要塞の酒場にはマーサという女主人がおり、かつてミンツと深い仲だったらしい。ちなみに、この酒場はバルバロッサが私財で建てたもの。
ハガルとも親しい仲のようで「兄貴」と慕われているが、おそらく、兄貴分という事だろう。
ミンツの能力
肩書(二つ名) | 黒騎士 | |
---|---|---|
武器 | ブラックナイト(騎乗) | 剣/槍 |
ブラックナイト(徒歩) | 剣 | |
兵種 | ブラックナイト(騎乗) | 騎馬 |
ブラックナイト(徒歩) | 歩兵 | |
Lv上限 | ブラックナイト | 30 |
クラスチェンジアイテム | なし | |
加入方法 | ①マップ10で9ターン以内にミンツが敵拠点に到達する ②マップ10で9ターン以降に勝利条件を満たす ※1 ①を満たし9ターン目にクリアするとミンツとレニーが仲間になる ※2 ①を満たし10ターン以降にクリアした場合レニーはマップ17で仲間にできる | |
初期装備 | ニードルスピア、鉄の剣/革の盾 | |
専用装備 | なし | |
備考 | 上限値に達する為にスーパープルフ1個が必要 | |
地形系スキル | 草原の戦士/海川の戦士/剣闘士/森の戦士/城の戦士(次点:山の戦士or辺境の戦士) |
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 30% | 25% | 20% | 30% | 5% | 20% | 15% | 85% | 0% |
初期能力(Lv9) | 11 | 12 | 11 | 10 | 0 | 2 | 9 | 32 | 8(初期) |
ブラックナイト騎乗(上限) | 22 | 22 | 22 | 22 | 15 | 30 | 19 | 60 | 8(初期) |
ブラックナイト徒歩(上限) | 20 | 20 | 20 | 20 | 15 | 30 | 19 | 60 | 5(初期) |
覚えるスキル
※Lv20へのレベルアップを徒歩で行わない限り下馬で「突撃」のスキルが消える
初期 | 死生の技 |
---|---|
初期 | 突撃 |
Lv20(徒歩でLvUp) | 突撃 |
支援効果
※1 マップ17でレニーを仲間にするためにはマップ10でレニーの処刑イベントを回避した上で10ターン以降にクリアする必要あり
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
レニー | 10% 5% | 5% 5% | マップ10でレニーを仲間にする ※1 マップ17でレニーを仲間にする |
ハガル | 5% | 5% | マップ34でハガルを仲間にする |
地形移動コスト
クラス | 平 地 | 道 | 洞 窟 | 床 | 塔 | 森 | 川 | 浅 瀬 | 山 | 崖 | 荒 地 | 海/湖 | 砂 地 | 沼 | 城 壁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラックナイト(騎乗) | 1 | 1 | – | – | – | 3 | – | 3 | – | – | 4 | – | 4 | 5 | – |
ブラックナイト(徒歩) | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | – | 2 | – | – | 2 | – | 2 | 3 | – |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(リグリア砦) | ★(モースの塔) | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟) | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
ある程度の能力を持つ助っ人のようであり、単なる足手まといのようであり…非常に初期能力と成長率が中途半端。
ミンツが評価されるなら、ロジャーはもちろん評価される事になるし、ロジャーが通常攻略で、それほど役立たない事を考えれば、ミンツもお察しだろう。
一応、ロジャーよりは成長率が高く、強くなる可能性を秘めているが、問題はこの後のホームズ隊で加入するサン。
ミンツは、成長を待たないうちに第二回編成を迎えるが、サンは最もレベル上げが楽しい時期にホームズ隊に加入する。タイミング的に、ブラードで、たっぷり地形系スキルを習得させる事も容易だろう。
そのため、第二回編成の時点で、同じブラックナイトというクラスにもかかわらず、実力に大きな差が表れている状態。
また、ミンツが元アーレス黒騎士団に対して、サンは元アーレス黒騎士団団長の娘なので、肩書的にもサンに軍配が上がりやすい。(オマケにその後にリュナンと激戦を繰り広げたバルバロッサの孫)
正直、通常攻略を楽にするためにミンツを育てるくらいなら、同マップで加入するシャロンを育てるべきだ。同じ突撃持ちなら、間接攻撃かつAgi成長率の高い方がよい。
対戦評価
貴重な「死生の技」を習得するキャラなので、通常攻略よりは役立ってくれる可能性がある。
しかし、強力な相互支援効果が発生する相方のレニーが良くて中堅止まりなので、揃って起用する場面に、なかなか恵まれない。
総出撃数の多いマップでも、他に有用なキャラはいくらでもいる。
ミンツの特性を考えれば、闘技場でのスポット起用が、最も輝く使い方なのかもしれない。これなら可能性は低いものの、「死生の技」による一発逆転が考えられる。
しかし、闘技場での戦力という点においても、ミンツよりスキルが優秀なロジャー、ほぼ同等のエステルが存在する。
おすすめ装備は、「死生の技」との兼ね合いで、「ルナの剣」や「マスターソード」がよいだろう。また、ヒット&アウェイのために、ピラムやジャベリンを持たせておくのもよい。
ミンツの対戦に向けた育成方針
レニーの加入はマップ17で
対戦を前提にする場合、唯一使えるのがレニーとの相互支援効果なので、なるべく高めたい。レニーは、マップ10でミンツと同時加入させる事もできるが、マップ17で加入させた方が支援効果は高まる。
レニーとミンツを同時出撃させる余裕があるか?という疑問は残るが、ユニットタイプ的に並走しやすいので、相性自体は良いだろう。
徒歩で突撃を習得させる?
ミンツは突撃を初期習得しているが、下馬により一時的にスキルが消える。しかし、Lv20へのレベルアップを徒歩で行えば、突撃を習得し、徒歩状態でも突撃を使える。
気になるプレーヤーは習得させればよいと思うが、極限対戦で徒歩状態のミンツが突撃を仕掛けられる場面はかなり限定的だろう。能力が低下した徒歩状態なので、ある意味、死にに行くようなもの。
ミンツの地形系スキル
ミンツは、下馬状態で突撃のスキルが一時的に消えるので、最大で5つ地形系スキルを習得可能。
強力な相互支援効果を持つ相方のレニーは、地形系スキルのフル習得が可能。また、レベルアップで移動力が成長するので、どのマップもそれなりに適正がある。
特に適正のあるマップは、騎乗不可マップのある城内や山岳、辺境か?しかし、逆にミンツは、歩兵状態で能力が下がるため、全く向いていない。
ブラックナイトの特性上、ピラムやジャベリンを使ってのヒット&アウェイ戦法をできない事もないので、草原や海川の地形は比較的重要だと言えるだろう。
また、ミンツは「死生の技」を習得しており、唯一サンに勝る点。そのため、サンの代わりに闘技場を任せるのも面白い。
ブラックナイトの能力では「☆サリアの槍」を渡される事もないし、ステータス上限的にも厳しいが、「死生の技」発動による一発逆転は十分にありうる。
闘技場に採用されるメンバーに「見切の技」持ちが少ない点も注目だ。このように、保険の意味でミンツに「剣闘士」を習得させるのは十分にありだろう。
森林は、そこまで相性が良いわけではないが、レニーの機動力が活きやすいのと、増援としてなら採用できる可能性が残る。
山岳と辺境は、騎乗可能マップではミンツをスタメンに入れる余裕がないし、レニーが活躍する可能性が残る騎乗不可マップではミンツがまるで役に立たない。
最後に「城の戦士」だが、これも相性は微妙。影響するマップは4つと多いが、そのうち2マップは騎乗不可なので、あまり意味はない。
「砂漠の長城」も騎乗ユニットの移動が制限されるので使いにくく、そもそも出撃数12にミンツが残れる可能性が少ない。つまり、「城の戦士」の有用性は、「山の戦士」、「辺境の戦士」と大差ない。
ただし、市街戦は総出撃ユニットが多いので、使おうと思えば、使えない事もない。
「再移動の書」は最後に使う
ミンツは、再移動を覚えないので、育成が済んだら仕上げに「再移動の書」を使おう。