ティアリングサーガのキャラ「ヴェガ」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。ソードマスターの高いステータス上限に専用装備の「☆シュラム」により強キャラとしての地位を確立。
ヴェガの人物像
「シュラムの死神」の異名を取る剣士。また、ティアリングサーガの世界では珍しい黒髪や外套から「黒の傭兵」と呼ばれる事もあるようだ。
ラゼリアのレンツェンハイマーにより、ゼムゼリアの太守夫人殺しの濡れ衣を着せられたジュリアの暗殺を請け負った状態で、リュナン軍と接触する。
盗賊剣士のクリシーヌとは浅からぬ因縁があり、クリシーヌの恋人「双剣のアルド」を殺した張本人。また、アルドは生前、ヴェガの親友だったらしい。
エンディングでは、出身が「シュラムの里」である事がわかり、マールから「シュラムの里」の道中にイストリアがあるようだ。
ヴェガの能力
武器 | 剣士 | 剣 |
---|---|---|
ソードマスター | 剣 | |
兵種 | 剣士 | 傭兵 |
ソードマスター | 傭兵 | |
Lv上限 | 剣士 | 20 |
ソードマスター | 40 | |
クラスチェンジアイテム | 勇者の証 | |
加入方法 | マップ4でジュリアとヴェガを隣接させる | |
初期装備 | ☆シュラム/薬草 | |
専用装備 | ☆シュラム | |
地形系スキル(暫定) | 城の戦士/海の戦士/辺境の戦士/山の戦士/森の戦士(次点:剣闘士) |
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 30% | 35% | 35% | 20% | 5% | 15% | 35% | 55% | 0% |
初期能力(Lv4) | 6 | 13 | 13 | 5 | 2 | 5 | 9 | 26 | 5(初期) |
クラスチェンジ (ソードマスター) | +3 | +3 | +2 | +1 | 0 | 0 | +1 | +2 | +1 |
剣士(上限) | 18 | 22 | 23 | 17 | 15 | 30 | 19 | 60 | 5(初期) |
ソードマスター(上限) | 21 | 25 | 25 | 18 | 15 | 30 | 20 | 60 | 6(初期) |
覚えるスキル
初期 | 天聖の技 |
---|---|
Lv15 | 飛竜の技 |
Lv35 | 疾風の技 |
支援効果
※1 マップ14のヴェガとシゲンの決闘イベントを発生させるには、ヴェガとシゲンとクリシーヌがいる状態でマップ13クリア後のセネー海岸に行き、「ふーん」の選択肢を選ぶ。
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
ジュリア | 6% | マップ4戦闘中にジュリアとヴェガが隣接する | |
シゲン | 10% | 10% | ※1 マップ14戦闘前のヴェガとシゲンの決闘イベントを発生させる |
地形移動コスト
クラス | 平 地 | 道 | 洞 窟 | 床 | 塔 | 森 | 川 | 浅 瀬 | 山 | 崖 | 荒 地 | 海/湖 | 砂 地 | 沼 | 城 壁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
剣士 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | – | 2 | – | – | 1 | – | 2 | 3 | – |
ソードマスター | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | – | 2 | – | – | 1 | – | 2 | 3 | – |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(リグリア砦) | ★(モースの塔)or☆ルクード | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟)or☆ルクード | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
成長力が高く、専用武器の「☆シュラム」が有用。さらに、加入時期まで踏まえると、通常攻略で最も頼れるソードマスターと言えるだろう。
ヴェガの専用武器である「☆シュラム」は、被ダメージを半減する効果を持ち、やや耐久性の低いソードマスターの弱点が上手く補われている。さらに、初期スキルの「天聖の技」が、耐久力の高さに拍車をかける。
第一回編成でホームズ隊に配置し、クリシーヌを仲間にすると発生するマップ14の決闘イベントによって、シゲンとの間に強力な相互支援効果が発生する。
対戦用データづくりでは必須イベントだが、通常攻略を前提に考えるなら、第一回編成はリュナン軍に配置した方が活躍するような気がする。戦力が飽和状態のホームズ隊では、ヴェガの有用性が隠れてしまうかもしれない。
マップ26では、「☆ルクード」が手に入るので、そのままヴェガに使わせるとよいだろう。
彼の有用性を考えると、Lv35で覚える「疾風の技」は十分に射程圏内で、「疾風の技」を覚えてからは、高Agiと「☆ルクード」による先手必殺戦法が猛威を振るう。
対戦評価
単純なキャラ性能なら、ロファール、ナロン、エリシャの次に数えられるくらい優秀なキャラ。
ヴェガの強さを際立たせているのが専用武器の「☆シュラム」の存在で、高Hit、軽量(Wt2)、高Ctrと三拍子揃った武器だ。さらに、装備中は被ダメージを半減する効果を持つ。
また、第一回編成でホームズ隊に配置し、マップ14の決闘イベントを発生させる事で、シゲンとの間に強力な相互支援効果が発生する。
シゲンとの間に相互支援効果を発生させた状態なら、ヴェガ、シゲン、クリシーヌをまとめて運用する事で、かなりの相乗効果を得られる。
このように非常に優秀なキャラではあるが、「ソードブレイカー」による剣破壊、「マンゴーシュ+盗む」による耐久には滅法弱い。
そのため、クリシーヌやバド、ユニは天敵だと覚えておこう。特に、彼女らが「疾風の技」を覚えている場合、相当厄介な存在になる。
おすすめ装備は、基本「☆シュラム」でよく、より攻めを重視したい場合、「ルナの剣」に切り替えるとよいだろう。ただ、「☆シュラム」は攻めから守りまでオールラウンドに使える武器だ。
ヴェガの対戦に向けた育成方針
ルクードはヴェガとジュリアのどっちで取る?
マップ26に出現するレンツェンをジュリアかヴェガで倒すと「☆ルクード」が入手可能。対戦データづくりにおいては、「☆ルクード」をどちらのキャラで取るかによって、ずいぶん違ってくる。
基本事項として、「☆ルクード」を取るキャラは、第二回編成でリュナン軍に配置しなければならないため、地形撃破数の面で他キャラに劣ってしまう。
モースの塔で稼ぐ城内とエリアル洞窟で稼ぐ山岳の地形撃破数が重要事項だ。いずれの地形においても、ナロンやロファールが騎乗できないマップがそれぞれ存在するので、ソードマスターの真価を発揮しやすい。
ヴェガとジュリアのキャラ性能を比べてみると、専用武器の「☆シュラム」により、ヴェガに軍配が上がる。ジュリアは支援効果の面で優秀だが、決してヴェガが劣っているわけではない。
ヴェガを軸にスタメンを考えてみると、シゲンやクリシーヌがセットになる。さらに、シゲンとヴェガとの間に支援効果が発生するジュリアもセットで運用する選択肢も考えられるだろう。
しかし、ナロンやロファールが使えない騎乗不可マップを含め、スタメンにソードマスター4人を入れる余裕はない。出撃数が12人のマップなら、せいぜい1人か2人が限度だろう。
また、ソードマスターは、「ソードブレイカー」や「マンゴーシュ」を装備した盗賊やクリシーヌが天敵である点も覚えておきたい。
もうひとつの選択肢として、そもそも「☆ルクード」を取らないという選択肢もある。
あくまでも机上の空論になってしまうが、Hit65、Wt7の「☆ルクード」は、いくらCtrやPowが高いからといっても、使いにくそうなイメージを覚える。
正直、Hitの高い「ソルの剣」や防御無視の特殊効果で結果的に「☆ルクード」と変わらない「ルナの剣」の方が有用そうだ。ヴェガに限っては、圧倒的に「☆シュラム」の方が優秀。
また、「☆ルクード」は、入手時期の関係上、モースの塔で呪い武器を使った撃破数稼ぎができないので、第三回編成以降のホームズ隊で撃破数を稼ぐ必要がある。
リュナン軍は、「☆サリアの槍」の必殺化や魔道士系orクライスの地形撃破数稼ぎで手一杯なので、必然的にホームズ隊で稼ぐ事になる。
さらに、ホームズ隊でも「トゥマハーン」の必殺化や城内の地形撃破数稼ぎとの選択を強いられるので、思い切って「☆ルクード」を捨てるという選択は十分に実用的だろう。
ヴェガorジュリアをダクリュオンで蘇生する
「☆ルクード」を取得し、なおかつヴェガとジュリアの地形撃破数を仕上げたい場合、「☆ルクード」を取得した方を「☆ダクリュオン」で蘇生する方法もある。
しかし、貴重なダクリュオン3枠をヴェガorジュリアに使うのはかなり迷う。2枠目までは、レティーナとナルサスで確定だが、3枠目はメリエル、リシュエル、リィナ、ジュリアorヴェガ、クリシーヌ(バグ用)辺りで争う事になる。
ぶっちゃけ、3枠目候補はいずれも微妙なキャラで、比較的、有能なメリエルとリシュエルは「☆オーラレイン」を捨てれば「☆ダクリュオン」は必要ない。
リィナに関しても、魅力はMvの成長くらいで、おそらく、スタメンには残れないキャラだろう。そう考えると消去法で、ヴェガorジュリアを3枠目にする選択肢は十分に考えられるのかもしれない。
マップ4の森林、マップ6の海川の地形撃破数稼ぎ
マップ4とマップ6では、多少の森林と海川の地形撃破数を稼げる。この際の候補にヴェガはピッタリ。
マップ4の加入から余計な経験値を与えず、トドメだけの戦闘に留めておけば、ギリギリLv15(「飛竜の技」習得)未満に抑える事ができるはず。
遭遇戦3の海川の地形撃破数をシゲンに稼がせた場合、海川におけるヴェガとシゲンのコンビに多少のプラス補正が働くだろう。
「城の戦士」との相性
対戦におけるヴェガのポジションは、「☆シュラム」を活かしてオールラウンドに立ち回るキャラという感じなので、城内、城砦を合わせて4マップで恩恵を受けられる「城の戦士」は外せない。
また、城内は騎乗不可なので、ロファールやナロンを尻目に暴れ回れる可能性がある。
「海の戦士」との相性
「城の戦士」と同様に、海川のマップは3つと数が多いので、こちらも欠かせない。また、遭遇戦3を利用して、海川の地形撃破数をシゲンに稼がせるプレーヤーは多いので、強力な相互支援効果の発生するヴェガも海川で有利に立ち回れる状況を作りたい。
「山の戦士」と「辺境の戦士」との相性
通常マップではソードマスターが有利に立ち回れる地形というわけではないが、それぞれ1つずつ騎乗不可マップが用意されている。
ロファールやナロンに後れを取りがちなソードマスターが、ここぞとばかりに暴れ回るチャンスなので、保険という意味でも覚えさせておきたい。
「森の戦士」との相性
森を進軍すれば、飛兵を除く、騎乗系キャラの機動力を削げるので、ソードマスターと森林マップとの相性は悪くない。
しかし、「森の戦士」が優先的に習得すべきスキルというわけでもない。ヴェガを森林に潜ませ耐久をさせても、無視されると意味がないし、ロファールやアローナイトなら機動力を活かしつつ弓で攻撃する事も可能だ。
おそらく、自軍リーダーの居座る拠点付近での迎撃くらいしか役割がないだろう。
「草原の戦士」との相性
いくらヴェガが優秀といっても「MOVプラス」を使うほどではないので、草原マップではどうしても機動力で後れを取ってしまう。
高機動力キャラのヒット&アウェイが主力の地形なので、間接攻撃に対して反撃しにくいソードマスター連中は厳しい。
上記の6つの地形系スキルから1つを除外するなら「草原の戦士」が妥当ではないだろうか?
「剣闘士」との相性
単体としてのキャラ性能が高いヴェガは闘技場向きともいえるだろう。しかし、シゲンがレベルアップで「剣闘士」を覚える事を考えると、あえてヴェガに覚えさせるかは難しいところだ。
ソードマスター連中では、クリシーヌが最も「剣闘士」に向いていて、次いでヴェガという感じだろう。ただし、ヴェガの場合、ユニやバド、クリシーヌ相手になすすべもなく完封されてしまう可能性がある。
また、「☆サリアの槍」を装備したロファールやナロンには太刀打ちできない。「☆ブレンサンダ」を装備したエリシャに、どこまで喰らいつけるか、といったところか?