ティアリングサーガのキャラ「プラム」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。「踊る」と「☆守りの杖」が役立つ屈指のサポートキャラ。
プラムの人物像
トーラス村で長老と義兄のバーツと共に暮らす見習い神官。
実父はレオンハート(ライゼル)で、ブラードの踊り子ランとの間に生まれた子供がプラムである。
しかし、ランはプラムを身籠った状態でされわれており、その犯人がバーツの父であるダロス。ダロスは、ランをトーラスに連れ出し、父である長老に託すと、再び傭兵稼業に精を出した。
プラムは、ダロスが本当の父ではない事を知っているようで、本当の父であるレオンハートは戦死したと聞かされている。
トーラスには、グエンカオスの魔の手から逃れるためマルス神殿のシスターとしてウエルトに来たエンテが住んでいた。彼女の癒しの術やシスターとしての振舞いに尊敬の念を抱く。
また、ヴェルジェの神官であるリーは、プラムの師匠といえる存在のようだ。
ラゼリア解放軍に参加した事がきっかけで、実父であるレオンハートとの出会いを果たし、エンディングではバーツと一緒にサリアに迎えられる。
ちなみに、プラムは天女と評されたランとレオンハートの間に生まれたにしては、かなり平凡な顔をしてると思う(笑)
また、マップ14のプラムが復帰するイベントでは、ゴールデンタイムの不意の濡れ場を彷彿とさせる一幕により、兄妹や姉妹のプレーヤーを微妙な空気にさせる(笑)
プラムの能力
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 0% | 0% | 20% | 0% | 35% | 60% | 20% | 20% | 0% |
初期能力(Lv1) | 0 | 2 | 3 | 1 | 4 | 6 | 4 | 18 | 4(初期) |
神官(上限) | 15 | 17 | 18 | 16 | 19 | 30 | 18 | 60 | 4(初期) |
覚えるスキル
MAP14のイベント | 踊る |
---|
踊るの効果
「踊る」は、隣接するキャラを再行動させられる便利なスキル。
しかも、一定確率で「魔力の杖(黄色)」or「守りの杖(ピンク)」or「力の杖(黒)」の追加効果が発生し、追加効果の確率は「踊る」の使用回数(熟練度)が高まる毎に増える。
なお、「踊る」の熟練度は250が最大で、追加効果が発生した場合は、プラムの衣装の色が該当する追加効果の色に変化する。
使用回数 | 確率 |
---|---|
1~159 | 0% |
160~169 | 1% |
170~179 | 2% |
180~189 | 3% |
190~199 | 4% |
200~209 | 5% |
210~219 | 6% |
220~229 | 7% |
230~239 | 8% |
240~249 | 9% |
250 | 10% |
支援効果
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
リー | 5% | 4% | マップ2戦闘中にリーを仲間にした状態でプラムが村長の家を訪れる (マップ2クリア後に「☆守りの杖」入手と共に支援効果発生) |
エンテ | 5% | ||
バーツ | 5% 5% | 6% 5% | 初期 マップ14戦闘時にバーツでプラムを救出する |
トムス | 5% | ||
ホームズ | 5% | マップ14戦闘時にホームズでプラムを救出する | |
レオンハート | 10% | 10% | マップ27直前にブラードに寄った時 踊るを習得しランの手鏡を所持したプレムとレオンハートがいる |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(モースの塔、要バグ) |
通常攻略評価
神官から踊る神官へナロン並の華麗なる転身を遂げるプラム。
プラムの「踊る」は、行動済ユニットを再行動可能にするSRPGお馴染みの超有用スキルだ。マップ2で加入し、マップ10のリュナン軍で一時離脱。そして、ホームズ隊のマップ14にて踊る神官として再臨する。
「踊る」を覚えてからは、彼女を使わない理由など皆無なので、どんどんナロン、サンやエリシャなどに掛けてあげよう。「踊る」には隠し効果があり、熟練度が一定以上になると、戦闘中にステータスが高まる特殊効果が付加される事がある。
非常に有用な効果ではあるが、最低でも「踊る」を160回以上使う必要があるため、早解き派は、まず見られないだろう。
意欲的にホームズ隊でレベル上げをしたプレーヤーなら使いこなせるが、キャラがある程度強くなってしまうと、そもそも「踊る」の追加効果に頼る必要がない。
また、個人的にプラムの「踊る」のサポートが最も活きると感じたキャラが、アローナイトやマムルークなどのヒット&アウェイ主体のキャラ。
このようにプラムは、踊る神官として、確固たる地位を築くが、実は専用装備の「☆守りの杖」も、かなり凶悪な効果を有する。
掛けた味方のダメージを1/2にする効果があり、ナロンやエリシャに使用し、敵陣に突っ込ませると、マップの難易度がガタ落ちする。
対戦評価
対戦におけるサポート系キャラの中では、最も重要な存在。
プラムの基本的な役割は、ナロンやロファールへの「☆守りの杖」or再行動と追加効果(特に「守りの杖」と「力の杖」)を狙った「踊る」。
ナロンやロファールに「☆守りの杖」の効果を発揮させた場合、かなり有利に立ち回る事ができる。
また、相手にしてみれば、ナロンやロファールに「☆守りの杖」の効果を発揮させられるのを何としても防ぎたいので、プラムの攻撃に行動を割かせる事ができる。
そのため、プラムを起用する場合、道具欄は「★エリクサー」や「おまもり」でガチガチに固めておくのが基本だ。
極限対戦においては、ほとんど行動させてもらえないのがプラムの宿命で、他キャラの弾除けに使うのがセオリーではないだろうか。
また、どのマップにおいても重要なキャラなので、地形系スキル選びにも頭を悩ますが、地形撃破数や兵種撃破数を満足に稼げないので、「○○の戦士」を習得しても、ほとんど回避は見込めないだろう。
支援効果は割と優秀な方だが、機動力を活かしたヒット&アウェイが主流のレオンハートが最良パートナーである事と、前述した回避の底上げができないデメリットにより、実感できるような効果は期待できない。
プラムの対戦に向けた育成方針
MHPプラスが必要
プラムの初期レベルは1、初期MHPは18なので、レベルアップ毎にMHPを上昇させても最低1個の「MHPプラス」が必要。
また、MHPの成長率が非常に低いので、かなり吟味が大変なキャラだろう。
SklとDefの成長率ゼロとサリアの聖書
プラムは、どのタイミングでレベルを上げるか難しいキャラ。SklとDefの成長率がゼロなので、「☆サリアの聖書」を使わない場合、「SKLプラス」と「DEFプラス」で代用する事になる。
「☆サリアの聖書」は、第二回編成以降のホームズ隊で本格運用可能になるので、素直に待てばよいと思うかもしれない。
しかし、プラムはマップ14で「踊る」を習得し、ホームズ隊に復帰するので、リーリエと上手く組み合わせて使えば、イビルサンダ稼ぎを円滑に進めるためのサポーターとして機能する。
特に、エミュレーターを使っている場合、行動回数が飛躍的に増えるので、プラムの運用をどの段階で解禁するかは、かなり悩ましいところ。
ちなみに、「☆サリアの聖書」を使わずにプラム(Lv1~Lv30)を育てる場合、Lv30~Lv40の間に「☆サリアの聖書」を使い、できるだけSklとDefを高めたい。
バーツorホームズのどちらに支援効果を発生させる?
マップ14でプラムが復帰する際、民家を訪れたキャラによって、支援効果の発生する対象が変わる。
具体的には、バーツとホームズの2択だが、バーツの対戦での優先度の低さを考えると、ホームズで確定ではないだろうか。
プラムが満足に地形撃破数や兵種撃破数を稼げる仕様なら、バーツとの相互支援効果を利用して、バーツの「☆ドルハーケン」耐久なども面白かったのだが…
地形系スキルは何を省くか?
プラムはイベントで「踊る」を習得するので、ブラードで地形系スキルを5つ覚えられる。
「剣闘士」は適正が全くないので論外だが、残り6つのうち、どれを省くかは悩ましい。「城の戦士」は、バグ技を利用すれば、城内の地形撃破数を稼ぐ事ができるので、底上げの意味でも覚えさせておきたい。
プラムの役割を考えると、最も重要なのが、ナロン/ロファール(ナルサス)への「☆守りの杖」or「踊る」による再行動(特殊効果付加)。これが怖いので、相手はプラムを優先的に狙わざるを得なくなる。
そのため、ナロンやロファールが活躍するマップの地形系スキルを習得しておきたいところだが、問題は移動力に開きがあるプラムが彼らに並走できるか?
このように考えてみると、平地や草原などの機動力が求められるマップよりも、開始直後に乱戦になるようなマップの方が、プラムのサポートを活かしやすい。
ただし、草原はレオンハートのヒット&アウェイが活きるマップなので、強力な相互支援効果を持つプラムとの相性は良い。
海川は機動力を求められるマップもあるが、ドラゴンアローなどの射程の長い武器を装備し対岸からの攻撃が可能なので、意外にプラムがサポートしやすいマップ。
また、海上戦は乱戦必死のマップなので、各海川のマップを踏まえてみると、「海の戦士」も覚えさせておいた方がよいだろう。
比較的、優先度が低いと思われるが、ロファールやナロンが弱体化する騎乗不可マップがそれぞれ1つずつある山岳と辺境。
さらに、山岳の騎乗不可マップ(救出作戦)は、味方が分断された状態で戦闘が開始するので、味方間のサポートがしにくい。
しかし、もう一方の山岳マップである山の王者は、乱戦スポットの中央までの距離が短く、地形コストにより騎馬兵の移動力が低下するので、意外にプラムのサポートが活きやすい。
ただ、辺境の2マップも似たような条件で、ゾーアの谷の方がやや乱戦スポットまでの距離が遠い。その代わり、地底の主はプラムのサポートが活きやすい。
このように考えてみると、「山の戦士」か「辺境の戦士」を省くのがよいのではないだろうか?
ただし、神官であるプラムは、一部を除き、地形撃破数や兵種撃破数を満足に稼げないので、「○○の戦士」を習得しても、焼け石に水という考え方もできる。
おそらく、モースの塔で盗賊相手にバグ技を使い、地形撃破数を稼げる城内ですら不利な戦いを強いられるはず。