FF6 好きなキャラは?ランキング1位はガウ 十八番はネコキック

レトロゲーマーなら、ついつい熱くなってしまうFF6の好きなキャラランキング。低レベルプレイでその魅力を知ったガウを筆頭に、テーマ曲にハマってしまったストラゴス。定番のマッシュなどなど、魅力的なキャラが多い作品。また、キャラ考察を経て、あらためてFF6サウンドの凄さを知る。

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FF6のキャラ好みはプレーヤーによって千差万別?

FF6は、最終メンバーが10人を超え、それぞれのメンバーにしっかりと個性があるので、ドラクエ4以上にキャラの好みがプレーヤーによってわかれるのではないでしょうか。

ゆえにFF6の好きなキャラランキングは面白い考察になるかと思います。

意外にも個性で好きになれるキャラは少ない

FF6のキャラクターは、個性的でたくさんいるのですが、個人的には、意外にもバックグラウンドや個性で好きになれるキャラは少ないです。

私の中で最もキャラが立っているシリーズはFF8ですが、8のキャラは完全に個性で好きになりました。しかし、FF6の場合、個性というよりかは、各キャラのテーマ曲や「強さ」、使い勝手で好きになりました。

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発売当時の好きなキャラランキング

このゲーム。実は、発売当時と現在では、好きなキャラがガラッと変わっております。逆に、こんなところもFF6の魅力なんじゃないかな?なんて思いますね。

ダントツ1位はマッシュ

自他共に認めるドラゴンボール脳の私は、肉弾戦を得意とし、何より強いマッシュが大好きでした。本作から導入された必殺技は、RPGに波動拳のような格ゲーのコマンド入力を導入するという斬新なアイディア。

このアイディアも追い風になり、とにかくマッシュが好きという人は多かったですね。爆裂拳はもちろん、オーラキャノン、真空波、極めつけの夢幻闘舞と印象に残る技がとにかく多い。ちなみに、最も好きな技はオーラキャノン。

当時は、孫悟空とマッシュが戦ったら、どっちが強いんだ?こんな事ばっか考えてました。FF5の主人公であるバッツと悟空との戦闘も切望してましたね。

あと、なぜか私の周りでは、彼に「源氏の小手」と「皆伝の証」を装備させる人が多かった。アルテマウエポンやバリアントナイフの乱れ撃ちは、比較的、初期の頃から有名だったのに、なぜだろう?

2位はシャドウ

まぁ~、制作陣の思う壺といいますか、明らかに人気を獲得する為のキャラですよね。

どこか影のある忍者キャラかつ、ピンチに助けてくれる頼もしさ。また、契約金分の働きを終えると、パーティーを離脱する気まぐれさも彼の持ち味です。

シャドウがパーティーから離脱するまでに、どれだけ進めるか、なんてプチ縛りプレイは、当時、多くのプレーヤーが体験したのではないでしょうか。

それに、この人、魔大陸での選択肢によっては二度と仲間にならない可能性があり、これも小学生だった私に強烈な印象を植え付けました。見事に初回は死にましたが(笑)

さらに、隠しイベントで、シャドウの過去が明らかになったり、リルムやストラゴスと浅からぬ因縁があったりと、色々な意味で豊富な方ですね。

テイルズシリーズでいえば、リオン=マグナスのような存在で、ゲームをやってこの手のキャラを嫌いなプレーヤーって、ほとんどいないはずです。

3位は選べない ティナ、ロック、エドガー

マッシュ、ティナ、ロック、エドガーって、ドラクエでいうところの、戦士、勇者、僧侶、魔法使いのようなガチでつまらないパーティーですよね。

そう考えると、当時は非常に普通の感性を持った子供だったんですねぇ~。今、この中で好きなのって、マッシュくらいです。

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現在の好きなキャラランキング

1位はガウ

ガウちゃんはダントツで好きですね。まず、思い浮かぶのが、獣ヶ原のテーマです。あの生物の闘争本能が存分に表現された曲は、FF6音楽の裾野の広さを窺わせます。

実は、作業用BGMとしても秀逸で、「あばれる」コンプリートの為、獣ヶ原で戦闘に明け暮れた日々は、ほんと懐かしい。更に、この曲は、聖剣伝説3のビーストキングダムのBGMに繋がっている感じがあるのも好き。

それに、ガウのテーマ曲自体も名曲で、「狂気の父」と再会を果たすイベントなんかもありました。まぁ、あのイベントは、ガウと父の再開というよりかは、パーティーメンバーによるガウのコーディネイトパートが面白いんですが。

なんか、電車男・改・造・計画。みたいな

このように音楽の印象も強いのですが、ガウが好きになったきっかけが、FF6の低レベルプレイです。

このゲームには、魔石ボーナスという仕様がありまして、魔石が揃った後に、いっきにレベルアップをすれば、めちゃくちゃキャラが強くなります。

キャラ育成大好きな私は、もちろん、低レベルプレイにもチャレンジしていて、実はこのプレイのきっかけになったのがFF8の育成の為の低レベルプレイです。

FF6で低レベルプレイをする場合、2通りのパターンにわかれて、ひとつが単純に低レベルプレイを極めたいという競技の為のプレイです。そして、もうひとつが私のようにキャラ育成の為のプレイ。

それぞれのパターンによってガウの起用方法は大きく異なってきて、私の場合は、素早さアップを妥協して、ゾーナシーカーやビスマルクを使って、崩壊前にレベルを上げてしまいます。

FF6では、ゲーム中の各所に、キャラ加入に伴う経験値配分が行われるポイントがあり、うる覚えですが、加入キャラの(脱退含む)レベルが平均化されるような仕様だったと思います。

しかし、ガウのみ、意図的に経験値配分を免れる事が可能で、それが獣ヶ原に飛び込ませた状態に限り、未加入状態を維持できるというものです。

ほんと、この仕様には、かなり助けられて、他キャラを低レベルに保ちながら、ガウのみのレベルを上げて、難易度を大幅に落とす事ができます。

ただ、バニシュ×デスという究極のバグ技があるので、ボスとの戦闘方法にこだわらなければ、終盤まで低レベルを維持するのは面倒ながら簡単です。

しかし、ガウを崩壊前に高レベルにする事により、魔大陸での「魔石のかけらorスロット」を使ったラグナロック・フィーバーにチャレンジする事ができ、崩壊前にミラクルシューズや「一撃の刃」等のレアアイテムを入手可能です。

あと、sfc定番のバグ技ですが、道具欄の一番下にある武器(手裏剣類含む)を装備できるという仕様?も良かったですね。二刀流なので意外に強い。

ストレイキャットのネコキックが異常(爆笑)

低レベルプレイ時にめっちゃウケた記憶があるんですが、ガウのネコキックが異常な強さです。4倍の物理ダメージだったかと思いますが、二刀流状態もしっかりと受け継ぎます。

他にも序盤から事実上のサンダガであるアスピランスの100万ボルトを放てたり、崩壊前にもかかわらず、ベヒーモスで真・メテオを放てたりもして、セリスやティナ以上に完成された魔導戦士。

崩壊後も、レオ将軍のお家芸であるショックを用心棒で覚えたり、極めつけがケフカも真っ青のロフレシュメドウ。そもそも、獣ヶ原のレア敵と何度も戦え、経験値が入らないという仕様は素敵すぎます。

「あばれる」は、前作の魔獣使いの「はなつ」のパワーアップVerですが、まさにユーザーが願っていたかたちでのパワーアップでした。FF5の放つは、複数ストックや覚えてしまえれば完璧だった。

まぁ、そうなるとアイアンドレスとドラゴングレイトしか需要がなくなってしまいますが。

2位はストラゴス

この人は、完全に音楽がきっかけで好きになりました。ストラゴスのテーマもとい、ソウル・オブ・サマサ(サマサ村のテーマ)は、めっちゃ好き。勝手に命名(笑)

名曲揃いと名高いFF6の中で一番好きな曲で、私による日本で1番精度の高いゲーム音楽ランキングでも並居る神曲を抑えて、100以内にランクインしています。

ストラゴスのテーマは、本当に表現力の高い曲で、彼の魅力を語るのに十分なものがありました。

サマサの村というのは、確か、魔大戦の後に、散り散りになった魔導師たちが集まって作った集落が基礎だったと思います。私の脳内では、魔導師狩りの末、落ち延びた魔導師たちの生き残りが作った村、という事になってます。

ほんと、このバックグラウンドでこの曲を聴くと、何か下っ腹に響くものがあるといいますか、迫害によって擦れてしまった魔導師たちの心が表現されているようであります。

しかも、サントラでは、モグのテーマの次に収録されていて、あの楽しげでコミカルな曲の後に、この曲がくる起伏はヤバく、ゾーンに入りそうになる(笑)。そして、そこから忌まわしき歴史を知らない現代っ子のリルムのテーマに繋がるのが最高。

時は流れ、歴史は風化する、という感じで、優しい曲なんだけど、何か虚無感のようなものも感じますよね。FF6のサントラは、1曲1曲の完成度も高いけど、アルバム本来の意義である連作としての魅力も凄まじい。

ストラゴスは、FF6の中でも、後の方に仲間になり、それほど制作陣に推されているという演出もありません。しかし、若くて血気盛んな頃の彼も見てみたい感じになる魅力的なキャラです。

想像力が刺激されるという部分が評価ポイントで、そういえば、ストラゴスのテーマは、FF4のミシディアのBGMの派生という感じもする。

3位はセリス

セリスは、崩壊後の演出が良すぎて好き。これも音楽の良さが勝ったタイプなんですけど崩壊後は、死海(絶望)、あの日から…(無、虚無感)、仲間を求めて(希望)という感じにBGMが変化していきます。

この3曲は、崩壊後のセリスの心境を語る為に用意したといっても過言ではなく、本当によく表現されています。

特に、世界崩壊直後の絶望が過ぎ去り、心にぽっかりと穴が空いたような虚無感を表現する「あの日から…」がレクイエム的な癒しを備えていて、めっちゃ好きです。

あと、オペラ座の演出も好きですね。個人的には、セリスの歌パートよりも、ロックたちとオルトロスが舞台に落ちて「大団円」が流れるシーンがめっちゃ好きです。もぅ、「ぶちこわせぇ~~」みたいに叫びたくなる。

FF6をプレイしてて、最もハイテンションになるシーンですね。

4位はマッシュ

大人になっても、やっぱり好きって事は、マッシュは相当、魅力的なキャラなんでしょう。個人的には、ダンカン関連のイベントが好きです。

崩壊後に夢幻闘舞を伝授するイベントで、死んだと思っていた師匠との再会に思わず泣いてしまうマッシュにグッときますね。

その後のお師匠様の台詞もイカしていて「世界が張り裂けようとも私は死なない」みたいなやつだったかな?バルガスのマッシュに対しての嫉妬からもわかるとおり、ダンカンには相当、可愛がられていたんでしょう。

音楽は、マッシュのテーマよりは、霊峰コルツのイメージの方が強い。霊峰コルツは、山系BGMでは屈指の完成度で、これに勝てるのは「ごきんじょ冒険隊」の裏山くらしかないでしょうね。

霊験あらたかなコルツにて、修行に打ち込む若き日の二人(バルガス、マッシュ)なんてイベントも面白そう。

5位はリルム

これはストラゴス繋がりとかではなく、単純に可愛らしいからです。私は可愛らしいキャラは基本的に好きなんで、アークザラッドのちょこや、ドラクエ11のベロニカ、FF4のパロポロ姉妹などなど、そんな感じでリルムも好き。

エドガーのナンパをさらっとかわして、他人の色恋沙汰に口を挟むという、王道設定ですよね。エドガー「さすがに犯罪か…」

6位はカイエン

隠れ強キャラ。魔石ボーナスを使って、最大限に強くすると、必殺剣がめっちゃ強くなる。テーマ曲も和を重んじたメロディで、FFシリーズで、ココまで和を前面に出した曲って、カイエンのテーマが初めてじゃないですかね?

ただし、日本人の侍に対するイメージと、前作の侍のジョブを考えると、割と期待外れだった、というプレーヤーは多いかも。比べられるキャラも、マッシュとシャドウという即戦力の初心者向けキャラなので、余計にそう感じるのかも。

崩壊後のゾゾ山での加入に、「なんだ、カイエンかよっ」という罵声を浴びせるプレーヤーも多数(笑)。ただ、伝書鳩イベントだったり、語尾が「ござる」だったり、機械が苦手だったりと、意外にキャラが立ってるんですよね。

7位はケフカ

ある意味ケフカって、ドラゴンボールのフリーザに対する挑戦だったのではないでしょうか?私の中で、絶対悪と言えば、ドラゴンボールのフリーザ、幻想水滸伝2のルカ・ブライトを挙げます。

ケフカも悪っちゃ悪なんですけど、絶対悪、完全悪である上のお二人に比べると、純粋悪ってイメージが強い。まぁ、ドラゴンボールでいったら、ふとっちょ界王神が抜かれた、元祖魔人ブウって感じです。

気狂いピエロという人物設定は良いんですが、何せFF史上、最弱のラスボスのレッテルを貼られるような奴なんで、恐怖感を演出するってのが無理なんですよね。此度の光の戦士は強すぎた(笑)

もう、出てるのかもしれませんが、この人に関しては、幼い頃に母親に捨てられてみたいな、余計なバックグラウンドは付けない方がいいと思いますね。

それと、ケフカなんかは、PS4リメイクでグラフィックにこだわれば、かなり恐怖感を演出できるかもしれませんね。ディシディアなんかでは、どうなんだろう?

テーマ曲ですが、魔導士ケフカは、めちゃくちゃイカしてます。度を超えた強化により、精神に異常をきたした、魔導戦士の成れの果て。この人物像が見事に表現されてますね。

それと、ケフカってちょっとおふざけキャラが入っていますが、音楽の中にも、遊び心が垣間見えて、ほんとよく表現してます。私はクロノトリガーの王国裁判は、この曲あってのBGMだと思ってる。

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あとがき

FF6の好きなキャラを振り返ってみると、FF6と音楽は切っても切り離せない事がわかります。FF6の音楽の凄さは、様々なゲーム音楽を知れば知るほど理解が深まります。

普通、ゲーム音楽というのは、作者の癖やゲーム機の癖など、名曲と言えども、特定の方向性に向かっている事が多いです。

しかし、FF6の音楽は、裾野が広いと申したように、より多面的に曲の完成度を突き詰めています。並の制作陣なら、どっちつかずの音楽になってしまっていた事でしょう。

sfcというレトロゲーム時代に、音の癖を消した上で、ここまで名曲を揃えられるのはヤバい。