ランサーズ 選ばれない理由を知ろう WebライターとSEO

ランサーズのタスクに慣れてくるとプロジェクト形式で仕事を受けたいという気持ちが芽生えてきます。しかし、プロジェクトはタスクとは違い、ランサーが仕事を選ぶだけでは始まりません。

仕事を始めるにはクライアントに選んでもらう必要性があって、中には何度提案しても一向に選んでもらえる気がしないという人もいるかもしれません。

そんな状況を打開するために覚えておきたいのがSEOで、これが私の重要視するSEOを利用したライティングとなっています。

スポンサーリンク

ランサーが覚えておきたいSEOの仕組み

まずSEOについてですが、これはWebコンテンツの集客力を高めるための手法のひとつで、検索エンジンからコンテンツへの流入をより多くするために、検索エンジンからの評価を意識したコンテンツ作りを行うものです。

ランサーズでのライティングもSEOに深く関係しているので、それを念頭に置いた上で読み進めて行ってください。

クライアントは何のために依頼するのか?

ランサーズで仕事の検索をしてみると様々な文章作成依頼を確認できますが、それらの仕事を依頼しているクライアントはSEO対策をするのが目的です。

サテライトサイトの存在を知る

クライアントの目的の他に、もうひとつ知っておきたい事実があって、それがサテライトサイトというものです。これはSEO用語としてよく使われる言葉で、特定のコンテンツの検索順位を上げるために、多数のサポートサイトを作る行為です。

SEO対策について少しでも調べたことのある人ならご存知かと思われますが、検索エンジンはコンテンツの質を見極める要素のひとつとして被リンク数を見ています。

この被リンク数を確保するためにサテライトサイトが必要になってくるのですが、機械的な文字の羅列で大量生産したサイトの場合は、検索エンジンに見抜かれペナルティを課せられることもあります。

これを防ぐためにより自然なかたちの文章が必要になり、その文章こそがクライアントがランサーに求めるものなのです。

このサテライトサイトの作成は多くの人達が競うように取り組んでる部分で、数多くの需要が発生するため、そこに上手く入り込むことができるかがライターとしてのターニングポイントです。

Webライティングとライターを混同しない

SEOやサテライトサイトを知ったところで、再確認しておきたい事項があります。それがWebライティングの現実を知ることです。

ランサーズでライティングしているみなさんには、そこに至るまでの様々な経緯があるかと思われますが、ライターと聞いて、雑誌や新聞に気になる記事を書く人、企業の不正を暴いて世に貢献する人などなど注目度の高い仕事というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。

しかし、それらのライターとWebライティングを混同してはならず、Webライティング=SEO対策要員と考えるのが無難です。

基本的に私達が副業や何気なくで始めてみたWebライティングの行き着く場所はココでここから先に進めるのはWebライターの中でもほんの一握りの人達でしょう。これはWebライティングをする上でしっかりと頭に入れておきたい事実です。

サテライトサイトを最も必要とするのは?

WebライティングにはSEOやサテライトサイトが深く関係することがわかりましたが、次に考えたいのが一体誰がそのサテライトサイトを最も必要としているのかについてです。

結論を言ってしまうと、サテライトサイトを最も必要としているはSEO業者という人達で、上で説明したようなSEO対策をサービスとして提供している人達です。

ランサーズのクライアントにも数多く存在していて、このSEO業者はランサーにとってメリットが満載のクライアントでもあります。

大きなメリットとしては、大量の記事を必要としているので、一度依頼を受けて気に入られれば、継続的かつ大量に依頼を受けることができます。

私はWebライターが安定した収入を得るためにまずすべきことは、SEO業者との間にパイプを作ることだと思っていて、いくつかの業者とパイプを作れれば、当面の生活は安定するでしょう。

そして、目先の安定を確保した後に色々な意味でのステップアップを目指せば良いのです。

スポンサーリンク

クライアントに選ばれるためには

SEO対策を理解したところで、今度はクライアントに選ばれる方法を考えてみましょう。ここでは、納期を守るやメッセージのレスポンスが早いといった基本的な部分は省きます。

サテライトサイトの基準を満たせるライティング

SEO業者が大量のサテライトサイトを求めていることを理解していただけたかと思いますが、このサテライトサイト用の記事作成は、ライティング業界では大きな需要になっています。

この需要を利用できればランサーとして大きなアドバンテージになることは間違いありません。そこで重要になってくるのがあなたがサテライトサイトに使う文章を書けるか?という部分です。以下にポイントをまとめてみましたので参考にしてみてください。

求められる文章力

サテライトサイト作成に必要になってくる文章のレベルですが、SEOという概念は基本的に海外から輸入されたものなので、日本語力という意味においてはそれほど高いレベルのものが求められるわけではありません。

日本語力よりも癖のない文章が書けるかが重要になってきて、『ですます調』を基本に一般社会で通用するレベルの文章を作成できれば問題ないでしょう。

仕事量の多さは重要視される

SEO会社に作業を依頼されることを前提とした場合、仕事量の多さは非常に重要になってきます。この手の会社は常時、大量の文章を必要としていますので、突発的な依頼に柔軟に対応できる仕事量を持ったライターは重宝される傾向にあるのです。

また、中小零細企業レベルのSEO会社にとって、安定した仕事量を提供してくれるライターの確保は、皆さんが思っている以上に難しいようで、一定量以上の文章作成を長期間に渡って行ってくれるライターこそがSEO会社の求めている人材ということになります。

文章の類似に要注意

Webライターの仕事は基本的にWeb上の参考資料を利用して文章作成をするというものです。その性質上、多少の類似は仕方がないことなのですが、過度な類似はクライアントにとって大きな不利益をもたらす行為なので十分に注意しましょう。

特にSEO対策のための文章作成で文章の類似が一定レベルを超えてしまうと、検索エンジンにペナルティを受けてしまう可能性があって、これではまるで本末転倒です。

お金をかけてわざわざペナルティを食らってしまうわけですから、SEO会社はこの部分に非常に神経質になっております。最悪の場合は損害賠償を請求される可能性もありますので、一定レベル以下の類似に留めるライティングを身につけていく必要があります。

文章類似の許容範囲について

文章類似の許容範囲はしっかりとした会社の場合は具体的にパーセンテージで指定してくれることが多く、これはそれぞれの会社が利用しているコピーチェックツールを使って判断します。

ツールでのチェックに加えて、チェッカーによる目視が行われ、それらの総合的な判断でその文章がコピーなのか、オリジナルなのかを判断するのです。

文章のコピーの問題は非常に微妙な部分で、ある意味で現在ネット出回っている文章は全てがコピーコンテンツ、逆にオリジナルコンテンツともいえるでしょう。

私がライティングをしてきた経験から、良心的なクライアントであれば40~60%の部分に許容範囲を設定している感じで、このレベルの許容範囲の場合は意図的にコピーをしないのならば、非常にスムーズな文章作成を行っていけるでしょう。

逆に10~20%のような厳しい基準が設けられている場合は、日本語という限られた言語の中での10~20%なわけですから、仕事を継続すればするほどライターの負担となってのしかかってくるでしょう。

しかし、文章の類似の問題は単純にパーセンテージだけでははかれない部分も多く、使っているツールの癖にもよりますし、文章の連続性の問題、チェッカーの判断力などなど複数の要素が絡み合ってきますので、パーセンテージはあくまでも基準にすぎません。

最も重要なのは需要の見極め

さて、SEOを絡めてクライアントに選ばれる方法を考えてきたわけですが、この項目を通じて読者の皆さんに一番伝えたかったのは、選ばれるために重要なのが需要を見極めるということです。

需要の大きな部分に切り込んでいけば、さほど努力をしなくとも仕事を得ることは可能です。その需要こそがWebライティングの分野で一番大きな需要であるSEO対策用の文章作成なのです。

どんなに素晴らしい仕事をできる人材であっても、その価値を見出せる場所で仕事をしなければ、その才能が発揮されることはありません。

私が頻繁に利用しているランサーズをはじめとしたクラウドソーシングのメルマガに、選ばれるライターになるためには!!というようなコンテンツが掲載されることがあります。

ほとんどの場合は、納期を守る、自己アピールの工夫、文章力の向上といった内容なのですが、単純に継続的な仕事を得るのに最も重要だと私が感じているのが、上で紹介したSEOに乗じた文章作成ができるか?という部分です。

納期を守る、文章力を向上させるなどは、需要の大きな部分に切り込んでいった後にすることだと思っております。

つまり、最初の分岐点を見誤ると、文章量を向上させようが、納期を守ろうが後の祭りで、効率的に稼げるライターに大きな差をつけられてのスタートとなるでしょう。