Webライター おすすめジャンル スピードライティング

今回は実技編で、私のライティングを支えているスピードライティングについてです。スピードライティングの核となるのがタイピング、ボーダーライティング、検索技能の3つのポイントで、とにかく効率を突き詰めたライティングとなります。

私がこのようなライティングをしている理由は、Webライティングを生業にしている一般的なライターさんがたどり着くであろう、SEO用コンテンツの量産を効率的に行っていくためです。

このスピードライティングが一定レベル以上かつ前回までに紹介したクライアント選定スキルがあれば、2016年現在のクラウドソーシング界の状況から考えて、月に30万、50万といった収入を稼ぎ出すことも不可能ではないと思っております。

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執筆ジャンル選定のあれこれ

優れた料理人は良いネタを仕入れることに注力しますが、ライターも執筆ジャンルにはこだわるべきです。ことスピードライティングにおいては、執筆ジャンルやタイトルを決めた段階で、効率的な仕事ができるかがある程度決まってしまいます。

ジャンルの選り好みはしない

基本事項としてスピードライティングを目指すならジャンルの選り好みをしてはなりません。サテライトサイト用の記事作成ということで、1文字0.2~0.4円程度の単価帯で記事を量産していくわけですが、目指すはオールラウンダーです。

しかし、これは全ての記事にまんべんなく取り組むという意味ではなく、あくまで効率的なジャンルの記事作成を選り好みしないという意味となります。

効率の良いジャンル

次にスピードライティングをする上で、効率の良いジャンル、効率の悪いジャンルとはどんなものなのかを説明していきますが、効率の良いジャンルの代表格が美容系です。

主にジャンルの良し悪しは、効率、トレンド、需要などによって判断するのですが、美容ジャンルは表面的な美しさにばかりこだわる薄っぺらい先進国の人達を相手に大きな商売のできるジャンルなのでアフィリエイトも盛んです。

その時々のトレンドも確実にあって、○○ダイエットブーム、○○脱毛など、どこかしらで流行が発生しているので、ライティングをする側からすればネタが尽きないという大きな魅力があります。

かなり選択肢の豊富なジャンルですが、AGA、美容脱毛、美容整形など各選択肢の需要も大きくなっておりますので、スピードライティングを行う上でこのジャンルを扱えないのは致命的といっても過言ではありません。

また、美容ジャンルは効率という意味でも優秀で、このジャンルのライティングで求められるのは広く浅い知識です。

ポータルサイトなどで美容系の記事をご覧になるかと思われますが、それらを書いているのは大多数が素人に毛が生えた程度の知識しか持たないライターになり、一部が脱毛サロン、エステ、歯科助手などなどで業界をある程度かじった自称中級者。

さらにごくごく一部として専門的な知識を持つプロフェッショナルが書いているという程度なので、コツを知っていれば誰でも記事を量産して稼げるジャンルということになります。

効率の悪いジャンル

続いて効率の悪いジャンルですが、専門的な知識を必要とするジャンルは要注意です。わかりやすい例としては法律関係で、主に弁護士事務所のホームページなどを紹介するアフィリエイトに必要になってくる記事となります。

特に法的な知識を文章中で解説するようなライティングは、調べる項目が多くなりがちなので、非常に手間がかかります。

同様に特定の疾病やその治療法などを解説するライティングもあまりおすすめではなく、専門知識が必要ですし、タイピング慣れしていない専門用語が多数出現するジャンルなので、こちらも手間がかかかります。

そもそも法関連や医療関連の専門的な知識を持っている場合は、その知識をたかだか1文字0.2~0.4円程度で安売りすること自体が非効率で、その知識が本物ならば仕事をする場所次第で1文字2円、4円といったお仕事も可能なはずです。

また、商品紹介も意外な落とし穴のあるジャンルで、紹介する商品がメジャーなものならばいくらでも情報を得られますが、ほとんどの人が知らないマイナー商品を紹介するような場合は、検索エンジンを活用してもほとんどこれといった情報が見つからないようなこともあります。

そのため、商品紹介系の記事に取り組むのならば予め、Web検索でどの程度の情報を収集可能か考えておくとよいでしょう。

料金比較もネットではメジャーなコンテンツですが、個人的にこのジャンルもあまりおすすめしません。比較という行為は、最低でも2つ以上の物事について知っている必要があり場合によっては5つの商品を比較した記事作成という仕事もあるかもしれません。

これは検索作業が煩雑になる傾向がありますので、1文字0.2~0.4円程度の単価で請け負う仕事ではないと思っています。最近のトレンドでいえばスマホの格安SIMの比較などが考えられるでしょう。

これは個人的な意見なのですが、地域紹介系の記事も効率を考えた場合取り組みにくい記事です。

自分の住んでいる地域ならまだしも、見ず知らずの土地の特色を紹介するといった記事は、簡単なようで手間がかかるライティングになりがちで、経験値による文章の付け足しも予想以上に難しくなっております。

このジャンルの記事を作成した後に見返してみると、それぞれ独立した内容が詰め込まれている、無駄のない記事になることが多く、これはクライアント側から見ると良いことなのですが、スピードライティングの観点からは非効率となります。

非効率の中に効率を見つける

さて、スピードライティングにおける効率の良いジャンルと悪いジャンルの解説を行ってきたわけですが、効率の良いジャンルだからといって何も考えずに取り組む、効率の悪いジャンルだからといって全て切り捨てる、というのは少々もったいないです。

非効率の中に効率を見つけることも可能で、今回は上で挙げた効率の悪いジャンルを例に出して紹介してみます。

上で法関連のライティングは非効率だと申しましたが、これはあくまで専門的な法知識を必要としたライティングであって、過払い、離婚相談など弁護士事務所が取り扱う商品の中にも、簡易的な知識のみでライティングが可能なものもあります。

過払いについては貸金業法、取り立て、時効、円満解決、体験談、弁護士事務所紹介、弁護士比較などターゲットにされやすいキーワードが決まっております。

離婚相談は豆知識系が豊富かつライターそれぞれの主観が比較的容認されやすい部分で、『円満解決に向けての取り組み』などのキーワードに自分の主観や経験値(これまでのライティングで得た知識)を適度に加えることで文章の付け足しが可能です。

スピードライティングでは、ネットで調べた知識に、どれだけ自分の知識を付け足せるかによって効率が大幅に変わってくるので、その意味で離婚相談などのジャンルは非常に取り組みやすいジャンルになるはずです。

次に料金比較ですが、この手のコンテンツを扱っているブログなどを閲覧してみると、メインとなる料金比較の記事の他に豆知識系の記事がちらほら見受けられます。

この豆知識系の記事作成は意外におすすめで、豆知識+主観や経験値を2:1もしくは3:1程度で作成してあげると効率的です。

このように非効率の中にも効率が隠れていることがありますので、仕事を受ける前にしっかりと、どの程度の作業量で取り組める仕事なのかを見極めましょう。

主観と経験値

上の項目で主観と経験値という言葉が出てきましたが、スピードライティングでは主観と経験値の入り込める余地が大きいジャンルほど有利になります。

主観の入り込めるライティングというのは、自分の考えをどれだけ文章中に盛り込めるか?という部分で、主観の入り込める余地を大いに残すジャンルとして恋愛系があります。

恋愛系ジャンルは、『彼に好かれる方法』『恋愛失敗談』『男を呼び込む思考回路』などなど正解が曖昧なジャンルでもあって、定められた法に基づいて判断が下される法関連のジャンルに比べると圧倒的に主観が入り込める余地が残されております。

そのため、自分の考え、これまでの経験などに基づいてのライティングが可能で、ひとつひとつ検索エンジンを駆使しながら行うライティングに比べると圧倒的に効率的なのです。

このようなことから自分の考えが自分の中でしっかりと確立されている人間はライター向きの性格なのかもしれません。

続いて、経験値の入り込めるジャンルについてですが、このようなジャンルは継続して作業をすればするほど効率が極まってくる傾向があり、顕著なのが美容系です。

特に美容整形、美容脱毛、AGA、ワキガ(臭い系)といったジャンルは600文字程度ならばちょっとした知識で書けてしまうことも多く、私の場合大抵1回の検索で情報収集は終了することが多いです。

そして、このジャンルは知識の積立てが可能なジャンルで、ある程度の経験値があれば、その知識を活かして検索を必要としないこともあります。

知識の引き出しが多くなってくるとかなり効率的で、私の最も得意とするスピードライティングが何を隠そうこの美容系なのです。

アダルト系は意外におすすめ!?

アダルト系のジャンルは人によって好き嫌いの激しい部分ですが、スピードライティングの観点からすれば、ぜひ取り組むべきです。その理由が、単純に単価が高いことと、主観や経験値が入り込める予知が大きいという点です。

夜な夜な世の殿方たちがお楽しみになられるお店を紹介したり、その手のお店で働くお嬢の心得といった記事が多いのですが、お嬢の心得の部分はまさに正解のない主観だらけの記事となります。

また、やはり好き嫌いの分かれるジャンルということで、競合相手が少ないことも多く、ランサーズで提案してみると高単価ながらすんなりとお仕事をさせてもらえることも多いです。

ただし、注意しなければならない部分もあって、それはディープでマニアックなジャンルに取り組む際です。

一度かなりマニアックなジャンルの執筆を高単価で請け負ったことがあるのですが、私自身性癖はノーマル(笑)な方なので、お金のためとはいえ流石に無理があり、『何やってんだアタシ…』状態になってしまいました。

餅は餅屋という言葉があるように、やはりその手のディープな話題はスペシャリストに任せるべきなので、あまり背伸びなさらないように

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検索技能の向上

スピードライティングと切り離せない存在なのが、こちらの検索技能です。検索からライティングへのスムーズな流れを作り出すことがスピードライティングへの早道になりますので、ぜひ検索技能の向上を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめサイトはネタの宝庫

昨今、思考の浅い現代人にそぐわない『まとめサイト』なるものが繁栄しており、『務所えもん』と『鼻ゆき』がこれを現代におけるクリエイティビティなどとふざけた奇弁を発していることに危機感を覚えたりしました。

思考の浅い現代人が作成したまとめサイトなど、知識という意味ではあまり役立ちませんが、スピードライティングにおいては、大いに役立ちます。

特に美容系記事作成の情報源としておすすめで、この手のサイトには膨大な数の個人の主観が入り込んだ記事が眠っていて、それらを片っ端からリライトしていくことで、とりあえずネタに困るということはありません。

ランディングページを探せ

みなさんはランディングページというものをご存知でしょうか?ポイントサイト畑の私は、情報商材系の商品を紹介する怪しいランディングページを腐るほど見てきました。

特定商品を紹介した縦長のページであることが多いのですが、よくよく確認してみると嘘か真か、対象商品について適度にまとめられたページであることがわかります。

このため、特定の商品を紹介するようなライティングを行う場合には、このランディングページが非常に役立って、ページの上から順番にリライトしていくことによって、かなりの数の記事作成ができるはずです。

先日、美容系サービスの記事作成を請け負ったのですが、そのサービスを紹介したランディングページ検索して、発見したページをリライトするかたちで効率的な作業をすることができました。

サプリメントなどについては、ほとんどの場合このランディングページがどこかに存在するので探してみるのもよいでしょう。

サテライトサイトを探す

一般的なWebライターが行うライティングは、ほとんどの場合がサテライトサイト用のコンテンツを作るためと説明しましたが、このサテライトサイトもスピードライティングには役立ちます。

サテライトサイトを探し出すことによるメリットは、ひとつがクライアントが求めている記事のレベルを知れること、ネタの確保です。

記事のレベルの部分は、同じクライアントが過去に依頼したサテライトサイトをピンポイントに探し出す必要がありますが、後者は同ジャンルのサテライトサイトであれば情報収集に使えてしまいます。

このサテライトサイトなのですが、探し方にコツがあって、とりあえずはクライアントに記事を納品してしばらく待ってください。しばらくした後に自分の書いた記事から、ある程度の文章を抜き出して検索エンジンで検索します。

クライアントによっては全くそのままネット上に掲載していることもありますし、多少の手直しがされている場合もあります。そのため、何カ所かの文章を検索することでヒット確率を高めることができます。

そして、運良くサテライトサイトが見つかったらフッターに注目してみてください。そこにサテライトサイトを作成したSEO関連サービスの名前が見受けられることもあります。

さらに、サテライトサイトは特定のWebコンテンツの順位を高めるためのものなので、必ずどこかに発リンクがあります。

発リンクを見つけたら、ページソースからリンクタグをキーワードごと抜き出してコピーし、上で見つけたSEOサービスの名称と&検索をする要領で、検索エンジンに入力してやると、そのクライアントが過去に依頼して作成してもらったサテライトサイトが出てくる場合があります。

サテライトサイトのリンクタグは特定のワードを決めて複数のコンテンツに流用していることも多いので、そのタグを検索に利用することで検索対象を大幅に絞ることが可能なのです。

デュアルモニター環境を整える

これはわかりやすく説明すると複数台のモニターを使える環境を構築するという意味です。2台のモニターを併用するだけでもライティングの効率はかなり高まります。

最近のパソコンは1台のパソコンに複数のモニターを接続できる場合が多いですが、欲を言えば2台のパソコンで2台のモニターを利用するのがおすすめです。

1台のパソコンで複数のモニターを扱う場合はカーソル移動に割かれる時間が多くなりがちで、2台ならば1台が検索用もう1台を文字カウンタ(文章作成用)と使い分けることができます。