ティアリングサーガのキャラ「サン」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。シルヴァ、バルバロッサの親子三代の詳細。
サンの人物像
カナンの黒騎士。元アーレス黒騎士団隊長のシルヴァを母に持つ。母方の祖父はカナンの盾の異名を取るバルバロッサ。
ブラードのレオンハートに預けられた際に、後に相棒となるサリアの天馬騎士フラウと出会う。オープス討伐を機に、ホームズ隊に同行する事になる。
エンディングでは、副隊長に任命されたミンツと共に新生アーレス黒騎士団の一員になったようだ。
シルヴァの人物像
父はカナンの将軍バルバロッサ。かつて大陸で名を馳せたアーレス黒騎士団の隊長。アーレス亡き後は、騎士団が解散され、団員は各地に散り散りとなった。シルヴァは、旧知の仲であるレオンハートを頼りサリアに亡命する。
カナン王国でひましに強くなるガーゼル勢力により元黒騎士団のメンバーは弾圧され、中には島流しあった者もいた。
反撃の機会をうかがっていた時、カナンのセネト王子が祖国解放を誓いエリアル傭兵軍を旗揚げする。シルヴァも祖国解放とゾーアの流刑地に送られた仲間たちを助けるために参戦する。
セネト率いるエリアル傭兵軍は、怒涛の勢いでカナン北部を勢力下に治める。ついにはカナン王城を奪回し、流刑地送りにされた元黒騎士団のメンバーも解放される。
その後は、セオドラ率いるジュリアス竜騎士団と共に、自由カナン軍の主力として双璧をなす。こうして新たなカナンの剣と盾が誕生した。
シルヴァは14歳の時に、22年前に起こったレダ解放戦争に参加している。当時、サリア第三王子であるフェルムという恋人がいたが、戦中に死亡する。また、フェルムがサンの父親なのかは明らかにされていない。
サンいわく本来は優しい性格らしいが、アーレス王子の死後、若くして騎士団を任されたためか、自分にも他人にも厳しい性格である。
バルバロッサの人物像
偉大なるカナンの軍人として知られ、「カナンの盾」の名声は国中に轟く。元アーレス黒騎士団隊長のシルヴァは娘。
シルヴァはサンの母親なので、バルバロッサにとって孫にあたるが、その存在を知っているかは不明。というのも、バルカ王子の愛娘であるエストファーネを溺愛しており、バルト要塞での自爆の際には、その花嫁姿を見れないのが唯一の心残りと語っている。
そんな孫煩悩なバル爺が実の孫を想わないはずはないので、おそらく、シルヴァにサンの存在を知らされていないのだろう。
また、「カナンの剣」の異名を取るエルンストは、バルバロッサと双璧をなす存在。
両将軍は、22年前のレダ解放戦争にも参戦しており、バルバロッサは将軍。エルンストはカナンの聖騎士。この時バルバロッサは36歳なので、本作では58歳前後となる。
バルト戦役の際には、天然の要塞と呼ばれるバルト要塞にて、ロファール率いるウエルト軍やマール軍と交戦。ロファールは、この時に瀕死の重傷を負い、マーロン伯の長男は戦死する。
バルト要塞には、バルト戦役の時にバルバロッサに助けられたマール軍の元兵士が生活していたりもする。さらに、要塞にある酒場は、バルバロッサが私財を投じて建てたものらしい。
ユトナ同盟軍との戦いで兵力を消耗したところをリュナン軍に攻め込まれ、敗北を悟ったバルバロッサは、要塞としての機能を渡すまいと自爆した…。
その際には、多くの兵士が脱出を拒み、バルバロッサと共に名誉ある死を選ぼうとする。
サンの能力
肩書(二つ名) | カナンの騎士/伝説の黒騎士 | |
---|---|---|
武器 | ルークナイト(騎乗) | 剣/槍 |
ルークナイト(徒歩) | 剣 | |
ブラックナイト(騎乗) | 剣/槍 | |
ブラックナイト(徒歩) | 剣 | |
兵種 | ルークナイト(騎乗) | 騎馬 |
ルークナイト(徒歩) | 歩兵 | |
ブラックナイト(騎乗) | 騎馬 | |
ブラックナイト(徒歩) | 歩兵 | |
Lv上限 | ルークナイト | 20 |
ブラックナイト | 40 | |
クラスチェンジアイテム | ナイトの証 | |
加入方法 | マップ15でフラウがサンと会話すると仲間になるorマップ15クリア後に仲間になる | |
初期装備 | 短剣、細身の槍 | |
専用装備 | なし | |
地形系スキル | 森の戦士/草原の戦士/山の戦士/海の戦士/辺境の戦士 |
成長率と能力上限
Str | Skl | Agi | Def | Mag | Luk | Wlv | MHP | Mv | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
成長率 | 30% | 55% | 35% | 24% | 20% | 25% | 40% | 55% | 0% |
初期能力(Lv2) | 6 | 5 | 7 | 4 | 0 | 5 | 3 | 20 | 7(初期) |
クラスチェンジ (ブラックナイト) | +3 | +4 | +4 | +4 | 0 | 0 | +3 | +4 | +1 |
ルークナイト騎乗(上限) | 19 | 18 | 18 | 18 | 15 | 30 | 16 | 60 | 7(初期) |
ルークナイト徒歩(上限) | 18 | 17 | 17 | 17 | 15 | 30 | 16 | 60 | 4(初期) |
ブラックナイト騎乗(上限) | 22 | 22 | 22 | 22 | 15 | 30 | 19 | 60 | 8(初期) |
ブラックナイト徒歩(上限) | 20 | 20 | 20 | 20 | 15 | 30 | 19 | 60 | 5(初期) |
覚えるスキル
初期 | 再移動 |
---|---|
Lv5 | 素質 |
Lv23 | 風水の技 |
Lv40 | 見切の技 |
クラスチェンジ | 突撃 |
支援効果
キャラ | 与える | 受ける | 条件 |
---|---|---|---|
サン | 10% | 10% |
地形移動コスト
クラス | 平 地 | 道 | 洞 窟 | 床 | 塔 | 森 | 川 | 浅 瀬 | 山 | 崖 | 荒 地 | 海/湖 | 砂 地 | 沼 | 城 壁 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルークナイト(騎乗) | 1 | 1 | – | – | – | 3 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
ルークナイト(徒歩) | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | – | 2 | – | – | 2 | – | 2 | 3 | – |
ブラックナイト(騎乗) | 1 | 1 | – | – | – | 3 | – | 3 | – | – | 4 | – | 4 | 5 | – |
ブラックナイト(徒歩) | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | – | 2 | – | – | 2 | – | 2 | 3 | – |
想定地形撃破数
※1 ()内はシナリオナンバー
※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています
※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外
城砦 | 城内 | 平地 | 草原 | 森林 | 山岳 | 辺境 | 海川 | 闘技場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★(リグリア砦) | ★(モースの塔) | ★(30or34) | ★(エリアル洞窟) | ★(イスラ沼) | ★(リグリア砦) |
通常攻略評価
祖父はカナンの盾バルバロッサ。母はアーレス黒騎士団隊長と恵まれた系譜。その血統に恥じない成長率を誇り、Sklにおいては圧巻の55%だ。
その他の成長率もバランスよく高く、クラスチェンジ時の能力上昇もナロンに次ぐ成長力。
レベル5で素質を覚えるので、レベルアップも早く、取りあえず使っておけば主力になってくれる。また、加入タイミングがメーメル洞窟直前なので、簡単にレベル上げできるのも嬉しい。
スムーズなレベル上げをするため、事前にブラードで破邪を習得させておくのもよいかもしれない。
ある程度、成長してからは、ブラックナイトの十八番である突撃で、高い決定力を発揮してくれるだろう。唯一の支援効果がフラウとの間に発生し、効果も強力だが、サンの強さを考えれば、無理してまで発生させる必要はない。
対戦評価
通常攻略では活躍してくれるが、対戦では非常に微妙なポジションのキャラ。スタメン12枠に残れるかギリギリの性能で、実質フラウとのセット運用が確定しているのも起用の難しさに拍車をかける。
ただし、支援効果がサン&フラウで完結するキャラのため、コンパクトと言えばコンパクトだ。そのため、いずれかのタイミングで使いたいという場面が出てくるかもしれない。
サンのライバルになってくるのは、レネやリーリエ、メルなどのサポート特化型キャラ。さらに、ゼノ(ユニ)、リュナン(カリスマ)などの支援効果用のキャラだ。
なので、支援役を増やすより、純粋な戦力を増やした方が役立つと思われる場面では、サンやフラウに軍配が上がるのではないだろうか?
しかし、その場合でも、エステル&ラフィン、ヴェガ&シゲン、シゲン&クリシーヌなどライバルは多い。
また、「☆サリアの槍」を勝ち取れない事により、「ルナの剣」、マスターソードorマスタースピア、ピラム、ジャベリンなど何の工夫ない装備セットになってしまいガチなのも厳しい。
サンの対戦に向けた育成方針
「草原の戦士」との相性
ブラックナイトというクラスを考えれば、草原マップとの相性は悪くない。しかし、弓装備で再移動可能なメンバーと比べると、サンの方がやや劣ってしまうか?
また、「☆サリアの槍」を勝ち取れるほどの性能ではないため、ピラムやジャベリン、「ルナの剣」が基本装備になるだろう。そのため、ヒット&アウェイ戦法を使うキャラの中では、優先度が低くなる。
このように、草原マップでサンを使う機会は少ないと思われるが、ブラックナイトのクラスや相方のフラウの性能を考えれば、万が一のために「草原の戦士」を覚えさせておきたい、という気もする。
「森の戦士」との相性
メリエルを森林マップで使おうと思っている場合、草原マップ以上にスタメンに残るのは厳しくなる。
メリエルのサポートとしてリシュエルが採用される可能性が高いし、そのリシュエルのサポートとして、マーテルが採用される。
そのため、相方のフラウが選ばれる可能性が低くなり、サンの性能が十分に活かせない。また、エリシャ、メリエル、ロファールなど、森林の地形撃破数を稼いでいるキャラも多いため、太刀打ちできない可能性もある。
さらに、草原マップに比べると、森の地形に移動を遮られる事も多いため、「草原の戦士」よりも優先度は低いと言えるだろう。
「山の戦士」、「辺境の戦士」との相性
相方のフラウからすれば、山岳と辺境のマップは重要。しかし、サンとの相性はそれほど良くない。それぞれ一方が騎乗不可マップだし、騎乗可能マップの方でも、フラウのように山岳を挟んだヒット&アウェイができるわけではない。
しかし、フラウの起用を考えると、サンもなかば強制出撃なので、習得させても問題ないだろう。山岳と辺境のどちらかを選ぶなら、サンが比較的動きやすいと思われる「ゾーアの谷」がある辺境ではないだろうか。
「海の戦士」との相性
草原マップと同じように海川マップもブラックナイトとの相性は悪くない。しかし、サンでなければならないという決定打に欠けるので、習得させるなら汎用性を高める意味を込めてになるだろう。
海川マップは全部で3つあり、いざサン&フラウを使う事になった場合、「海の戦士」を習得させていないと辛い。
「城の戦士」との相性
サンが活躍できそうなマップは「市街戦」くらいだ。このマップでもヒット&アウェイが有効だと思われるので、弓装備のできる騎兵を差し置いて選ばれるかが問題。
飛兵のフラウですら選ばれるか微妙なところなので、フラウとセットで「城の戦士」を除外してしまう選択肢もある。
剣闘士との相性
サンと剣闘士は、なかなか考察しがいがありそうだ。「見切の技」で相手のスキルを封じられるのは嬉しい。しかし、「連続の技」や「死生の技」を持っていないので、やや物足りない感じもする。
また、突撃に関しても発動機会に恵まれない感じで、「☆シルフィード」を装備したエリシャやメリエルくらいにしか発動を期待できない。もちろん、この場合、手痛い反撃を受けてしまう。
かといって、「ルナの剣」やマスターソードで普通に殴り合うなら、その他大勢と変わらない存在に成り下がってしまう。単純な殴り合いなら、ヴェガやシゲンにも後れを取ってしまうかもしれない。
「☆サリアの槍」を装備できれば勝機はあるが、闘技場にはナロンやロファールという超えられない壁が存在する。