ティアリングサーガ バーツ キャラ紹介と育成方針 トーラス稀代の悪童の息子

ティアリングサーガのキャラ「バーツ」の紹介と育成方針。通常攻略と対戦それぞれの運用方法。各マップの地形撃破数も考察。対戦では補欠要員だがダロス、ラン、レオンハート(ライゼル)との不思議な関係が妙な哀愁を呼ぶ。

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バーツの人物像

トーラス出身の傭兵ダロスと、その妻の間に生まれた長子。バーツの母親は、バーツが幼少の頃に亡くなっており、義理の母であるランに育てられる。

ダロスとランの関係は、家族を養うためブラードで傭兵をしていたダロスがランに一目惚れし、半ば拉致のような状態で、トーラス村に連れ出したというもの。そのため、正式な婚姻関係を結んでいるかは不明。

また、ダロスは身重のランを連れ出しており、その子供こそがバーツにとって義妹のプラム。プラムが大切に持っている「ランの手鏡」は、本当の父親がランに送った物であり、その父の名は草原の狼レオンハートことライゼル。

ちなみに、プラムは本当の父親が戦争(おそらくレダ解放戦争)で亡くなったと聞かされていた。

ランとレオンハートの出会いは、レダ解放戦争の時で、旅の一座に身売りされ踊り子として過酷な日々を送っていたランをレオンハートが助け出したのがきっかけ。

エンディングでは、プラムがレオンハートに迎えられるルートに進んだ場合、バーツもレオンハートに誘われてサリアに行く事になる。

この時のレオンハートの言葉が「プラムの兄なら俺の息子も同然」。なんともデカい男である。妻のランがさらわれた経緯を考えれば、その息子にとても言える言葉ではない。

そして、ランを失ったレオンハートの心の隙間を見事に埋めた聖女レネ様の聖女っぷりを彷彿とさせるイベント。(ランは天女と評されるほどの絶世の美女)

ちなみに、バーツはこの言葉にいたく感激したようだ。

余談だが、バーツとプラムは幼少の頃より本当の兄妹のように育てられたにしては、相互支援効果が弱い。それも、バーツとプラムが義兄妹になった複雑な経緯が絡んでいるようで、何かバーツに哀愁のようなものが漂う。

父であるダロスもまた、惚れ込んだランに触れる事なく、亡くなってしまう。

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バーツの能力

成長率と能力上限

StrSklAgiDefMagLukWlvMHPMv
成長率30%15%35%18%0%15%15%90%0%
初期能力(Lv3)96105018285(初期)
クラスチェンジ+2+2+2+200+2+3+1
斧戦士(上限)20202118153018605(初期)
ウォーリア(上限)22222320153020606(初期)

覚えるスキル

初期山の戦士
Lv15突撃

支援効果

キャラ与える受ける条件
エンテ8%
プラム6%
5%
5%
5%
初期
マップ14戦闘時にバーツでプラムを救出する
トムス5%

想定地形撃破数

※1 ()内はシナリオナンバー

※2 各シナリオの地形撃破数は理論値より、やや少なく見積もっています

※3 プレーヤーの育成方針により不確定要素が入るマップは除外

城砦城内平地草原森林山岳辺境海川闘技場
★(リグリア砦)★(モースの塔)★(30or34)★(エリアル洞窟)★(イスラ沼)★(リグリア砦)

通常攻略評価

マップ1クリア後のヴェルジェでエゼキエルを選ばなかった場合、リュナン軍初の斧戦士となる。

しかし、バーツがリュナン軍で活躍したという噂は、驚くほど少ない(笑)。これには、いくつかの理由があるだろう。

まず、同時期に加入するライバルがナロンorリーと強力なキャラである事。さらに、同マップでは、あからさまに人気キャラを狙ったであろう旅の女剣士ジュリアが加入する。

そこから、ティアリングサーガがキャラゲーである事を証明するかのように、マーテル、ラケル、ヴェガ、ジークといった、ついつい使いたくなるプレーヤー心をくすぐるキャラが続々加入するのだ。

ジークが加入した段階では、もはやバーツがリュナン軍にいた事など、忘れ去れているのだ。

加えて、バーツが使える強力な斧がないのも使われない理由のひとつ。序盤にプレーヤーの心に残る強力な武器といえば、ルークナイトが装備できる「ピラム」。

斧戦士にも、ガロが最初から持っている「ハチェット」という、それなりの武器はあるが、初期レベルが高い、ガロからバーツに持ち替えさせる意味がない。

それどころか、バーツがトーラス村から持ち出した「ポールアクス」すら、ガロに盗られてしまう始末。

ラケルが装備している「マスターボウ」のように、何らかのイベントで「マスターアクス」もしくは専用装備を序盤から手に入れられれば、バーツはもっと活躍したいに違いない。

中盤以降は、バーツの上位互換(笑)であるエリアルの次期国王サムソンが加入してしまうので、彼はさらに肩身の狭い思いをする。

このような経緯を考えてみると、エンディングでレオンハートに誘われたバーツが涙を浮かべて喜んでいた姿にも納得できる。

対戦評価

エンテの起用が現実的ではない対戦において、重要になってくるのがプラムとの相互支援効果。

プラムは、数多くのキャラから支援効果を受けられる愛されキャラで、リー、ホームズ、レオンハートなどキャラの質も悪くない。

そのため、プラムの回避率底上げのため、バーツを起用する価値はそれなりにある。

しかし、問題になってくるのがバーツ自身の能力で、ティアリングサーガの対戦では、バーツのクラスでもあるウォーリアが著しく不利になっている。

その理由が専用武器の斧の重量で、Agiの上限値こそ高いものの、最も軽いWt6の「手斧」を使ってもsp17。

現実的な武器で考えてみると「シザーアクス(sp13)」、「マスターアクス(sp12)」、「銀の斧(sp15)」など、一線級のメンバーが相手の場合、かなり高い確率で2回攻撃を喰らってしまう。

また、サムソンとは違い「見切の技」を持たないので、「疾風の技」を持つキャラは天敵。「突撃」という魅力的なスキルを覚えるが、それも鈍足が仇になり、お披露目する機会は、ほとんどない。

とはいえ、プラム(プラム)は、相手からすると真っ先に削がなければならない戦力なので、プラムの能力を底上げできる支援効果は魅力的。

ただし、同じ斧使いで比べてみると、ジュリアとのペアで耐久という明確な起用法のあるガロ、ほぼ全ての面でバーツの上位互換であるサムソンがライバル。

そのサムソンですら、専用装備の斧が足を引っ張り微妙な感じなので、せいぜい補欠要員が関の山ではないだろうか?

また、バーツとプラムの支援効果は、ホームズorバーツの2択になり、対戦データづくりでは、ホームズとの間に支援効果を発生させるのがセオリー。

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バーツの対戦に向けた育成方針

地形系スキルはフル習得可能

バーツは、初期習得の「山の戦士」を含む、地形系スキルをフル習得可能。ブラードに到着次第、気にせずスキルを習得させてしまっても問題ない。

MAGプラスが必要

上のデータからもわかるとおり、バーツはMagが全く成長しない。そのため、対戦を想定した場合は、「MAGプラス」が5つ必要になる。

ただし、バーツは対戦での優先度が、かなり低いキャラなので、あえて「MAGプラス」を使わない選択肢もあるだろう。

マップ30orマップ34の平地の地形撃破数を稼がせる?

マップ30ではアークオープスの分裂。マップ34では無限に発生する敵増援を使い、平地の地形撃破数をMAXにできる。

つまり、マップ30とマップ34の出撃数分のキャラの地形撃破数を稼げる。しかし、バーツの対戦での優先順位を考えると、この中に残る事ができるか微妙なところだ。

平地の地形に該当する地形系スキルはなく、スキルでの能力の底上げができないので、キャラの能力がダイレクトに反映されるマップになる。

そう考えると、ロファールやナロン、ヒット&アウェイ系キャラの独壇場になる可能性も高く、平均的な移動力かつ専用武器の斧の関係で鈍足なバーツに出番などないだろう。